2009/11/10

iControlPadの新デザイン

Pandoraという訳じゃないですけど、以前紹介したiControlPadの新しいデザインが公開されましたね。エンガジェットの記事を見ても分かるとおり、ボタン類はPandoraの流用品です。よく見るとセレクト、スタートボタンも完全にPandoraと同じみたいですし。というのも、これを作っているチームの大半(ほぼ全員?)がOpenPandoraチームと同じですからね。企画人はCraig氏だし実際のハードウェア担当もPandoraと同じMWeston氏だし。ちょっと違うと言えばソフトウェア担当兼広報担当みたいな立場がZodTTD氏という事くらいかな。

フォーラムの中には「これはiPhoneとPandoraの間に出来た禁断の子供だ」とか「Pandora 1.5が出来ちゃった」みたいに茶化す人もいますけど、評判は上々みたい。あくまでコアなゲームマニアが集まるフォーラムの意見なので、普通の人達とは少し(だいぶ)違いますけど。でも、あんまり快く思っていない人たちもいますね。無理やり例えると「何でウチの子の為に集めたお金で作ったパーツを、iPhoneに使ってる訳?」とか「流用はまだいい。でもウチの子より先に発売するとか無いよね?」みたいな(笑)。

まぁわからないでもないですけどね。せめて、Pandoraが発売されてからにして欲しいっていうのは。他のメンバーからは「いいんじゃないの? これでPandoraのパーツが売れれば、安定供給にもつながるしさ」とか「iPhoneはiPhone。PandoraはPandoraだろ? 別に丸被りする商品じゃないんだからいいんじゃないの」的な意見もありますね。確かに。

ここからは私の憶測ですが、Pandora用のパーツを流用する事で、今後のパーツ供給計画にも余裕がうまれるのが第一のメリット。何せPandoraはファーストバッチで約4000台しか無い訳です。それに対して、iPhoneユーザーは世界中に何百万人といる訳で。噂ではZodTTD氏のエミュレーターアプリは既に数十万回ダウンロードされているみたいですし。単純にこの1割が本当にiPhoneで遊びたいと思ったなら、数万個単位で需要が生まれる訳ですからね。まぁ数万はオーバーかもしれませんが、それでもPandoraの小さいコミュニティに比べたら遥に大きな需要がある訳ですし。

次にiControlPadのレイアウトがPandoraと同じ(LRボタンは不明)に同じになる事によって、将来的にiPhone向けにゲームを開発しているデベロッパーのPandoraへの誘致が簡単になるかもしれないという事。現状でもiPhoneにはおもしろいゲームがあるでしょうが、やはり従来からある伝統的なキーレイアウトを使ったゲームの方がパイが大きいでしょう。もしiControlPadが成功して、iPhoneにPandoraと同じキーレイアウトのゲームが定着すれば、おこぼれでPandora向けに手直ししたゲームが製作されるかもしれません。基本的に同じキーレイアウトなら移植の手間が省けますし。実際に、Craig氏とZodTTD氏が手を組んで、iPhoneとPandora向けの商業ゲームを手掛けているらしいですし。まぁこれはiControlPad前提では無いでしょうが。

最後にiPhone以外への対応。今回の新デザインは、今後のiPhoneのモデルチェンジにも(出来るだけ)対応出来るようにしたらしいです。具体的に言うと、ケース密着型のデザインではなく、上下に別れたようなデザインで、基本的に下(コントローラー部分)は弄らずに、上(iPhone等との接合部分)だけで対応出来るように工夫したそうです。ですので、新型iPhone/ipod touchのみならず、同じようなレイアウトのハードウェア(iPhoneライク)にも、対応出来る「可能性」は高いと思います。例えば、Androidとか、PalmのWebOS対応機とか……。そういった基本的にゲームコントロール機能を持っていないデバイスにも、Pandoraと同じキーレイアウトを強制させる事が出来るので、ゲームデベロッパー的にもついでにPandoraにも移植してやるか的な考えが生まれるかもしれません(笑)。あくまで可能性ですが。

まぁ実際はなかなか難しいでしょうけどね。iPhoneにしたって、実際に使うには脱獄しないといけませんし、いずれは公式に似たようなパーツが出て来るかもしれません。というか、その可能性の方が高いでしょう。iPhone以外のメーカーも、どこまで自由度が与えられるかはわかりませんからね。まぁiPhoneよりは可能性は高いでしょうが。長々と妄想を書きましたが、あくまで素人が小一時間考えただけの代物です。あんまり本気で突っ込んだりしないでくださいね。では。

#YouTube
New iControlPad prototype playing Super Mario Kart on snes4iphone! - YouTube
http://youtu.be/WhyHk83R828



iControlPad Prototype running psx4iphone - Wipeout XL - Ridge Racer - YouTube
http://youtu.be/FSPUP59Qnvc



#外部リンク
iControlPad - Bluetooth gaming controls for your smartphone
http://www.icontrolpad.com/

iPhoneに十字キーとアナログスティック2本、バッテリーを追加する iControlPad -- Engadget Japanese
http://japanese.engadget.com/2009/11/09/iphone-x2-icontrolpad/

#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: iControlPad
http://blog.minawa.net/2008/05/icontrolpad_3829.html

BLOG.MINAWA.NET: Pandoraに動きがありそう
http://blog.minawa.net/2009/01/pandora_6220.html

BLOG.MINAWA.NET: iPhone 3GSとPandora
http://blog.minawa.net/2009/06/iphone-3gspandora_8320.html

2009/11/08

プリントマジック

もうそろそろ年賀状の季節ですね。私も去年からパソコンでの年賀状作りを始めた(といっても、家族に頼まれてですけど)のですが、今年はプリンターも新しいモノに変更したので少し早めに準備に取りかかっています。まぁ今日なんですけど。一番の気掛かりは以前ブログに書いた、OpenOffice.orgの文字抜け問題。OpenOffice.orgで年賀状作る人ですら少ないでしょうが、それに輪をかけてUbuntu(Linux)、かつモノクロレーザープリンター(HL-5350DN)という環境ですからね。おまけに、何を思ったのか、先日リリースされたUbuntu 9.10をインストールしてしまい、なおかつAMD64(64bit)OSに変更する始末。もう奇跡を信じて新環境に賭けてみた訳です。

まずはブラザーのウェブサイトからHL-5350DNのUbuntu/Debian用ドライバーをダウンロード。日本語ページにインストール方法が載っているのですが、そのままだとインストール出来ません。でも、英語ページを見てみると解説されてます。時間があったら、いずれやり方をまとめたいと思いますが今回は割愛。32bit版ながら何とか64bitで動かすことが出来ました。

で、次はOOo。とりあえず文字抜けするというサンプルを9.10のOOoで開いてみて、ネットワーク上から印刷してみましたが、残念ながら以前と同じような文字抜けが発生しておりました。今のところ、PDFにエクスポートする方法で正常に印刷出来るのですが、今回は年賀状が相手ですので、1枚1枚手作業で宛名とかを印刷したくないのですよね。ということで、サクッとOOoでの年賀状作りは諦めました。ちなみに去年はhpのプリンターをUSB接続したヤツだったのですが、UbuntuのOOoで宛名自動化出来てました。文面も文字抜け無しでしたし。もうやり方忘れましたけどね。ちゃんと記録しとかないと駄目だな。

で、以前から気になっていた「プリントマジック」というソフトを試してみる事にしました。でも、このソフト、Adobe AIR何ですよね。一応Linux版のバイナリもあるのですけど、今回からは64bitだからなぁなんて思っていたのですが、調べてみると案外簡単にインストール出来ました。こちらも後でまとめたいと思います。一応、アドビのウェブサイトに64bitOSへのインストール方法が書いてあったのですが、インストール出来なかったし(苦笑)。まぁバージョンが上がって、より簡単にインストール出来るようになっただけみたいですけど。

ダラダラと書いてきましたが、ようやくUbuntu 9.10かつAMD64というゲキアツな環境でAdobe AIR製のプリントマジックが使えるようになりました。実際使ってみましたが、これはスゴい楽ですねー。去年までの頑張りが嘘みたい。本当に簡単に年賀状が作成出来るようになりました。まだ実際の年賀ハガキに印刷した訳じゃないですけど、多分何の問題もなくハガキに印刷出来そうです。しかも、住所録とかもありますし。メチャクチャ簡単そう。しかも、無料で使えるなんて……。素晴らしい。これでまた1つウィンドウズ環境から解放されました。ありがたい事です。

一応注意点としては、私が愛用中のレーザープリンター「HL-5350DN」ではインクジェット用の年賀ハガキは使えないという事ですね。昔ながらの普通ハガキ(年賀状)を使用しなくてはいけません。といっても、まだ注文していないので、何の問題も無いですけど。そろそろ注文しないとな。連絡しておかなくては……。

#Picasa


#外部リンク
プリントマジック
http://www.print-magic.net/

Linux 対応状況|サポート|ブラザー
http://solutions.brother.co.jp/support/os/linux/index.html

Adobe AIR 3
http://www.adobe.com/jp/products/air.html

#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: プリンター購入計画 #01
http://blog.minawa.net/2009/06/01_2873.html

BLOG.MINAWA.NET: OpenOffice.orgで文字抜け発生
http://blog.minawa.net/2009/06/openofficeorg_2214.html

アドエス落っことした……

昨日の話なんですが、家の玄関でアドエスを床に叩き落としてしまいました。一瞬、空気が止まった感じがするほどショックでした。何ていうか、「夢?」みたいな感覚。で、下見たら固い石の床にアドエスが転がってて、おまけに蓋が開いてて……。「終わったな」って思いながら、恐る恐る拾ってみたんですが……。

何か左上の角の部分が少し削れただけで、液晶他は無事みたいでした。良かった。これで液晶にヒビでも入ってたら買いなおさないといけなくなるところでした。何せ中古なので、保障効きませんし。元からボロかったけど、愛着湧き出してきたところでしたからね。キーボード部分も今のところ壊れてませんし。まぁ見た目だけなんで、暫く使っていると異常が出てくるかもしれませんが、壊れるまで使うつもりです。まだ2年契約のうち、半年くらいしか使ってませんからね。大事に使わなくては……。

2009/11/04

Pandora情報更新 #11.04

昨日お伝えしたPandoraのケース問題ですが、今日になってCrig氏から制作中と思われるケースの写真が公開されました。多分ですが、コミュニティの間で不満が高まることを懸念しての行動なのかもしれません。懐疑派からは、本当にケースが作られているのかという疑問もありましたからね。本当は資金が底をついて、のらりくらりと引き伸ばしているのではないかとか。正直、あり得ない話ではないなと内心思ったりもしたのですけど(苦笑)。

そんな不安も今回の写真が公開されて吹き飛んだようです。確かにここまで作っておいて詐欺というのは考え辛いですからね。単に複雑なパーツ作りに苦戦しているだけなのでしょう。写真を見ると、上蓋やボタン類は既に完成しているみたいですし。多分、細部に上手くプラスチックが流れ込まない内に冷えて固まるとかそういう不具合だと思います。細かいところは難しいんですよね。私も多少経験がありますので……。

それと基板のお話。何やら11月末に基板が全て出来上がるらしい。この全てというのが4000個の事なのか今一わかりませんが、多分全部って事なのでしょう。ちなみに、この基板を作っているメーカーは、あのBeagleBoardを作っているメーカーと同じところらしい。「作る」というのは、基板の最終工程の事であり、元となる部分にアナログスティックやSDカードスロット等を組み込む作業の事らしい。もちろん組み込むだけじゃなくて、実際に使って問題がないかといったテストも含まれるようですが。

適当にYouTubeを漁ってみたら、BBを作っているメーカーらしきビデオが出てきました。このメーカーもテキサスにあるみたいだし、多分このメーカーでPandoraの基板が作られているのでしょう。ビデオの中にもバーニングテストというのもありますし。これもPandoraが105枚の基板でやったテストの事だと思います。あくまで私の憶測ですけどね。関係ないけど、このメーカーなんかノリがいいな。最後のビデオは大昔見た時はちゃんと音がついてて、小芝居している様子が見れたのですけどね。残念です。

#Picasa



#YouTube
Beagle Assembly Inspection - YouTube
http://youtu.be/9LLjDovIG2M



Beagleboard Hospital - YouTube
http://youtu.be/LCdCrcaj0Lk



#外部リンク
Circuitco.com
http://www.circuitco.com/index.html

2009/11/03

Pandora情報更新 #11.03

まずは予定されていたお披露目の話題から。結論から言いますと今週のお披露目は中止になってしまいました。何故かというとケース製作がまだ終わってないかららしい。MWeston氏の話によると、本当なら、今日中国のメーカーからカナダに出荷される予定だったらしいのですが、メーカーから連絡があり、ケースのパーツのうちの1つに不具合がある事が発覚したと告げてきたそうです……。何てこった。これは嫌なフラグですね。メーカーの話では不具合解消にあと数日(多分今週末くらい)待ってくれないかとの事らしい。

と言う事で、お披露目は来週に延期になると思うのですが、MWeston氏は余計な心配を避ける為、確実に到着するとわかるまで、カウントダウンは自粛する事にしたらしいです。確かにカウントダウンしていると外れた時のダメージが大きいですからね。事実、私もかなり残念な気持ちになりましたし。それにしても、思いの外、ケース製作に時間が掛かりますね。こうも遅れると大丈夫なのかと不安になってしまいます。予算的に納期を守れるメーカーには依頼出来なかったのでしょうけど、品質の方も気になってきました……。

ちなみに、ケースの製作ですが、任天堂DS Liteのブラック(ジェットブラック?)を色見本に使用しているらしいです。といっても、外側のテカり有りではなくて、内側のツヤ消しですけど。どっちかって言うと、DSiのブラックかな? とにかく全体がマット仕上げ(ツヤ消し)になるらしい。おっさん向けだからちょうどいいかも。

それと、以前も書いた気がしますが、MWeston氏はヒンジの強度不足を心配しているらしく、Pandoraのヒンジはかなりしっかりしたモノになる予定らしい。一応、任天堂に納入実績のある業者に依頼しているみたい。全く同じモノは使えないですけどね。DSと同系統のヒンジになるらしい。とにかく、色も作りもDS(Lite)をお手本にしているって事ですね。DS Liteもヒンジ部分が問題だったみたいですけど(笑)。

後はソフトウェア部分のお話。何かデフォルトのGUIがまた変更になるらしい。この前はenlightenment E17になると書いたのですが、今の流れだと、XFCE 4.6.xに変更になるみたい。まだ詳しくは説明されていませんが、PandoraのGUI部分の権限を持っている? DJWillis氏がXFCE 4.6系を押していたからなのかもしれません。まぁまだ流動的な部分なので、実際にどうなるかはわかりませんけど。

それと、PNDシステムの概要がWikiに書き込まれています。PNDシステムの開発者であるSkeezix氏とVimacs氏による記述(主にSkeezix氏)ですので、かなり詳細に説明されています。興味のある方は読んでみて下さい。そんなところかな。

#外部リンク
Libpnd hub - Pandora Wiki
http://www.pandorawiki.org/Libpnd_hub

#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: Pandora情報更新 #08.23
http://blog.minawa.net/2009/08/pandora-0823_9275.html

2009/11/01

Pandoraお披露目まで、あと7日?

もう寝るので、とりあえずメモだけ。何かMWeston氏のウェブサイトで謎のカウントダウンが始まったみたいです(笑)。
Countdown to production unit showcase: 7 day(s)
こんな感じ。これはPandoraの完全体(製品版と同等品)のお披露目とみて間違いないのかな? スケジュール的にはそろそろ中国のケース製作会社からケースのサンプルが発送されるくらいですからね。それがカナダのMWeston氏に届けば、一応完成品と同じものが組み上がるはずなんですけど。

まぁあと一週間で真相がわかるでしょうから、もう暫く待ちたいと思います。長かったPandora物語も終盤に差し掛かってきましたね。ハッピーエンドで終わってくれると嬉しいのですけど。

#外部リンク
Pandora Handheld Gaming and Entertainment System
http://openpandora.ca/

2009/10/27

何これスゴい……

これはスゴい。ニコニコ動画で話題の動画ですが確かに騒がれるだけはあると思いました。久々に感動したかも。アップルのCMっぽいですけど、ここまで完成度高いと脱帽ですね。やっぱりセンスって大事なんだろうな。勿論、技術もですけど。さすがに嫉妬するレベルを越えてますね。素晴らしい。

とりあえずYouTubeの方も張り付けておきます。毎度ですがご本人が公開している訳では無いので、罪悪感がありますが眠らせておくには勿体ない出来ですからね。是非ともオリジナルの方もご覧になってください。

#追記
うーん、見れば見るほどスゴい。そして、シルエットだけで全員わかってしまう自分がいる……。それはそれでどうなんだろうとは思いますけど。

#ニコニコ動画




#YouTube
Touhou - Bad Apple!! PV - YouTube
http://youtu.be/G3C-VevI36s

2009/10/26

Pandora情報更新 #10.26

今週のPandora情報。まずはMupen64Plusから。今日になって2つほど新しいビデオが公開されています。1つはAdventus氏という方が開発中のOpenGL ES向けのビデオプラグインを使用しているビデオ。特にNEON向けの改良が行われているそうです。まぁビデオを見てもらった方が早いですね。

でビデオを見た感想。何というスピードアップ! よく読んでいませんが最高で25FPSくらい出てるらしい。任天堂64についてあんまり詳しくないのですが、N64は実機でも最高で30FPSくらいのゲームしかなく、ほとんどがそれ以下のフレームレートらしい? ので、ゲームによっては既に実機と同じくらいのスピードになっているのかもしれません。ちなみにビデオにはサウンドがありませんが、エミュレーター上ではサウンドも処理しているそうです。

次のビデオは、Adventus氏のビデオプラグインを使用したPandora実機での動作デモ。こちらはお馴染みのMWeston氏が公開しているビデオですね。ちなみにAdventus氏のビデオの方も、Pandoraの基板らしいです。確かrev.4だったかな? おそらく最新の基板ですね。

最初の方はCPUの速度が600MHzで動作させたモノ。後半が800MHzまでクロックアップしたモノですね。流石に200MHzも違うと体感的にも差が出てますね。サウンドの処理が最適化されれば、フルスピードとまではいかないかもしれませんが、十分プレイ可能なレベルで動作しそうです。

ただ、以前も書いた通りOMAP3のグレードが変更されてしまったのが痛いですね。ファーストバッチのOMAP3はかなりの確率で800MHzまでクロックアップ出来るでしょうが、セカンドバッチ以降は新たに720MHzというグレードが出来てしまったので、選別で弾かれたモノがPandoraが使用するOMAP3になる「可能性」が高いですからね。まぁあくまで推測なんですけど。そういった意味でもファーストバッチの方が何かとお得なのかもしれません。納期的な意味でも(笑)。

その納期問題ですが、どうやら遅れの原因はTIの在庫管理によるものらしいです。普通に部品を注文しても平気で20週くらい掛かってしまう状態らしいです。素人なので憶測ですが、これがNOKIAのような大企業からのオファーだったら、TIも重い腰をあげてくれるのでしょうが、たかだか4000個単位の注文しか出来ないOpenPandoraチームじゃ、「おとなしくまってろや」みたいな扱いなのかもしれませんね。残念ですけど、セカンドバッチの納期はTI次第ってところが大きいのかもしれません。でも7ヶ月は流石に遅すぎますけどね(苦笑)。別に設計変更とかないだろうから、部品と組み立ての契約が取れたら簡単に製造出来るんでしょうけどねぇ。本当に残念です。奇跡を待つしかないですね。

それと、以前書いたPandoraの無線LANの不具合(ソフトウェア)ですが、どうやら解決したらしいです。これはDJWillis氏が手助けを申し出てくれていたもので、NOKIAの中の人がOSSで公開してくれていた成果物を元にPandora向けに改良したドライバが動いたって事なのかな? 素晴らしいですね。ソフトウェアとしてはNetworkManagerを使用するらしい。これはUbuntuでも使われているソフトウェアだから、私のような素人でも使いやすいですね。ちゃんと動いてくれればですけど。

後は予定どおりだと今週半ばくらいにケースのサンプルがMWeston氏に届くくらいかな。そうしたらほぼ完全体のPandoraがようやく完成するでしょうから、コミュニティ的には大事な日になるでしょうね。何か情報が入ったら、また日記に書こうとおもいます。お楽しみに。

#YouTube
Pandora mupen64plus + gles2n64 NEON optimised - YouTube
http://youtu.be/O_EXdG5x7j0



An evening with Mario - YouTube
http://youtu.be/DgP6PEhH4uQ



#外部リンク
NetworkManager - Linux Networking made Easy
http://projects.gnome.org/NetworkManager/

2009/10/23

Pandoraのセカンドバッチは滅茶苦茶遅い?

ちょっと時間が無いので、手短に。何かCraig氏がPandoraのセカンドバッチ(第2期納入分)についてコメントしていますけど、その内容がとんでもない事になっています。何とセカンドバッチの納入は「28週後」になるかもしれないらしい! 28週って事は単純に考えても約7ヶ月後って事ですか? いやぁ、いくら何でも遅すぎますね。半年以上? これはキツいなぁ。

とりあえず今日はここまで。今週末辺りで真相が掴めるかもしれませんが、ちょっと信じられないなぁ。これじゃ日本で買えるようになる前に終了かもしれないなぁ。ちなみにまだファーストバッチがいくらか残っているらしいので、本当に欲しい人はチャレンジしてみてもいいかもしれませんね。

2009/10/18

Pandora情報更新 #10.18

久しぶりにPandora情報更新。まずはCE(模擬)テストから。どうやら無事にテストに合格した模様。といってもLCDケーブル部分が微妙に怪しいのでケーブルにシールドを施すみたいです。ただし基板部分は修正無しでOKみたいなので、予定通り、残りの約4000個も発注したらしいです。良かったですね。これで基板作り直しだと余計なお金と時間が更に掛かってしまうところでしたし。

ただケーブルにシールドを取り付ける事で余計なコストが掛かってしまうのが気掛かりです。よく分かりませんが既に4000個分のケーブルも手配済みだったからケーブル自体を遮断出来るタイプに変更しなかったのかな? だとしたらセカンドバッチからはケーブル自体が新しくなるのかも? でも、そうなるとCEテスト自体を受けなおさないといけなくなって、余計にコストが掛かったりして? CEテストに数十万円は掛かるみたいですしね。まぁわかりませんけど。

ちなみに今回のテストはCEテストそのものではありませんが、CEテストと同じレベルの検査結果が得られるテストなので、ほぼ間違いなく本番も合格するらしいです。本番は検査以外の書類等に時間が掛かるだけみたいで検査内容自体は(ほぼ)同じもののようですし。一安心ですね。

次に以前書いた任天堂64のエミュレーターの続報。Pickle氏が最新版のMupen64PlusのPandora移植版のビデオを公開しています。ビデオを見ると、サウンド無しでも実機レベルのスピードには達していないみたいですが、まだ開発が始まったばかりであり、いくらかの改善の余地が残されているらしいので、将来的には遊べるレベルまで到達出来るかもしれません。特にOpenGL ES関係はまだまだ伸びる可能性があるらしい? といっても、そう簡単には最適化出来なさそうな雰囲気ですけど。ちなみにビデオに入っている可愛らしい喋り声ですが、Pickle氏の娘さんらしいです(笑)。可愛いですね。

最後にケースの話題。どうやらまだ完成していないらしい。間に長期休暇が入っていたとはいえ、思ったより時間掛かりますね。まぁお金の面で妥協しなくちゃいけない部分だから、時間的ロスは仕方ないのかな……。一度出来上がっちゃえば品質だけが問題になる訳ですけど。

そんなケースですが、どうやら今月の25日辺りにいくつかのサンプルが完成するらしいです。その後サンプルをMWeston氏に発送するので、カナダにいるMWeston氏が手にするのが2、3日後になるでしょうね。と言う事でケースで何らかのアクションが起こるのは来週? の半ばから週末にかけてって感じですかね。まぁ月末って感じです。思ったよりケースは長引きますねぇ。とりあえずこんなところかな。

#YouTube
mupen64plus on pandora - YouTube
http://youtu.be/BNHUvR-sKZE