2009/06/06

MMDでかがみん

何かMMDで検索してたら、かがみんモデルも出来てました。けいおんモデルも出来が良かったですが、こちらもなかなかかわいらしい。ユーザーモデルもだいぶ充実してきましたね。このまま進化していったら、ちょっとしたアニメ作品が作れそうです。

そうなると、ますますWindowsオンリーなのが勿体ないですね。まぁ既にモデルとモーションのBlenderへの移植は出来ますけど。でもLinuxへは持ってこれませんでしたが。私がヘタレだからだと思うのですけどね。どうも日本語関連でエラーが出てしまっているみたい。残念。

#ニコニコ動画







MMDに物理エンジン?

ニコニコ動画を見ていたらMMD(MikuMikuDance)に動きがあった模様。何とMMDに物理エンジン「Bullet」が追加されるらしい。驚きました。最近、自分なりにゲームエンジンについて調べているのですが、その過程で物理エンジンについても調べていて、しかもBulletについてもこの前調べたばっかりだったからビックリしました。冷静に考えれば、この流れはなるべくしてなったものなのかも知れませんが。

ちなみに私がBulletを知ったのはBlenderについて調べた時が最初でした。Blenderは物理エンジンとしてBulletを採用済みなんですね。そういう意味では、また一歩BlenderとMMDの境界が狭まったと言えるのかもしれません。まぁMMDはOpenGLじゃなくてDirectXらしいので根本的な部分でBlenderというか、クロスプラットフォームな環境とは相容れないとは思うのですけど。残念ですけどね。

私が調べた限りオープンソースな物理エンジンと言っても、この「Bullet」というのは、かなりのポテンシャルを秘めているみたいですね。Blender以外にも結構採用されているみたい。特にゲーム。守秘義務があるので大っぴらに採用していると宣伝しているのは少ないらしいですが、メジャーなゲームだとGrand Theft Auto IVで使われているみたいです。以下、某所からの引用。
In most cases, a non-disclosure agreement prevents sharing this information. There are some AAA games released by Sony Computer Entertainment, Disney and Rockstar and others, next to smaller releases such as High Velocity Bowling for PLAYSTATION 3.

As an exception, we are allowed to mention that some parts of Bullet have been co-developed and optimized with Rockstar and merged into their Rage game engine, used on XBox 360, PC and PLAYSTATION 3 in Midnight Club: Los Angeles and Grand Theft Auto 4.
これはGTAの開発元であるRockstar Gamesがゲーム開発に使用しているRockstar Advanced Game Engine (RAGE)というゲームエンジン自体に統合されているので、XBOX360、PS3、パソコン全ての環境でこれからも使われていくのでしょうね。素晴らしい。まぁ独自に改良されている部分も多いでしょうけど。

そう考えると、これほどの物理エンジンがOSSとして誰にでも使える環境というのは、とても贅沢な事なんですよね。普通に考えたら、このエンジンだけで数千万のライセンス料取られてもおかしくはないですから。ここまで書きましたが、いつものごとく素人の戯れ言ですので大いに間違っている場合もあります。あしからず。

#ニコニコ動画




#外部リンク
Game Physics Simulation
http://bulletphysics.org/wordpress/

Physics Simulation Forum • View topic - AAA Titles using Bullet ?
http://www.bulletphysics.org/Bullet/phpBB3/viewtopic.php?p=&f=17&t=3025

Bullet - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/Bullet

グランド・セフト・オートIV - Wikipedia
グランド・セフト・オートIV - Wikipedia

ロックスター・アドバンスド・ゲーム・エンジン - Wikipedia
ロックスター・アドバンスド・ゲーム・エンジン - Wikipedia

2009/06/05

PandoraでHD外部出力?

何やらフォーラムで興味深い投票が行われているようです。Pandoraのハードウェア担当であるMWeston氏自らがスレッドを立ち上げて「Pandoraに(アナログ)テレビ出力以外の外部出力を付けるとしたら、何が良い?」的な投票を行っている模様。これは少し前にCraig氏が提示した「Pandora Cube」スレからヒントを得た質問みたいです。Pandora Cubeというのは、Pandoraの基板を使って据置型のセットトップボックスみたいなのを作れないかというお話ですね。

ぶっちゃけBeagleBoardに毛が生えたような代物を考えているみたい。でもフォーラムの意見としては大半が否定的みたいです。まぁBeagleBoardみたいなモノだったらBBそのものにケースでも付けた方が良いですからね。あちらはHDMIもありますし。その代わり無線LANとBTとかありませんが。

でMWeston氏の質問に戻りますが、これは単にMWeston氏が思いついたアイデアなだけで直ぐにPandoraに反映されるといった類の話では無いそうです。現状のPandoraに何らかの形で取り付けられるのかどうかもわかりませんし。今のところ考えられている外部出力端子は以下のようなものらしい。
1.HDMI
2.DisplayPort
3.Analog: Component or VGA
4.DVI-D
5.その他
一番お手軽でサイズ的にもベストなのは、やはりHDMIらしい。ただHDMIはかなり高額なロイヤリティが課せられるので弱小メーカーであるPandoraチームとしては、現実的では無いみたい。ちなみに以下がそのロイヤリティらしいです。
ロイヤリティ等
HDMI規格を採用するためには、年会費とロイヤリティ(ライセンス料)を支払う必要がある。
年会費:参加企業は年間10,000米ドル (なお、2006年7月以前は年間15,000米ドルだった)

ロイヤリティ:一製品あたり0.15米ドル
HDMIロゴ表示により0.05米ドルに値下げ
HDCPに対応させた場合は、さらに0.04米ドルに値下げ

製品に課されるロイヤリティは、部品単位ではなく、最終製品に対して課金される。例えば、液晶テレビを製品として売る場合、同梱のケーブルメーカーやHDMIのICメーカーはロイヤリティを支払う必要はなく、最終製品を売る液晶テレビのメーカーがロイヤリティを支払うことになる。ケーブル単体を最終製品として売る場合は、ケーブルを売るメーカーがロイヤリティを支払う。
3のアナログ(VGA)も、今から追加するには古い規格な上にデジタル系に比べると手間と変換によるロス? が大きいのでお薦めでは無いらしい。この辺りはいい加減ですが。残りは2のDisplayPortと4のDVI-Dですが、DisplayPortはほぼHDMIと同じ感じですがロイヤリティが無料というのがメリット。ただHDMIと比べるとマイナーだしHDMIに変換するのもDVI-Dほどポピュラーじゃ無いのが玉に瑕か? DVI-Dは広く普及した規格であり、HDMIとの相性も悪くないらしい。現に変換コネクターも沢山売ってますしね。デメリットとしては、端子の大きさくらいかな? 

まぁこの話はまだまだアイデア段階であり、実際にどうこうなるのかは不透明な話なのですが、もしも追加オプションとして売られたとしても、個人的には1万円くらいまでが限度かな。BeagleBoardが150ドルくらいで売られている現状を考えますと。GP2XのBoBみたいな拡張ボードで、おまけにUSBハブ辺りも内蔵されているタイプだったら欲しい気もしますけどね。さて、どうなることやら。

#追記
DisplayPortの変換アダプターについて調べてますがDVI-DのHDMI変換アダプターと比べるとだいぶ高いですね。少なくとも日本じゃDisplayPortは普及しているとは言い難いし。現状だとHDMIと変換しないといけないですからねぇ。何でDisplayPortが普及しなかった……。家電の悪弊に飲み込まれたか。残念。現実路線だとサイズ的には不利だけど、DVI-Dにして、HDMI変換させるのがベストかも。というか既にDVI-DとHDMIの変換アダプター持ってたりして。というか、まだ出たばかりの規格なので単純に普及していないだけか。でも最近のパソコンだとHDMI端子付いているのもあるしなぁ。一度普及しちゃうと、類似規格は厳しいかもなぁ。

#外部リンク
HDMI - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/High-Definition_Multimedia_Interface

DisplayPort - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/DisplayPort

VGA端子 - Wikipedia
VGA端子 - Wikipedia

元麻布春男の週刊PCホットライン
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0520/hot547.htm

2009/06/03

Pandora情報更新 #06.03

今週もPandoraのニュースがいくつかありましたね。とりあえずダイジェスト。まずは最近お馴染みのPickle氏のQuake動画から。Quake2がPandora実機で動いていますね。ここまでは何度か出ていた情報ですが今回はアナログスティックを使用したデモですね。フォーラムでのコメントを読むと例のアナログスティックのバグが新しいファームウェアによって修正(改善)されているみたいです。良いニュースですね。引き続きPickle氏がアナログスティックのバグ出しを担当してくれるみたいです。

お次はXBMCがARMに移植されたというニュース。手短に説明するとXBMCというのは、初代XBOXを改造してマルチメディアプレイヤーにするソフトウェアですね。それのPC移植版(Linux)をARM環境に持ってきたみたいです。まだまだ手を加える必要があるみたいですが、それはARM版に限った話では無いですし、気長に見守っていこうと思います。まだまだ先は長いです。

最後に黒いCNCケース。これは詳細はわかりませんが半透明ケースで見つかった細かいバグ? を微調整した最終試作版なのかな? 何かMWeston氏がヒンジ部分がどうのこうの言っていた気がしますし。という事はまだMP版のケースは製作していないのかも。そうだとしたら、まだ2ヶ月くらい余裕見ないといけないなぁ。まぁバグ出しする為の半透明ケースだったから仕方がないですけどね。不具合抱えたまま製品版のケースを発注する訳にはいかないですし。

とか書きましたが、裏は取れていないので、あくまで私の妄想ですけど。いつもながら、牛歩のような歩みですが、確実に完成に近づいてきていると見て、見守っていくしかないですね。頑張ってほしいです。

#Picasa





#YouTube
Quake2 with Analog Nub Control - YouTube
http://youtu.be/V_2Hrw1vmkY



XBMC on ARM - YouTube
http://youtu.be/QRQFOnblixI



#外部リンク
XBMC
http://xbmc.org/

Pandora creeps ever closer to production in latest round of photos -- Engadget
http://www.engadget.com/2009/06/02/pandora-creeps-ever-closer-to-production-in-latest-round-of-phot/

New Pandora console shows latest design refresh - SlashGear
http://www.slashgear.com/new-pandora-console-shows-latest-design-refresh-0245629/

UbuntuでQuake

PandoraコミュニティのPickle氏のビデオを見ていたら、無性にQuakeを体験してみたくなってしまい何とかUbuntuで出来ないか調べてしまいました。インターネットでそれらしい情報を得たので、ここ数日いろいろと試していました。結果、何とか遊ぶ事が出来るようになりました。

今回初めてまともにFPSを体験したのですが思ったより3D酔いが酷かったです。ニコニコ動画とかでFPSの体験記みたいなのは結構見ていたのですが、その時は全然酔ったりはしなかったんだけどなぁ。もとから車酔いし易いタイプだから、ある程度は納得出来る結果なのですけどね。残念です。

まぁいいや。肝心のQuakeですが予想していたより古臭くなく今でも充分楽しめるゲームだと感じました。今回使用したDarkPlacesというQuake互換エンジンのおかげかもしれませんが敵キャラ以外はあんまり古臭く無かったですね。ちなみにDarkPlacesというのはNexuizという代表的なOSSのFPSゲームの3Dエンジンです。今でも開発続行中のエンジンですね。

ついでという訳でも無いのですがUbuntuでもニコニコ動画のFPSリプレイ動画みたいなものが作れるのか試してみました。凝っているビデオだとリプレイの他にいろいろと編集されていたりするのですが、今回は以下の点が出来るのか確認しました。
1.ゲームプレイのリプレイファイルを作成。
2.リプレイファイルから動画を作成。
3.リプレイ動画を動画サイトにアップロードできる種類に変換。
結果から書くとUbuntuでも出来ました。1と2はDarkPlacesの付属機能のみで可能でした。3は普通ならffmpegでH.264なりXvidなりに変換するのでしょうが今回は敢えてOgg Theoraにしてみました。ですのでffmpegではなくffmpeg2theoraを使用しました。ついでに最新のlibtheora 1.1alpha2 (thusnelda)版で試してみました。あんまり動画に詳しく無いですが、まぁ何とか見れる形まで持っていけたかな。本当ならいろいろと編集作業が必要なのかもしれませんが今回はここまでにしておきます。それにしてもゲームに録画機能が内蔵されていると便利ですね。他のゲームにも付いているのかな。

何の参考にもなりませんが、ついでなのでスクリーンショットも載せておきます。一番最初がゲーム画面そのもの。次がDarkPlacesで作成したaviファイル(I420 codec)。ちなみに1分間で約1GBくらい。最後がffmpeg2theoraで変換したOgg Theoraです。パッと見はそれほど変わらないかな? 拡大すると違いがわかりますけどね。余談ですが先日紹介したDailymotionなら、このOgg Theoraの動画をそのままアップロードして再生出来るのですよね? そうなるとWindows以外でも手軽にビデオ公開出来るようになりますね。ありがたやぁ。まぁ私のヘタれリプレイなんて意味ないですけどね……。

#追記
敵キャラを吹っ飛ばしている比較画面じゃ無い方(坂の画面)の色が違いますがコーデックによる差では無いです。ゲーム内であるアイテムを取ると画面が緑色になるのですが適当に似た場面でスクリーンショットを撮ったから違う場面になってしまいました。これじゃ比較にならなかったな。失礼しました。

#Picasa





#外部リンク
LordHavoc's DarkPlaces Quake Modification
http://icculus.org/twilight/darkplaces/index.html

2009/05/30

Android on Ubuntu

まだ詳細を把握していませんが、これはいろいろと好奇心を掻き立てられるニュースですね。この移植というのがAndroidそのもの(あるいは一部分)をUbuntuに持ってきたのか、Androidの要であるDalvik VM部分の移植なのか。自分でも何を書いているのか正直わかりませんが、要するに現在のJava VMみたいに、Dalvik VM部分を上手く移植出来れば、Ubuntu(将来的にはWindowsも?)のようなOSでも、Android用のアプリケーションを使用出来るかもという事です。

もしそうなれば、Android Marketを通じて有料(無料もですが)アプリをクロスプラットフォームで使用、購入する事が出来るかもしれません。まぁ現状のAndroidの使い方はUbuntuのような通常デスクトップ用途ではなく携帯電話やデジタルフォトフレームといった組み込み系に限れれていますけど、将来的にはクロスプラットフォームで課金可能なアプリケーション配信システムみたいな使い方も有り得るかもと今思いつきました。そうしたらATOKとかWNNみたいな商用アプリも気軽にLinuxで使えるようになるかも? ちょっと違うけどゲーム配信システムのSteamみたいな感じで。まぁそれだけの用途なら、Androidみたいな大きな仕掛けは要りませんけどね。

横道に逸れました。最初に思い浮かんだのはこの技術をPandoraに移植出来ないかなぁという事です。PandoraのストックOSはAngstromになる予定ですがそのOS上でDalvik VMが実用的なスピードで動作する事が出来ればこれから続々と増えてくるであろうAndroid向けのアプリケーションもPandora上で使用出来るかもと。

普通に考えれば素のOSの方が制限が少ないのでアプリケーションの性能は良いはずなのですが、例えばGoogle謹製のAndroidアプリ(Gmail系とか)や、他の有力なアプリ(Skypeとか?)も使えたりしたら幸せだなぁと。画面の大きさやそもそも機種による制限等もあるかもしれないので、ちゃんと動くのかはわかりませんけどね。などと、適当に妄想を書いてみました。早く詳細が知りたいところです。

#外部リンク
Canonicalの開発者,Ubuntu上でAndroidアプリを動かすことに成功 - ニュース:ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090528/330829/

True Blue
http://mjfrey.blogspot.com/

Android マーケットのアプリ
https://market.android.com/

Steam へようこそ
http://store.steampowered.com/

フランスの動画サイト、DailymotionがOgg Theora/Vorbisに対応

つい先日、今年はOgg Theoraに普及の兆しが見えてきたと書きましたが早速その流れが現れ始めています。フランスの動画共有サービスであるDailymotion(デイリーモーション)が試験的ながらHTML 5準拠の動画再生を開始したみたいです。これの目玉はAdobe Flashを使用しないで、ほぼ同等のサービスを提供出来ること。何といってもオーディオ、ビデオともにOSSなコーデックである「Ogg Vorbis」と「Ogg Theora」を使用しているという事でしょう。素晴らしい。

まだまだ始まったばかりの試みなので、機能的にはシンプルであり、性能的にも旧来のFlashベースと比べても劣るものであるのは否めませんが、真の意味でオープン実装が可能な事に比べれば、(私的には)たいした問題では無いと思います。まぁ、正式に対応しているウェブブラウザーであるFirefox3.5自体がまだ正式にはリリースされていませんし、Ogg Theora自体もまだまだ改善の余地がありますからね。気長に待つしかありませんね。

ただFirefox以外のブラウザーもこの流れに追随すると思いますので(実際にOPERAの開発者の記事にもそのように書かれていますし)、案外早い段階でメジャーな流れになるのかもしれません。相変わらずIEとAppleのsafariは対応しなさそうではありますが。同じwebkit系のGoogle Chromeは最新版で既にOgg Theoraの再生をサポートしているらしいですが、私はWindows版は試していないので本当かはわかりません。

それと先日ChromeとChromiumはGstreamer経由で対応とか書いたのですが現在はFFMPEGらしいですね。GoogleはMoziilaほどオープンな環境に拘ってないみたいなのでOgg Theoraが唯一のコーデックという訳では無さそう。残念ですけどね。実際にYouTubeのHTML 5デモも単にFlash抜きという事だけで、コーデックはH.264みたいですし。まぁ性能的にみたらH.264の方が優れているのも事実でしょうからね。転送量圧縮の方がトータルのコストから見たらお得なのかもしれませんし。あくまで推論ですが。

それと現在のFFmpegのOgg Theoraサポートは完璧という訳ではなく、かなり荒い実装らしく本家のlibtheoraやそれに準ずるffmpeg2theoraに比べるとだいぶ性能的に落ちるらしいです。その劣っているTheora再生がChromeに実装されているとなると、Chromeを通じて初めてTheoraやVorbisに触れるユーザーに対する印象が悪くなるのをTheoraコミュニティとしては危惧しているらしい。それとTheora専用ではなく汎用であるFFmpegがメインになってしまうと他のOgg関係との連携が悪くなってしまうのも問題らしい。(例えばKateといったもの)

ただ既にOgg開発者コミュニティとChrome開発者コミュニティとの間で話し合いが持たれており、これからの展開次第では対応に変化が出てくるかもしれませんね。私としてはそうなってくれる方が面白いのですけど。それとFFmpeg自体のTheora改良も進めているみたいです。チラッと聞いた話ではTheoraとFFmpegは微妙な関係らしかったのですが、徐々に打ち解けてきているのかな。せっかくだから、仲良くやってもらいたいところです。いつもの事ながら素人が適当な知識で書いている駄文ですので正確性は保証できません。あしからず。

#外部リンク
Dailymotion - HTML5 demo
http://www.dailymotion.com/html5

YouTube - Broadcast Yourself
http://www.youtube.com/html5

Dailymotion - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/Dailymotion

2009/05/29

PandoraのSDLは1.3?

今日も興味深い情報が飛び込んできました。何とPandoraで使用するSDLのバージョンが最新(というか開発中)の1.3らしいのです。これはビックリ。といっても現行の1.2も併用出来るのかな? 慌ててSDL1.3について調べているのですが細かい改良が施されているみたいですね。主な改良点は以下の通りなのかな?
Full 3D hardware acceleration
Support for OpenGL 3.0
Support for multiple windows
Support for multiple displays
Support for multiple mice, tablets, etc.
Force Feedback available on Windows,Mac OS X and Linux
こうやってみると結構大きな改良点多いですね。ここには書いていないけどOpenGL ESにも対応しているらしい。日本人的には多言語入力をサポートしている(対応予定?)のも大きいですね。でも開発者ML見たら外人さんばかりでただでさえ、ややこしいIME(特にLinux)にちゃんと対応出来るのか、素人ながら心配になってしまった。というかSDLだけの問題じゃないですけどね。Linuxの日本語関係。結局AndroidのOpenWnnも再公開されてないし。

後SDL1.3から今まで無かった商用ライセンスも追加されるみたいですね。多少ややこしい感じがしますが、単に選択肢が増えるだけでデメリットは特に無いみたいです。やっぱり商用に使うには有料でも公式サポートが無いと不安という声が多かったのかな? これにより有料、無料問わず、マルチプラットフォームのゲーム、アプリケーションが増えてくれると嬉しいのですけどね。ちなみにPandoraはファームウェアにSDL1.3を含める予定らしいです。ですので商用ライセンスじゃなくても今まで通り使う事も出来るらしいです。

肝心のPandoraでのSDLですが1.3を使用する事によりOpenGL ESの強力なハードウェア支援を使うことが出来るようになるらしい。今はドライバーのバグがあって本来の力を出し切っていない状態らしいです。でもドライバー開発チームも認識しているらしく6月中にも出る新しいドライバーでは改善される予定らしい。素晴らしい!

#外部リンク
Cpasjuste/SDL-13 - GitHub
https://github.com/Cpasjuste/SDL-13

Simple DirectMedia Layer
http://www.libsdl.org/

Home - Galaxy Gameworks
http://galaxygameworks.com/

2009/05/28

libtheora 1.1alpha2

いつの間にか、Ogg Theoraの新バージョンがリリースされてました。何かだいぶリリース期間が短くなってきてますね。良い傾向だ。1つ前のバージョンが3月末にリリースされてますから、だいたい2ヶ月ですか。その前が去年の11月ですからね。まぁこれは1.0と1.1という大きな差がありますから単純な比較にはなりませんけど。

素人の私が言うのも何ですが、今年は例年以上にOgg Theoraの知名度がアップするのは間違い無いのではと思っています。理由としてはいくつかありますが、一番大きいのはHTML 5の存在ですね。それに伴うFirefox3.5のネイティブサポート、それにOPERAのサポートも。まぁこちらはOSSでは無いので、個人的にはあんまり関係ないですが、サポートしないよりはしていた方が良いですしね。

後は最近一番注目しているWebkit系。とりわけGoogle ChromeとChromiumですね。こちらはネイティブサポートは今のところ無く、GStreamer経由らしいですが(GTK/WebKit)。ただ、今年のXiph.OrgのGSoCで以下のプロジェクトがあったので将来的にはliboggplayのみで再生出来るようになるのかもしれません。以下、抜粋。
Proof of Concept liboggplay (html5 video) support in Chromium Browser

This project would focus on integrating support for liboggplay into chrome. This project would only need to be a proof of concept with the end result being some frames decoded in the browser. We have some direct contacts with people on the Chromium project in Google, but would expect the student mostly to work through the Xiph on Chromium online communities.
まだ「proof of concept」の段階なので実用性うんぬんを語るレベルではないでしょうが、もしもChromiumというかWebkitでOgg VorbisとOgg TheoraといったOgg系メディアが単独で再生出来るようになったら、本当にいろいろな場面での活用が増えてくるのではと思っています。例えばゲームとか。この辺りはまた書こうかと思います。まぁ素人の妄想なんですけどね。

#外部リンク
[theora-dev] libtheora 1.1alpha2 (thusnelda) release
http://lists.xiph.org/pipermail/theora-dev/2009-May/003900.html

[theora-dev] updated ffmpeg2theora thusnelda builds
http://lists.xiph.org/pipermail/theora-dev/2009-May/003902.html

[theora-dev] gst2ogg 0.1 release
http://lists.xiph.org/pipermail/theora-dev/2009-May/003903.html

OggPlay - XiphWiki
http://wiki.xiph.org/OggPlay

Summer of Code 2009 - XiphWiki
http://wiki.xiph.org/Summer_of_Code_2009

GStreamer brings HTML5 video support to GTK/WebKit
http://arstechnica.com/open-source/news/2007/12/html5-video-support-in-gtkwebkit.ars

2009/05/25

Game EngineとOSS

最近OSS系のGame Engineについて調べています。調べると言っても、ゲームも作ったことが無い素人なのでいい加減プラス勘違いの知識な部分が多いとは思うのですけど。一言に「Game Engine」と言っても、実際には一言で片付けられるような類のモノでは無さそうですね。

その定義すら結構あいまいだったりするようで私のような素人にはネーミングの段階で既に把握しきれていない状況です。Wikipediaを鵜呑みにするのは多少危険ですがGame Engineに関しては結構まとまっている気がします。嬉しいことに日本語版も綺麗にまとまっていますし。知らない事もたくさんあって勉強になりました。もう暫く調べてみようと思います。

#外部リンク
ゲームエンジン - Wikipedia
ゲームエンジン - Wikipedia

Game engine - Wikipedia, the free encyclopedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Game_engine