2013/07/21

次世代ゲーム機はOS戦争?

最近、一ヶ月に一回くらいしか投稿しなくなってますが生存報告代わりに今月も書いておこうかと思います:-P さてタイトルにあるようにソニーとマイクロソフトともに次世代機となる「PS4」と「Xbox One」が正式に発表されましたね。

まずはハードウェアですが、両機ともまさかの「APU」! 以前の噂でPS4は「Orbis」というコードネームと共にAMDのAPUになるかもっていう話が出ていたのですが、まさかMSの次世代機も同じAPUになるとは……。

えぇ私も次世代機はAMDのAPUが主役になるなっていう根拠のない自信はありました。まぁその予想はMSどころかソニーの新型でもなく「Valve」の「Steam Box」だったんですけどね! この辺りの妄想話は以前たっぷりと書いたので興味がある方は暇な時にでもご覧下さい:-P

正直自慢話になりますが、SteamクライアントのLinux対応からLinuxベースの独自OS? 更にオリジナルなハードウェア参入? までのクダリは自分でもかなりイケてる考察(妄想)だったと今でも思いますね。私がSteamのLinux参入の可能性についての駄文を書いたのって2010年の3月ですよ? その時にValveの独自ハードウェアの可能性に触れていますし。

そのハードウェアのアーキテクチャがAMDのAPUになるかもって書いたのが2011年の5月です。事の真相を知っている人以外でここまで書いてた人ってなかなか居ない気がします。ウザくて申し訳ないですが妄想ブログ書きを長年やっても、ここまで予想が的中するってのは本当に稀な事なんです:-P まぁだから何だって話ではありますけどね:-( ちなみにPHS関連の妄想とPandora!のストックOS辺りの妄想も個人的にはかなり満足できる考察でした。

そんな感じでハードウェアについては似通っているって事がわかりましたが、問題はソフトウェア、言い換えれば「OS」ですね。本業がOS屋のMSのゲーム機としては当たり前ながら「Windows」ベースのOSです。といってもXbox Oneは有る意味、家電の領域にも入っているみたいなので厳密に言うと3つのOSが共存しているみたいです。

一方、ソニーのPS4ですが、一部の報道によるとBSD、それも「FreeBSD」ベースのOSが使われているのではないかとの情報が……。いやぁこれも驚いた。PS3もPS Vitaも「BSDベース」ではないかという情報は聞いたことがあったのですが一部に使われているだけで大半はソニーの内製なのではないかという噂でしたし。

PS4は「FreeBSD 9.0」ベースで開発機らしい写真では「GRUB2」からブートしているのも確認されているようです。まさに「PC」って感じですね:-P 真相はまだわかりませんが某フォーラムのコメントを見るとこの写真をリークした人物は以前にもリークをした事があるらしいので信ぴょう性はかなり高いのではないかと思います。PS3と違い、PS4はx86ベースなので基本的には普通のPCと同じですし、x86上ならばFreeBSDはかなり安定したOSですしね。

個人的にはFreeBSDより、Linuxベースのゲーム機を期待していたのですが元々BSDに精通している技術者が多い企業ですしライセンス的にも企業に「優しい」と取れない事もないですからね……。この辺りは個人によって印象は違うでしょうが……。

ここまで来ると是非ともLinuxを使った据え置き型ゲーム機の姿を見てみたいですね。噂によるとグーグル自らがAndroidベースの据え置き?ゲーム機(というかエンタテインメント向け)を開発しているらしいですが、正直この2つの据え置き機と張り合うには(現状の)Androidでは力不足は否めません。まぁグーグルからしたら強力な据え置きゲーム機って考え方自体が時代遅れなのかもしれませんけどね……。となると、やはりValveのSteam Box構想に期待するしかないですかね。残念ながら任天堂のWii Uも、この2つの次世代機と比べるのは厳しいですしね……。長くなりそうなので一旦終わります。

#外部リンク
Playstation 4のOSはFreeBSD 9.0ベース | 開発・SE | マイナビニュース
http://news.mynavi.jp/news/2013/06/25/037/index.html

【後藤弘茂のWeekly海外ニュース】Microsoftが次世代ゲーム機「Xbox One」のベールを剥いだ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/20130522_600334.html

#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: Steam & Source on the Macについて
http://blog.minawa.net/2010/03/steam-source-on-mac.html

BLOG.MINAWA.NET: Steam & Source on the Linuxの可能性
http://blog.minawa.net/2010/03/steam-source-on-linux.html

BLOG.MINAWA.NET: Steam & Source on the Linuxの可能性 #02
http://blog.minawa.net/2010/03/steam-source-on-linux-02.html

BLOG.MINAWA.NET: Steam & Source on the Linuxの可能性 #03
http://blog.minawa.net/2010/03/steam-source-on-linux-03.html

BLOG.MINAWA.NET: Steam & Source on the Linuxの可能性 #04
http://blog.minawa.net/2010/03/steam-source-on-linux-04.html

BLOG.MINAWA.NET: Steam & Source on the Linuxの可能性 #05
http://blog.minawa.net/2010/03/steam-source-on-linux-05.html

BLOG.MINAWA.NET: SteamがLinuxベースのゲーム機を計画中? しかも……
http://blog.minawa.net/2011/05/steamlinux.html

BLOG.MINAWA.NET: SteamとFusion APUの可能性
http://blog.minawa.net/2011/05/steamfusion-apu.html

BLOG.MINAWA.NET: Steam Box の謎
http://blog.minawa.net/2012/03/steam-box.html

BLOG.MINAWA.NET: Steam Box の謎 その2
http://blog.minawa.net/2012/03/steam-box-2.html

BLOG.MINAWA.NET: Steam Box の謎 その3
http://blog.minawa.net/2012/03/steam-box-3.html

BLOG.MINAWA.NET: 予想的中?
http://blog.minawa.net/2012/03/blog-post_29.html

BLOG.MINAWA.NET: Steam Box の謎 その4
http://blog.minawa.net/2012/03/steam-box-4.html

BLOG.MINAWA.NET: Steam Box の謎 その5
http://blog.minawa.net/2012/04/steam-box-5.html

BLOG.MINAWA.NET: Orbisの謎
http://blog.minawa.net/2012/04/orbis.html

BLOG.MINAWA.NET: Steam Box の謎 その6
http://blog.minawa.net/2012/04/steam-box-6.html

BLOG.MINAWA.NET: ValveがLinux版Steamを正式にアナウンス
http://blog.minawa.net/2012/07/valvelinuxsteam.html

2013/06/18

GOG.com で Torchlight 無料プレゼント実施中!

ご無沙汰です。もうすっかり夏みたいな気温になってしまいましたねぇ。まだ6月中旬だっていうのに……。まぁいいや、タイトル通りですが、現在GOG.comで "Torchlight" が無料で手に入るキャンペーンセールを実施中なようです。しかも、煩わしい "DRM" が一切掛かっていないバージョンです! 私は以前、The Humble Indie BundleでDRM無しバージョンを購入しているのですが、一応貰っておきました:-P

余談ですが、GOG.comも少ないながら、日本語でプレイ出来るゲームを取り扱っているのですね。調べただけでも、11個あるみたいです。"Alan Wake" といった新し目なゲームの他に "Raiden Legacy" なんてレトロなゲームまであるみたいです。まぁ数は少ないですけどね。これから段々と増えてくれると有難いのですが……。

他にも "2013 #NoDRM SUMMER SALE" と銘打たれたDRMフリーなゲームがセール価格で売られているので、気になる方は是非GOG.comをチェックしてみて下さい。ちなみにTorchlightのプレゼントは48時間限定ですので、出来るだけお早めに……。

#外部リンク
GOG.com
http://www.gog.com/

News - #NoDRM Summer: Get Torchlight FREE for 48 hours! - GOG.com
http://www.gog.com/news/nodrm_summer_get_torchlight_free_for_48_hours

Raiden Legacy for download $9.99 - GOG.com
http://www.gog.com/gamecard/raiden_legacy

2013/05/18

CodeWeavers の CrossOver がキャンペーン中

今まで何回か採り上げている Windows API 互換レイヤー "Wine" をベースにした CodeWeavers の "CrossOver" が、キャンペーン期間中みたいです:-P 気になるお値段ですが、1年間のサブスクリプションが付いて "17ドル" らしいです。通常で買うと "59.95ドル" ですから1/3以下のお値段みたいです:-P

CodeWeaversは、年に何回もセールを行なっているので値引き自体は、そう珍しくないですが、ここまで安いのはそう無いと思います。まぁ去年の10月に、同じく1年間のサブスクリプション付きで "無料" っていう破格のキャンペーンを行なってはいるのですが……。あれは4,5年に一度くらいの周期っぽいので、もう暫くは無さそうですしね。勿論、方針が変更されれば早期にもあり得る話ではありますけど……。

最近の円安傾向を鑑みると、この先も当分円高になる感じが無さそうなので、CrossOverに興味がある方が居たら、この機会に入手しておくのも悪くはないと思います。まぁ、ぶっちゃけWineの比較的新しいバージョンの安定版に1年間のサポートを付けたって感じなので、そこまで必要って訳でもないんですけどね:-( とはいえ、CodeWeaversはWineの開発者を多く抱えるオープンソースソフトウェア開発のある意味でお手本と言えるべき企業なので、お布施という意味も込めて支援するっていうのもアリなのではないかと個人的に思っています。

あ、そうだ。 Wineに無い機能として "Bottle" という概念があります。要は各アプリケーション毎に専用のインストール先を用意して、簡単にインストールと削除を行えるようにする機能なのですが、使ってみると、結構便利でWineそのものよりも、メンテナンスが簡単だと思っています:-P

最近のWineは、かなり進化していて、DRM関係以外のトラブルはあんまり無い感じがしてます。まぁ一部のゲームしか試していないので、実際には、どのくらいの確率で動作しているのかは判りませんけど……。ちなみにセール期間は、現地時間で5月20日の朝9時までみたいなんで、欲しい方はお早めに……。

#追記
買い方ですが、購入時にプロモーションコードである "HB17" を適用させれば割引されると思います(多分)。

#外部リンク
Run Windows on Mac and Linux, easily and affordably
http://www.codeweavers.com/

#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: DosBoxとGOG.comのイイ関係
http://blog.minawa.net/2011/12/dosboxgogcom.html

BLOG.MINAWA.NET: CrossOver Mac/Linux が50%オフ
http://blog.minawa.net/2012/03/crossover-maclinux-50.html

BLOG.MINAWA.NET: Wine 1.4 & CrossOver 11 リリース!
http://blog.minawa.net/2012/03/wine-14-crossover-11.html

BLOG.MINAWA.NET: CodeWeavers CrossOver 無料キャンペーン?
http://blog.minawa.net/2012/08/codeweavers-crossover.html

BLOG.MINAWA.NET: CodeWeavers の CrossOver が一日限定で無料配布
http://blog.minawa.net/2012/10/codeweavers-crossover.html

BLOG.MINAWA.NET: 最近のGOG.comがグッド・オールド・ゲームズじゃない件
http://blog.minawa.net/2013/01/gogcom.html

2013/05/15

Google が定額制ストリーミング音楽配信サービスを計画中?

ご無沙汰です。前回から、また一ヶ月くらい経ってますね。最近、どうもブログを書こうっていう気力が出ないんですよね。歳取って集中力が続かなくなったのかなぁ?

まぁいいや、タイトルにもありますが、何やらグーグルが定額制のストリーミング音楽配信サービスを始めるという噂がチラホラと出始めてますね。というか、今日の深夜(16日の午前1時)から開催されるグーグルのお祭りイベント「Google I/O」の中で発表されるのではないかと言われているようです。

グーグルの音楽サービスといえば、既に「Google Play Music」というオンラインストレージ兼ストリーミング? のサービスがあるのですが、残念ながら日本だと公式には使えないみたいですね。この Google Play Music は、自前の音楽ファイルをグーグルのサーバーにアップロード(2万曲まで)して、PC上のウェブブラウザーやアンドロイドアプリでストリーミング再生出来るという感じらしいですね。ちょっと詳しく調べていないので、現状どうなっているのかは判らないですけど。

ちなみにAppleやAmazonも似たようなサービスを展開していてますが、コチラはiTunesやMP3ストアから購入したファイルも自前のアーカイブと同様にストリーミング出来る点で、グーグルより一歩進んでいる感じです。これらとは別にSpotifyやPandora、SonyのMusic Unlimitedなどのストリーミングがメインのサービスもひしめき合っている状態みたいです。残念ながら、大半のサービスが日本では展開されていません。理由は色々とあるとは思いますが、一番大きいのは法律的解釈でしょうかね:-(

話がズレてきたので戻しますが、今回噂されているグーグルのストリーミング音楽配信の何が気になるのかというと、ズバリ「コーデック」です。大半のサービスは、AAC系やMP3などですが、私としては一部で話題の新コーデック「Opus」になるのではないかと、密かに期待しているのです:-P

Opusについては、以前何度か取り上げたので詳細は省きますが、実際にグーグルの中の人が何らかのテストを行なっているのは間違いないですし、グーグルやモジラが力を入れているWebRTCでは、Opusが必須のコーデックとして認定されたりしていますしね。Androidの新バージョンも発表されるようですし、いずれはAndroidでも標準のコーデックとして取り入れられたりするのかも:-P

ちなみに現行のGoogle Play Musicのストリーミングは最高でMP3の320kbps、AmazonはMP3の256kbpsらしいですが、SonyのMusic UnlimitedはAACの320kbpsとHE-AACの48kbpsの二通りあるようです。以前はHE-AACの48kbpsしかなかったみたいなんですけどね。今調べたらAACの320kbpsも後から追加されたみたいですね……。

正直、保存用じゃなくて聞き流すストリーミングならHE-AACの48kbpsでも十分だと思うんですけどね。やっぱり嫌だっていう人も多いんでしょうねぇ。そう考えると、Opus一本というのも一般人には受けが悪いのかな? まぁOpusはVoIPのような低ビットレートからライブストリーミングのような高ビットレートにも対応している万能性が売りですけど:-P

何か急いで書きだしたので、結構間違っている部分があるかもしれません。とにかくグーグルI/Oまで後2時間切ってますので、頭に浮かんできた事をテキトーに書いちゃいました。また後日書き直すかもしれません。

#外部リンク
グーグル、定額制ストリーミング音楽配信サービスを発表へ(The Verge) - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)
http://wirelesswire.jp/Watching_World/201305151123.html

ソニーの「Music Unlimited」、980円/30日間に値下げ。音質はAAC 320kbpsに対応 -AV Watch
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20130130_585624.html

#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: CELT + SILK = Opus
http://blog.minawa.net/2011/01/celt-silk-opus.html

BLOG.MINAWA.NET: Opus Codecのウェブサイトが出来てた
http://blog.minawa.net/2011/02/opus-codec.html

BLOG.MINAWA.NET: MPEGがロイヤリティフリーのビデオコーデックを計画中?
http://blog.minawa.net/2011/02/mpeg.html

BLOG.MINAWA.NET: GoogleがOpusをテスト中?
http://blog.minawa.net/2011/08/googleopus.html

BLOG.MINAWA.NET: OpusのWebRTC入りは確実?
http://blog.minawa.net/2011/09/opuswebrtc.html

BLOG.MINAWA.NET: OpusとCodec2
http://blog.minawa.net/2012/06/opuscodec2.html

BLOG.MINAWA.NET: Opusの活躍は案外早いかも?
http://blog.minawa.net/2012/06/opus.html

BLOG.MINAWA.NET: Opus Codec の標準化がほぼ決定したらしい
http://blog.minawa.net/2012/07/opus-codec.html

BLOG.MINAWA.NET: 最近のOpus Codec 事情
http://blog.minawa.net/2012/07/opus-codec_23.html

BLOG.MINAWA.NET: オープンソースGPUドライバーの問題点?
http://blog.minawa.net/2012/08/gpu.html

BLOG.MINAWA.NET: OpusとG.711がWebRTCがMTIコーデックに内定
http://blog.minawa.net/2012/08/opusg711webrtcmti.html

BLOG.MINAWA.NET: SFLPhone 1.2.0 リリース
http://blog.minawa.net/2012/09/sflphone-120.html

BLOG.MINAWA.NET: Opus Codec がIETFで標準化されたらしい
http://blog.minawa.net/2012/09/opus-codec-ietf.html

BLOG.MINAWA.NET: Opus Codec に期待する事
http://blog.minawa.net/2012/09/opus-codec.html

2013/04/17

MP3プレイヤーを買ったり

またまたお久しぶりです。この前書いたのが既に一ヶ月前って……。いや、書こうかなってネタは何個かあったんですけどね。どうもヤル気が……。これが歳取るって事なんですかねー。

まぁいいや、最近おっさん化が確実に進行してきて完全にメタボ体型になってます……。これはイカンと、偶にですがウォーキングを始めたのです。若い頃は、あんまり景色を楽しんで散歩するとか興味無かったんですけどね。最近は意外な発見があったりしてウォーキングやサイクリングがそんなに苦じゃないんですよ。

折角の機会ですから、散歩しながら音楽でも聴くかと久々に携帯できるメディアプレイヤーを物色していたのでした。まぁ今の若い人なら、わざわざメディアプレイヤーなんて買わないでスマホやiPodとかなんでしょうけどね。あ、聞いた話だと最近はウォークマンの人気が盛り返してきてるらしいですね? 何でもYouTubeとかからダイレクトにダウンロード出来るとかなんとか? いや、ホントはイケナイ感じですけど……。

正直スマホでも良いんですけど、もっと手軽に扱える方が良いんですよね。それに音楽を聴くってだけならバッテリーの持ちも専用プレイヤーの方が長持ちするしサイズも小さくて軽いですからね。それに安いですし:-P そんな感じで安いプレイヤーを探していたんですが、正直選べるような状態じゃなくなってたんですね。昔はアイリバーとか頑張ってたもんですが……。

私も一時期アイリバーのプレイヤーを使っていましたし、家族向けにサムスンの似たタイプを購入した事もありましたし。あの頃は単三電池一本で40時間くらい持ったりしてたかなぁ。それにMP3だけじゃなくてOgg Vorbisに対応もしてくれたりしてましたからね。

残念ながら、今だとMP3とWMAが精一杯って感じの商品しか無いみたいですね。まぁ自分も昔ほどVorbisに拘る事も無くなってきたので渋々MP3対応の製品で妥協しました。言い訳じゃないですがPC環境ではCDのバックアップとしてFLAC化したモノを、そのまま聴いているので最近はわざわざ不可逆な形式にエンコードする事自体が減っていますし……。

そんな感じで "Transcend" の "MP330" を購入したのですが、結論から言うとかなり満足しています:-P ウォーキングが主な用途だったので更に軽くて安価な "MP300" にしようか最後まで迷っていたのですが、いざ購入してみるとMP330で良かったと思っています。理由はいくつかあるのですが、一番大きな点は "FMラジオ" が付いている事ですかね。他にも液晶画面が付いている事とか、USB部分が標準的なサイズでPCに直挿し(MP300はケーブル必須)出来るっていう点も使い勝手の面で大きな違いなんですけどね。

FMラジオって最初は要らないなって思ってたんですが、いざ使ってみると思ったより受信感度が良かったですし、万が一、歩いている時に地震が来た場合もFMラジオで情報が聞けるっていうのは心強い気がしてます。暇つぶしに普通にラジオとしても聞けますしね。音楽ばかりじゃ飽きちゃうってのもありますし。

他にもiTunesのような専用ソフトが必要無いので、UbuntuのようなマイナーOSでもUSBで繋げるだけでファイルの出し入れが可能なのも決め手でした。あとトランセンドって結構まめにファームウェアの更新をしてくれてるみたいなんですよね。まぁシンプルな機器なんでスマートフォンみたいに凄い更新がある訳じゃないんですけど。基本的には操作時の安定性なんかが中心ですかね。そもそも気軽に音楽を聴くための機器なんで音質とかに拘る訳じゃないですし。

そんな感じで個人的には大満足なんですが、最近になって重大な事に気付いてしまいました……。何気なくMP330のファームウェア情報をウェブサイトで確認していたら製品群のセレクト部分に見慣れぬ "MP350" という文字が……。

トランセンドって製品名のネーミングルールが結構雑なんで、どれが新製品か解りづらい感じなんですが、私の記憶によれば350は未だに発売されていない製品名なんですよね……。どうも気になったので、ちょっとググったりしてみたら、なんと……一度消された未発表らしい製品のページのキャッシュが……。

キャッシュを辿ると製品の説明文句とかが見れちゃいました……。しかもPDFまで……。これ詳しく書くとマズい気もするのですが知っちゃったので書いちゃいます……。どうやら新製品はMP330に生活防水と耐衝撃性を強化したスポーツ向けの製品みたいですね。防水仕様が、どの程度なのかは判りませんが、完全防水ってレベルでは無さそうですので、多少雨や汗で濡れても大丈夫ってレベルじゃないかなって個人的には思ってますけど。


あー、正直コッチの新製品の方が良かったかなぁー。まぁ今更どうしようもないですけどね。それに、そこまで激しい使い方は今のところしないのでMP330でも十分ではあるのですけど……。もし、これから買おうって人が居たら、用途に合わせて新製品が出てくるのをもう少し待ってみてもいいかもしれませんね。まぁ本当に出るかは判りませんし値段もどのくらいになるのかは判りませんけど。個人的には5000円よりは下なんじゃないかなって思いますけど……。

#Amazon


#Picasa
問題の新製品? ヤバそうだったら消します……


#追記
あれ、今ググったら普通に見られますね……。実はネタにしようと思ったのが結構前だったんで、いつの間にか解禁になってたみたいですね……。ちょっと恥ずかしい状態になってます……。

#外部リンク
MP350 - Digital Music Players - MP350 - Transcend Info
http://www.transcend-info.com/Products/CatList.asp?LangNo=0&ModNo=421

音楽を聞くなら断然ウォークマン! 中高生に圧倒的に支持されるその理由とは・・・ #walkmanYT - Togetter
http://togetter.com/li/473139

#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: SAMSUNG YP-C1Zが安い
http://blog.minawa.net/2005/09/samsung-yp-c1z.html

2013/03/14

確定申告の申請にはActiveXが必要らしい

確定申告がネットで出来るというのは知っていたのですが、実際に使う場合は申請時にActiveX必要らしいですね:(

いや、簡単に必要とか言いましたが事実上はWindows必須って事になっちゃいますよね? 辛うじて "Wine" で出来無い事もないかもしれませんが、ゲームじゃなくて公式な書類ですからね。一か八かで試すっていうのも……。と思ったら、Macintoshには対応してるのか……。

こういうウェブサイトを見て、いつも思うのですが推奨ウェブブラウザーにIEだけじゃなくて "Firefox" も必須にして欲しいですね。何故って、IEはどう頑張ってもWindwosでしか使用出来ないけどFirefoxなら、ほぼ間違いなく主要OSに対応してくれてますからね。まぁ細かいところでは各OSごとに差異はあるのでしょうけど、大まかな部分では問題ないレベルでしょうし……。

というか10年前ならいざ知らず、これ程ウェブ技術(と、素人がひと括りにするのも何ですが……)が発達している現在においてなお、未だにプロプライエタリなOSの、しかも1つのアプリケーションにしか対応していない技術でしか、公共な文書を作成&申請出来ないって言うのは正直いただけないですし……。

まして技術的に対応不可能っていう訳じゃないし、Firefoxという素晴らしいクロスプラットフォームなウェブブラウザーが既に存在し、更に日本にもその開発に携わっている企業(Mozilla)が有って優秀な日本人技術者まで居る訳ですし……。何故この恵まれた環境を生かさないのかと常々不思議に思っている次第であります:(

#追記
ActiveXが必要な理由として、ICカードリーダーの読み込みが関係しているのかもしれないのですか……。ICカードリーダーの接続はUSBだから読み込み自体は、そんなに難しくない気がしますが、やはり弱小OSゆえの存在感の無さが浮き彫りに……。でもかつてはJavaで実装していた時期もあったみたいですし、何とか対応してもらいたい所ですね。まぁ今のJavaの状況を考えるとかなり厳しい気はしますけど:(

#外部リンク
平成24年分 【確定申告書等作成コーナー】-TOP-画面
https://www.keisan.nta.go.jp/h24/ta_top.htm

won't fix: 確定申告がActiveX
http://wontfix.blogspot.jp/2013/03/activex.html

ASCII.jp:ICカードリーダーで確定申告をオンラインで行なう技|柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」
http://ascii.jp/elem/000/000/674/674458/

2013/03/08

ウブントゥ麒麟

久しぶりに投稿。いやぁもう3月ですか。早いですなぁ。昨日まで割と寒かったのに、今日は夜でも暖かいです。もう暖房は必要ないかな? まぁ住んでいる場所によりますけどね。この前も北海道で吹雪による悲劇的な事故がありましたし……。何かいきなり暗い話題になっちゃいました。こんな事を書くつもりじゃなかったんですけど……。

話題を変えてタイトルです。いや、何か今日は『スマホOS、第3勢力の有望株「ウブントゥ」の侮れない実力 』って記事が一部で話題になっていたようなので……。日頃「Ubuntu」を使っていますが、改めて日本語表記にすると、かなりインパクトありますね:-) 正直、この読み方で良いのかよく判りませんが。

タイトルの「ウブントゥ麒麟」ですが、正式には "Ubuntu Kylin" と書くそうです。ちなみに中国では麒麟の事を "Qilin" と英訳するらしいのですが、こちらは "Kylin"と表記するようですね。肝心の中身は? と言うと、中国の有志? が開発しているUbuntuベースのOSで、中国ユーザー向けのカスタマイズを行なっているのが特徴なようです。一見すると、ただのローカライズされたUbuntu派生OSかと思いますが、このUbuntu Kylinは"official Ubuntu flavours"という点で他の派生OSと一線を画しているようです。

この "official Ubuntu flavours" というのは "Edubuntu, Xubuntu, Lubuntu, Kubuntu" といった各デスクトップ環境向けや教育目的に特化したバージョンが該当するようです。ちなみにUbuntuベースのOSとして人気の "Linux Mint" は "Ubuntu Derivatives" いわゆる"派生"OSであり、直接的にはUbuntuと関係ありません。

Ubuntu Kylin の珍しい点は書き方は悪いですが、ただの中国ユーザー向けのローカライズなのに公式にUbutuと同格な別個のOSとして数えられている事です。XubuntuのようにGnome(最近は単純にGnomeとは言えませんが……)とは別のデスクトップ環境を使うとか教育現場向けに特化したとかではなく、ただのローカライズ版なのに……。

しかも、この決定はMark Shuttleworth氏自らのお墨付きなようです。正直驚きました。具体的に、どのような変更が加えられているのかと言うと以下のような感じみたいです。
For 13.04 the Kylin team will include:

Baidu Music Scope
Chinese Calendar
Chinese Input Method
Weather Indicator (Using China meteorological administration data)
Easy installation of the WPS Office Suite
どうやら、中国ユーザーが日頃良く使っているBaidu等のサービスをバンドルしたバージョンなようですね。一番大きな違いは "Chinese Input Method" な気がしますけど。現状だとUbuntuはインプットメソッドとして "iBus" をデフォルトで使用しているのですが、Kylinでは "fcitx" というモノに切り替える予定だそうです。正直良く知りませんが、開発者が中国人のようで、Kylin開発チームによると、iBusよりも使いやすいそうです。

私個人の見解としては、わざわざ "official Ubuntu flavours" にする程でも無い気がしますが、Shuttleworth氏としては、中国の潜在的なユーザー数の巨大さを考慮しているのかもしれませんね。どちらかというと "OEM" という位置づけの方がしっくりくるのかもしれません。

というのも、この Ubuntu Kylin を開発しているチームは " National Software and Integrated Circuit Public Service Platform (CISP)" と "中国人民解放軍国防科学技術大学" のスタッフや学生? が主なメンバーみたいですし。CISPというのはよく判りませんが、ググると "中国情報産業省" が関わっているプロジェクト? みたいですし。後述のリンク先記事によると半ば中国政府主導の国産OSプロジェクトみたい?

現状、中国本土のPCユーザーは大半がWindows、それもXPが主力なようです。しかも、その大半が違法コピーされたものであるようです。中国政府としても対外的に不名誉な事実を何とか是正したいとう思惑があるのかもしれませんね……。同じくリンク先記事には、"Kylin OS(Ubunt Kylinの前身)" が、既に中国で人気のあるLinux OS であると書いてありますが、当の中国人ユーザーのコメントによると、「そんなOS、ある事自体知らないし、大半はWindows(XP)で、Linuxユーザーが居たとしても、素のUbuntuやFedoraだよ」って書いてあるので、やはり国策的なOS開発なのかもしれませんね……。

元々、Ubuntuベースになる前の "Kylin OS" というLinuxベースFreeBSDベースのOSもWindowsのような海外製のOSを国家の機密等に関わる部署で使用するのは国防上危険であるという判断から開発がスタートしているようですし。今回のUbuntuベースのデスクトップOSとは別にモバイル向けOSである "Android" の中国本土での普及も中国政府は警戒しているようですしね。

逆に最近は米国等の中国企業の警戒強化も俄に取り沙汰されてきていますしね。例えば、華為やZTE等の携帯基地局がやり玉に上げられたり……。また、中国政府に雇われたハッカーが米国の主要メディアにハッキングを行なっている痕跡が発見されたりなんかもしてますし。日本だとあまり話題になっていないようですが、有力紙のウォール・ストリート・ジャーナルも社説で中国政府に抗議する事態になっていますし……。どちらの言い分が正しいのかは私には判りませんが、少なくとも自国のネットユーザーを "金盾" なんかで監視しているようでは、信憑性を疑われるのも致し方がない事だとは思いますけどね……。

何か久々に書いたので、無駄に長い割には中身が無い文章になってしまいましたが、徐々に勘を取り戻していけたらなと思っています:-) では!

#外部リンク
Chinese Linux Distro Seeks Place in Ubuntu Family | OMG! Ubuntu!
http://www.omgubuntu.co.uk/2013/02/ubuntu-kylin-official-ubuntu-spin

UbuntuKylin - Ubuntu Wiki
https://wiki.ubuntu.com/UbuntuKylin

Kylin (operating system) - Wikipedia, the free encyclopedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Kylin_%28operating_system%29

スマホOS、第3勢力の有望株「ウブントゥ」の侮れない実力  :日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD06072_W3A300C1000000/

中国人民解放軍国防科学技術大学 - Wikipedia
中国人民解放軍国防科学技術大学 - Wikipedia

「Androidは影響力がありすぎる」 中国当局がグーグルを厳しく批判
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/37305

中国、スマホOS市場のアンドロイド優位を批判 - WSJ.com
http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887323994204578343210107319062.html

中国政府がGoogle/Androidの影響力に懸念 - ITmedia プロフェッショナル モバイル
http://www.itmedia.co.jp/promobile/articles/1303/07/news123.html

【社説】中国は野蛮なサイバースパイ国家 - WSJ.com
http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887324261304578285152629425338.html

金盾 - Wikipedia
金盾 - Wikipedia

コラム:華為技術スパイ疑惑、米中問題の複雑さ露呈 | ワールド | 米国 | Reuters
http://jp.reuters.com/article/jpUSpolitics/idJPTYE89T03B20121030

2013/01/24

GCW-Zero がKickstarter で目標額を突破!

個人的には難しいかなと思っていたオープンソース志向な携帯ゲーム機"GCW-Zero"ですが、無事Kickstarterで募集した金額を達成出来たようです:-)

更に"stretch goals"フェイズに移行中のようで、15万ドルで"ミニUSB変換アダプター"、17万5千ドルで"ミニHDMIケーブル"、20万ドルで"オリジナル・ポーチ"が付属するようです。既に15万弱まで来てるので、残り5日間ある事を考えればUSB変換アダプターはクリア出来そうですね。上手くすればHDMIケーブル、相当頑張ればポーチまで手が届くかも知れません:-)

それと、今回のKickstarter登録に合わせて本体のメモリ(RAM)が256MBから512MB、保存用メモリが8GBから16GBへと変更になったようです。それまでは"スタンダード・エディション"と"スペシャル・エディション"の2つに分かれていたようですが、今回の変更でスペシャル・エディションの内容に統一されたようです。

残念ながら、画面サイズは"320x240(QVGA)"と、今の時代からしたら相当レトロな解像度ですが、ここを変更するとなると筐体部分を含めた全ての設計を見直す事になってしまうようで、今更変更する事は不可能だったようです:(

製作者の肩を持つ訳ではないですが、GCW-Zeroの対象? であるレトロゲーム(エミュ)であれば、大半がQVGAの解像度で収まるというか、それがある意味でベストな訳でして……。プレイステーションクラスになると、一部のゲームで日本語のテキストが読みにくいというのはあるかもしれませんが……。

代わりになる訳でもないですが、一応アナログのTV出力とミニHDMI出力がありますので、どうしてもって場合はテレビに繋げる事で動画再生や一部のゲーム等が遊べると思います。ただCPUのスペック等を考えると、最大1080pの出力でゲーム等がストレス無く遊べるかは微妙な感じがしていますが……。まぁ古いゲームの場合、引き伸ばすだけですから、基本的には意味無い気がしますしね。

個人的には、何でわざわざKickstarterに登録したのかなぁと思っていたのですが、どうやらいくつかの理由があるみたいですね。

一つは言うまでもなく"宣伝効果"。実際、私もKickstarterの話題で、GCW-Zeroの事を知りましたし、海外では"Yahoo!News"や"Joystiq"、日本でも"Gigazine"等の大手サイトが取り上げてくれたみたいですし、ドイツではテレビ局で取り上げられたりもしたようです。

また、GCW-Zeroのような完全なベンチャーな場合、ペイパルのように気軽に使える振込サービスで十分と思いますが、実際には実績のない企業の場合は詐欺行為を疑われる事も多いようで急激に大金が動くと一時的に口座を凍結されてしまって、資金繰りが一気に悪化するというケースも考えられるようです。確かにPandoraチームも一時期、同じような問題に悩まされていましたしね:(

その点、最初期にKickstarterで注目されて、取引が成功すれば資金の受け渡しはかなりスムーズに行われるのかもしれません。よく知りませんが支払いはamazonペイメントで行われるんでしたっけ?

まぁその分、Kickstarterとamazonペイメントに取り分の10%を持って行かれるみたいですが……。今回のGCW-Zeroはその点を考慮してか、製品の代金を135ドルに設定していますからね。確かKickstarter以前の予約だと120ドルくらいだから、10%持ってかれても何とかなりそうですし:-) ちなみにGCW-Zeroは、この他に自主的に総金額の5%を同じくKickstarterのプロジェクトに還元するプログラムに参加しているので、余分にコストが掛かるようですけど。

無事、Kickstarterのファーストバッチが製造、発送されれば、セカンドバッチからは120ドル+送料な感じで売られるようになるのかもしれませんね。その頃には、社会的信用も得られるでしょうから、銀行等の取引もスムーズになるかもしれませんし……。あくまで私の妄想ですけど。

まぁとにかく後5日間、頑張ってKickstarterでの投資額を増やして貰いたいですね。その分、安定して製品が供給できる体制が整う訳ですし。

#外部リンク
GCW-Zero: Open Source Gaming Handheld by Justin Barwick — Kickstarter
http://www.kickstarter.com/projects/gcw/gcw-zero-open-source-gaming-handheld

GCW Zero - An Open Source Gaming Console Built by Gamers for Gamers...
http://www.gcw-zero.com/

GCW - Game Consoles Worldwide Introduces The GCW Zero Open Source Gaming Console Built by Gamers for Gamers - Yahoo! News
http://news.yahoo.com/gcw-game-consoles-worldwide-introduces-gcw-zero-open-081230527.html

GCW-Zero open-source handheld needs a Kickstart | Joystiq
http://www.joystiq.com/2013/01/21/gcw-zero-open-source-handheld-needs-a-kickstart/

オープンソースの携帯型ゲーム機「GCW Zero」 - GIGAZINE
http://gigazine.net/news/20130123-gcw-zero/

GCW-Zeroの代表者との対談だそうです。残念ながら英会話がまるで判らないのでどうしようもないですが:(
判る人が居たら、軽くでいいので内容教えてください:-)
GWW Podcast: Episode 67 - Geeks With Wives
http://geekswithwives.com/2013/01/gww-podcast-episode-67/

2013/01/18

GCW-Zero: Open Source Gaming Handheld

久々に面白そうなハードウェアのネタがあったのでメモ。その名も"GCW-Zero"。副題に"Open Source Gaming Handheld"とあるように、一応オープンなハードウェアなようです。

以前から、このブログを見てくれている人はご存知かもしれませんが、私も一時期オープンな携帯ゲーム機にハマっていた事があります。まぁ今でもこういうネタは好きなんですけど……。

元を辿ればGP2X(最初期はGPX2と呼ばれていました)の情報を某Linuxサイトで見掛けた事が切っ掛けでした。あれは今から何年前の事なのかなぁ……。って、今調べたら"2005年7月30日"に記事を書いたようです。今年が2013年ですから、もう8年近く前ですか……。時間が経つのは本当に早いです:(

そのGP2Xも何だかんだあって、後継機が発売されるくらいには成功したんですよね。問題はその後継機でして、一応"GP2X Wiz"っていう名前で発売される事になったのですが、当時のGP32(GP2Xの前世代機)、GP2Xのファン層が期待していた斜め上のハードウェア仕様だったので、それまで支えていたコミュニティ内に大きな波紋を引き起こしたのでした。

その結果、生まれたのが"Pandora"というオープン環境を目指した携帯ゲーム機、及びPandoraを企画立案した"OpenPandora"プロジェクトという有志グループでした。主な構成メンバーはGP32、GP2Xコミュニティの古参メンバー、あるいは著名なエミュレーター作者やLinuxに造詣が深いハードウェア、ソフトウェアの各開発者達です。

そのPandoraが使っていた言葉が、GP32、GP2Xの"Spiritual successor"です。日本語に訳すと"魂の後継者"とでも言うでしょうか? 直接的な繋がりはなくても、思想的には後継者であるといった感じですかね。

実際、当時のコミュニティでは本家のGP2X Wizよりも、Pandoraの方が実質的な後継機であるという意見が大半でした。とはいっても、比較的低価格だったGP2Xに対して、Pandoraはかなりの高級機路線だったので、コミュニティの中には、賛同しかねるという意見も多数ありました。そういったファン層はより低価格な"Dingoo A320"等の携帯ゲーム機に徐々に移行していったようです。

私は頭の中がPandora一色だったので、その頃既にDingoo A320が発売されていたのか覚えていないのですが、今調べてみると、独自のコミュニティを築いて発展するくらいには成功を納めていたようです。現在は、Androidや改造PSP等に食われて、だいぶ下火になっているようですが。

ようやく本題です。今回紹介する"GCW-Zero"は、このDingoo A320や後継機のDingoo A330の"Spiritual successor"という事が、そもそもの開発動機なようです。直接的にはDingooとは関係ないですが、PandoraのようにDingooのコミュニティの有志が代表になって企画した"魂"の後継機及び、その開発プロジェクトなようです。まるでPandoraとOpenPandroaチームの再来のようですね:-)

そのGCW-Zeroが、いま話題のクラウド・ファンディングサイト"Kickstarter"にて出資者を募集中なようです。といっても、どうやら既にプロトタイプが完成している状況……どころか、半年以上前から独自に出資者を募集している状態だったようなので、恐らくこのKickstarterの成否関わらず、発売される事は決まっている気がします……。

とはいえ、今回のKickstarter登録に合わせて、ハードウェアの修正等も行われているので上手く行けば、更に完成度が上がる事が期待出来そうです。

ちなみにKickstarterだと135ドル+世界共通の送料20ドルを合わせた155ドルって感じでしょうかね。Pandoraが失敗? したのは、価格の高さというのも大きな要因の一つなので、その点の反省も踏まえたコスト設計なのかもしれませんね。まぁその分、ハードウェア仕様も今時のハードウェアとしては、見劣りもしますけど。

ここまで書いておいて何ですが、説明だけで予想よりだいぶ長くなってしまったので、今日はここまでにしておきます。詳しい情報等は、また今度。

#Kickstarter


#外部リンク
GCW-Zero: Open Source Gaming Handheld by Justin Barwick — Kickstarter
http://www.kickstarter.com/projects/gcw/gcw-zero-open-source-gaming-handheld

GP32 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/GP32

GP2X - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/GP2X

GP2X Wiz - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/GP2X_Wiz

Pandora (console) - Wikipedia, the free encyclopedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Pandora_%28console%29

CAANOO - Wikipedia, the free encyclopedia
http://en.wikipedia.org/wiki/CAANOO

GamePark Holdings - Wikipedia, the free encyclopedia
http://en.wikipedia.org/wiki/GamePark_Holdings

Dingoo A320 - Wikipedia, the free encyclopedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Dingoo

#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: 韓国からの刺客
http://blog.minawa.net/2005/07/blog-post_30.html

2013/01/12

ニコニコ動画で "ゾイド -ZOIDS-" が公開開始?

いつの間にかニコニコ動画で"ゾイド -ZOIDS-"のアニメが公開されていたようです。といっても、新作じゃなくて10年くらい前に放送していたアニメですけど。

ゾイドって実はかなり古い玩具シリーズなんですよね。ウィキペディアによると1982年スタートの企画なようです。自分も子供の頃にゾイドのCMを見た記憶があります。うろ覚えですが、CMで何かしらのストーリーが展開されていた記憶があります。子供心に格好いいなぁ思いながら見ていたような……。

このアニメは1999年スタートなので、初期のゾイドと設定は多少違っているようですが、ベースとなっている部分は引き継いでいるようですね。

内容は王道なメカ物の少年冒険譚ですが、要所を抑えつつ丁寧に作られていた記憶があります。多分、今見ても面白いと思いますよ。ゾイドも格好いいし、ちゃんと女の子も出てきますし……しかもロリっ子が:-) 後半になると成長しちゃいますけど(えっ

個人的にはアーバインというキャラが藤原啓治氏だったのが一番印象に残ってますかねぇ。失礼ながら、アーバインで藤原さんを知ったというのもありますし。特に途中出てくる愛機の乗り換えシーンはベタながら熱い展開でしたし:-)

ニコニコ動画で、こういった懐かしめのアニメをもっとやって欲しいですね。ネット上とはいえ、おっさん達が昔見たアニメを語れるっていうのは、DVDを見ただけじゃ楽しめない見方ですからね。

とはいえ、昔のアニメってメチャクチャ長いですからねぇ。正直一週間に一回くらいじゃないと見る方もツラいものがありますし。今回のゾイドも全部放映したら全67話もありますからねぇ。今の所、一週間? で3話やるみたいですけど。てか、全部放映してくれるのかなぁ?

#追記
うーん、今の所12話までなのかなぁ? せめて少年編だけでも完結させてほしいですねぇ:( お○ぱいフィーネも見たいところですが(えっ

#ニコニコ動画
ゾイド -ZOIDS- 第1話「惑星Ziの少年」 ‐ ニコニコ動画(原宿)
http://www.nicovideo.jp/watch/1357716611





ゾイド -ZOIDS- 第2話「謎の美少女フィーネ」 ‐ ニコニコ動画(原宿)
http://www.nicovideo.jp/watch/1357717479



ゾイド -ZOIDS- 第3話「記憶」 ‐ ニコニコ動画(原宿)
http://www.nicovideo.jp/watch/1357717447



公式じゃないですが、出来が凄いので一見の価値ありです:-)
同人? でもここまでの作品が出来る時代なんですねぇ……
HMMゾイド 3DCG PV ‐ ニコニコ動画(原宿)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm17257777





#外部リンク
ゾイド-ZOIDS- - ニコニコチャンネル:アニメ
http://ch.nicovideo.jp/channel/zoids

今回のスポンサー? らしいので一応ご紹介
ゾイド -鋼の絆-
http://www.z-kizuna.com/

HMMシリーズ プラモデル コトブキヤ|KOTOBUKIYA
http://main.kotobukiya.co.jp/hmm/

MSSゾイド トップページ|トミーテック
http://www.tomytec.co.jp/mss/zoids/index.html

ゾイド -ZOIDS- - Wikipedia
ゾイド -ZOIDS- - Wikipedia

ゾイド - Wikipedia
ゾイド - Wikipedia