その理由としては、現在のところ唯一? PulseAudioに正式対応しており、またカナダのSavoir-Faire Linux社が開発支援をしているようで、かなり安定した開発体制のように見受けられました。まぁ「Linphone」と「QuteCom」も、それぞれ企業がバックアップしているようですけどね。
特に「QuteCom」は、かつて「WengoPhone」と呼ばれていたソフトウェアで、私もかなり期待していたのですけどね。どうやら支援していた企業が手を引いてしまって紆余曲折あったようです:-( ちなみに、その頃のライバルとされていたのが、「Gizmo5」だったのですが、こちらは、ご存知のようにGoogleに買収されて、「Google Voice」の原型となっているようです。
「Linphone」は、最近AndoroidやiPadといったモバイル版の開発を頑張っているようで、そこそこ活気があるようですが、「QuteCom」の方は、かなり前から、あまり進展していないようです。一応ロードマップも公開されており、開発も少しづつ前に進んでいるようではあるのですけどね。
その点「SFLphone」は、2,3日前に安定版となる「version 1.1.0」がリリースされたばかりという活きの良さです。早速、導入してみましたが、実際かなり安定している印象を受けました。見た目的には、まだまだこなれていない感じですが、PulseAudio対応のお陰なのか、公衆網との発着信の反応は、かなり機敏です。Linphoneも、なかなかいい感じですが、QuteComは、ワンテンポ遅れた感じがしました。実際は切断しているのに呼び鈴が3,4回鳴り続けていたり……。
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Stable version 1.1.0 released. It now builds with either GTK+2.0 or GTK+3.0. The KDE client is also fully up-to-date.
— SFLphone さん (@sflphone) 5月 18, 2012実際に「SFLphone」を使って、固定電話と携帯電話に通話してみたのですが、一応通話は出来ました。ただ、固定電話の場合、通話が始まった数秒間が上手く聞き取れなかったそうです。携帯電話(ドコモのガラケー)の場合は、話は出来ましたが、正直かなり聞き取りづらい場面もありました。この点は選択したコーデックにも問題があったのかもしれません。ただ、同条件で通話した携帯電話(au)の場合は、そこまで聞き取りづらくは感じなかったので、回線状態などによって、かなり上下するのかもしれません。
まぁ私が使っているマイクは1000円くらいの安物なのも多少影響しているのかもしれませんけど。そのうち、また弄ってみるつもりです。あと、下のスクリーンショットにあるシステムトレイですが、デフォルトだと出て来ません。ちょっと今日は時間無いので、また改めて設定等を書いてみようと思っています。暇だったらですけど:-(
#Picasa
以下のように通知されますが、何かタグがおかしい?
コーデックをG.722にしたのですが、何故か無音になってしまいました。一応、Fusionでも対応しているはずなんだけどなぁ。
こんな感じでシステムトレイに出ます。けど、ちょっと設定を弄らないとダメみたいですね:-(
#外部リンク
Home | SFLphone - SIP/IAX2 softphone and VoIP client for GNU Linux
http://sflphone.org/
Savoir-faire Linux : Experts Open Source, Linux et FLOSS. Consultation, Formation et cours, Développement et Centre d'expertise et de support. Montréal, Québec, Ottawa/Gatineau, Toronto, Paris, Londres (UK) , Bruxelles, Rimouski. - Savoir-faire Linux
http://www.savoirfairelinux.com/home
SIP phone app for Linux - SFLphone |
http://transcode.com/content/sip-phone-app-linux-sflphone
#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: Skypeキラー?
http://blog.minawa.net/2006/05/skype.html




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