一個人の意見としてですが、正直Unity3Dはまだまだ完成には程遠い気がしています。Unity3Dがというより、Compizがでしょうか。いや、普通に使う分にはそれ程不自由は無いのですが、例えば3DゲームやWineを使ってゲームをしたりすると、どうも安定動作が難しい気がするんですよね。
実際に私の経験だと、Wineを使用して「信長の野望 烈風伝」をプレイすると100%ウィンドウ装飾? が抜け落ちちゃいますし。Unity2Dだと特に問題はありません。最近はUnity2Dばかり使っているので、うろ覚えですがWineを使う場合、他のゲームやソフトウェアでも同様だった気がします。
他にもHumble Bundleで購入した「LIMBO」をプレイする場合も、音楽が流れなかったり、著しく描画のパフォーマンスが低下する等の症状が確認されていますし。このLIMBOはLinuxネイティブな移植ではなくて、WineをベースにしたCodeWeaversの商用ソフトウェア「CrossOver」を使用しているのが特徴ですし。
うろ覚えですが、現行のUbuntu 12.04より以前のバージョンでは特に問題が無かった気がするので、Ubuntuのバージョンか、NVIDIAのプロプライエタリドライバーの相性等が問題なのかもしれません。
ただ、以前も書きましたがCompiz兼Unity3Dの開発チームのメンバーが、これからのUnity3D&Compizの使用はNVIDIAとAMDのプロプライエタリドライバーでは非推奨にしていくとブログで語っているので、かなり不安ではあるのですよね……。まぁ彼の言い分も判らなくはないのですけど。
正直言って、UnityはUbuntu専用みたいなモノだし、Unityで使われているGUIツールキットである「NUX」の多言語対応も不安ではあるのですよね。だったらUnity2Dで使われているGUIツールキット「Qt」の方が、あらゆる意味でNUXよりも優れている気がしますし。Canonicalとしても、独自のウリが欲しいだろうし、自分たちでコントロール出来る環境を作りたいのは理解出来るのですけどね……。まぁあくまで素人の意見ですが:-(
#Picasa
こんな感じでウィンドウの装飾が欠落しちゃうんですよね。

ログ見ても全然判らない:-(

正常な場合は、こんな感じです。

#追記
Wineの開発版バージョンが「1.5.12」に上がっていたので試してみましたが、上で書いた烈風伝のバグ? はUnity3Dで使用しても起こらなくなってました:-P 有難い。
残念ながら、LIMBOの方は内包しているWine(というかCrossover?)のバージョンが上がっていないので改善していませんけど。そのうちバージョンが上がるのかもしれません。ちゃんとパッケージをメンテナンスしてくれていればですが:-(
と思ったけど、いざ烈風伝をプレイすると、激しくグラフィックがバグる場合があるなぁ。というか、マウスの入力を受け付けなくなってしまった。一度アンインストールしないと駄目かもしれないなぁ。
やはり開発版を常用するのは無理があるかも:-( 安定版である「1.4」系で上記のバグが修正されれば、そちらを使うのですけどね……。上手く行かないものだ。
#外部リンク
[Phoronix] Ubuntu 12.10 Drops Unity 2D Desktop
http://www.phoronix.com/scan.php?page=news_item&px=MTE2MTQ
On the future of Graphics Drivers | be careful, he might break your display
http://smspillaz.wordpress.com/2012/06/08/on-the-future-of-graphics-drivers/
llvmpipe
http://www.mesa3d.org/llvmpipe.html
#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: Wineで烈風伝
http://blog.minawa.net/2012/02/wine_27.html
BLOG.MINAWA.NET: Wineで烈風伝 その2
http://blog.minawa.net/2012/03/wine-2.html
BLOG.MINAWA.NET: The Humble Indie Bundle V 開催中
http://blog.minawa.net/2012/06/humble-indie-bundle-v.html
BLOG.MINAWA.NET: リーナス氏がNVIDIAに宣戦布告?
http://blog.minawa.net/2012/06/nvidia.html
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