最近気になったニュースに、ANGLEがOpenGL ES 2.0にフル対応したというのがあります。いきなりANGLEなんて言われても、なんの事やら判らないと思いますが:-P ANGLEというのは「Almost Native Graphics Layer Engine (ANGLE)」の事で、一言で言えばWindows環境(Direct3D)でOpenGL ES用アプリケーションを実行させる為の互換層(ソフトウェア)と言った感じでしょうか? 偉そうに書いていますが本人も正確には把握しておりません:-(
詳しくはOpenGL ES 2.0のサブセットであるWebGLに対応した互換層ですね。ちなみにWebGLというのは、名前から判るように主にウェブブラウザーで使用する為の技術です。このANGLEプロジェクトを主導しているのはGoogleです。当然Chrome/Chromiumへの組み込みが第一目標ですね。とは言っても、そこはGoogle。独り善がりの抱え込みにはせずにANGLE自体を「BSDライセンス」で公開していますので他のウェブブラウザーも理論上は実装可能な訳です。実際に取り込むかはまた別の話な訳ですが:-P
今回の発表によるとサブセットであるWebGLはもとより上位規格であるOpenGL ES 2.0の互換実装であると認定されたみたいですね。素晴らしい。あくまで素人の妄想ですが理論上はウェブブラウザーに留まらず通常のゲーム用の互換層としても機能する「可能性」はあるのかも? 語弊があるかもしれませんがLinuxでDirect3D向けゲームを動かす事が出来る「Wine」の逆バージョンと見て良いのかもしれませんね:-P ANGLEの場合、互換出来るのはOpenGLではなくそのサブセットである「ES」の方ですけど。
実はこの話は以前取り上げたことあります。詳しくは後述の内部リンクを参照して下さい。結論からいうと基本的にはWineと同じ技術みたいなんですよね。といっても何か確証がある訳ではないのですけど。このANGLEプロジェクトでGoogle以外の協力者として「TransGaming」というMacやLinuxでWindowsゲームを動かす為のアプリケーションを制作している会社があり、その会社の製品が元々はWineの技術みたいなんですよね。
少し話がややこしくてTransGaming社が制作している互換ソフトウェアは「Cedega」という名前で、以前は「WineX」と呼ばれていたシロモノ。名前からも判る通り素のWineよりDirectX向けの最適化を施したモノらしいです。でも調べてみるとWINEのライセンスは「LGPL」でANGLEは「BSDL」なのでライセンス的に矛盾が生じてしまいます。BSDL→LGPLは可能でも、LGPL→BSDLは不可能(多分)ですからね。
調べてみるとWINEは元々「MITライセンス」という比較的緩いライセンスだったのですが2002年にLGPLにライセンスが変更されたみたいです。原因はよく判りませんがWINEを使用したプロプライエタリソフトとの軋轢でしょうかね。コードをupstreamに還元しないとか:-(
このCedega(WineX)というのは、その分岐前のWINEのコードを元にTransGamingがプロプライエタリソフトとして独自に改良してきた互換ソフトウェアみたいです。ちなみに本家のWINEでも似たような互換ソフトウェアを開発しています。そちらは「CodeWeavers」社の「CrossOver」シリーズという名前で販売されているようです。
そのうちゲームに特化したバージョンは「CrossOver Games」と呼ばれるモノですね。Cedegaと違ってCrossOverは商用ソフトでありながら、その改良点をWINEのupstreamにも還元している、どころかWINEの主要開発者がCodeWeaversの社員だったりするらしいのである意味理想的な関係ではあるようです。
話は戻ってANGLEですがそういった経緯があってBSDLでの配布が可能みたいです。オープンソース愛好家としては、正直プロプライエタリなCedega由来の技術よりも本家WINE由来のCrossOver Gamesの方が心情的には応援したいのですが、結果としてオープンソースとして公開されている訳でそう文句がある訳ではない? のかな……。上でも書きましたがBSDL→LGPLへの還元は可能な訳ですし:-P
ここまで書いてきて言うのもなんですがANGLEで使用されている技術がCedega由来なのかの物的証拠は何もありません。単にプロジェクトの協力者にTransGaming社のメンバーが含まれているだけかも知れませんし。今はANGLEがOpenGL ES 2.0の互換層としてある一定のお墨付きが出たという事実を素直に喜びましょう:-)
これからゲーム作る人は敢えてOpenGL ES 2.0で作ってみるのも良いかもしれませんね。Windows以外でも使える「可能性」は、高まるでしょうし。まぁWindowsだけで十分なら不要な手間でしょうけど:-P
#外部リンク
Chromium Blog: OpenGL ES 2.0 Certification for ANGLE
http://blog.chromium.org/2011/11/opengl-es-20-certification-for-angle.html
Chrome、ANGLEがOpenGL ES 2.0にフル対応 - WindowsのWebGL環境を強化 | エンタープライズ | マイナビニュース
http://news.mynavi.jp/news/2011/12/01/013/index.html
Googleが「ANGLE」プロジェクト、Windows向けにWebGL互換レイヤ | パソコン | マイナビニュース
http://news.mynavi.jp/news/2010/03/19/034/index.html
angleproject - Project Hosting on Google Code
http://code.google.com/p/angleproject/
WineHQ - Run Windows applications on Linux, BSD, Solaris and Mac OS X
http://www.winehq.org/
Wine license change
http://www.winehq.org/pipermail/wine-devel/2002-February/003912.html
CrossOver: Windows games emulator for Mac and Linux computers - CodeWeavers
http://www.codeweavers.com/products/cxgames/
TransGaming Inc.
http://transgaming.com/
WebGL - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/WebGL
Wine (software) - Wikipedia, the free encyclopedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Wine_%28software%29
CrossOver - Wikipedia, the free encyclopedia
http://en.wikipedia.org/wiki/CrossOver
Cedega (software) - Wikipedia, the free encyclopedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Cedega_%28software%29
#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: Almost Native Graphics Layer Engine(ANGLE)
http://blog.minawa.net/2010/03/almost-native-graphics-layer_7485.html
2011/12/07
2011/12/06
iodoom3のウェブサイトがリニューアル
今一番熱いプロジェクトである「iodoom3」ですが、ブログが新デザインに移行していました。奇しくも我が「minawa.net」も新デザインに移行したばかりなので何故か親近感が湧いてきます:-P まぁ私のサイトの場合はちょっと失敗してしまってますけど。特に内部リンクする時のURIが変化してしまったのが痛いです。何か末尾に変な数字付けられるし:-(
今までリンクされてたページが全部ロストです:-( 見辛くて申し訳ないです。まぁいいや。Doom3のソースコードが公開されてから、まだそんなに経ってませんが、既にいくつか変更や新たなプラン等が議論され始めています。まずメインプロジェクトになるであろう、iodoom3ですが、今のところ以下のようなプランを計画中らしいです。
その際に既にSDLの統合は経験済みらしいです:-P 話によるとDoom3以降のID Softwareのゲームは最初からSDLを使用しているらしいです。といってもそれほど数は多くない気がしますが。もしかしたらRageもそうなのかな? 確認は取れていませんけども。ちなみにRyan Gordon氏はID Software以外のLinuxソフトウェアの移植を手掛けている文字通り凄腕なんですね。
有名どころではEpicの「Unreal Tournament 2003/2004」や、あの「Second Life」等の有名ゲーム。他にもGoogleの「Google Earth」も手がけていたそうです。残念ながらGoogle Earthは日本語が文字化けしてますけど:-( 実はEpicの「Unreal Tournament 3」もほぼ移植作業が完了していたそうなのですが主に政治的な理由でLinux版はお蔵入りしてしまったそうです。非常に残念な話ですね。
面白いところではFreeBSDへのインストールが可能になったらしいです:-P これでFreeBSDでもDoom3が出来ますね。素晴らしい。他に気になる点としてはXBOX360のコントローラーが使えるようなるかも知れないみたいです。まだ雑談レベルですが主要開発者の一人がこの話に興味があるそうです:-P
といっても噂じゃSDLを使用したXBOX360コントローラーの対応はお世辞にも良好とは言えないって話を聞いた事があります。特にWindows環境だと厳しいって話を。まだ全然判りませんけどね。あぁSDLを使用する事によって現在よりも多くの解像度に対応するらしいです。もしかしたら日本語対応も可能になるかもしれませんね:-P 誰か有志が居ればですけど。
iodoom3関連としてはそんなところでしょうか? 他に面白い話としては「DirectQ」というQuakeエンジン? のDirectX対応版を開発している方がDoom3のShader最適化の可能性をブログで示しているようです。見た目の向上もありますが、最適化による動作速度の向上が望めるかもしれないみたいです。
ちょっと難しいので内容は端折りますが問題点としてDoom3のGPL版には含まれていないアセットに含まれる部分の変更が必要らしく少し面倒臭い事になりそう? と、いろいろと変更点が出てきましたがソースコードが公開されてまだ一ヶ月も経っていません。これから来年に掛けて面白いプロジェクトが増えてくれると良いのですけどね:-P
#外部リンク
iodoom3
http://www.iodoom3.org/
mhquake: Doom 3 Shaders
http://mhquake.blogspot.com/2011/11/doom-3-shaders.html
Ryan C. Gordon - Wikipedia, the free encyclopedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Ryan_C._Gordon
Bug 5292 – Initial FreeBSD support
https://bugzilla.icculus.org/show_bug.cgi?id=5292
今までリンクされてたページが全部ロストです:-( 見辛くて申し訳ないです。まぁいいや。Doom3のソースコードが公開されてから、まだそんなに経ってませんが、既にいくつか変更や新たなプラン等が議論され始めています。まずメインプロジェクトになるであろう、iodoom3ですが、今のところ以下のようなプランを計画中らしいです。
Add SDL for portability on input handling and window management.SDLの統合とcmakeへの変更は既にRyan Gordon氏が名乗りでておりcmakeはあらかた完了しているそうです。SDLの方もそれほど手間取らずに統合が可能らしいです。というのもRyan氏は凄腕のゲームプログラマーであり、同じidtech 4エンジンを使用した「prey」というゲームのLinux移植を手がけた張本人であるからです。
cmake for building
Cleanup compile-time errors
64bit
installers for the top three platforms (Windows, Mac, Linux)
その際に既にSDLの統合は経験済みらしいです:-P 話によるとDoom3以降のID Softwareのゲームは最初からSDLを使用しているらしいです。といってもそれほど数は多くない気がしますが。もしかしたらRageもそうなのかな? 確認は取れていませんけども。ちなみにRyan Gordon氏はID Software以外のLinuxソフトウェアの移植を手掛けている文字通り凄腕なんですね。
有名どころではEpicの「Unreal Tournament 2003/2004」や、あの「Second Life」等の有名ゲーム。他にもGoogleの「Google Earth」も手がけていたそうです。残念ながらGoogle Earthは日本語が文字化けしてますけど:-( 実はEpicの「Unreal Tournament 3」もほぼ移植作業が完了していたそうなのですが主に政治的な理由でLinux版はお蔵入りしてしまったそうです。非常に残念な話ですね。
面白いところではFreeBSDへのインストールが可能になったらしいです:-P これでFreeBSDでもDoom3が出来ますね。素晴らしい。他に気になる点としてはXBOX360のコントローラーが使えるようなるかも知れないみたいです。まだ雑談レベルですが主要開発者の一人がこの話に興味があるそうです:-P
といっても噂じゃSDLを使用したXBOX360コントローラーの対応はお世辞にも良好とは言えないって話を聞いた事があります。特にWindows環境だと厳しいって話を。まだ全然判りませんけどね。あぁSDLを使用する事によって現在よりも多くの解像度に対応するらしいです。もしかしたら日本語対応も可能になるかもしれませんね:-P 誰か有志が居ればですけど。
iodoom3関連としてはそんなところでしょうか? 他に面白い話としては「DirectQ」というQuakeエンジン? のDirectX対応版を開発している方がDoom3のShader最適化の可能性をブログで示しているようです。見た目の向上もありますが、最適化による動作速度の向上が望めるかもしれないみたいです。
ちょっと難しいので内容は端折りますが問題点としてDoom3のGPL版には含まれていないアセットに含まれる部分の変更が必要らしく少し面倒臭い事になりそう? と、いろいろと変更点が出てきましたがソースコードが公開されてまだ一ヶ月も経っていません。これから来年に掛けて面白いプロジェクトが増えてくれると良いのですけどね:-P
#外部リンク
iodoom3
http://www.iodoom3.org/
mhquake: Doom 3 Shaders
http://mhquake.blogspot.com/2011/11/doom-3-shaders.html
Ryan C. Gordon - Wikipedia, the free encyclopedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Ryan_C._Gordon
Bug 5292 – Initial FreeBSD support
https://bugzilla.icculus.org/show_bug.cgi?id=5292
2011/12/04
Raspberry Piの新基板
久々に「Raspberry Pi」のウェブサイト見てみたら、新しい基板の写真が出てました:-P 何事もなければ、これが製品版になるのかな? 取り敢えず100個作ったみたいですね。一応1万個が用意されるらしいですが、売れ行き次第ではもっと沢山作られそうです。それにしても小さいですね。だいたいクレジットカードと同じですかね。
まぁこれはUSBやLANポート等の出っ張り部分が実装されていないですけど。この大きさで一昔前? のPCのスペックなんて言われると驚いちゃいますね:-P 是非日本でも売って欲しいものです。どうやらRaspberry PiとQt開発者が手を組んだみたいですね。Raspberry Piのスペックだと既存のLinuxディストリビューションやGTK+アプリよりもQtの方が向いている気がしますしね。なにか面白い成果物が出てくる事を期待しましょう:-P
#Picasa
#外部リンク
We have PCBs! | Raspberry Pi
http://www.raspberrypi.org/archives/389
Qt 5 と Raspberry Pi: ボードを手に入れて開発に参加しましょう
http://labs.qt.nokia.co.jp/2011/12/01/qt-5-with-raspberry-pi-a-delicious-mix-with-home-delivery.html
まぁこれはUSBやLANポート等の出っ張り部分が実装されていないですけど。この大きさで一昔前? のPCのスペックなんて言われると驚いちゃいますね:-P 是非日本でも売って欲しいものです。どうやらRaspberry PiとQt開発者が手を組んだみたいですね。Raspberry Piのスペックだと既存のLinuxディストリビューションやGTK+アプリよりもQtの方が向いている気がしますしね。なにか面白い成果物が出てくる事を期待しましょう:-P
#Picasa
#外部リンク
We have PCBs! | Raspberry Pi
http://www.raspberrypi.org/archives/389
Qt 5 と Raspberry Pi: ボードを手に入れて開発に参加しましょう
http://labs.qt.nokia.co.jp/2011/12/01/qt-5-with-raspberry-pi-a-delicious-mix-with-home-delivery.html
2011/12/02
投稿テスト
マイッたマイッた。気軽にブログのサーバーリプレイスしたら、データエラーでインポート出来無いし。今もエラー出たまんまだけど面倒くさいし後戻り出来無いので強行しました。Bloggerダメダメだ:-( 関係ないけど今日ルパン三世やるんですね。何か声優が大幅入れ替えするとか。一応、ビデオに録画しておこうかな:-P
2011/11/29
TremZ: A New Dawn
11月も残り僅かですが、また興味深い情報をゲットしたのでお知らせします:-)
先日「OpenWolfとTremulous」というタイトルでXrealの互換エンジンとTremulousからの派生ゲーム「TremZ」の紹介をしましたが、何とTremZのメイン開発者であるVolt氏からコメントをいただき、新しいTremZのウェブサイトと新しいスクリーンショットを教えて頂きました:-P
その名も「TremZ: A New Dawn」。まだ開設したばかりのようですが、なかなかお洒落なウェブサイトで好感が持てます。Thank you! Volt and Dushan.
#外部リンク
TremZ: A New Dawn
http://tremz.com/
先日「OpenWolfとTremulous」というタイトルでXrealの互換エンジンとTremulousからの派生ゲーム「TremZ」の紹介をしましたが、何とTremZのメイン開発者であるVolt氏からコメントをいただき、新しいTremZのウェブサイトと新しいスクリーンショットを教えて頂きました:-P
その名も「TremZ: A New Dawn」。まだ開設したばかりのようですが、なかなかお洒落なウェブサイトで好感が持てます。Thank you! Volt and Dushan.
#外部リンク
TremZ: A New Dawn
http://tremz.com/
2011/11/24
Desura Linux Clientがオープンソース化するかも?
最近ゲームの話題ばっかりですが、またゲームの話題です:-P 無事Linux版クライアントもリリースされたSteamライクなゲーム配信プラットホーム「Desura」ですがLinux版? のクライアントをオープンソースとして公開し、有志に開発を手伝って貰うかもという話があったようです。
まだ議論の段階ですが、本当にオープンソース化されたら、いろいろと夢が広がりますよね:-P まぁオープンソース化されるとしてもクライアント側だけですが以前も書いたようにDesuraクライアントは元々組み込み向け?Chromiumがベースですしね。
それでもかなり面白い事になる可能性はあると思います。いくつか妄想混じりのアイデアを書こうかと思いましたが、実はまだ記事やフォーラムのコメントを読んでいないので自重しておきます。また何か解ったら続きを書こうと思います。
#外部リンク
[Phoronix] Desura Game Client Is Looking To Go Open-Source
http://www.phoronix.com/scan.php?page=news_item&px=MTAxNDA
まだ議論の段階ですが、本当にオープンソース化されたら、いろいろと夢が広がりますよね:-P まぁオープンソース化されるとしてもクライアント側だけですが以前も書いたようにDesuraクライアントは元々組み込み向け?Chromiumがベースですしね。
それでもかなり面白い事になる可能性はあると思います。いくつか妄想混じりのアイデアを書こうかと思いましたが、実はまだ記事やフォーラムのコメントを読んでいないので自重しておきます。また何か解ったら続きを書こうと思います。
#外部リンク
[Phoronix] Desura Game Client Is Looking To Go Open-Source
http://www.phoronix.com/scan.php?page=news_item&px=MTAxNDA
2011/11/23
Doom 3 GPL source release
ついにDoom3のソースコードがGPLv3としてリリースされました。ありがとう、カーマック先生:-P
いくつかフォーラムを覗いてみると、どうも「D3 scripts」というのが公開されていないみたい? AI等の設定ファイルが無いって事なのかな? そうだとしたら、かなり残念だなぁ。
アセット扱いで非公開なのかも。情報が錯綜しているので、もう少し時間が経たないと判らないかもしれません:-(
#追記
某フォーラムを漁ってたら面白い情報をゲットしました。もしかしたらですがDoom3のModである「Ruiner」と「HardQore 2」のソースコードも公開されるかもしれません:-P
Doom3をTPS(サードパーソン・シューティング)と横スクロールアクション風? に変更されたゲームなので、もしソースコードが公開されたとしたら良いお手本になりそうですね。
#追記
woot! ioquake3の中の人が既に「iodoom3」なるウェブサイトを立ち上げてました:-P ありがとう中の人!
#YouTube
Ruiner 2010 Gameplay Footage - YouTube
http://youtu.be/pIT9UqxC8Sg
ModPlay - HardQore 2 - YouTube
http://youtu.be/F2CVVePNFnw
#外部リンク
TTimo/doom3.gpl - GitHub
https://github.com/TTimo/doom3.gpl
Twitter / @ID_AA_Carmack: http://t.co/SZaH0jWA Timot ...
http://twitter.com/#!/ID_AA_Carmack/status/139106966357282817
iodoom3
http://www.iodoom3.org/
ioquake3
http://ioquake3.org/
Ruiner mod for Doom III - Mod DB
http://www.moddb.com/mods/ruiner
HardQore 2 mod for Doom III - Mod DB
http://www.moddb.com/mods/hardqore-2
https://github.com/TTimo/doom3.gpl Timothee Besset did most of the work of getting it ready for release – thanks!#追記
いくつかフォーラムを覗いてみると、どうも「D3 scripts」というのが公開されていないみたい? AI等の設定ファイルが無いって事なのかな? そうだとしたら、かなり残念だなぁ。
アセット扱いで非公開なのかも。情報が錯綜しているので、もう少し時間が経たないと判らないかもしれません:-(
#追記
某フォーラムを漁ってたら面白い情報をゲットしました。もしかしたらですがDoom3のModである「Ruiner」と「HardQore 2」のソースコードも公開されるかもしれません:-P
Doom3をTPS(サードパーソン・シューティング)と横スクロールアクション風? に変更されたゲームなので、もしソースコードが公開されたとしたら良いお手本になりそうですね。
#追記
woot! ioquake3の中の人が既に「iodoom3」なるウェブサイトを立ち上げてました:-P ありがとう中の人!
#YouTube
Ruiner 2010 Gameplay Footage - YouTube
http://youtu.be/pIT9UqxC8Sg
ModPlay - HardQore 2 - YouTube
http://youtu.be/F2CVVePNFnw
#外部リンク
TTimo/doom3.gpl - GitHub
https://github.com/TTimo/doom3.gpl
Twitter / @ID_AA_Carmack: http://t.co/SZaH0jWA Timot ...
http://twitter.com/#!/ID_AA_Carmack/status/139106966357282817
iodoom3
http://www.iodoom3.org/
ioquake3
http://ioquake3.org/
Ruiner mod for Doom III - Mod DB
http://www.moddb.com/mods/ruiner
HardQore 2 mod for Doom III - Mod DB
http://www.moddb.com/mods/hardqore-2
2011/11/20
OpenWolfとTremulous
最近オープンソースなFPSゲームの事ばかり採り上げてる気がしますが、今日もFPSゲームの話です:-P 今一番気になる話題と言えばDOOM3エンジンのオープンソース化とETXreaLの進行状況な訳ですが、最近また面白い流れが出てきたようなので紹介しておきます。
その1つが「OpenWolf」というプロジェクト。覚えている人もいるかも知れませんが実は一回このブログで採り上げた事があります。詳細はリンク先の記事に譲りますが要点だけ書くとXREALエンジンの開発が停滞していた時にオリジナルの開発者以外の有志が立ち上げた互換プロジェクトです。
その後オリジナルの開発者であるTr3B氏が復帰した為にXREALエンジン本家が主流になっていますが、どうやら細々とながらオリジナルの改良を続けていたようです。といっても基本的なエンジン部分は余り手を付けていないようです。エンジン以外の部分での改良が主な変更点みたいですね。
話は変わって2つ目のプロジェクト。こちらは「Tremulous」というFPSゲームです。実はこのゲームも一度採り上げた事があります。といってもPTSベンチマークで試したってだけですけど:-P その記事が2009年の12月。何を書いたかというともうすぐ新バージョン1.2がリリースされそうと書いていました。でも今に至ってもバージョンは1.1だったりしてます:-( ちなみに現行の1.1がリリースされたのが2006年3月ですからTremulousの開発は事実上停止したままだった訳です。
で、この2つのプロジェクトがどう係わるのか? 最近掴んだ情報ではTremulousの停滞を打破しようと一部のTremulousフォーラムメンバーが新しい派生ゲームの開発に乗り出したようなのです。その名も「TremZ」。その主な特徴は以下の通り。
で、実際フォーラムの記事を読み進めていくと、OpenWolfベースで開発しているという発言も見受けられました。開発停止になっていないようで何よりです:-P ちなみにTremulousというのは、Quake3エンジン(id Tech3)ベースのゲームで、所謂トータルコンバージョンと言われる部類のMODに該当します。この辺りの解説はまた今度したいと思います。といっても、私もあんまり詳しくはないんですけどね:-(
最後にOpenWolfの最新の技術デモの動画を貼りつけておきます。どうやらGLSLを使った海水のエフェクト?みたいですね。なかなかいい感じですね。今流行りのイチゴジャム的なエフェクトに使えそうです:-P
#YouTube
Water Effect - YouTube
http://youtu.be/bsbfX4AgMBg
#外部リンク
OpenWolf Windows, Mac, Linux, Linux64, iPad, Android game - Mod DB
http://www.moddb.com/games/openwolf
OpenWolf
http://www.splashdamage.com/forums/showthread.php/29503-OpenWolf
TremZ: development and discussion
http://tremulous.net/forum/index.php?topic=16237.0
Tremulousは史上最強のフリーソフトウェア系ゲームとの遭遇か? - SourceForge.JP Magazine : オープンソースの話題満載
http://sourceforge.jp/magazine/06/07/18/0213205
GLSL - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/GLSL
#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: Xreal Engine 情報
http://blog.minawa.net/2010/08/xreal-engine_4491.html
BLOG.MINAWA.NET: ET-XreaL Still Alive
http://blog.minawa.net/2011/05/et-xreal-still-alive_5046.html
BLOG.MINAWA.NET: ET-XreaL続報
http://blog.minawa.net/2011/06/et-xreal_5773.html
BLOG.MINAWA.NET: Phoronix Test Suite、ふたたび
http://blog.minawa.net/2009/12/phoronix-test-suite_1260.html
その1つが「OpenWolf」というプロジェクト。覚えている人もいるかも知れませんが実は一回このブログで採り上げた事があります。詳細はリンク先の記事に譲りますが要点だけ書くとXREALエンジンの開発が停滞していた時にオリジナルの開発者以外の有志が立ち上げた互換プロジェクトです。
その後オリジナルの開発者であるTr3B氏が復帰した為にXREALエンジン本家が主流になっていますが、どうやら細々とながらオリジナルの改良を続けていたようです。といっても基本的なエンジン部分は余り手を付けていないようです。エンジン以外の部分での改良が主な変更点みたいですね。
話は変わって2つ目のプロジェクト。こちらは「Tremulous」というFPSゲームです。実はこのゲームも一度採り上げた事があります。といってもPTSベンチマークで試したってだけですけど:-P その記事が2009年の12月。何を書いたかというともうすぐ新バージョン1.2がリリースされそうと書いていました。でも今に至ってもバージョンは1.1だったりしてます:-( ちなみに現行の1.1がリリースされたのが2006年3月ですからTremulousの開発は事実上停止したままだった訳です。
で、この2つのプロジェクトがどう係わるのか? 最近掴んだ情報ではTremulousの停滞を打破しようと一部のTremulousフォーラムメンバーが新しい派生ゲームの開発に乗り出したようなのです。その名も「TremZ」。その主な特徴は以下の通り。
What are some of the development goals?
Actual VoIP support, team based.
Achievements and awards.
New maps with a commercial feel.
Updated, modern interface.
SQL-based admin system to interface with web applications.
Updated sounds.
Awesome gameplay features.
Brand new web features.
Updated engine, client and server.
Development toolkits.
Updated install files.
Cleaning up game code.
New weapons and classes!
Female models!
Progress update, 09/21/11よく見ると「Modern OpenGL 3.2 renderer, based on XreaL」という文字が。他にもシステム管理にRuby!やMySQLのサポートや物理演算として「Newton game physics」の統合といった、ある意味で野心的な技術目標が掲げられています。実際問題としてどの程度実現できるのかは微妙な感じがしますが、このRubyやMySQLという特徴は実は「OpenWolf」の特徴と一致してたのですよね。
The engine overhauls, finished by this coming Sunday:
Modern OpenGL 3.2 renderer, based on XreaL
MySQL relational database management system
Ruby support for system administrators
Newton game physics
Built-in IRC lobby
Dynamic OpenSSL libraries
OGG Vorbis audio decoding
OpenAL sound API support
OGV Theora compression format
In-engine VoIP support
Mumble positional audio support
Localization for other languages
Dropping of the QVM format, support for a .dll and .so architecture
で、実際フォーラムの記事を読み進めていくと、OpenWolfベースで開発しているという発言も見受けられました。開発停止になっていないようで何よりです:-P ちなみにTremulousというのは、Quake3エンジン(id Tech3)ベースのゲームで、所謂トータルコンバージョンと言われる部類のMODに該当します。この辺りの解説はまた今度したいと思います。といっても、私もあんまり詳しくはないんですけどね:-(
最後にOpenWolfの最新の技術デモの動画を貼りつけておきます。どうやらGLSLを使った海水のエフェクト?みたいですね。なかなかいい感じですね。今流行りのイチゴジャム的なエフェクトに使えそうです:-P
#YouTube
Water Effect - YouTube
http://youtu.be/bsbfX4AgMBg
#外部リンク
OpenWolf Windows, Mac, Linux, Linux64, iPad, Android game - Mod DB
http://www.moddb.com/games/openwolf
OpenWolf
http://www.splashdamage.com/forums/showthread.php/29503-OpenWolf
TremZ: development and discussion
http://tremulous.net/forum/index.php?topic=16237.0
Tremulousは史上最強のフリーソフトウェア系ゲームとの遭遇か? - SourceForge.JP Magazine : オープンソースの話題満載
http://sourceforge.jp/magazine/06/07/18/0213205
GLSL - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/GLSL
#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: Xreal Engine 情報
http://blog.minawa.net/2010/08/xreal-engine_4491.html
BLOG.MINAWA.NET: ET-XreaL Still Alive
http://blog.minawa.net/2011/05/et-xreal-still-alive_5046.html
BLOG.MINAWA.NET: ET-XreaL続報
http://blog.minawa.net/2011/06/et-xreal_5773.html
BLOG.MINAWA.NET: Phoronix Test Suite、ふたたび
http://blog.minawa.net/2009/12/phoronix-test-suite_1260.html
2011/11/16
DOOM3のオープンソース化に暗雲?
オープンソースなゲーム愛好家達の間で、ここ数年で最大級のビッグニュースであるID Softwareによる「DOOM3エンジン(ID Tech4)」のオープンソース化ですが、どうやら一筋縄では行かない状況に追い込まれているようです。私も全体を把握している訳ではないですが、どうもID Tech4で使われている技術の一つが他企業のパテントに触れている可能性が浮上して親会社であるBethesdaの顧問弁護士から待ったが掛かっている状態らしいです。
その技術というのが所謂「Carmack's Reverse(公式にはz-fail stencil shadows)」と呼ばれる技術で、以前チラッと書いたCreative Labsが権利を所有している技術らしいです。カーマック氏自らの名前を冠する「Carmack's Reverse」という通称が付いている技術が、他企業にパテントを握られているという皮肉な結果がこのような悲劇をもたらすとは……。私が心配していた通りになってしまうとは何とも残念な限りです:-(
と普通ならばオープンソース化そのものが中止になるか、良くてパテントを握られている「Carmack's Reverse」部分が去勢された状態でのリリースになるのが通例なのですが、そこは我らがヒーロー「ジョン・D・カーマック」。何と現在進行中で「Carmack's Reverse」に相当する技術をパテントを回避しつつ新しい実装方法でプログラミング中らしいです!
さすがカーマック先生:-P 普通そこまでやる人いませんよ。彼ほど有名で一流なプログラマーがわざわざオープンソース化の為だけにパテントを回避しつつ新しくコードを書いてくれるなんて。それこそ一銭の得にもならないのに……。ありがたや、ありがたや。
Twitter / @ID_AA_Carmack: Lawyers are still skittish ...
http://twitter.com/#!/ID_AA_Carmack/status/136614459887202305
ジョン・D・カーマック - Wikipedia
ジョン・D・カーマック - Wikipedia
Creative patents Carmack's reverse - The Tech Report
http://techreport.com/discussions.x/7113
#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: Doom 3 オープンソース化決定!
http://blog.minawa.net/2011/08/doom-3_7846.html
その技術というのが所謂「Carmack's Reverse(公式にはz-fail stencil shadows)」と呼ばれる技術で、以前チラッと書いたCreative Labsが権利を所有している技術らしいです。カーマック氏自らの名前を冠する「Carmack's Reverse」という通称が付いている技術が、他企業にパテントを握られているという皮肉な結果がこのような悲劇をもたらすとは……。私が心配していた通りになってしまうとは何とも残念な限りです:-(
と普通ならばオープンソース化そのものが中止になるか、良くてパテントを握られている「Carmack's Reverse」部分が去勢された状態でのリリースになるのが通例なのですが、そこは我らがヒーロー「ジョン・D・カーマック」。何と現在進行中で「Carmack's Reverse」に相当する技術をパテントを回避しつつ新しい実装方法でプログラミング中らしいです!
さすがカーマック先生:-P 普通そこまでやる人いませんよ。彼ほど有名で一流なプログラマーがわざわざオープンソース化の為だけにパテントを回避しつつ新しくコードを書いてくれるなんて。それこそ一銭の得にもならないのに……。ありがたや、ありがたや。
Lawyers are still skittish about the patent issue around "Carmack's reverse", so I am going to write some new code for the doom3 release.#外部リンク
Twitter / @ID_AA_Carmack: Lawyers are still skittish ...
http://twitter.com/#!/ID_AA_Carmack/status/136614459887202305
ジョン・D・カーマック - Wikipedia
ジョン・D・カーマック - Wikipedia
Creative patents Carmack's reverse - The Tech Report
http://techreport.com/discussions.x/7113
#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: Doom 3 オープンソース化決定!
http://blog.minawa.net/2011/08/doom-3_7846.html
2011/11/13
ETXreaL 0.3.0 動画作ってみました
暇だったのでETXreaL 0.3.0 のプレイ動画をYouTubeで公開してみました:-P 今日初めてYouTubeアカウント取ってアップロードしたので上手くできてるのか正直微妙ですけど……。というか動画作成自体やった事無かったので色々と失敗しているかもしれません。
タイトルにもある通りUbuntu 11.10の64-bitで動かしてます。無謀にも1080pのハイビジョンです:-P 宜しければ1080pの高画質でご覧下さい。それと変な所があったら消しちゃうかもしれませんのであしからず。
#YouTube
ETXreaL 0.3.0 Ubuntu 11.10 64-bit - YouTube
http://youtu.be/JDY81vtl32I
タイトルにもある通りUbuntu 11.10の64-bitで動かしてます。無謀にも1080pのハイビジョンです:-P 宜しければ1080pの高画質でご覧下さい。それと変な所があったら消しちゃうかもしれませんのであしからず。
#YouTube
ETXreaL 0.3.0 Ubuntu 11.10 64-bit - YouTube
http://youtu.be/JDY81vtl32I
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