2009/06/14

ITheora

何かおもしろそうなツールなので、とりあえずメモ。日本語で分かり易く説明してくれているところないかなぁ。

ITheora | I really broadcast myself
http://itheora.org/

2009/06/11

Chromiumが結構いい感じ

少し前に導入したUbuntuでのChromiumですが結構いい感じになってきています。一番最初に導入(PPA版ですが)した時は、いきなり起動しなくて次の日のアップデートでやっと起動という波乱に満ちた幕開けだったのですが、あれからたった2ヶ月で目覚ましい進歩を遂げています。まずは起動すると必ず一緒に開いていたターミナル(デバッグの為?)が開かなくなり、V8が動作するようになり、通常のウェブ閲覧では、ほぼ落ちなくなりました。そしてつい最近になりHTML5のVIDEO TAGも部分的にサポートされるようになったようです。素晴らしい。

VIDEO TAGのサポートにより、本来なら例のYouTubeのデモが動作するみたいなのですが残念ながら私の環境では相変わらず動作しませんでした。もしかしたらChromeとChromiumとでffmpegの実装で差が出ているのかな。ソースコードが読めればすぐに理解出来るのでしょうけどね。残念ながら私にはわかりません。

ただOgg Theoraのデモサイトだと、Chromiumでもビデオ再生が出来たので何らかの形ではビデオタグがサポートされている事は確かですね。滅茶苦茶再生にCPUパワーを消費してましたけど。下手したら音声が再生出来ないくらいでした。今のままだと実用的ではないかもしれません。

やっぱり現状のffmpegだとOgg Theoraの実装があまり良くないというのは本当なのかもしれませんね。少し調べたらFirefoxのOgg Theora再生もかなりパフォーマンスが悪かったらしいですし。でもFirefoxの方はliboggplayの改良が進んできていて最新版だとかなり改善されているみたいですけど。この辺りを考えると以前書いたGSoCのliboggplayのCromium移植が待ち遠しくなってきますけど(笑)。まぁまだまだ先の話ですけどね。

こうやってみるとLinux環境におけるウェブブラウザーのデファクトスタンダードであるFirefoxも、盤石とは言えなくなってくるかもしれませんね。今の段階では100%、Firefoxの方がトータルで見れば優れていますけどChrome(Chromium)の開発スピードの速さを考えるとあと2、3年もしかしたら1年くらいでFirefoxに追いつくかあるいは追い越してしまう可能性も十分に考えられます。そういった意味ではGoogle Chromeの恩恵を一番受けるのはウィンドウズやマッキントッシュユーザーではなくLinuxや他のOSS系OSユーザーなのかも知れませんね。

Firefox、Chromium(webkit)と2つのライバルが切磋琢磨してくれるのは嬉しいのですが、欲を言えばもう1つ加わって三国志よろしく3国鼎立状態になってくれると更に良いのですけどね。現実的に考えればwebkit系(midoriとかEpiphany)がもう1つというのがあり得そうなシナリオなんですが、ここでOPERAのオープンソース化なんかが飛び込んでくるとおもしろいのですけどねぇ。正直言ってこのままwebkit系が伸びてくると組み込み系に強みがあるOPERAのテリトリーもだいぶ食い荒らされてしまうでしょうし。新しいビジネスモデルに取り組む必要性があるのかもしれません。

次の主戦場であろうJavascriptエンジンもOPERAは劣勢みたいですし。まぁ現時点で最強のV8はOSSなので、そのまま取り込んじゃうというのもアリと言えばアリかもしれませんが。実際QtはV8を取り込むらしいですし。多分。実は個人的にもう1つ、気になるウェブブラウザーがあったりしますけど。しつこいですが、あくまで素人が適当に考えた駄文ですので、あんまり鵜呑みにしないで下さいませ。

#追記
UbuntuのChromiumでも以下のようなウェブサイト(一番最後のリンク)でOgg Theoraの再生が確認出来ます。しかしながら再生にかなりのCPUパワーを消費します。私の環境だとビデオは再生出来るけど音声は再生されません。CPU消費も常に100%近く消費しますし。ちなみにIntel Celeron 440 (2.0GHz) です。

#外部リンク
Google Japan Blog: Google Chrome: Dev リリース 3.0.182.2
http://googlejapan.blogspot.com/2009/05/google-chrome-dev-301822.html

Ogg形式のビデオ再生機能がBeta 4でパフォーマンスアップ - Mozilla Flux
http://d.hatena.ne.jp/Rockridge/20090412/1239486741

screencast #2 of open web video in firefox 3.1 | Christopher Blizzard
http://www.0xdeadbeef.com/weblog/2009/02/screencast-2-of-open-web-video-in-firefox-31/

2009/06/09

日本テレビの月曜日アニメ

つい最近気づいたのですが、大昔から続いていた日テレの月曜日アニメ枠って終了したんですか? 最近は全然見ていなかったので気付きませんでした。何か寂しいですねぇ。名作も多くて昔は欠かさず見ていたものでしたが。一般的に言えば。名探偵コナンが筆頭で、犬夜叉とかが続く感じなのかな? まぁエラい長い期間やっていた気がするので、世代によって印象に残っている作品はバラけているとは思うのですけど。

私の世代で言うと、シティーハンター(初代)、美味しんぼ、YAWARA!って感じかな。この3つは本当によく見ていました。多分全部見てるかも。昔は一年以上やっているアニメも結構ありましたよね。この3つも100回以上やってましたし。シティーハンターは何回かのシリーズに分かれてますけどね。

今調べてみたら、この中で一番新しいYAWARA!でも始まったのが20年近く前なのかぁ。正直ビックリ。そんなに前だったのか。そりゃおっさんにもなるわな……。あぁ。今でもYouTubeとかニコニコ動画とかでMAD的なモノがありますが、今見てもおもしろいもんなぁ。まぁ今の子供たちが見たら、ツッコミどころも多々あるとは思いますけどね。大人にはまた違った楽しみ方があるものなのです。

それと、今でも声の印象は強いなぁ。3作ともまったく違和感を感じない。まぁ原作よりも先にアニメから入ったクチだからっていうのも大きいですけどね(CH以外)。主役は勿論、脇役も全員ピッタリって感じです。神谷さんの冴羽獠、伊倉さんの槇村香コンビも良いんだけど、やっぱり、皆口さんの猪熊柔、関さんの松田耕作が一番かなぁ。特に皆口さんは柔の印象が今でも強いし。

私的にはドラえもんと大山のぶ代さん、ルパン3世と山田康夫さんクラスのハマりっぷりです。ちょっと違うけど、オードリーヘップバーンとアン王女(ローマの休日)みたいな感じです。キモいですけど、アニオタなんで仕方ないですね。他にもいろいろ書こうかと思ったけど、まぁいいや。何ていうかノスタルジック?

#外部リンク
シティーハンター (アニメ) - Wikipedia
シティーハンター (アニメ) - Wikipedia

美味しんぼ - Wikipedia
美味しんぼ - Wikipedia

YAWARA! - Wikipedia
YAWARA! - Wikipedia

2009/06/06

MMDでかがみん

何かMMDで検索してたら、かがみんモデルも出来てました。けいおんモデルも出来が良かったですが、こちらもなかなかかわいらしい。ユーザーモデルもだいぶ充実してきましたね。このまま進化していったら、ちょっとしたアニメ作品が作れそうです。

そうなると、ますますWindowsオンリーなのが勿体ないですね。まぁ既にモデルとモーションのBlenderへの移植は出来ますけど。でもLinuxへは持ってこれませんでしたが。私がヘタレだからだと思うのですけどね。どうも日本語関連でエラーが出てしまっているみたい。残念。

#ニコニコ動画







MMDに物理エンジン?

ニコニコ動画を見ていたらMMD(MikuMikuDance)に動きがあった模様。何とMMDに物理エンジン「Bullet」が追加されるらしい。驚きました。最近、自分なりにゲームエンジンについて調べているのですが、その過程で物理エンジンについても調べていて、しかもBulletについてもこの前調べたばっかりだったからビックリしました。冷静に考えれば、この流れはなるべくしてなったものなのかも知れませんが。

ちなみに私がBulletを知ったのはBlenderについて調べた時が最初でした。Blenderは物理エンジンとしてBulletを採用済みなんですね。そういう意味では、また一歩BlenderとMMDの境界が狭まったと言えるのかもしれません。まぁMMDはOpenGLじゃなくてDirectXらしいので根本的な部分でBlenderというか、クロスプラットフォームな環境とは相容れないとは思うのですけど。残念ですけどね。

私が調べた限りオープンソースな物理エンジンと言っても、この「Bullet」というのは、かなりのポテンシャルを秘めているみたいですね。Blender以外にも結構採用されているみたい。特にゲーム。守秘義務があるので大っぴらに採用していると宣伝しているのは少ないらしいですが、メジャーなゲームだとGrand Theft Auto IVで使われているみたいです。以下、某所からの引用。
In most cases, a non-disclosure agreement prevents sharing this information. There are some AAA games released by Sony Computer Entertainment, Disney and Rockstar and others, next to smaller releases such as High Velocity Bowling for PLAYSTATION 3.

As an exception, we are allowed to mention that some parts of Bullet have been co-developed and optimized with Rockstar and merged into their Rage game engine, used on XBox 360, PC and PLAYSTATION 3 in Midnight Club: Los Angeles and Grand Theft Auto 4.
これはGTAの開発元であるRockstar Gamesがゲーム開発に使用しているRockstar Advanced Game Engine (RAGE)というゲームエンジン自体に統合されているので、XBOX360、PS3、パソコン全ての環境でこれからも使われていくのでしょうね。素晴らしい。まぁ独自に改良されている部分も多いでしょうけど。

そう考えると、これほどの物理エンジンがOSSとして誰にでも使える環境というのは、とても贅沢な事なんですよね。普通に考えたら、このエンジンだけで数千万のライセンス料取られてもおかしくはないですから。ここまで書きましたが、いつものごとく素人の戯れ言ですので大いに間違っている場合もあります。あしからず。

#ニコニコ動画




#外部リンク
Game Physics Simulation
http://bulletphysics.org/wordpress/

Physics Simulation Forum • View topic - AAA Titles using Bullet ?
http://www.bulletphysics.org/Bullet/phpBB3/viewtopic.php?p=&f=17&t=3025

Bullet - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/Bullet

グランド・セフト・オートIV - Wikipedia
グランド・セフト・オートIV - Wikipedia

ロックスター・アドバンスド・ゲーム・エンジン - Wikipedia
ロックスター・アドバンスド・ゲーム・エンジン - Wikipedia

2009/06/05

PandoraでHD外部出力?

何やらフォーラムで興味深い投票が行われているようです。Pandoraのハードウェア担当であるMWeston氏自らがスレッドを立ち上げて「Pandoraに(アナログ)テレビ出力以外の外部出力を付けるとしたら、何が良い?」的な投票を行っている模様。これは少し前にCraig氏が提示した「Pandora Cube」スレからヒントを得た質問みたいです。Pandora Cubeというのは、Pandoraの基板を使って据置型のセットトップボックスみたいなのを作れないかというお話ですね。

ぶっちゃけBeagleBoardに毛が生えたような代物を考えているみたい。でもフォーラムの意見としては大半が否定的みたいです。まぁBeagleBoardみたいなモノだったらBBそのものにケースでも付けた方が良いですからね。あちらはHDMIもありますし。その代わり無線LANとBTとかありませんが。

でMWeston氏の質問に戻りますが、これは単にMWeston氏が思いついたアイデアなだけで直ぐにPandoraに反映されるといった類の話では無いそうです。現状のPandoraに何らかの形で取り付けられるのかどうかもわかりませんし。今のところ考えられている外部出力端子は以下のようなものらしい。
1.HDMI
2.DisplayPort
3.Analog: Component or VGA
4.DVI-D
5.その他
一番お手軽でサイズ的にもベストなのは、やはりHDMIらしい。ただHDMIはかなり高額なロイヤリティが課せられるので弱小メーカーであるPandoraチームとしては、現実的では無いみたい。ちなみに以下がそのロイヤリティらしいです。
ロイヤリティ等
HDMI規格を採用するためには、年会費とロイヤリティ(ライセンス料)を支払う必要がある。
年会費:参加企業は年間10,000米ドル (なお、2006年7月以前は年間15,000米ドルだった)

ロイヤリティ:一製品あたり0.15米ドル
HDMIロゴ表示により0.05米ドルに値下げ
HDCPに対応させた場合は、さらに0.04米ドルに値下げ

製品に課されるロイヤリティは、部品単位ではなく、最終製品に対して課金される。例えば、液晶テレビを製品として売る場合、同梱のケーブルメーカーやHDMIのICメーカーはロイヤリティを支払う必要はなく、最終製品を売る液晶テレビのメーカーがロイヤリティを支払うことになる。ケーブル単体を最終製品として売る場合は、ケーブルを売るメーカーがロイヤリティを支払う。
3のアナログ(VGA)も、今から追加するには古い規格な上にデジタル系に比べると手間と変換によるロス? が大きいのでお薦めでは無いらしい。この辺りはいい加減ですが。残りは2のDisplayPortと4のDVI-Dですが、DisplayPortはほぼHDMIと同じ感じですがロイヤリティが無料というのがメリット。ただHDMIと比べるとマイナーだしHDMIに変換するのもDVI-Dほどポピュラーじゃ無いのが玉に瑕か? DVI-Dは広く普及した規格であり、HDMIとの相性も悪くないらしい。現に変換コネクターも沢山売ってますしね。デメリットとしては、端子の大きさくらいかな? 

まぁこの話はまだまだアイデア段階であり、実際にどうこうなるのかは不透明な話なのですが、もしも追加オプションとして売られたとしても、個人的には1万円くらいまでが限度かな。BeagleBoardが150ドルくらいで売られている現状を考えますと。GP2XのBoBみたいな拡張ボードで、おまけにUSBハブ辺りも内蔵されているタイプだったら欲しい気もしますけどね。さて、どうなることやら。

#追記
DisplayPortの変換アダプターについて調べてますがDVI-DのHDMI変換アダプターと比べるとだいぶ高いですね。少なくとも日本じゃDisplayPortは普及しているとは言い難いし。現状だとHDMIと変換しないといけないですからねぇ。何でDisplayPortが普及しなかった……。家電の悪弊に飲み込まれたか。残念。現実路線だとサイズ的には不利だけど、DVI-Dにして、HDMI変換させるのがベストかも。というか既にDVI-DとHDMIの変換アダプター持ってたりして。というか、まだ出たばかりの規格なので単純に普及していないだけか。でも最近のパソコンだとHDMI端子付いているのもあるしなぁ。一度普及しちゃうと、類似規格は厳しいかもなぁ。

#外部リンク
HDMI - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/High-Definition_Multimedia_Interface

DisplayPort - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/DisplayPort

VGA端子 - Wikipedia
VGA端子 - Wikipedia

元麻布春男の週刊PCホットライン
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0520/hot547.htm

2009/06/03

Pandora情報更新 #06.03

今週もPandoraのニュースがいくつかありましたね。とりあえずダイジェスト。まずは最近お馴染みのPickle氏のQuake動画から。Quake2がPandora実機で動いていますね。ここまでは何度か出ていた情報ですが今回はアナログスティックを使用したデモですね。フォーラムでのコメントを読むと例のアナログスティックのバグが新しいファームウェアによって修正(改善)されているみたいです。良いニュースですね。引き続きPickle氏がアナログスティックのバグ出しを担当してくれるみたいです。

お次はXBMCがARMに移植されたというニュース。手短に説明するとXBMCというのは、初代XBOXを改造してマルチメディアプレイヤーにするソフトウェアですね。それのPC移植版(Linux)をARM環境に持ってきたみたいです。まだまだ手を加える必要があるみたいですが、それはARM版に限った話では無いですし、気長に見守っていこうと思います。まだまだ先は長いです。

最後に黒いCNCケース。これは詳細はわかりませんが半透明ケースで見つかった細かいバグ? を微調整した最終試作版なのかな? 何かMWeston氏がヒンジ部分がどうのこうの言っていた気がしますし。という事はまだMP版のケースは製作していないのかも。そうだとしたら、まだ2ヶ月くらい余裕見ないといけないなぁ。まぁバグ出しする為の半透明ケースだったから仕方がないですけどね。不具合抱えたまま製品版のケースを発注する訳にはいかないですし。

とか書きましたが、裏は取れていないので、あくまで私の妄想ですけど。いつもながら、牛歩のような歩みですが、確実に完成に近づいてきていると見て、見守っていくしかないですね。頑張ってほしいです。

#Picasa





#YouTube
Quake2 with Analog Nub Control - YouTube
http://youtu.be/V_2Hrw1vmkY



XBMC on ARM - YouTube
http://youtu.be/QRQFOnblixI



#外部リンク
XBMC
http://xbmc.org/

Pandora creeps ever closer to production in latest round of photos -- Engadget
http://www.engadget.com/2009/06/02/pandora-creeps-ever-closer-to-production-in-latest-round-of-phot/

New Pandora console shows latest design refresh - SlashGear
http://www.slashgear.com/new-pandora-console-shows-latest-design-refresh-0245629/

UbuntuでQuake

PandoraコミュニティのPickle氏のビデオを見ていたら、無性にQuakeを体験してみたくなってしまい何とかUbuntuで出来ないか調べてしまいました。インターネットでそれらしい情報を得たので、ここ数日いろいろと試していました。結果、何とか遊ぶ事が出来るようになりました。

今回初めてまともにFPSを体験したのですが思ったより3D酔いが酷かったです。ニコニコ動画とかでFPSの体験記みたいなのは結構見ていたのですが、その時は全然酔ったりはしなかったんだけどなぁ。もとから車酔いし易いタイプだから、ある程度は納得出来る結果なのですけどね。残念です。

まぁいいや。肝心のQuakeですが予想していたより古臭くなく今でも充分楽しめるゲームだと感じました。今回使用したDarkPlacesというQuake互換エンジンのおかげかもしれませんが敵キャラ以外はあんまり古臭く無かったですね。ちなみにDarkPlacesというのはNexuizという代表的なOSSのFPSゲームの3Dエンジンです。今でも開発続行中のエンジンですね。

ついでという訳でも無いのですがUbuntuでもニコニコ動画のFPSリプレイ動画みたいなものが作れるのか試してみました。凝っているビデオだとリプレイの他にいろいろと編集されていたりするのですが、今回は以下の点が出来るのか確認しました。
1.ゲームプレイのリプレイファイルを作成。
2.リプレイファイルから動画を作成。
3.リプレイ動画を動画サイトにアップロードできる種類に変換。
結果から書くとUbuntuでも出来ました。1と2はDarkPlacesの付属機能のみで可能でした。3は普通ならffmpegでH.264なりXvidなりに変換するのでしょうが今回は敢えてOgg Theoraにしてみました。ですのでffmpegではなくffmpeg2theoraを使用しました。ついでに最新のlibtheora 1.1alpha2 (thusnelda)版で試してみました。あんまり動画に詳しく無いですが、まぁ何とか見れる形まで持っていけたかな。本当ならいろいろと編集作業が必要なのかもしれませんが今回はここまでにしておきます。それにしてもゲームに録画機能が内蔵されていると便利ですね。他のゲームにも付いているのかな。

何の参考にもなりませんが、ついでなのでスクリーンショットも載せておきます。一番最初がゲーム画面そのもの。次がDarkPlacesで作成したaviファイル(I420 codec)。ちなみに1分間で約1GBくらい。最後がffmpeg2theoraで変換したOgg Theoraです。パッと見はそれほど変わらないかな? 拡大すると違いがわかりますけどね。余談ですが先日紹介したDailymotionなら、このOgg Theoraの動画をそのままアップロードして再生出来るのですよね? そうなるとWindows以外でも手軽にビデオ公開出来るようになりますね。ありがたやぁ。まぁ私のヘタれリプレイなんて意味ないですけどね……。

#追記
敵キャラを吹っ飛ばしている比較画面じゃ無い方(坂の画面)の色が違いますがコーデックによる差では無いです。ゲーム内であるアイテムを取ると画面が緑色になるのですが適当に似た場面でスクリーンショットを撮ったから違う場面になってしまいました。これじゃ比較にならなかったな。失礼しました。

#Picasa





#外部リンク
LordHavoc's DarkPlaces Quake Modification
http://icculus.org/twilight/darkplaces/index.html

2009/05/30

Android on Ubuntu

まだ詳細を把握していませんが、これはいろいろと好奇心を掻き立てられるニュースですね。この移植というのがAndroidそのもの(あるいは一部分)をUbuntuに持ってきたのか、Androidの要であるDalvik VM部分の移植なのか。自分でも何を書いているのか正直わかりませんが、要するに現在のJava VMみたいに、Dalvik VM部分を上手く移植出来れば、Ubuntu(将来的にはWindowsも?)のようなOSでも、Android用のアプリケーションを使用出来るかもという事です。

もしそうなれば、Android Marketを通じて有料(無料もですが)アプリをクロスプラットフォームで使用、購入する事が出来るかもしれません。まぁ現状のAndroidの使い方はUbuntuのような通常デスクトップ用途ではなく携帯電話やデジタルフォトフレームといった組み込み系に限れれていますけど、将来的にはクロスプラットフォームで課金可能なアプリケーション配信システムみたいな使い方も有り得るかもと今思いつきました。そうしたらATOKとかWNNみたいな商用アプリも気軽にLinuxで使えるようになるかも? ちょっと違うけどゲーム配信システムのSteamみたいな感じで。まぁそれだけの用途なら、Androidみたいな大きな仕掛けは要りませんけどね。

横道に逸れました。最初に思い浮かんだのはこの技術をPandoraに移植出来ないかなぁという事です。PandoraのストックOSはAngstromになる予定ですがそのOS上でDalvik VMが実用的なスピードで動作する事が出来ればこれから続々と増えてくるであろうAndroid向けのアプリケーションもPandora上で使用出来るかもと。

普通に考えれば素のOSの方が制限が少ないのでアプリケーションの性能は良いはずなのですが、例えばGoogle謹製のAndroidアプリ(Gmail系とか)や、他の有力なアプリ(Skypeとか?)も使えたりしたら幸せだなぁと。画面の大きさやそもそも機種による制限等もあるかもしれないので、ちゃんと動くのかはわかりませんけどね。などと、適当に妄想を書いてみました。早く詳細が知りたいところです。

#外部リンク
Canonicalの開発者,Ubuntu上でAndroidアプリを動かすことに成功 - ニュース:ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090528/330829/

True Blue
http://mjfrey.blogspot.com/

Android マーケットのアプリ
https://market.android.com/

Steam へようこそ
http://store.steampowered.com/

フランスの動画サイト、DailymotionがOgg Theora/Vorbisに対応

つい先日、今年はOgg Theoraに普及の兆しが見えてきたと書きましたが早速その流れが現れ始めています。フランスの動画共有サービスであるDailymotion(デイリーモーション)が試験的ながらHTML 5準拠の動画再生を開始したみたいです。これの目玉はAdobe Flashを使用しないで、ほぼ同等のサービスを提供出来ること。何といってもオーディオ、ビデオともにOSSなコーデックである「Ogg Vorbis」と「Ogg Theora」を使用しているという事でしょう。素晴らしい。

まだまだ始まったばかりの試みなので、機能的にはシンプルであり、性能的にも旧来のFlashベースと比べても劣るものであるのは否めませんが、真の意味でオープン実装が可能な事に比べれば、(私的には)たいした問題では無いと思います。まぁ、正式に対応しているウェブブラウザーであるFirefox3.5自体がまだ正式にはリリースされていませんし、Ogg Theora自体もまだまだ改善の余地がありますからね。気長に待つしかありませんね。

ただFirefox以外のブラウザーもこの流れに追随すると思いますので(実際にOPERAの開発者の記事にもそのように書かれていますし)、案外早い段階でメジャーな流れになるのかもしれません。相変わらずIEとAppleのsafariは対応しなさそうではありますが。同じwebkit系のGoogle Chromeは最新版で既にOgg Theoraの再生をサポートしているらしいですが、私はWindows版は試していないので本当かはわかりません。

それと先日ChromeとChromiumはGstreamer経由で対応とか書いたのですが現在はFFMPEGらしいですね。GoogleはMoziilaほどオープンな環境に拘ってないみたいなのでOgg Theoraが唯一のコーデックという訳では無さそう。残念ですけどね。実際にYouTubeのHTML 5デモも単にFlash抜きという事だけで、コーデックはH.264みたいですし。まぁ性能的にみたらH.264の方が優れているのも事実でしょうからね。転送量圧縮の方がトータルのコストから見たらお得なのかもしれませんし。あくまで推論ですが。

それと現在のFFmpegのOgg Theoraサポートは完璧という訳ではなく、かなり荒い実装らしく本家のlibtheoraやそれに準ずるffmpeg2theoraに比べるとだいぶ性能的に落ちるらしいです。その劣っているTheora再生がChromeに実装されているとなると、Chromeを通じて初めてTheoraやVorbisに触れるユーザーに対する印象が悪くなるのをTheoraコミュニティとしては危惧しているらしい。それとTheora専用ではなく汎用であるFFmpegがメインになってしまうと他のOgg関係との連携が悪くなってしまうのも問題らしい。(例えばKateといったもの)

ただ既にOgg開発者コミュニティとChrome開発者コミュニティとの間で話し合いが持たれており、これからの展開次第では対応に変化が出てくるかもしれませんね。私としてはそうなってくれる方が面白いのですけど。それとFFmpeg自体のTheora改良も進めているみたいです。チラッと聞いた話ではTheoraとFFmpegは微妙な関係らしかったのですが、徐々に打ち解けてきているのかな。せっかくだから、仲良くやってもらいたいところです。いつもの事ながら素人が適当な知識で書いている駄文ですので正確性は保証できません。あしからず。

#外部リンク
Dailymotion - HTML5 demo
http://www.dailymotion.com/html5

YouTube - Broadcast Yourself
http://www.youtube.com/html5

Dailymotion - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/Dailymotion