ようやくPandoraのCNCケースが完成したみたいです。何人かの開発者に届けられる予定みたいです。今週中にハードウェア担当のMWeston氏が受け取るらしいので、上手くいけば今週中に組み立てられたPandoraのビデオが公開されるかもしれません。待ち遠しいですね。
#Picasa
2009/03/09
2009/03/08
Pandoraのファームウェア
これはいつもよりいい加減な考察なので、鵜呑みにしないで下さい。あくまで素人が適当に考えた結果です。技術的に私の理解の範疇を越えていますので。この前PXMLとlibpndというのについて書きました。それと関係がある話なのですが、どうやらPandoraのファームウェア構成も野心的なモノになりそうです。
まず、Pandoraにおける「ファームウェア」ですが、これはLinuxカーネル、諸々のドライバー、LinuxOS(デフォルトではAngstrom準拠)、必須ライブラリー(SDL等)、必須ソフトウェア(MatchboxやFirefox等?)になるのではないかと私は思っています。これらがインストールされる場所は勿論NANDですね。ただNANDは512MBしかない上に、アップグレード等の処理に幾分空き領域が必要になるらしいので、実際に使えるスペースは512MBより少なくなりそうです。そこでいくつか疑問点が出てきます。例えば「ユーザーがNANDに別のアプリケーションやライブラリーを自由にインストール出来るの? 」とか。答えはYESでありNO。基本的には何の制約もなく自由にインストールする事が出来るようです。
アプリの追加どころか、OSそのものを別のモノに入れ替えることも可能です。ただ、上にも書いた通り、NANDの領域は限定されており、ユーザーが不用意にアプリ等をインストールしてしまうと、開発チームが想定している空き容量を圧迫してしまい、後々のファームウェアのアップグレードが不可能になってしまう可能性が出てきてしまいます。ですので、通常はNANDへの追加インストールは禁止にしたいようです。
ただ日本語環境で使いたい場合は、どうしてもデフォルトの環境にいろいろ追加(IMや仮名漢字変換、日本語フォント等)しないといけませんからね。ある程度はユーザーが自由に出来る領域を開けてくれるかもしれません。まだ何とも言えませんけど。まぁ基本的にはNANDは禁止で、PXML形式のアプリをSDカードにインストールする形になると思います。
またNANDの使い方ですが、なかなかおもしろい事になりそうです。どうやらNAND領域を「firmware」部分と「user homedir」部分に分割して収納するみたいです。それを実現させる為にUnionFS、あるいはAUFSというファイルシステムを使用するみたいです。はっきりいって、私には理解できるレベルを越えてしまっていますが調べて見たところ、どうやら、KNOPPIX等で使用されている技術らしいですね。以下ウィキペディアから抜粋。
.pndファイルについても説明されてます。こちらもFUSEという技術を使うみたいです。.pndファイルをISOファイルとしてマウントするって事なのかな? 難しすぎて私には理解出来ませんが。とにかく環境を汚さずに使用出来るって事なのでしょうか? ふぅもう少しちゃんと読まないとわからないな。誰か説明お願いします。
#外部リンク
UnionFS - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/UnionFS
Aufs - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/Aufs
Filesystem in Userspace - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/Filesystem_in_Userspace
まず、Pandoraにおける「ファームウェア」ですが、これはLinuxカーネル、諸々のドライバー、LinuxOS(デフォルトではAngstrom準拠)、必須ライブラリー(SDL等)、必須ソフトウェア(MatchboxやFirefox等?)になるのではないかと私は思っています。これらがインストールされる場所は勿論NANDですね。ただNANDは512MBしかない上に、アップグレード等の処理に幾分空き領域が必要になるらしいので、実際に使えるスペースは512MBより少なくなりそうです。そこでいくつか疑問点が出てきます。例えば「ユーザーがNANDに別のアプリケーションやライブラリーを自由にインストール出来るの? 」とか。答えはYESでありNO。基本的には何の制約もなく自由にインストールする事が出来るようです。
アプリの追加どころか、OSそのものを別のモノに入れ替えることも可能です。ただ、上にも書いた通り、NANDの領域は限定されており、ユーザーが不用意にアプリ等をインストールしてしまうと、開発チームが想定している空き容量を圧迫してしまい、後々のファームウェアのアップグレードが不可能になってしまう可能性が出てきてしまいます。ですので、通常はNANDへの追加インストールは禁止にしたいようです。
ただ日本語環境で使いたい場合は、どうしてもデフォルトの環境にいろいろ追加(IMや仮名漢字変換、日本語フォント等)しないといけませんからね。ある程度はユーザーが自由に出来る領域を開けてくれるかもしれません。まだ何とも言えませんけど。まぁ基本的にはNANDは禁止で、PXML形式のアプリをSDカードにインストールする形になると思います。
またNANDの使い方ですが、なかなかおもしろい事になりそうです。どうやらNAND領域を「firmware」部分と「user homedir」部分に分割して収納するみたいです。それを実現させる為にUnionFS、あるいはAUFSというファイルシステムを使用するみたいです。はっきりいって、私には理解できるレベルを越えてしまっていますが調べて見たところ、どうやら、KNOPPIX等で使用されている技術らしいですね。以下ウィキペディアから抜粋。
KNOPPIX では、CD-ROM や DVD 上のファイルシステムと、(USB メモリスティックのような)書き込み可能なドライブ上の knoppix.img と呼ばれるイメージファイルを含むファイルシステム間の結合を作ることができ、そこでは書き込み可能なドライブは読み込み専用ドライブよりも優先される。これにより、新しいファイルをイメージに保存し、CD 上のファイル代わりに透過的に使って、ユーザがシステム上のどのファイルも変えることができるようになる。分割したファイルシステムを結合して、1つのファイルシステムとして扱うことが出来るって事なんですかね。何となく理解(苦笑)。深入りは止めときます。ボロが出ますから。ついでに開発者の方のコメントも引用。
The nitty gritty ideas we had were to divide NAND up into a couple regions; a firmware chunk and a user homedir chunk. The trick is we could use unionfs (or aufs, a newer union-fs style system). We'd make te union setup so that writes to the firmware filesystem are actually written to the user section in your homedir somewhere, an the unionfs proprerties make it so the system doesn't see this. ie: You write to /usr/foo and it ends up in your homedir in NAND, but reading /usr/foo works still. This way if you overwrite stuff in the firmware and blow it up, you just wipe your homedir and reboot, and bam, you're back to a fully working stock firmware. For OS patches we can mount the real NAND fs instead of the union, update the filesystem, remount he union, and poof. Seems brilliant to me, and allows normal packagers to just work, reasonably risk free.オリジナルのファームウェア環境を汚さないで、ユーザーファイルもNANDに収納するって事なのかな? 何かあってもすぐにデフォルトの状態へ戻すことが出来るって感じで。違うかも。
.pndファイルについても説明されてます。こちらもFUSEという技術を使うみたいです。.pndファイルをISOファイルとしてマウントするって事なのかな? 難しすぎて私には理解出来ませんが。とにかく環境を汚さずに使用出来るって事なのでしょうか? ふぅもう少しちゃんと読まないとわからないな。誰か説明お願いします。
#外部リンク
UnionFS - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/UnionFS
Aufs - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/Aufs
Filesystem in Userspace - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/Filesystem_in_Userspace
Pandoraの最新スナップショット
ドイツで開催されているOlymptronicaというイベントの写真らしいです。残念ながらケースがまだ到着していなかったので、丸裸ですが新しい要素としてボタン周りが追加されています。といってもD-Pad部分はWizのやつをぶっこ抜いて付けているだけみたいですけど。アナログスティック部分とD-Pad、ABXYボタン部分の台座が付けられてますね。思っていたよりいい仕上がりみたいです。早く完成形を見せてもらいたいですね。
#Picasa
#Picasa
Pandora Quake 1
早速Pickle氏がPowerVR SGXのクロックを110Mhzに上げたビデオを公開してました。でもQuake2じゃなくてQuake1ですね。ちなみにPickle氏がテストした結果を引用すると、現在の状態で以下のような感じらしいです。Quake1です。
素人的に見てですが今回のデモの見どころはPandora実機でPowerVR SGXのOpenGL ES機能が実際に働いているという事実でしょうね。しかも特定のアプリケーションだけに有効という訳ではなく、誰にでも(生かせる技術は必要ですが)使用可能になるっていうのが大きいです。
うろ覚えですがリナザウの初期型に搭載されていたATIのIMAGEON 100が結局あんまり使われること無く後期型では外されていたりしてましたよね。詳しくはわかりませんが、あれも結局はユーザーが自由に使用出来なかったのが原因なような気がしますし。それでも最後の方は有志のお陰でだいぶ解析されていた気もしますけど。他にもEM・ONEのNVIDIA GoForce5500とか。意外と使われてたりするのかな……。調べて見ないとわかりませんが。
#YouTube
Pandora Quake 1 with nanoGL - YouTube
http://youtu.be/q5qtvD-MJ9E
500 mhz 55 mhz no neon = 36 fpsふむ。思ったよりも伸びませんね。特にNeon。まぁ58から64になってますから効果はあるみたいですけど。これには秘密があって現在のNeon最適化がまだ不十分なようなのです。まだ新しい技術ですから仕方がないのかもしれません。それにNanoGLはあくまでOpenGLを無理やりOpneGL ESに変換するものなので多少のオーバーヘッドがあるような気もします。
750 mhz 110 mhz no neon = 58 fps
750 mhz 110 mhz w/ neon = 64 fps
素人的に見てですが今回のデモの見どころはPandora実機でPowerVR SGXのOpenGL ES機能が実際に働いているという事実でしょうね。しかも特定のアプリケーションだけに有効という訳ではなく、誰にでも(生かせる技術は必要ですが)使用可能になるっていうのが大きいです。
うろ覚えですがリナザウの初期型に搭載されていたATIのIMAGEON 100が結局あんまり使われること無く後期型では外されていたりしてましたよね。詳しくはわかりませんが、あれも結局はユーザーが自由に使用出来なかったのが原因なような気がしますし。それでも最後の方は有志のお陰でだいぶ解析されていた気もしますけど。他にもEM・ONEのNVIDIA GoForce5500とか。意外と使われてたりするのかな……。調べて見ないとわかりませんが。
#YouTube
Pandora Quake 1 with nanoGL - YouTube
http://youtu.be/q5qtvD-MJ9E
2009/03/06
Quake2 Nanogl
今日のフォーラムはこの話題で持ち切りですね。PandoraでQuake2がかなりのスピードで動いたって話題。今までもQuake2のデモはありましたが、それはソフトウェア処理されたものでしたし、しかも大半が320x240という解像度のものでした。更にサウンドも無効でしたし。今回公開されたのは解像度もPandoraの最大値である800x480で、サウンドも有り。何といってもOpenGL/ESのハードウェア処理されたものです。ちなみにCPUの速度はデフォルトらしいので多分600Mhzですね。
少し調べてみましたが、今回のデモはOpenGL/ESとはいえ、純粋なOpenGL/ESという訳ではなく、NanoGLというSymbian OS S60用のOpenGLをOpenGL/ESに変換するラッパーを、Linux用に改造したモノを使用しているみたいです。ですから、多少安定度には欠ける部分がまだありそうです。といっても作者のPickle氏はPandoraのデベロッパー・ボードを2日前に入手したばかりで(元々はGP2X Wiz用に製作していたモノ)、まだまだ手を加えなくてはいけない事があるみたいです。例えばOmap3最適化(NEON)や、いざとなったらCPUのクロックアップ等も。
そして、驚くことなかれ、PandoraのPowerVR SGXのドライバーは元々のクロックスピードの半分しか活用していない状態らしいのです! ちなみに今のクロックスピードは55Mhz。最高速度は倍の110Mhzらしいです。これはまだ有効になっていないので、もしかしたらこれだけで倍近い増速が得られるかもしれません。まぁそこまで単純な構造ではないでしょうが(笑)。
余談ですが今まで公開されたPowerVR SGXのデモも半分の55Mhz版らしいです。これからが期待できる情報ですね。下のビデオですが、最初が今回公開されたビデオ。2番目が以前公開されたソフトウェア処理のビデオ。最後がPickle氏がWiz用に調整しているNanoGL版ですね。Wizの方は安定するまでもう少し時間がかかりそうですね。Thanks.Pickle!
#YouTube
Pandora Quake2 with nanoGL - YouTube
http://youtu.be/HysmLjxGXP4
Quake2 on Pandora devboard - YouTube
http://youtu.be/TGz52EIVN8s
wiz q2 - YouTube
http://youtu.be/2LT5oRRfudk
少し調べてみましたが、今回のデモはOpenGL/ESとはいえ、純粋なOpenGL/ESという訳ではなく、NanoGLというSymbian OS S60用のOpenGLをOpenGL/ESに変換するラッパーを、Linux用に改造したモノを使用しているみたいです。ですから、多少安定度には欠ける部分がまだありそうです。といっても作者のPickle氏はPandoraのデベロッパー・ボードを2日前に入手したばかりで(元々はGP2X Wiz用に製作していたモノ)、まだまだ手を加えなくてはいけない事があるみたいです。例えばOmap3最適化(NEON)や、いざとなったらCPUのクロックアップ等も。
そして、驚くことなかれ、PandoraのPowerVR SGXのドライバーは元々のクロックスピードの半分しか活用していない状態らしいのです! ちなみに今のクロックスピードは55Mhz。最高速度は倍の110Mhzらしいです。これはまだ有効になっていないので、もしかしたらこれだけで倍近い増速が得られるかもしれません。まぁそこまで単純な構造ではないでしょうが(笑)。
余談ですが今まで公開されたPowerVR SGXのデモも半分の55Mhz版らしいです。これからが期待できる情報ですね。下のビデオですが、最初が今回公開されたビデオ。2番目が以前公開されたソフトウェア処理のビデオ。最後がPickle氏がWiz用に調整しているNanoGL版ですね。Wizの方は安定するまでもう少し時間がかかりそうですね。Thanks.Pickle!
#YouTube
Pandora Quake2 with nanoGL - YouTube
http://youtu.be/HysmLjxGXP4
Quake2 on Pandora devboard - YouTube
http://youtu.be/TGz52EIVN8s
wiz q2 - YouTube
http://youtu.be/2LT5oRRfudk
PXML&libpnd #02
この前の続き。といいたいところなのですが、まだ何を書こうか決まっていないまま適当に書き始めました。多分タイトル通りの内容にはならないかもしれません。例によって素人の駄文ですので内容的に間違いが多いかもしれません。ネタだと思って下さい。前回はPandoraのパッケージ管理システムが「PXML」と「libpnd」を使用した既存ではない新規のシステムになるらしいという事を書きました。今日はこの続きから。
結論から書きますが、どうやらPandoraのパッケージ管理システムは「2つ」あるらしいのです。1つは先程書いた「PXML」系、そしてもう一つが、前回も書いた「OPKG」。これはAngstromの標準パッケージ管理システムですね。つまりPandoraのファームウェア(ここではNANDに最初から収納されているLinuxカーネルを含んだAngstromベースのソフトウェア群)の管理をOPKGで、NANDではなく、ユーザーがSDカードを使用するコミュニティ配布アプリ(エミュレーターや自家製ゲーム等)の管理をPXML系で別々に管理するという事らしい。
何で2つに分けるのかは前回書いた通り。NANDはNAND、SDカードはSDカードと分けた方が結果的に管理しやすいからですね。例えばSDカードを入れ忘れてブートしてしまったり、あるいは途中でSDカードを入れ替えてしまったりした場合、既存のパッケージ管理システムでは処理が難しいらしい。それとユーザーの負担軽減の意味合いもあります。間違っているかもしれませんが、SDカードのフォーマットをLinux環境に合わせたモノにしないといけなかったり。日頃Linuxを使用している人なら難しくはないでしょうが、Pandoraを使用する人全てがそういった人たちばかりではないですからね。基本的にウィンドウズユーザーでしょうから。
そういった技術的な側面と、もう一つの理由があったりするようです。それはPandoraアプリ(ここではPXML準拠の.pndファイル)の移植性についてです。ご存知の方もいるでしょうがPandoraはオープンハード的な側面も持ち合わせています。オープンハードウェアの定義自体が諸説ありますが、少なくともPandoraのソフトウェア部分に関しては、ほぼ100%に近い状態でオープンになっています。(今のところ、無線LAN/BTデバイスのファームウェア部分と、PowerVR SGXの3Dドライバー、もしかしたらDSP部分辺りはオープンでは無いそうです)
ですのでデフォルトのOS環境であるAngstrom以外のOSを入れる人たちもいたりします。例えばUbuntuとか、既に動き始めているグループとしてGentoo Linuxチームが居たりします。更にはAndroidやMaemo辺りも将来的には有り得ると私は思っています。そうなると、Pandoraの華であるエミュレーターや自作ゲーム等は余計な移植作業を強いられる事になりかねません。
ソースコードが公開されている場合がほどんどなので、それぞれのチームがビルドすれば問題はないのですけど、それじゃ無駄な労力を使うだけですからね。それに基本的にPandoraアプリは一つのアーカイブにて公開される事になっていますから。デフォルトのAngstrom用に合わせてしまうと、他のディストリではそのままでは使用出来ない場合が多いですし。
そこで出てくるのがPXML系の.pndファイル。このファイルをlibpndというライブラリーが管理する事によって、各ディストリ間の互換性を埋めてくれる訳です。要するに、.pndファイル毎に互換性を取るのではなく、libpndで互換性を取ればいいという事です。これで、1つのアーカイブだけで互換性が取れるという訳ですね。無論、各ディストリはlibpndを移植しなくてはなりませんが、基本的にPandoraの各ライブラリー(SDL等)はオープンソースなので移植性は問題ないと思います。長々書きましたが素人の考察なので基本的に穴があるかもしれません。あしからず。
結論から書きますが、どうやらPandoraのパッケージ管理システムは「2つ」あるらしいのです。1つは先程書いた「PXML」系、そしてもう一つが、前回も書いた「OPKG」。これはAngstromの標準パッケージ管理システムですね。つまりPandoraのファームウェア(ここではNANDに最初から収納されているLinuxカーネルを含んだAngstromベースのソフトウェア群)の管理をOPKGで、NANDではなく、ユーザーがSDカードを使用するコミュニティ配布アプリ(エミュレーターや自家製ゲーム等)の管理をPXML系で別々に管理するという事らしい。
何で2つに分けるのかは前回書いた通り。NANDはNAND、SDカードはSDカードと分けた方が結果的に管理しやすいからですね。例えばSDカードを入れ忘れてブートしてしまったり、あるいは途中でSDカードを入れ替えてしまったりした場合、既存のパッケージ管理システムでは処理が難しいらしい。それとユーザーの負担軽減の意味合いもあります。間違っているかもしれませんが、SDカードのフォーマットをLinux環境に合わせたモノにしないといけなかったり。日頃Linuxを使用している人なら難しくはないでしょうが、Pandoraを使用する人全てがそういった人たちばかりではないですからね。基本的にウィンドウズユーザーでしょうから。
そういった技術的な側面と、もう一つの理由があったりするようです。それはPandoraアプリ(ここではPXML準拠の.pndファイル)の移植性についてです。ご存知の方もいるでしょうがPandoraはオープンハード的な側面も持ち合わせています。オープンハードウェアの定義自体が諸説ありますが、少なくともPandoraのソフトウェア部分に関しては、ほぼ100%に近い状態でオープンになっています。(今のところ、無線LAN/BTデバイスのファームウェア部分と、PowerVR SGXの3Dドライバー、もしかしたらDSP部分辺りはオープンでは無いそうです)
ですのでデフォルトのOS環境であるAngstrom以外のOSを入れる人たちもいたりします。例えばUbuntuとか、既に動き始めているグループとしてGentoo Linuxチームが居たりします。更にはAndroidやMaemo辺りも将来的には有り得ると私は思っています。そうなると、Pandoraの華であるエミュレーターや自作ゲーム等は余計な移植作業を強いられる事になりかねません。
ソースコードが公開されている場合がほどんどなので、それぞれのチームがビルドすれば問題はないのですけど、それじゃ無駄な労力を使うだけですからね。それに基本的にPandoraアプリは一つのアーカイブにて公開される事になっていますから。デフォルトのAngstrom用に合わせてしまうと、他のディストリではそのままでは使用出来ない場合が多いですし。
そこで出てくるのがPXML系の.pndファイル。このファイルをlibpndというライブラリーが管理する事によって、各ディストリ間の互換性を埋めてくれる訳です。要するに、.pndファイル毎に互換性を取るのではなく、libpndで互換性を取ればいいという事です。これで、1つのアーカイブだけで互換性が取れるという訳ですね。無論、各ディストリはlibpndを移植しなくてはなりませんが、基本的にPandoraの各ライブラリー(SDL等)はオープンソースなので移植性は問題ないと思います。長々書きましたが素人の考察なので基本的に穴があるかもしれません。あしからず。
2009/03/03
PXML&libpnd #01
最近Pandoraの話題が無いので寂しいのですが、おもしろそうな話題を一つ。毎度ながら素人の戯れ言なので、記事の信憑性については保証出来ません。フォーラムを覗き見していると最近上記の単語が話題になっているようです。「PXML」と「libpnd」。PXMLは以前にもちらっと書きましたね。アプリケーション管理の為のXML形式ファイルです(多分)。libpndは、このPXMLを読み込んでPandoraで実際のパッケージ管理を担当するライブラリー? だと思います。
さて、ここで問題になってくるのが「何故Linuxなのに、既存のパッケージ管理システムであるapt-get(Debian系)やOPKG(Angstrom)を使用しないのか」って事です。私も最初はそう思いました。以前の考察でPandoraのベースシステムがAngstromになるだろうと予想した時に必然的にパッケージ管理システムはOPKGになるのかなぁと。以下は私なりの考察です。
Pandoraがデフォルトで使用するNANDは512MB。通常のPDAやスマートフォンなら十分な容量なのですが、幸か不幸かPandoraはそれらのデバイスよりも、よりパソコンに近いシステムになる可能性が大です。そうなるとNANDだけでは容量が足りずに必然的に2つあるSDカードスロットの1つをシステム領域として使う事になります。基本的に既存のパッケージシステム(apt-get等)は、HDDやNANDといった固定された保存領域を前提とした作りとなっており、SDカードといったリムーバブルメディアを併用する使用方法は想定されていないみたいです。
一応、OPKGは将来的に混在しても使用できるように改良される「可能性」はあるらしいのですが、残念ながらPandoraのリリースまでには間に合いそうもありません。ですので、Pandoraチーム自らが、この難問を解決しなければならなかったのだと思います。長くなったので一度終わります。
さて、ここで問題になってくるのが「何故Linuxなのに、既存のパッケージ管理システムであるapt-get(Debian系)やOPKG(Angstrom)を使用しないのか」って事です。私も最初はそう思いました。以前の考察でPandoraのベースシステムがAngstromになるだろうと予想した時に必然的にパッケージ管理システムはOPKGになるのかなぁと。以下は私なりの考察です。
Pandoraがデフォルトで使用するNANDは512MB。通常のPDAやスマートフォンなら十分な容量なのですが、幸か不幸かPandoraはそれらのデバイスよりも、よりパソコンに近いシステムになる可能性が大です。そうなるとNANDだけでは容量が足りずに必然的に2つあるSDカードスロットの1つをシステム領域として使う事になります。基本的に既存のパッケージシステム(apt-get等)は、HDDやNANDといった固定された保存領域を前提とした作りとなっており、SDカードといったリムーバブルメディアを併用する使用方法は想定されていないみたいです。
一応、OPKGは将来的に混在しても使用できるように改良される「可能性」はあるらしいのですが、残念ながらPandoraのリリースまでには間に合いそうもありません。ですので、Pandoraチーム自らが、この難問を解決しなければならなかったのだと思います。長くなったので一度終わります。
2009/03/02
ミッション:インポッシブル3
つい見ちゃいました。全然見る気無かったのですけど、たまたまチャンネル変えたらやってたし……。あー、最初から見とけばよかった。久々に映画見た気がします。やっぱりお金かけたハリウッド作品もいいですね。ストーリーもなかなか楽しめましたし。
やっぱり、こういったアクション系は吹替版で見る方がいいですね。展開が早すぎて字幕だとついてくのが大変ですし。今回は声優のイメージもぴったりだったし。特に石塚運昇は良かったです。いつもの運昇ヴォイスが聞けて大満足。主役陣も安定していたし。言うこと無しでした。
でも、昔に比べてテレビ(番組)を見ること自体少なくなりましたね。ミッション:インポッシブル3も映画館のスクリーンで見た方が迫力あるでしょうし、何もテレビでやるのを待つ必要もないですし。普通にTSUTAYAあたりで借りられますしね。単なるディスプレイとしての要素しかないな。まぁ多少の番組は見るでしょうけど。
#Amazon
やっぱり、こういったアクション系は吹替版で見る方がいいですね。展開が早すぎて字幕だとついてくのが大変ですし。今回は声優のイメージもぴったりだったし。特に石塚運昇は良かったです。いつもの運昇ヴォイスが聞けて大満足。主役陣も安定していたし。言うこと無しでした。
でも、昔に比べてテレビ(番組)を見ること自体少なくなりましたね。ミッション:インポッシブル3も映画館のスクリーンで見た方が迫力あるでしょうし、何もテレビでやるのを待つ必要もないですし。普通にTSUTAYAあたりで借りられますしね。単なるディスプレイとしての要素しかないな。まぁ多少の番組は見るでしょうけど。
#Amazon
トム・クルーズ, ミシェル・モナハン, フィリップ・シーモア・ホフマン, ローレンス・フィッシュバーン, ヴィング・レイムス
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン ( 2007-06-22 )
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン ( 2007-06-22 )
2009/02/27
Pandora Menu
Pandoraの最小メニュー試作版。作者はCpasjuste氏。私はPSP界隈について全然詳しくないのですがCpasjuste氏はPSPでは結構有名な開発者みたいですね。特にメニュー周り? 調べてみたらMyPspMenuやCustom Firmware Extenderというアプリを製作しているみたいです。ちなみに、このメニューは「Simple&fast」を前提に設計されているものですから、余計な機能はついていません。というかアプリランチャーですね。以前書いたGmenuの代替版らしいです。
詳細ははっきりしていませんが、Gmenuの改良版も製作しているみたい? ただ、このランチャーよりも高機能なものなので、移植に時間がかかっているみたいです。まぁGmenuは必要性自体が多少問われている気がしないでもないです。何故かというと、中途半端さがあるからです。機能性重視なら、現状のMatchboxでいいですし、軽快さなら今回のようなシンプルなランチャーで十分な気がしていますから。個人的にはですけど。
ただ皆さんに言っておきたい事は、Pandoraのベースシステムはまだまだ発展途上段階という事です。うろ覚えですが、Pandoraのライフサイクル(コミュニティ含めての開発期間)は3-5年くらいと考えられています(個人的見解をだいぶ含んでいます)。ですから、初っ端の完成度はそんなに高くないです。多分。
勿論、発売当初から完成したシステムであるのが一番良いのでしょうが、それが無理な事はマイクロソフトやアップルを見ていれば容易に想像出来ますしね。彼らのような一流メーカーでさえ、発売当初はボロクソに言われていますから。まぁアップルのiPhoneはそこまで叩かれていなかったかな。興味無かったので記憶ないですが。WMなんて未だに叩かれてますからね。かわいそうに。
というかですね。OS含めたバージョンアップがOSS系の華なんだと私は考えています。コツコツとレベル上げていくみたいな。最初はスライムにすら勝てるかわからないみたいな(笑)。レベルアップも楽しみの一つだと考えないと、こういったガジェットは楽しめませんからね。ファームウェアのアップグレード上等ですよ。途中から訳解らない事書いてしまった……。
#YouTube
Pandora Menu - YouTube
http://youtu.be/6BI9c6Mna_k
#外部リンク
Projects
http://mydedibox.fr/
詳細ははっきりしていませんが、Gmenuの改良版も製作しているみたい? ただ、このランチャーよりも高機能なものなので、移植に時間がかかっているみたいです。まぁGmenuは必要性自体が多少問われている気がしないでもないです。何故かというと、中途半端さがあるからです。機能性重視なら、現状のMatchboxでいいですし、軽快さなら今回のようなシンプルなランチャーで十分な気がしていますから。個人的にはですけど。
ただ皆さんに言っておきたい事は、Pandoraのベースシステムはまだまだ発展途上段階という事です。うろ覚えですが、Pandoraのライフサイクル(コミュニティ含めての開発期間)は3-5年くらいと考えられています(個人的見解をだいぶ含んでいます)。ですから、初っ端の完成度はそんなに高くないです。多分。
勿論、発売当初から完成したシステムであるのが一番良いのでしょうが、それが無理な事はマイクロソフトやアップルを見ていれば容易に想像出来ますしね。彼らのような一流メーカーでさえ、発売当初はボロクソに言われていますから。まぁアップルのiPhoneはそこまで叩かれていなかったかな。興味無かったので記憶ないですが。WMなんて未だに叩かれてますからね。かわいそうに。
というかですね。OS含めたバージョンアップがOSS系の華なんだと私は考えています。コツコツとレベル上げていくみたいな。最初はスライムにすら勝てるかわからないみたいな(笑)。レベルアップも楽しみの一つだと考えないと、こういったガジェットは楽しめませんからね。ファームウェアのアップグレード上等ですよ。途中から訳解らない事書いてしまった……。
#YouTube
Pandora Menu - YouTube
http://youtu.be/6BI9c6Mna_k
#外部リンク
Projects
http://mydedibox.fr/
2009/02/26
深海魚デメニギス
どういうことなの……。
#YouTube
Macropinna microstoma: A deep-sea fish with a transparent head and tubular eyes - YouTube
http://youtu.be/RM9o4VnfHJU
#YouTube
Macropinna microstoma: A deep-sea fish with a transparent head and tubular eyes - YouTube
http://youtu.be/RM9o4VnfHJU
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