2011/06/07

EA(Electronic Arts)のデジタルゲーム配信サービス「Origin」

最近、似たようなニュースが続きますが海外ゲーム大手のEA(Electronic Arts)もデジタルゲーム配信サービスを本格化させるようです。ぶっちゃけSteamみたいなもんですかね。詳細はまだ調べてないので実際のサービスがどのようなモノになるのかは分かりませんけど。

ここまで書くと、そう面白くもない?話なんですが、どうやらこの「Origin」、Windwosのみならず、Mac、更にはiPnoneといったモバイル環境にも対応?したクロスプラットフォームサービスらしいのです。で某掲示板の情報によると少なくともWindwos版のクライアントにLinuxでも使用されている「Qt」がGUIツールキットとして使われているらしいのです。といっても即座にLinux対応という事ではなく単にMac対応の為だとは思うのですが、少なくともガチガチなWindows環境オンリーといった構成にはなっていないというのがミソですよね。

SteamもわざわざWebkit対応までしてクロスプラットフォーム化を促進していますし先日書いたDesuraなんかは明確にLinuxを将来の対応プラットフォームとして明言していますし。ちなみにDesuraのGUIツールキットは今のところ「wxWidgets」らしいです。ただ開発が進むにつれて予期しない不具合が出たりしているので将来的にどうなるかは未定らしいですけど。まだ開発中ですからね。

それと先日書いたUbuntu自らによるソフトウェアセンターの改良ですが今現在でもいくつか有料ゲームが取り扱われています。HiBで有名な「World of Goo」や、見降ろし型シューティングゲーム「Steel Storm: Burning Retribution」、そして農園育成ゲーム?の「Family Farm」等です。このうち「Steel Storm: Burning Retribution」は何回か取り上げたことがあるオープンソースなQuake派生FPSエンジン「DarkPlaces」を使用しているようです。また、「Family Farm」もオープンソースなグラフィックエンジン「OGRE」を使ったゲームみたいです。OGREも今迄何回か取り上げていますので名前くらいは聞いた事があるかもしれませんね。

ちなみにこれらのゲームはUbuntuのソフトウェアセンター以外にSteamやDesuraからも購入出来るようです。そう考えると、やはりUbuntuユーザーのみが対象なソフトウェアセンターよりもWindowsやMacユーザーも対象にしているゲーム専用デジタル配信サービスを利用した方が開発者としてはメリットがあるように感じますね。そのあたりは個人のポリシーでしょうけど。それに今のところソフトウェアセンター以外の配信サービスはUbuntuに対応している訳じゃないですしね(笑)。ちょっと説明が荒いですが時間が無いので今日はここまでにします。この話題はまた動きがあった時に触れたいと思います。

#外部リンク
Originについて
http://www.origin.com/jp/about

EAがソーシャル要素を特徴とするダウンロード販売サービス「Origin」を明日発表、ローンチ時に150タイトルを用意か « doope! 国内外のゲーム情報総合サイト
http://doope.jp/2011/0618778.html

Family Farm game
http://www.familyfarmgame.com/en/family-farm-game

Steel Storm: Burning Retribution, a brilliant top-down action shooter. SP, DM, CTF and COOP! Linux, Mac and Win platforms.
http://www.steel-storm.com/

Family Farm game in Ubuntu « Canonical Blog
http://blog.canonical.com/2011/06/02/family-farm-game-in-ubuntu/

Steel Storm: Burning Retribution in Ubuntu « Canonical Blog
http://blog.canonical.com/2011/05/17/593/

Qt - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/Qt

wxWidgets - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/WxWidgets

SMSの相互接続スタート

そういえば、もうすぐ日本でも携帯電話SMS(ショートメッセージサービス)の相互接続が開始するみたいですね。正直、普通の人、特に従来型の電話機(フィーチャーフォン)を使っている人にとっては大したニュースでは無いかもしれません。一昔前ならともかく今となっては普通のeメールの方が安い場合が多いですからね。でも私としては結構重要なニュースなんですよね。

といっても今のままでは大して使わないと思います。上でも書きましたが各社何らかの形でeメール定額が成立しているのに対しSMSは70文字しか送れない上、送信は約3円掛かりますし。ソフトバンクやイーモバイルはグループ内なら無料の場合もあるようですが……。私の妄想では、このSMS相互接続を機に少なくともスマートフォンで擬似的なメールアドレスのポータビリティ制度確立への足掛かりになってくれるのではないかなと密かに期待しているのです。ぶっちゃけるとGmailなんですけどね……。

知っている方も多いと思いますが現段階でもSkype等はPC環境からの日本の携帯電話へのSMSが実現しています。残念ながら送信元が不明かつ一回の送信に掛かる料金が約7円とかなり高くついてしまいますが、少なくとも技術的には可能な訳です。また海外ではGmailからの携帯へのSMS送信が可能な上、送信料も無料らしいのです。ちょっと曖昧な知識なので現状は違っているのかもしれませんけど……。

何が言いたいかと言うとスマートフォンを使用した場合にGmailをメインメールアドレスとして使用し、携帯電話からのメールもGmail経由で自分の携帯電話(SMS)に転送出来ればプッシュ通知が可能になるのではないのかって言うことです。受信数70文字なので全文は無理でも、メールがGmailに届いているという事がリアルタイムに判るだけでも価値がありますからね。

現状のAndroidのGmailアプリでもプッシュ通知は可能らしいですが、それは擬似的なモノで実際には一定間隔置きにサーバーへ確認しに行く方法? らしい。そうなると必然的にバッテリーの消費がフィーチャーフォンのプッシュ通知に比べると激しくなり、ただでさえ短いスマートフォンのバッテリーが更に短くなる原因となってしまいます。(ここまで書いておいて何ですが、技術的根拠は何もありません……)簡単に言えばGmailのSMS転送が無料で出来るようになればMNPが今より簡単になるんじゃないかなぁと言う話です。

ただ、もしGmailからのSMS転送が無料で出来るようになっても結局は各携帯キャリアと契約しなくちゃいけない訳で、もしそうなら普通に300円くらい払ってメールアドレス貰えばいいじゃんって話な訳です。でGmailから各携帯電話のメールアドレスに転送すれば面倒くさい事しなくても同じ事が出来る訳で……。

確かに。ただ今回のSMS相互接続で恩恵を受けそうな会社があります。日本通信のb-mobileです。といってもデータ通信のみのb-mobileSIMはSMSが使えません。唯一メリットがありそうなのは電話も使える「talkingSIM」の方ですね。こちらは電話とともにSMSが使えます。ただし携帯キャリアのようなeメールアドレスはありません。

長くなったので終了しますが、これから先、日本通信以外の企業もドンドンとMVNOに参加して来てほしいですね。特にGoogle自身が現状の日本の閉鎖環境を打破する為にもMVNOに乗り込んできて欲しいです。その為の布石として是非ともGmailからのSMS転送を可能にして貰いたいです。出来れば無料で……。あんまり頭で考えないで書きだしちゃったからグダグダな文章になってしまったな。またそのうち書きなおすかもしれません。

#外部リンク
携帯各社、SMSの相互接続サービスを7月13日スタート - ケータイ Watch
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20110601_449797.html

talkingSIM(トーキングシム) | ついに音声通話をプラス、SIMロックフリーが加速する。
http://www.bmobile.ne.jp/sim_t/index.html

SMS - オンラインSMS - Skype
http://www.skype.com/intl/ja/features/allfeatures/sms/

2011/06/05

DesuraとLinux

この前SteamがLinuxで何か企んでるかもと書いたんですが結局は噂、下手したらただのデマカセレベルのお話な訳です。個人的には何かしらあるんじゃないかなぁとは思ってるんですけどね。その点、今日紹介する「Desura」というサービスはより確実な情報です。といっても私自身あんまり知らないんですけど……。

「Desura」というのは簡単に言っちゃうとSteamと同じようなゲームのオンライン配信サービスらしいです。ちょっと違うのは運営元がValveのような大手ではない事とゲームの配信のみではなくMODやインディーズのサポートに力を入れているって事でしょうか。詳しくは、リンク先の「GAME LIFE」さんの紹介記事をご覧下さい。以下、リンク先からの引用。
Desuraの特徴

Mod/インディーズゲームをメインに取り扱うデジタル配信サービス
ユーザーは登録されているModやフリーゲームを手軽にインストール・管理することができる
有料のインディーズゲームをオンライン決済で購入することも可能
インストールしたゲーム(Mod)の自動アップデート
Mod DB/Indie DBの膨大なデータベースを基にしている
ユーザー主導のサービスで、作品に対するレビューやメディアの投稿などを行える
多くの開発者がサービスを利用しているため、Desuraを通じて直接的にコンタクトを取れる
Steamと比べると規模、運営レベルともに見劣りする気がしますがSteamには無い良い点(MODも含めてサポートしている等)もあるようです。そのDesuraですが、つい最近公式ブログでWindowsクライアントのみならずLinuxクライアントも開発中である事を正式にアナウンスしたようです。素晴らしい。まだ完成には程遠いようですが確実にLinuxもサポートする事を表明しているのは心強いですね。

あまり関係ないですがUbuntu自体もソフトウェアセンターを大幅に改良し有料アプリ、ゲームの購入をし易くする方針らしいです。私としてはSteamやDesuraといったクロスプラットフォームなゲーム配信サービスの方が、いろいろと面白いと思っているのですがUbuntu自体でも有料アプリ配信に力を入れること自体は悪いことでは無いと思っています。また何か動きがあれば、お知らせしたいと思います。

#YouTube
Desura Demo - YouTube
http://youtu.be/VnvU5gOqZ5w



Ubuntu developer portal, preview - YouTube
http://youtu.be/CZYqT5PnPCs



#外部リンク
Games & Mods | Desura
http://www.desura.com/

Desura Linux Development - Introduction news | Desura
http://www.desura.com/news/desura-linux-development-introduction

Desura ベータ版レポート
http://www.game-damashi.com/features/201011/desura/desura.html

Desuraの現状とその問題点 | GAME LIFE
http://www.game-damashi.com/features/201103/desuraagain/desura.html

Desura « GAME LIFE ニュース
http://www.game-damashi.com/database/?tag=desura

Ubuntu developer portal preview « Canonical ISD
http://voices.canonical.com/isd/?p=167

2011/06/03

MMDAI -おらがトコにも春が来た!-

タイトルからして痛いですが、ついにあの子達が我らがUbuntuにも遊びに来てくれましたよ。素晴らしい。某所の記事見て早速我が家でも導入してみました。以下スクリーンショット。これからが楽しみだ……。

#Picasa






#YouTube
MMDAI on ubuntu - YouTube
http://youtu.be/Sb1ZwRZ1K9U



#外部リンク
hkrn/MMDAI - GitHub
https://github.com/hkrn/MMDAI

Crypto and Salt: MMDAI
http://blog.hikarin.jp/search/label/MMDAI

2011/05/30

SteamとFusion APUの可能性

さっきのネタだけじゃ何かアホみたいなんで取り敢えず自分なりに整理します。まずSteamのLinux戦略についてですが、これは以前、長々と妄想を書いたので興味がある方はそちらをご覧下さい。何故Fusion APUなのか? というのはかなり根拠は薄いですがSteamプラットフォームが基本的にx86環境なので必然的にIntelかAMDになります。といっても大半がWindows前提なのでDirectXって事になるのですが最近のMAC対応、またPS3への傾倒の仕方などを見ればこれからは今迄以上にクロスプラットフォームに力を入れていくと見るべきでしょう。現にVALVE自身のSourceエンジンはクロスプラットフォーム対応済みですし。一説によると既にLinuxでも動作可能らしいですし。

Intelの統合環境ではGPUが非力過ぎますしNVIDIAはIntel/AMDのようにCPU/GPUの統合が不可能です。ましてNVIDIAは最近ARMに軸足を移していますしね。その点AMDはCPU/GPUの統合という点に置いてはIntelをかなり引き離していますし、少なくとも今現在はARMへの傾倒は計画されていませんので、せっかくのCPU/GPUの統合というトレンドを活かす為にもPC以外の使い方というのを模索しているでしょう。あくまで素人の意見ですけど。

考えてみれば初代Xboxも中身はIntelのCPUとNVIDIAのGPUの組み合わせという力業でしたし。ハードウェアデザインとして見ればお世辞にも成功していたとは言い難いですが、少なくともソフトウェア的な面ではそう失敗とも言い切れないと個人的には思いますし。ましてFusion APUは、あの頃のような力業ではなく文字通りハードウェアレベルでのCPU/GPUの統合が為されていますし。勿論Xbox360/PS3のようなゲーム機としての専門的な統合では無いにしろ、今のレベルで言えば十分性能的も現行ゲーム機と互角以上に戦えるレベルにあり、なおかつハードウェア開発に莫大に資金をつぎ込む必要もないですからね。これは大きなメリットでしょう。現にiPhoneやAndroidといったスマートフォンは似たような状況にあり、次期PSP「NGP」も構成的には汎用的なARMのSoC(OMAP5?)らしいですし。

基本的に携帯機器のデザインの方が据え置き機よりもカスタマイズが必要になるはずなのに既にそういった状況になっている訳で、据え置き機が同じ路線にならない道理もないと個人的には思うんですよね。無論今から据え置き機競争に参加しても余程の大企業、例えばAppleあるいは新興国(中国、インド、ブラジル等)の怖い物知らずのメーカーしか参入する旨みは無いでしょうが、以前も書いたように既にSteamという数千万アカウントのサービスを擁しているValveとしては参入する価値はあるのではないかなぁと。

最後に気になる点として「LlanoではBIOSに代わりCorebootが使用される」という情報も流れています。Corebootは以前「LinuxBIOS」と呼ばれていたものなんですが、実は数年前にこのブログでも取り上げています。その際にAMDがだいぶ協力的であるというのが気に掛かって、その発表の前後で「Fusion」の開発が発表されたんですが実はその頃からこういう流れになるかもしれないなぁと漠然と考えていたんですよねぇ。いや今書くとホント嘘臭いんですけど。でもホントなんですよねぇ。ホント不思議な出来事です。コレ自分の妄想がひとり歩きしてるだけんじゃないかなぁと。世の中不思議ですなぁ。

#内部リンク
意外とAMD好きだった模様。Geode GXとか懐かしい
BLOG.MINAWA.NET: SL-C1000発表
http://blog.minawa.net/2005/03/sl-c1000_13.html

BLOG.MINAWA.NET: SL-C3100発表
http://blog.minawa.net/2005/06/sl-c3100.html

懐かしのGP"X"2
BLOG.MINAWA.NET: 韓国からの刺客
http://blog.minawa.net/2005/07/blog-post_30.html

今度はGeode LXって言ってる
BLOG.MINAWA.NET: Geode LX
http://blog.minawa.net/2005/09/geode-lx.html

まだ言ってた
BLOG.MINAWA.NET: Geode LXで何か出ないかなぁ
http://blog.minawa.net/2006/04/geode-lx.html

BLOG.MINAWA.NET: Geode終了?
http://blog.minawa.net/2006/07/geode.html

BLOG.MINAWA.NET: 夢のオープンハード?
http://blog.minawa.net/2006/09/blog-post_4032.html

この頃から漠然とLinuxと(商業用)ハードウェアの可能性について考え出す
BLOG.MINAWA.NET: AMDのPICがハックされた
http://blog.minawa.net/2006/09/amdpic.html

第一時妄想爆発?
BLOG.MINAWA.NET: Neuros OSD Linux Media Recorder Beta
http://blog.minawa.net/2006/09/neuros-osd-linux-media-recorder-beta.html

この辺りでAMD Fusionについて知った模様
BLOG.MINAWA.NET: OSSなビデオカードに動きが……
http://blog.minawa.net/2007/01/oss.html

この「やっぱりアレが鍵なのかな……。」ってのが、Fusionについてでした。
BLOG.MINAWA.NET: LinuxBIOS
http://blog.minawa.net/2007/03/linuxbios.html

BLOG.MINAWA.NET: LinuxBIOS with X11 server
blog.minawa.net/2007/03/linuxbios-with-x11-server.html

この辺り、だいぶAMDに肩入れしてたみたいです
BLOG.MINAWA.NET: AMD が OpenCL 版 Bullet の移植を支援
http://blog.minawa.net/2009/09/amd-opencl-bullet.html

この辺りからSteamのLinuxクライアントについて妄想しだす
BLOG.MINAWA.NET: Steamのベータ版
http://blog.minawa.net/2010/02/steam.html

妄想爆発
BLOG.MINAWA.NET: Steam & Source on the Macについて
http://blog.minawa.net/2010/03/steam-source-on-mac.html

BLOG.MINAWA.NET: Steam & Source on the Linuxの可能性
http://blog.minawa.net/2010/03/steam-source-on-linux.html

BLOG.MINAWA.NET: Steam & Source on the Linuxの可能性 #02
http://blog.minawa.net/2010/03/steam-source-on-linux-02.html

BLOG.MINAWA.NET: Steam & Source on the Linuxの可能性 #03
http://blog.minawa.net/2010/03/steam-source-on-linux-03.html

BLOG.MINAWA.NET: Steam & Source on the Linuxの可能性 #04
http://blog.minawa.net/2010/03/steam-source-on-linux-04.html

ここでぶっちゃける
BLOG.MINAWA.NET: Steam & Source on the Linuxの可能性 #05
http://blog.minawa.net/2010/03/steam-source-on-linux-05.html

もう一つの可能性。ここでFusionコンソール説唱えようと思ったんですけど、Androidっぽいので自重
BLOG.MINAWA.NET: AmazonがGame業界に進出?
http://blog.minawa.net/2010/03/amazongame.html

この辺りで期待する。でも結局何もなし。
BLOG.MINAWA.NET: Linuxのゲーム関連で何かありそう?
http://blog.minawa.net/2010/11/linux.html

#外部リンク
Amd announces coreboot in its llano fusion chips- The Inquirer
Amd announces coreboot in its llano fusion chips- The Inquirer

2011/05/29

SteamがLinuxベースのゲーム機を計画中? しかも……

完全に釣りっぽいタイトルですが、以前Valve Corporationが運営しているゲーム配信サービスSteamがLinux向けのクライアントを開発しているのではないかという情報が実しやかに伝えられていました。その事について自分なりに妄想した長話をブログに書いたりしていたのですが、某掲示板にSteamのLinuxクライアントといった小さな話ではなくValve自身?がSteamプラットフォームが動作するハードウェア(ゲーム機?)を用意するのでは無いかというトンデモ話が載っていました……。

しかもLinuxベースのOSで、ハードウェアは何とAMDのCPU/GPU統合プロセッサ「Fusion APU」を採用したモノになるのではないかと……。おそらく「Llano(リャノ)」ベースになるのではないかとも。実際、何の確証も無い上、余りにも突拍子の無い話に思えなくもないですが、個人的には案外「アリ」なのではないかと思っています(笑)。

というか、私自身の妄想ではこの流れはかなり有るなと思っていましたし、もしそうなった場合に、採用されるハードウェアもだいぶ前から「Fusion APU」なるのではないかと思っていましたし。今言うと、嘘臭いですけど、本当にそう思っていました。実はこの妄想話を何度か書こうかなとも思っていたんです。そう思うと、この噂話の出処が、自分の妄想の中の出来事なんじゃないかとさえ、疑わしく思えてきます……。「えっ、もしかしてコレ夢の中の話なの?」って……。偶然にしちゃ上手すぎるんだよなぁ……。

あまりの偶然に、何の裏付けもなく書いちゃいましたが、まだ何の確証も無い話です。どうやら来月以降に何かあるらしいので、その時になって「やっぱ嘘でした(笑)」みたいな恥を書くかもしれません。取り敢えず誰かに聞いて欲しかった話ってだけなんです。ホント、自分でもビックリな話だわって……。

#追記
2012年現在、結局何の進展もありません。残念ながらデマだったようです:-(

ET-XreaL Still Alive

昨日リスタートするとかいいつつ早速ヤル気が無くなりそうなダメ人間ですが書き始めたので続けます。個人的に今年はLinuxというかOSSな世界にもゲームの波が来そうな予感がしていたのですが、今のところ、そうでもなかったり……。中でもイチオシだったFPSエンジン「ET-XreaL」が公式ウェブサイトごと消滅したのには正直かなりショックでした……。XREALについて知りたい方は私の過去の投稿を検索してもらえれば解ると思います。

簡単に説明するとFPS(ファーストパーソン・シューティング)というゲームジャンルがあり、その中でも特に有名なid softwareというゲームメーカーが「DOOM」や「Quake」といった自社のFPSゲームで使用していたゲームエンジンをOSS(GPL)として公開してくれたもの(id Tech3)を有志が独自に改良(ioquake3)し、更にTr3B氏がioquake3を主にレンダラー部分を改良したものが「XREAL」エンジンです。更に去年OSSとして公開された「W:ET(Wolfenstein: Enemy Territory)」のエンジン(id Tech3の改良版)にXREALを移植したモノが「ET-XreaL」なんですね。えっ、長い? 説明下手で申し訳ない。

その「ET-XreaL」ですが、デモ画面がいくつか公開されたりして順調に開発が進んでいると思われていたのですが、突如公式ウェブサイトごと削除されてしまったのですねぇ。何の説明も無しに。いくらOSSとはいえ実質開発に参加していたのはTr3B氏一人であり、更にウェブサイトのメンテナンスも同じく一人で行っていたらしいので、こういった悲劇が起こっちゃう訳ですねぇ。

残念ながら特殊かつ高度な技術が必要なプロジェクトというのは似たような傾向が多いんですよね。以前MUGENの代替?エンジン「ShugenDo」の作者の人もOSSで開発するつもりだったけど誰も手伝ってくれないし結局一人でやるからOSSじゃなくていいじゃんってコメントしてましたし。案の定? ShugenDo自体無くなってしまったみたいですしね。詳細は知りませんけど。

そんな感じで消息不明だったET-XREALですが、最近になって復活しています。依然として公式ウェブサイトは閉鎖されたままですがsourceforge.netにリポジトリが公開されており、今でも開発が続けられているようです。どういう経緯なのかは依然わかりませんがSplash DamageのXREALスレッドを読む限り開発していく予定はあるそうです。

実は一時期消息不明だった時期にSplash Damageの該当スレにて有志が開発を引き継ぐという話になり、実際に独自に開発がスタートし始めている最中にオリジナルの開発者であるTr3B氏がスレに現れて開発を再開したという経緯があるようです。といっても別にケンカ別れとかそういう訳でもなく新たに発足したプロジェクトは「OpenWolf」という名前で継続しているみたいです。元々の動機がTr3B氏失踪の為の引き継ぎなのでTr3B氏復帰後のプライオリティは低いのかもしれませんが……。そんなTr3B氏ですが、どうやら以下のような改良を主眼に置いているようです。以下、抜粋。
12) FUTURE PLAN
* Optimize ET decal system with VBOs
* Add Blender tools to make it easier to replace the existing models
* Improve ETXMap ET .map -> Doom 3 .map format conversion routine to handle detail brushes as func_static entities
* Improve ETXMap compiler for better support of extracting models from .bsp files for Blender and further editing
* Finish Doom 3 style ETXRadiant entity definitions file etmain/def/entities.def to have full support for all ET entity types
* Write SCons files for ETXMap and ETXRadiant
* Add Bullet physics engine (maybe)
* Use projection matrix that makes the near plane identical to the portal clipping plane.
(Eric Leyngel describes this method in his "Projection Matrix Tricks" paper.)
comment from https://bugzilla.icculus.org/show_bug.cgi?id=4358
難しくてよく判らないモノもありますが、「* Add Blender tools to make it easier to replace the existing models」と「* Add Bullet physics engine (maybe)」は楽しみですね。Bulletの方は (maybe)ってなってるので優先順位低そうですけど(笑)。実際にid tech3のようなスポーツ系FPSには物理演算エンジンはあまり必要ないのかもしれませんが。無いよりはあった方がいいですけどね。長くなったのでここで終了します。最後に有志によるET-XREALの動作デモ。最新のET-XREALエンジンかどうかまではわかりません。

#YouTube
ETXreal Tech Demo - YouTube
http://youtu.be/erDjDurE1-U



ETXreal Tech Demo 2 - YouTube
http://youtu.be/heODvlay4Pc



#外部リンク
SourceForge
http://xreal.git.sourceforge.net/git/gitweb-index.cgi

Et: Xreal
http://www.splashdamage.com/forums/showthread.php/21825-Et-Xreal

2011/05/27

もうすぐ6月

ご無沙汰です。まだ生きてますよ。何だかしらないけど震災以降あんまりヤル気が出ないんです。別に大して被害受けてないんですけど。気が抜けたというか何というか。気分転換にREGZAに撮り貯めたビデオ見たりゲームしたりしてるんですけど、どれも長続きしないというか……。

おまけに今年の夏は電力不足でエアコンもあまりアテに出来無いそうじゃないですか。未曾有の出来事なので、仕方ないってのは理解してるんですけどね。何か元気が出ない。一言で言うとそんな感じなんですよ。とか書いてますが、こうやって駄文書けるって事はそんなに精神状態が悪い状況じゃないって事なんでしょうね。

その証拠に、ここまで書いてたら結構気持ちが晴れてきてるし(笑)。やっぱり間開けちゃうとリスタートに負荷が掛かるんだろうなぁ。まだ書きたいネタはいくつかあるので明日あたりからボチボチ再開していきたいと思います。そんなところで今日はおしまいです。また明日から宜しくです。

2011/05/01

Ubuntu 11.04(Natty Narwhal)がリリース

世間的にはGWですね。皆さん、どうお過ごしでしょうか? 私はと言えばひっそりと家の中でOSのインストールなどをして過ごしております。えぇ悲しいですとも。そんな感じで、つい先日リリースされたばかりのUbuntu 11.04(Natty Narwhal)を試してみているのですが、正直特にコレといった印象もないんですよね。あぁ一応Unityですか? 新しいUI? 聞いた話では結構使用している環境に左右されるらしいのですが、幸い自分の環境(Nvidia Geforce9800GT)では特にコレといった問題もなく普通に動いております。といっても残念ながらデフォルトで入っているOSSドライバー「Nouveau」では立ち上がりませんでしたけども。

実際にUnitiyを使ってみた印象としてはメニューバーの位置が側面で使い辛いのとシンプルなランチャーなので今までメニューの深層にあった項目に辿りつくのが面倒くさいって事くらいですかね。動作自体は安定しています。正直、拍子抜けするくらい普通に動いてます。個人的にはメニューバーは下部に置いてほしいのですけどね。一般的なDockスタイルが一番しっくりきますし。まぁ今回は取り敢えず導入しましたって感じだと思うので半年後の11.10までにフィードバックにより更に使い易いものに仕上げて貰いたいなって感じですかね。

他の目玉というとFirefox4の導入とデフォルトの音楽プレイヤーが「Rhythmbox」から「Banshee」に変更したってくらいですかね。Firefox4は正当進化って感じで特に問題無いですね。BansheeはRhythmboxよりは良いんですけどMONOアプリっていうのが個人的にはどうかなぁて……。いや完全に偏見なんですけど。それにあんまり音楽プレイヤーって使わないんですよね。最近。音楽自体あんまり聽かないし。聴くとしたらニコニコ動画で作業用動画を聴き流しって感じですし。

全体の印象としては、かなり安定してるかと。最近のUbuntuはどっちかというと枯れてきてる印象すらありますし。というかちょっと停滞気味? Unityの導入をきっかけとしてもっとアグレッシブに新しい事にチャレンジしていって欲しいですね。個人的にですけど。

#外部リンク
Ubuntu
http://www.ubuntu.com/

2011/04/14

The Humble Frozenbyte Bundle

去年から始まったインディーズゲームのチャリティー企画「The Humble Indie Bundle」の第三弾が早くもスタートしたようです。今回は名前が「The Humble Frozenbyte Bundle」らしいです。何故かというと、全てのゲームがFrozenbyteというフィンランドのゲーム会社製だからみたいです。

私は今までのThe Humble Indie Bundle全部買ってますが、正直第二回は物足りなかったのですよね。ゲーム自体は良いんですけどOSS信奉者としては一回目の大放出に比べると、どうしても見劣りする内容でしたし。今回も今のところOSS化されるのは1ゲームだけ、それもWindows版しかないゲームらしいので、正直微妙なんですが提供されるゲームは今までのゲームと比べるとかなり洗練された感じがします。やった事は無いですけども。円高ですし試しに買ってみても損は無いと思います。

ちなみに今回ソースコードが公開されるのは「Jack Claw」ってゲームらしいです。未完成? かつWindowsでしか動きませんけど。でもゲームエンジンとして活用できそうな雰囲気ですね。ただ他のゲームの物理エンジンが「AGEIA PhysX」らしいのでLinuxだとかなり厳しいそう。Bulletなら良かったんですけどね。

YouTube
The Humble Frozenbyte Bundle - YouTube
http://youtu.be/ZaM6LHC_uXA



Jack Claw Trailer - YouTube
http://youtu.be/KzcBJ5y1jV4



#追記
ペース速いなぁ。昨日の夜中に見たときは、まだこんなもんだったのに…。

#Picasa

#外部リンク
The Humble Indie Bundle #4 (pay what you want and help charity)
http://www.humblebundle.com/

Frozenbyte - Wikipedia, the free encyclopedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Frozenbyte

#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: The Humble Indie Bundle
http://blog.minawa.net/2010/05/humble-indie-bundle_3975.html

BLOG.MINAWA.NET: Humble Indie Bundle 2
http://blog.minawa.net/2010/12/humble-indie-bundle-2_4318.html

BLOG.MINAWA.NET: The Humble Indie Bundle のその後 -Lugaru HD-
http://blog.minawa.net/2010/05/humble-indie-bundle-lugaru-hd_5975.html

BLOG.MINAWA.NET: The Humble Indie Bundle のその後 -Penumbra:Overture-
http://blog.minawa.net/2010/06/humble-indie-bundle-penumbraoverture_2859.html

BLOG.MINAWA.NET: The Humble Indie Bundle のその後 -Gish-
http://blog.minawa.net/2010/06/humble-indie-bundle-gish_3280.html

BLOG.MINAWA.NET: The Humble Indie Bundle のその後 -Aquaria-
http://blog.minawa.net/2010/06/humble-indie-bundle-aquaria_3188.html

BLOG.MINAWA.NET: The Humble Indie Bundle のその後 -総括-
http://blog.minawa.net/2010/06/humble-indie-bundle_6315.html

BLOG.MINAWA.NET: AquariaがPSPで動く?
http://blog.minawa.net/2010/07/aquariapsp_7844.html