2011/05/30

SteamとFusion APUの可能性

さっきのネタだけじゃ何かアホみたいなんで取り敢えず自分なりに整理します。まずSteamのLinux戦略についてですが、これは以前、長々と妄想を書いたので興味がある方はそちらをご覧下さい。何故Fusion APUなのか? というのはかなり根拠は薄いですがSteamプラットフォームが基本的にx86環境なので必然的にIntelかAMDになります。といっても大半がWindows前提なのでDirectXって事になるのですが最近のMAC対応、またPS3への傾倒の仕方などを見ればこれからは今迄以上にクロスプラットフォームに力を入れていくと見るべきでしょう。現にVALVE自身のSourceエンジンはクロスプラットフォーム対応済みですし。一説によると既にLinuxでも動作可能らしいですし。

Intelの統合環境ではGPUが非力過ぎますしNVIDIAはIntel/AMDのようにCPU/GPUの統合が不可能です。ましてNVIDIAは最近ARMに軸足を移していますしね。その点AMDはCPU/GPUの統合という点に置いてはIntelをかなり引き離していますし、少なくとも今現在はARMへの傾倒は計画されていませんので、せっかくのCPU/GPUの統合というトレンドを活かす為にもPC以外の使い方というのを模索しているでしょう。あくまで素人の意見ですけど。

考えてみれば初代Xboxも中身はIntelのCPUとNVIDIAのGPUの組み合わせという力業でしたし。ハードウェアデザインとして見ればお世辞にも成功していたとは言い難いですが、少なくともソフトウェア的な面ではそう失敗とも言い切れないと個人的には思いますし。ましてFusion APUは、あの頃のような力業ではなく文字通りハードウェアレベルでのCPU/GPUの統合が為されていますし。勿論Xbox360/PS3のようなゲーム機としての専門的な統合では無いにしろ、今のレベルで言えば十分性能的も現行ゲーム機と互角以上に戦えるレベルにあり、なおかつハードウェア開発に莫大に資金をつぎ込む必要もないですからね。これは大きなメリットでしょう。現にiPhoneやAndroidといったスマートフォンは似たような状況にあり、次期PSP「NGP」も構成的には汎用的なARMのSoC(OMAP5?)らしいですし。

基本的に携帯機器のデザインの方が据え置き機よりもカスタマイズが必要になるはずなのに既にそういった状況になっている訳で、据え置き機が同じ路線にならない道理もないと個人的には思うんですよね。無論今から据え置き機競争に参加しても余程の大企業、例えばAppleあるいは新興国(中国、インド、ブラジル等)の怖い物知らずのメーカーしか参入する旨みは無いでしょうが、以前も書いたように既にSteamという数千万アカウントのサービスを擁しているValveとしては参入する価値はあるのではないかなぁと。

最後に気になる点として「LlanoではBIOSに代わりCorebootが使用される」という情報も流れています。Corebootは以前「LinuxBIOS」と呼ばれていたものなんですが、実は数年前にこのブログでも取り上げています。その際にAMDがだいぶ協力的であるというのが気に掛かって、その発表の前後で「Fusion」の開発が発表されたんですが実はその頃からこういう流れになるかもしれないなぁと漠然と考えていたんですよねぇ。いや今書くとホント嘘臭いんですけど。でもホントなんですよねぇ。ホント不思議な出来事です。コレ自分の妄想がひとり歩きしてるだけんじゃないかなぁと。世の中不思議ですなぁ。

#内部リンク
意外とAMD好きだった模様。Geode GXとか懐かしい
BLOG.MINAWA.NET: SL-C1000発表
http://blog.minawa.net/2005/03/sl-c1000_13.html

BLOG.MINAWA.NET: SL-C3100発表
http://blog.minawa.net/2005/06/sl-c3100.html

懐かしのGP"X"2
BLOG.MINAWA.NET: 韓国からの刺客
http://blog.minawa.net/2005/07/blog-post_30.html

今度はGeode LXって言ってる
BLOG.MINAWA.NET: Geode LX
http://blog.minawa.net/2005/09/geode-lx.html

まだ言ってた
BLOG.MINAWA.NET: Geode LXで何か出ないかなぁ
http://blog.minawa.net/2006/04/geode-lx.html

BLOG.MINAWA.NET: Geode終了?
http://blog.minawa.net/2006/07/geode.html

BLOG.MINAWA.NET: 夢のオープンハード?
http://blog.minawa.net/2006/09/blog-post_4032.html

この頃から漠然とLinuxと(商業用)ハードウェアの可能性について考え出す
BLOG.MINAWA.NET: AMDのPICがハックされた
http://blog.minawa.net/2006/09/amdpic.html

第一時妄想爆発?
BLOG.MINAWA.NET: Neuros OSD Linux Media Recorder Beta
http://blog.minawa.net/2006/09/neuros-osd-linux-media-recorder-beta.html

この辺りでAMD Fusionについて知った模様
BLOG.MINAWA.NET: OSSなビデオカードに動きが……
http://blog.minawa.net/2007/01/oss.html

この「やっぱりアレが鍵なのかな……。」ってのが、Fusionについてでした。
BLOG.MINAWA.NET: LinuxBIOS
http://blog.minawa.net/2007/03/linuxbios.html

BLOG.MINAWA.NET: LinuxBIOS with X11 server
blog.minawa.net/2007/03/linuxbios-with-x11-server.html

この辺り、だいぶAMDに肩入れしてたみたいです
BLOG.MINAWA.NET: AMD が OpenCL 版 Bullet の移植を支援
http://blog.minawa.net/2009/09/amd-opencl-bullet.html

この辺りからSteamのLinuxクライアントについて妄想しだす
BLOG.MINAWA.NET: Steamのベータ版
http://blog.minawa.net/2010/02/steam.html

妄想爆発
BLOG.MINAWA.NET: Steam & Source on the Macについて
http://blog.minawa.net/2010/03/steam-source-on-mac.html

BLOG.MINAWA.NET: Steam & Source on the Linuxの可能性
http://blog.minawa.net/2010/03/steam-source-on-linux.html

BLOG.MINAWA.NET: Steam & Source on the Linuxの可能性 #02
http://blog.minawa.net/2010/03/steam-source-on-linux-02.html

BLOG.MINAWA.NET: Steam & Source on the Linuxの可能性 #03
http://blog.minawa.net/2010/03/steam-source-on-linux-03.html

BLOG.MINAWA.NET: Steam & Source on the Linuxの可能性 #04
http://blog.minawa.net/2010/03/steam-source-on-linux-04.html

ここでぶっちゃける
BLOG.MINAWA.NET: Steam & Source on the Linuxの可能性 #05
http://blog.minawa.net/2010/03/steam-source-on-linux-05.html

もう一つの可能性。ここでFusionコンソール説唱えようと思ったんですけど、Androidっぽいので自重
BLOG.MINAWA.NET: AmazonがGame業界に進出?
http://blog.minawa.net/2010/03/amazongame.html

この辺りで期待する。でも結局何もなし。
BLOG.MINAWA.NET: Linuxのゲーム関連で何かありそう?
http://blog.minawa.net/2010/11/linux.html

#外部リンク
Amd announces coreboot in its llano fusion chips- The Inquirer
Amd announces coreboot in its llano fusion chips- The Inquirer

2011/05/29

SteamがLinuxベースのゲーム機を計画中? しかも……

完全に釣りっぽいタイトルですが、以前Valve Corporationが運営しているゲーム配信サービスSteamがLinux向けのクライアントを開発しているのではないかという情報が実しやかに伝えられていました。その事について自分なりに妄想した長話をブログに書いたりしていたのですが、某掲示板にSteamのLinuxクライアントといった小さな話ではなくValve自身?がSteamプラットフォームが動作するハードウェア(ゲーム機?)を用意するのでは無いかというトンデモ話が載っていました……。

しかもLinuxベースのOSで、ハードウェアは何とAMDのCPU/GPU統合プロセッサ「Fusion APU」を採用したモノになるのではないかと……。おそらく「Llano(リャノ)」ベースになるのではないかとも。実際、何の確証も無い上、余りにも突拍子の無い話に思えなくもないですが、個人的には案外「アリ」なのではないかと思っています(笑)。

というか、私自身の妄想ではこの流れはかなり有るなと思っていましたし、もしそうなった場合に、採用されるハードウェアもだいぶ前から「Fusion APU」なるのではないかと思っていましたし。今言うと、嘘臭いですけど、本当にそう思っていました。実はこの妄想話を何度か書こうかなとも思っていたんです。そう思うと、この噂話の出処が、自分の妄想の中の出来事なんじゃないかとさえ、疑わしく思えてきます……。「えっ、もしかしてコレ夢の中の話なの?」って……。偶然にしちゃ上手すぎるんだよなぁ……。

あまりの偶然に、何の裏付けもなく書いちゃいましたが、まだ何の確証も無い話です。どうやら来月以降に何かあるらしいので、その時になって「やっぱ嘘でした(笑)」みたいな恥を書くかもしれません。取り敢えず誰かに聞いて欲しかった話ってだけなんです。ホント、自分でもビックリな話だわって……。

#追記
2012年現在、結局何の進展もありません。残念ながらデマだったようです:-(

ET-XreaL Still Alive

昨日リスタートするとかいいつつ早速ヤル気が無くなりそうなダメ人間ですが書き始めたので続けます。個人的に今年はLinuxというかOSSな世界にもゲームの波が来そうな予感がしていたのですが、今のところ、そうでもなかったり……。中でもイチオシだったFPSエンジン「ET-XreaL」が公式ウェブサイトごと消滅したのには正直かなりショックでした……。XREALについて知りたい方は私の過去の投稿を検索してもらえれば解ると思います。

簡単に説明するとFPS(ファーストパーソン・シューティング)というゲームジャンルがあり、その中でも特に有名なid softwareというゲームメーカーが「DOOM」や「Quake」といった自社のFPSゲームで使用していたゲームエンジンをOSS(GPL)として公開してくれたもの(id Tech3)を有志が独自に改良(ioquake3)し、更にTr3B氏がioquake3を主にレンダラー部分を改良したものが「XREAL」エンジンです。更に去年OSSとして公開された「W:ET(Wolfenstein: Enemy Territory)」のエンジン(id Tech3の改良版)にXREALを移植したモノが「ET-XreaL」なんですね。えっ、長い? 説明下手で申し訳ない。

その「ET-XreaL」ですが、デモ画面がいくつか公開されたりして順調に開発が進んでいると思われていたのですが、突如公式ウェブサイトごと削除されてしまったのですねぇ。何の説明も無しに。いくらOSSとはいえ実質開発に参加していたのはTr3B氏一人であり、更にウェブサイトのメンテナンスも同じく一人で行っていたらしいので、こういった悲劇が起こっちゃう訳ですねぇ。

残念ながら特殊かつ高度な技術が必要なプロジェクトというのは似たような傾向が多いんですよね。以前MUGENの代替?エンジン「ShugenDo」の作者の人もOSSで開発するつもりだったけど誰も手伝ってくれないし結局一人でやるからOSSじゃなくていいじゃんってコメントしてましたし。案の定? ShugenDo自体無くなってしまったみたいですしね。詳細は知りませんけど。

そんな感じで消息不明だったET-XREALですが、最近になって復活しています。依然として公式ウェブサイトは閉鎖されたままですがsourceforge.netにリポジトリが公開されており、今でも開発が続けられているようです。どういう経緯なのかは依然わかりませんがSplash DamageのXREALスレッドを読む限り開発していく予定はあるそうです。

実は一時期消息不明だった時期にSplash Damageの該当スレにて有志が開発を引き継ぐという話になり、実際に独自に開発がスタートし始めている最中にオリジナルの開発者であるTr3B氏がスレに現れて開発を再開したという経緯があるようです。といっても別にケンカ別れとかそういう訳でもなく新たに発足したプロジェクトは「OpenWolf」という名前で継続しているみたいです。元々の動機がTr3B氏失踪の為の引き継ぎなのでTr3B氏復帰後のプライオリティは低いのかもしれませんが……。そんなTr3B氏ですが、どうやら以下のような改良を主眼に置いているようです。以下、抜粋。
12) FUTURE PLAN
* Optimize ET decal system with VBOs
* Add Blender tools to make it easier to replace the existing models
* Improve ETXMap ET .map -> Doom 3 .map format conversion routine to handle detail brushes as func_static entities
* Improve ETXMap compiler for better support of extracting models from .bsp files for Blender and further editing
* Finish Doom 3 style ETXRadiant entity definitions file etmain/def/entities.def to have full support for all ET entity types
* Write SCons files for ETXMap and ETXRadiant
* Add Bullet physics engine (maybe)
* Use projection matrix that makes the near plane identical to the portal clipping plane.
(Eric Leyngel describes this method in his "Projection Matrix Tricks" paper.)
comment from https://bugzilla.icculus.org/show_bug.cgi?id=4358
難しくてよく判らないモノもありますが、「* Add Blender tools to make it easier to replace the existing models」と「* Add Bullet physics engine (maybe)」は楽しみですね。Bulletの方は (maybe)ってなってるので優先順位低そうですけど(笑)。実際にid tech3のようなスポーツ系FPSには物理演算エンジンはあまり必要ないのかもしれませんが。無いよりはあった方がいいですけどね。長くなったのでここで終了します。最後に有志によるET-XREALの動作デモ。最新のET-XREALエンジンかどうかまではわかりません。

#YouTube
ETXreal Tech Demo - YouTube
http://youtu.be/erDjDurE1-U



ETXreal Tech Demo 2 - YouTube
http://youtu.be/heODvlay4Pc



#外部リンク
SourceForge
http://xreal.git.sourceforge.net/git/gitweb-index.cgi

Et: Xreal
http://www.splashdamage.com/forums/showthread.php/21825-Et-Xreal

2011/05/27

もうすぐ6月

ご無沙汰です。まだ生きてますよ。何だかしらないけど震災以降あんまりヤル気が出ないんです。別に大して被害受けてないんですけど。気が抜けたというか何というか。気分転換にREGZAに撮り貯めたビデオ見たりゲームしたりしてるんですけど、どれも長続きしないというか……。

おまけに今年の夏は電力不足でエアコンもあまりアテに出来無いそうじゃないですか。未曾有の出来事なので、仕方ないってのは理解してるんですけどね。何か元気が出ない。一言で言うとそんな感じなんですよ。とか書いてますが、こうやって駄文書けるって事はそんなに精神状態が悪い状況じゃないって事なんでしょうね。

その証拠に、ここまで書いてたら結構気持ちが晴れてきてるし(笑)。やっぱり間開けちゃうとリスタートに負荷が掛かるんだろうなぁ。まだ書きたいネタはいくつかあるので明日あたりからボチボチ再開していきたいと思います。そんなところで今日はおしまいです。また明日から宜しくです。

2011/05/01

Ubuntu 11.04(Natty Narwhal)がリリース

世間的にはGWですね。皆さん、どうお過ごしでしょうか? 私はと言えばひっそりと家の中でOSのインストールなどをして過ごしております。えぇ悲しいですとも。そんな感じで、つい先日リリースされたばかりのUbuntu 11.04(Natty Narwhal)を試してみているのですが、正直特にコレといった印象もないんですよね。あぁ一応Unityですか? 新しいUI? 聞いた話では結構使用している環境に左右されるらしいのですが、幸い自分の環境(Nvidia Geforce9800GT)では特にコレといった問題もなく普通に動いております。といっても残念ながらデフォルトで入っているOSSドライバー「Nouveau」では立ち上がりませんでしたけども。

実際にUnitiyを使ってみた印象としてはメニューバーの位置が側面で使い辛いのとシンプルなランチャーなので今までメニューの深層にあった項目に辿りつくのが面倒くさいって事くらいですかね。動作自体は安定しています。正直、拍子抜けするくらい普通に動いてます。個人的にはメニューバーは下部に置いてほしいのですけどね。一般的なDockスタイルが一番しっくりきますし。まぁ今回は取り敢えず導入しましたって感じだと思うので半年後の11.10までにフィードバックにより更に使い易いものに仕上げて貰いたいなって感じですかね。

他の目玉というとFirefox4の導入とデフォルトの音楽プレイヤーが「Rhythmbox」から「Banshee」に変更したってくらいですかね。Firefox4は正当進化って感じで特に問題無いですね。BansheeはRhythmboxよりは良いんですけどMONOアプリっていうのが個人的にはどうかなぁて……。いや完全に偏見なんですけど。それにあんまり音楽プレイヤーって使わないんですよね。最近。音楽自体あんまり聽かないし。聴くとしたらニコニコ動画で作業用動画を聴き流しって感じですし。

全体の印象としては、かなり安定してるかと。最近のUbuntuはどっちかというと枯れてきてる印象すらありますし。というかちょっと停滞気味? Unityの導入をきっかけとしてもっとアグレッシブに新しい事にチャレンジしていって欲しいですね。個人的にですけど。

#外部リンク
Ubuntu
http://www.ubuntu.com/

2011/04/14

The Humble Frozenbyte Bundle

去年から始まったインディーズゲームのチャリティー企画「The Humble Indie Bundle」の第三弾が早くもスタートしたようです。今回は名前が「The Humble Frozenbyte Bundle」らしいです。何故かというと、全てのゲームがFrozenbyteというフィンランドのゲーム会社製だからみたいです。

私は今までのThe Humble Indie Bundle全部買ってますが、正直第二回は物足りなかったのですよね。ゲーム自体は良いんですけどOSS信奉者としては一回目の大放出に比べると、どうしても見劣りする内容でしたし。今回も今のところOSS化されるのは1ゲームだけ、それもWindows版しかないゲームらしいので、正直微妙なんですが提供されるゲームは今までのゲームと比べるとかなり洗練された感じがします。やった事は無いですけども。円高ですし試しに買ってみても損は無いと思います。

ちなみに今回ソースコードが公開されるのは「Jack Claw」ってゲームらしいです。未完成? かつWindowsでしか動きませんけど。でもゲームエンジンとして活用できそうな雰囲気ですね。ただ他のゲームの物理エンジンが「AGEIA PhysX」らしいのでLinuxだとかなり厳しいそう。Bulletなら良かったんですけどね。

YouTube
The Humble Frozenbyte Bundle - YouTube
http://youtu.be/ZaM6LHC_uXA



Jack Claw Trailer - YouTube
http://youtu.be/KzcBJ5y1jV4



#追記
ペース速いなぁ。昨日の夜中に見たときは、まだこんなもんだったのに…。

#Picasa

#外部リンク
The Humble Indie Bundle #4 (pay what you want and help charity)
http://www.humblebundle.com/

Frozenbyte - Wikipedia, the free encyclopedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Frozenbyte

#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: The Humble Indie Bundle
http://blog.minawa.net/2010/05/humble-indie-bundle_3975.html

BLOG.MINAWA.NET: Humble Indie Bundle 2
http://blog.minawa.net/2010/12/humble-indie-bundle-2_4318.html

BLOG.MINAWA.NET: The Humble Indie Bundle のその後 -Lugaru HD-
http://blog.minawa.net/2010/05/humble-indie-bundle-lugaru-hd_5975.html

BLOG.MINAWA.NET: The Humble Indie Bundle のその後 -Penumbra:Overture-
http://blog.minawa.net/2010/06/humble-indie-bundle-penumbraoverture_2859.html

BLOG.MINAWA.NET: The Humble Indie Bundle のその後 -Gish-
http://blog.minawa.net/2010/06/humble-indie-bundle-gish_3280.html

BLOG.MINAWA.NET: The Humble Indie Bundle のその後 -Aquaria-
http://blog.minawa.net/2010/06/humble-indie-bundle-aquaria_3188.html

BLOG.MINAWA.NET: The Humble Indie Bundle のその後 -総括-
http://blog.minawa.net/2010/06/humble-indie-bundle_6315.html

BLOG.MINAWA.NET: AquariaがPSPで動く?
http://blog.minawa.net/2010/07/aquariapsp_7844.html

2011/04/11

SDL 1.3はライセンスが変更?

ブログのレイアウトも変えて新たな気持ちで再スタートしようと思っていた矢先に、また東北で強い揺れがありました。直接被災した訳(被害といえば常用している液晶ディスプレイが傷ついたくらい)では無いのに、何故か気持ちが沈んだままです。これでもし自分と家族が被災していたらと思うと。これからの日本、本当にどうなってしまうのだろう……。うーん出だしから暗くなってしまった。タイトルを付けた時はこんな事書こうとは思っていなかったのだけど。昔から深く考えずに文章書いてるからなぁ。申し訳ないです。

ガラッと話題が変わってタイトル「SDL 1.3はライセンスが変更?」。文字通りの意味ですが、どうやら現在開発中のSDLの新バージョン1.3からライセンスが変更されて「LGPL」から「zlib License」になるみたいです。どういう事かというと、今までのライセンスより活用条件が更に「緩く」なるって事ですね。BSDライクなライセンス。これにはコミュニティメンバーも賛否両論みたいです。概ね賛成みたいですが一部の強硬派からは失望したという声も聞こえてきますが。私個人としては歓迎できる変更だと思いますけどね。

例えばPS3やXBOX360、あるいはWiiのような商用コンソールの開発にも、今回のライセンス改訂で使える「可能性」は高まりましたし。以前書いたOSSなFPS「Nexuiz」のPS3、XBOX360移植の話も技術的には何の問題は無くても、政治的な面から不可になってしまいましたし。PCに比べると商用ゲームコンソールのライセンス問題はかなりシビアですしね。実質不可能でしょうし。ギリギリでAndroidくらいかな。有り得そうなのは。まぁ、技術的に可能とは言っても、最後は各コンソールメーカーの判断次第なんですけどね。よほど重要な技術じゃなければ、今からOKが出るのは難しいかもしれませんね。ライセンスが緩い「Bullet」なんかは割と使われてるんですけどね。ゲームコンソールでも。

それに伴ってSDLの商用ライセンスの為の会社「Galaxy Gameworks」は休止の予定だそうです。今まで通りメンテナンス業務は行うらしいですが、新たな活動はしない方向みたいですね。コミュニティ主体の開発になるそうです。どうやらGalaxy Gameworksの設立者兼、SDLのオリジナル開発者であったSam Lantinga氏が、家族との時間を大切にする為に長年務めた「Blizzard Entertainment」も退職した事が主な要因なようです。まぁ「World of Warcraft」のメインプログラマーとして今までずっと貢献してきてましたからね。お金の面では特に問題は無いのでしょう。

ただ彼のブログエントリーを見ると既にいくつかの会社からオファーが来てるみたいです。hpとか。何故hpかというと例の「WebOS」の主要技術にSDLが組み込まれてるからでしょうね。確かに今一番必要としている技術者の一人なのかもしれません。有能な人材ってのは羨ましいですねぇ……。

#追記
おまけ。技術的には問題が無かった? Nexuizのビフォー・アフター。上がQuakeエンジンの派生版「Darkplaces」を使用した幻のゲーム機版。下が現在開発中? のNexuiz。ゲームエンジンは何と「CryEngine 3」らしい。うーん。

#YouTube
Nexuiz GDC 2010 Gameplay - YouTube
http://youtu.be/pGYYnZQPZdU



Nexuiz CryEngine 3 Gameplay Trailer - YouTube
http://youtu.be/HUy3t_ETCQQ



#追記
へぇ。iPhoneやAndroidで大ヒットした「Angry Birds」ってSDL使ってたんだ。知らなかった。AndroidはまだしもAppleの審査でも問題無かったのか。LGPLだからかな。それとも商用ライセンスで開発したのだろうか。どちらにしろSDL1.3からは商用ライセンス買わなくても良くなりますからね。面白いアイデアある人は一攫千金も夢じゃない? ついでにXBLA(Xbox Live Arcade)やPSN(プレイステーションネットワーク)も解禁されたら。よく見たら「License: Commercial」って書いてありますね。

#追記
あぁ、WebOS移植版にSDLの商用ライセンスを使用したって事なのかな。他のプラットフォームはまた別ですね。

#YouTube
Angry Birds on Palm - YouTube
http://youtu.be/xDDLHtf2SNo



#追記
「Angry Birds」はWebOS移植版にのみSDLの商用ライセンスを使用しているそうです。他の数社がiPhoneでSDLの商用ライセンスを使用しているのは事実ですが、大人の事情により公表する事は出来ないそうです。なるほど。

#外部リンク
[SDL] SDL 1.3 licensing terms
http://lists.libsdl.org/pipermail/sdl-libsdl.org/2011-April/080415.html

Simple DirectMedia Layer
http://www.libsdl.org/

Exploring the Galaxy: Exploring the Galaxy
http://slouken.blogspot.com/2011/04/exploring-galaxy.html

Home - Galaxy Gameworks
http://galaxygameworks.com/

SDL - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/SDL

GNU Lesser General Public License - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/GNU_Lesser_General_Public_License

zlib License - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/Zlib_License

HP webOS - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/HP_webOS

Simple DirectMedia Layer (Angry Birds)
http://www.libsdl.org/games.php?match_id=2088

Rovio - Angry Birds
http://www.rovio.com/index.php?page=angry-birds

#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: PandoraのSDLは1.3?
http://blog.minawa.net/2009/05/pandorasdl13_7609.html

BLOG.MINAWA.NET: NexuizとXonotic
http://blog.minawa.net/2010/09/nexuizxonotic_7277.html

BLOG.MINAWA.NET: opensource.palm.com
http://blog.minawa.net/2009/06/opensourcepalmcom_5097.html

BLOG.MINAWA.NET: Almost Native Graphics Layer Engine(ANGLE)
http://blog.minawa.net/2010/03/almost-native-graphics-layer_7485.html

BLOG.MINAWA.NET: MMDに物理エンジン?
http://blog.minawa.net/2009/06/mmd_8069.html

BLOG.MINAWA.NET: AMD が OpenCL 版 Bullet の移植を支援
http://blog.minawa.net/2009/09/amd-opencl-bullet_4120.html

BLOG.MINAWA.NET: 映画を見た。で、ふと思ったこと。
http://blog.minawa.net/2011/01/blog-post_7478.html

2011/04/09

ぼちぼち再開

久しぶりに投稿。先月が震災以来、どうもやる気が出ない生活が続いてます。春だというのに。それじゃいけないので、そろそろ駄文書きでも再開しようと思います。今後とも宜しくお願いします。余談ですが、ウチのアマゾン検索でいろいろ買ってくれた方ありがとうございました。正直嬉しいです。

2011/03/20

震災から一週間

東北、関東に未曾有の被害をもたらした地震から約一週間。ようやく日常生活も落ち着き始めた感じでしょうか。幸い私の家族含めた親戚一同、何とか命だけは無事だったようです。親の実家が宮城県、しかも栗原市だったので、正直かなり不安でした。幸い、地震の後すぐに家族の電話が通じたので無事だけは確認出来ていたのですが、その後昨日になるまで一切の連絡が取れずにおりました。

ようやく現地の電話が通じるようになったようで詳しい状況を聞けましたが。海沿いではなかったので地震による被害だけだったようです。といってもそれなりに建物の被害は出たみたいですが。栗原市以外の近隣にも何人か親戚がいたのですが、そちらも津波の被害は全く無く地震による建物の被害のみだったようです。

建物内の被害は結構あるみたいですが、電話、ガス、水道といったライフラインの供給が2,3日前まで復旧しておらず、とても心配な日々だったようです。特に老齢で一人暮らしの親戚は本当に心細い生活を強いられていたようです。無事で本当に良かった。まだまだ復興には時間が掛かるでしょうが一日でも早く元の落ち着いた生活を取り戻せるように、日本全体で取り組んでいかないといけないと思いました。未だに被災地で不自由な生活を強いられている方々も沢山居る訳ですからね。

2011/03/12

死ぬということ

今日の地震、何とか家族ともども無事でした。ただ明日以降死ぬかもしれない。そう考えるとネットに繋がっている時に何か書いておこうかと思いました。ただの自己満足かもしれないけど、もしかしたら最後になるかもしれない。死ぬのって案外呆気無いのかもしれないなぁ。明日も生きられますように。ただの自己満足です。生き残れたら、また続けたいなぁ。