2006/09/13

蒼弓さんが何か始めるらしい

カスタムOgg VorbisエンコーダーのaoTuVで有名な蒼弓さんが、Ogg活用研究という名のGoogleグループを立ち上げたそうです。日本語でOgg関係のフォーマット、関連ソフトウェアなどの話題を話し合う場として活用していくようです。まだ立ち上げたばかりなので今後どうなるかわかりませんが日本語でOgg関係を話し合える中心的フォーラムになったら素晴らしい事ですね。

私のような素人は話題を提供できそうにありませんが、マルチメディアコーデックに関心がある学生さんなんかは第一線で活躍されている蒼弓さんと交流を深める良いきっかけになるのではないでしょうか。個人的にOggシリーズには期待しているので、上手く行くことを願っています。

#外部リンク
蒼弓ノート
http://www2.atword.jp/aooa/

Ogg活用研究 | Google グループ
https://groups.google.com/group/oggjapan?hl=ja

スロットダイバシティ

数多いウィルコム愛好家の中でも一番の理論家であろう暇? 人さんが、スロットダイバシティについてのユニークな考察を披露されています。

このスロットダイバシティ、エイビットの新型W-SIMに関する説明図の中でBPSKと並んで個人的に気になっていた機能だったんですよね。ダイバシティと書いてあるから、ダイバシティについての技術なのだろうと思っていたのですが、素人なので全く解らずにいたのです。なるほど、ダイバシティといってもいろいろある訳ですね。

W-SIMもBPSKになるのは有り難いのですが、あの小ささゆえに通常のダイバシティだと意味をなさないと巷では言われていましたからね。これで多少はW-SIMにも音声端末としての光明を見出せたか。他の記事で書こうと思っていたのですが、ついでに書いちゃいます。同じくエイビットの説明図にハーフレートも実装すると書いてあるのですが、これも個人的には大ニュースです。音声機能にBPSKが投入されるという時点で、必然的にハーフレートも投入されるのではないかと言われていたのですが、実際に書かれたのは大きいですね。

とにかく、これでBPSK導入によるウィルコムPHSの音声サービスは飛躍的に進歩するのではないでしょうか? まずはBPSKによる単純な通話エリアの拡大、それに伴う建物内での通話持続性の向上。そして、ハーフレート導入による都心部や繁華街でのピーク時のキャパシティ増大。これは単純に言って約2倍ですから、大きな改善に繋がると思われます。その分、音が悪くなりますけど。

#外部リンク
PHS-MOBILE.COM
http://www.phs-mobile.com/

【WIRELESS JAPAN 2006】エービットブースで“次世代PHS”の姿が見えた! - デジタル - 日経トレンディネット
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/news/20060721/117754/

2006/09/12

VLゴシック

最近話題のVLゴシックを導入してみました。ありがたい事にDebian用パッケージを配布している方がいらっしゃったので使わせていただきました。感謝。なかなかいい感じですね。ただ少し癖があるので通常の用途ならUbuntu-jaデフォルトのIPAモナーフォントの方が私には合っているかな。

#Picasa

#外部リンク
VL Gothic Font Family
http://vlgothic.dicey.org/

freedb2.org

freedb.orgって活動停止してしまったのですね。有志の方が後継プロジェクトであるfeedb2.orgを立ち上げているのですが、何かしょぼいなぁなんて思っていました。自分が投稿したCDでも検索してみようと思って日本語で入力してみたら、あっさり通りました。私のやり方が悪かったのかもしれませんが、freedb.orgの時は日本語で検索しても駄目でしたよね?これは良いですね。後は何とかfreedb2.orgが以前のような活気を取り戻してくれれば良いのですが。

#外部リンク
freedb.org > Home
http://www.freedb.org/en/

TrackType.org (beta)
http://www.freedb2.org/

#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: FreeDB
http://blog.minawa.net/2005/05/freedb_9567.html

BLOG.MINAWA.NET: FreeDB再び
http://blog.minawa.net/2005/08/freedb_9954.html

イーバンク銀行がウィルコムにきた

これは個人的に大ニュースです。以前から要望が多かったモバイルバンキングに対応してくれた銀行がやっと出てくれました。まだイーバンク銀行の口座は持っていませんが、いずれ持とうかと思っていた矢先でしたので、とても嬉しいですね。早速、加入を検討したいと思います。後は続いてくれる銀行があれば良いのですが……。私としてはモバイルバンキング系で攻めやすいところは郵便貯金だと思っていたのですけどね。何せ国有でしたし。みんなの意見を平等に聞き入れてくれそうだったので。

ただ郵政民営化で国民全体に対する義務もなくなりそうですしねぇ。もし次があるとしたら、やっぱりジャパンネット銀行かなぁ。何かと手数料がかかるので、解約しちゃったけどインターネット経由での利便性では一番でしたし、もともとPDA用のウェブサイトとかありましたしね。今はどうだか知りませんが。

#外部リンク
イーバンク銀行、ウィルコムのオフィシャルサイトに銀行として初めて対応 | プレスリリース | 楽天銀行
http://www.rakuten-bank.co.jp/press/2006/060911.html

2006/09/11

Wesnoth

某巨大掲示板で話題になっていたので試しに導入してみました。幸いな事にUbuntuでもパッケージがありましたので、導入自体はサクッとできます。方法はいろいろあるのですが、取り合えずaptitudeを例に出します。本当はSynapticでWesnothと検索した方が早いし確実ですけど。
apt-get install Wesnoth Wesnoth-data Wesnoth-music
取り合えずこれだけで音楽付きでゲームがプレイできました。これだけだと日本語が文字化けして使用できません。なので、さざなみゴシックをインストールします。
apt-get install ttf-sazanami-gothic
更にttf-sazanami-gothicをwesnothがインストールされたディレクトリにあるfontsフォルダにコピーしなければならないようです。コピーと言ってもシンボリックリンクで良いそうです。Ubuntuだと「/usr/share/games/wesnoth/fonts」になるようです。
sudo ln -s /usr/share/fonts/truetype/sazanami/sazanami-gothic.ttf /usr/share/games/wesnoth/fonts
これで日本語化できたと思うのですが、やり方があっているのかはわかりません。Wesnothにはキャンペーンシナリオが何本も用意されているようなので、興味がある方はSynapticでwesnoth関連のパッケージを片っ端から入れた方が良いかもしれませんね。

#追記
やっぱりWesnoth関連のパッケージを全部入れた方が良いです。キャンペーンシナリオもそうですけど、公式サーバーに繋いでオンライン対戦までできるみたいですし。これはだいぶ本格的なゲームですね。マスターオブモンスターズを思い出しました。子供の頃すごく憧れたゲームでした。一度もやったことありませんが。

それと別にttf-sazanami-gothicをインストールしなくても大丈夫みたいです。シンボリックリンクをする時に、本体のフォントをttf-sazanami-gothicに見せかければOKみたいです。実際「ipag-mona.ttf」にリンクしてみましたが、今のところ大丈夫です。

#外部リンク
The Battle for Wesnoth Wiki*
http://wikiwiki.jp/wesnoth/

dapper-backports

Ubuntu packagesのウェブサイトを見ていたら、まだリンクされていないdapper-backports版を発見しました。単にdapper-backportsと打ち込んだだけなんですけど。流石にまだパッケージが少ないですね。でもdapperはLong Term Supportなので、dapper-backportsには御世話になりそうです。

#外部リンク
Ubuntu -- Ubuntu Packages Search
http://packages.ubuntu.com/

AMDのPICがハックされた

AMD主導のOLPCと似たプロジェクト「PIC」がタイのOLPCチーム? によってLinuxが起動できるようにハックされたようです。このPICというマシンはマイクロソフトがカスタマイズしたWindows CEがインストールされています。更にBIOSレベルで他OSの使用を禁止していたみたいです。今回その禁を破ってUbuntuの教育用カスタマイズLinuxであるEdUbuntuの起動に成功したらしいです。

ちなみに快適に動作させるには、やはり128MBのメモリでは足りないようです。彼らによるとPICに限らず、OLPCも256MBにするべきだと言っているみたいです。そうすれば512MBのUSBメモリと併せてかなり快適なシステムになるそうです。確かに128MBだと少ないかもしれませんね。ただUbuntuベースのEdUbuntuだから悪いのだと言っている人もいるようです。例えば、Xfceやfluxboxにしろという事らしいです。でもこのシステムを使用する層を考えるとどうなのかなぁって気はしますね。ちょっと敷居が高すぎるかも。

私見ですが、わざわざマイクロソフトがロックしているPICを弄るのはあまり良い事だとは思いません。せっかくOSSで固めたOLPCがある訳ですから。PSPなんかもそうなんですけど、そろそろ何かを無理矢理ハックして使うという事より、GP2XやOLPCのように最初からOSS前提で作られたハードウェアを弄る事を推奨する時代に移行しても良いのではないかなぁと思います。

そりゃPSPに比べたらGP2Xなんて屁みたいなスペックですけど。それでも世界には「せっかくだから、俺はこの赤の扉を選ぶぜ!」という某コンバット越前みたいな奴らがいる訳ですから。極小人数ですけど。それに何か後ろめたいでしょ? 無理矢理起動させるのとか更にPSPみたいにすぐに穴が塞がれちゃって、泥沼のイタチごっこに突入するし。

だから選んじゃうんですよ! コレジャナイ方を……。そういう馬鹿達も必要なんです。俺の屍を越えていけって事です。そうすれば、いつか辿り着けますよ。約束の地へ……。訳わからないですね。ごめんなさい。

#外部リンク
AMD's PIC boots Linux - News - Linux for Devices
http://www.linuxfordevices.com/c/a/News/AMDs-PIC-boots-Linux/

2006/09/09

Mednafen

Ubuntuでのエミュレーターライフを充実させる為に、いろいろ調べていたらMednafenというマルチエミュレーターの存在を知りました。MednafenはLynx、GameBoy、GameBoy Color、GameBoy Advance、NES、PC Engine(TurboGrafx 16)、SuperGrafx、NeoGeoPocket、NeoGeoPocket Colorをカバーする脅威のマルチエミュレーターです。

早速UbuntuやDebianのパッケージを探してみたのですが、あるのはTestingやEdgyばかりで肝心のDapper向けのパッケージはありませんでした。いつもならここで諦めるのですが、今回は何故か諦めが悪く、一度も試したことが無いソースからのコンパイルに挑戦してみました。ソースからのコンパイルなんて、数年前に入門書を見ながらやったFreeBSDのカーネルコンパイルしかなかったのですが、ウェブ上の情報を見ながら試してみたら、何とか動作だけはするモノができあがりました。

正直、何がどうなってコンパイルされたのか理解できませんでしたが、テストしてみたGBAとNESは正常に動いているようです。ただし本当に何が何やら理解できていないので、もう少し基本的なところからコンパイルの仕方を勉強してみたいと思っています。何せ、Debianばっかりだったからソースからコンパイルなんてしたことないもので。

#外部リンク
Mednafen - Multi-system Emulator
http://mednafen.sourceforge.net/

AmaroK最強なんだけど……

以前、Ubuntuの音楽プレイヤーを探していてBansheeとRhythmboxを併用しているって書いたのですが、あれからいろいろテストしているうちに、結局KDEのAmaroKが現時点での最強プレイヤーだという結論に至りました。AmaroKは本当に強力なプレイヤーで、下手したらWindows環境を含めたプレイヤーの中でも一番になる位の高機能プレイヤーだと思います。まぁその分、使いこなそうとするとかなりの努力が必要になりそうですけど。

更にDapper Backportsにある最新版を使うとLast.FMのストリーミングまで再生できてしまうのです。ちゃんとレイティングできますし。ただアーティストでの検索しかできず、タグによる検索はできませんでした。これは私のやり方が悪いだけかもしれません。でも、Gnome環境でKDEアプリを常用するのは少し気がひけます。それにWindowsではWinampっ子だった私からすると、今流行のiTunesタイプの見た目には少々抵抗感があるのです。AmaroKをiTunesライクだと言うのもどうかとは思うのですが。

そんな私が注目しているプレイヤーはBMPxです。これはXMMSの流れを組むBeepMediaPlayerから派生したGstreamerを使用したWinampライクのプレイヤーです。幸いな事に、オフィシャルサイトにUbuntu用のapt-lineが掲載されているので、簡単に使用する事ができます。まだ開発中なので多少不安定ですが、充分実用レベルの仕上りだと思いました。ただ残念な事にGstreamerでOgg VorbisやOgg Theoraのストリーミングを聴くと、曲の繋ぎ目でストリーミングが途切れてしまうのです。これは私だけの現象かもしれませんけど。

その点、xineライブラリを使用しているAmaroKは大丈夫でした。ただAmaroKは起動にちょっと時間がかかります。これは私のパソコンがGeode 1750という事も関係しているとは思いますけど。しばらくの間AmaroKとBMPxの併用で行こうと思っています。勿論BansheeやRhythmboxもまだまだ開発途上なので、これからの進歩状況によってどうなるかわかりませんけど。それとSongbirdもですか)

#外部リンク
Amarok | Rediscover Your Music!
http://amarok.kde.org/

Beep Media Player - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/Beep_Media_Player

#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: BansheeとかLast.FMとか
http://blog.minawa.net/2006/07/bansheelastfm_5796.html

BLOG.MINAWA.NET: BansheeとかLast.FMの続き
http://blog.minawa.net/2006/07/bansheelastfm_8595.html