2012/12/17

飯田のハチ公

"飯田市上飯田の大平街道で、一匹の犬が一週間以上も飼い主を待ち続けている。"
どういった経緯で彼が待ち続けているのか判りませんが、飼い主がいるなら早く出てきて欲しいですね。捨てられたのなら、新しい飼い主が早く見つかって欲しいものです。

#Picasa






#YouTube
飯田市 飼い主待つ犬 - YouTube
http://youtu.be/hQf27I_IAc0



#追記
ビデオ見ると、思ったよりは元気そうですね:-)

#追記
以下のウェブサイトで詳しい情報が掲載されているようです。他にも保護されているワンちゃんが掲載されているので飼い主をご存知の方、あるいは新たに飼い主になっても良い方は是非ご覧になって下さい。

動物の保護情報
http://www.pref.nagano.lg.jp/xeisei/iidaho/syokuhinseikatueiseika/nyuniku/hogojouhou.htm

#外部リンク
中日新聞:じっと座り飼い主待つ 犬が1週間以上、飯田:長野(CHUNICHI Web)
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20121212/CK2012121202000022.html

中日新聞:飯田のハチ公、保健所が保護 案ずる電話全国から:長野(CHUNICHI Web)
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20121215/CK2012121502000182.html

東京新聞:飼い主待ち続けて 長野で10日以上、保健所が保護:社会(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012121502000120.html

動物愛護読本 「犬を飼うってステキです-か?」
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/eisei/d_suteki/suindex.html

#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: 犬を飼うって……
http://blog.minawa.net/2005/07/blog-post.html

BLOG.MINAWA.NET: 犬ダイブ、無事救助
http://blog.minawa.net/2006/11/blog-post_23.html

BLOG.MINAWA.NET: 家族の幸せ
http://blog.minawa.net/2007/02/blog-post_775.html

2012/12/14

FUSION IP-Phone SMART に留守番電話と着信転送が追加された

またまたお久しぶりです。気付けば、今年も残り僅か。おっさんになると、本当に1年が短く感じますね:-( この前も書きましたが、最近はどうも気になるニュースが無いというか、敢えて書こうかなと思う気力が無くなっているのですが、久々に嬉しいニュースがあったので書いときます。

以前書いた無料のSIPアカウントのレンタル? サービスである「FUSION IP-Phone SMART」が、待望の「留守番電話サービス」と「着信転送サービス」の提供を開始しました。しかも「無料で」です。いやぁ本当に素晴らしい。

だいぶ前に「G-LEX」という同様のサービスがありましたが、その時でも無料会員は050番号を丸ごと1つという訳ではなくて、あくまで内線扱いでしたからね。それでも十分有難いサービスでしたが、FUSION IP-Phone SMARTは本物の050番号を丸ごと一つ貸与してくれる上に、今回の神アップデートで「留守番電話サービス」と「着信転送サービス」まで無料で使えますからねぇ。正直、世界的に見ても近い内容なのはGoogle Voiceくらいじゃないですか? いや、全然詳しくないですけど。

SIPアカウントのみの場合、実際に使用するにはスマートフォンやPC上のSIPクライアントを各自で用意しなければ、(ほぼ)何の役にも立ちませんでしたが、今回のアップデートでアカウントのみの使用でも、十分価値が見いだせるようになったと思います。

NTTの固定電話で考えると、無料で「電話番号」と「ナンバーディスプレイ」が使えていた状態で「着信転送(ボイスワープ)」と「留守番電話」が使えるようになった訳ですからね。

特に留守番電話サービスは「ボイスメール」として任意のメールアドレスへ即時に転送する事が可能ですからね。実際試して見ましたが、ほぼ時差無しでGmailに転送可能でした:-) ちなみにこんな感じでメールが届きます

#Picasa


留守番電話は約1分間まで録音可能で、Wav形式で添付されていました。パソコンなら簡単に再生可能です。スマートフォンだと多少面倒臭いかもしれませんね。試していないので判りませんけど。

Fusionのサーバーには10件まで保存出来るようですが、メールアドレス転送後に削除する設定も選べます。私のようにGmailに転送すれば、10GBくらいまでは保存可能になりますかね:-)

正直、無料でここまでやってくれるとは思っていませんでしたがFusionとしても留守番電話を使ってくれれば、少なくとも通話はしてくれるので多少なりとも収入になる訳ですから、そう悪い話でもないのかも? まぁ微々たるものでしょうが。

後は有料会員でも良いので固定電話宛ての通話料を「050 plus」並にしてくれると嬉しいユーザーも居るかもしれませんね。個人的には発信の場合は、PCからならGmailからの通話(Google Voice)や別のVoIPサービスもあるので、それ程困らない気がしますけど。携帯向けならFusionは既に最安値クラスですからね。まぁ携帯電話同士の無料通話サービスには負けますけど。

それと、もし有料会員コースも出来たのなら是非ともG.729コーデックにも対応していただきたいですね。自宅のような固定回線がある場所なら良いですが、モバイル環境となると、やはり通信量が少ないほうが安定しますし。最近の流れだと、せっかくのLTEも5GBや7GBの総量規制が掛かっちゃいますからね:-(

ついでにもう一つ。複数のSIPクライアントを使う場合も考慮して着信の優先順位を任意に選択可能に出来たら最高なんですけどね。いや、簡単に出来るのか全然判りませんけど……。

#外部リンク
スマートフォンの通話料をトコトン安くする | FUSION IP-Phone SMART βサービス
http://www.fusioncom.co.jp/kojin/smart/

1つのスマートフォンでもう一つの050番号が使える | FUSION IP-Phone SMART
http://www.fusioncom.co.jp/kojin/smart/feature/#1212

#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: FUSION IP-Phone SMARTを試す
http://blog.minawa.net/2012/05/fusion-ip-phone-smart.html

BLOG.MINAWA.NET: FUSION IP-Phone SMARTを試す その2
http://blog.minawa.net/2012/05/fusion-ip-phone-smart-2.html

BLOG.MINAWA.NET: FUSION IP-Phone SMARTを試す その3
http://blog.minawa.net/2012/05/fusion-ip-phone-smart-3.html

BLOG.MINAWA.NET: FUSION IP-Phone SMARTを試す その4
http://blog.minawa.net/2012/05/fusion-ip-phone-smart-4.html

2012/11/29

チャンバも走る?

ご無沙汰です:-) 最近めっきり冷え込んできましたねぇ。気づけば今週の土曜日は12月ですものね……。月日が経つのは本当に早いです:-(

いくつか書こうと思っていた小ネタがあったんですが、いざ書こうと思うと、なかなかエンジンが掛からないものなんですよね。やる事って言っても撮り溜めたテレビ番組の(主にアニメと映画)の消化とゲームしてただけなんですけど。

個人的に今期一番気になっているアニメは「ジョジョの奇妙な冒険」なんですよね。予告編を見た時は正直厳しいかなぁと思っていたんですが、いざ見始めると気になっていた絵柄も特に気にならず、むしろ声優さん達の熱演でグイグイと物語に引きこまれました。それに絵に関しては、原作絵がユニーク過ぎて、どうやっても100%は再現出来ないでしょうし……。

出ている人全員が良いですが、特にスピードワゴンの中の人(上田燿司氏)が素晴らしいですね。ヘタすると説明臭さだけが鼻につくキャラですが、そこは上手い事演技でカバーしていて好印象です:-) スピードワゴンも中の人にも言える事ですが名作には名脇役が必須なんですよね。歳を取ると余計そう感じます。

話が逸れました。昔のジャンプ繋がりで「キャプテン翼」という作品があります。言わずもがな名作サッカー漫画で過去に何度かアニメ化もされている訳ですが、個人的には初代のアニメが一番印象深いですね。

特にオープニング曲の「燃えてヒーロー」のフレーズは、私の世代なら知らない人は居ないくらい有名だと思います。その歌詞の中で「チャンバも走る」という一文があるのですが、よくよく考えると全然意味が判りません……。

その謎が今日になって、ようやく疑問が解けました。まぁ別に改まって調べた訳じゃないんですけどね。たまたま記事になってたのを目にしただけですが……。

「チャンバ」の意味については、リンク先を読んでもらった方が詳しく書いてあるので省略しますが、個人的にキャプテン翼で忘れられないエピソードがあったりします。

学生の頃、学校でインターネットを友達と見ていた時に"自分の名前で検索してみよう"という話になり、数人で試してみたのですが、誰の名前でも大して検索に引っかりませんでした。

それじゃ面白くないからと、今度は"あだ名"で検索してみようって話になり、適当に検索していたのですが、大して代わり映えのない結果に……。と、思ったら一人だけ、かなりのヒット数を稼ぎだした人物が居りました。

仮に"K"としますが、彼のあだ名は"コジケン"です。
皆「コジケン、スゲェな。ダントツじゃん!」
コジケン「まぁね! 俺だし!」
皆「なんだよ、よく見ると"ファンクラブ"まであるぞ? 試しに見てみるか!」
コジケン「あれ? バレちゃった? お前らと違って、有名人だからなぁwww」

クリック

皆&コジケン「アッー!」

いやぁ、あの時はビビりましたね。というか、腹抱えて笑いました:-)


ネタばらしすると"コジケン"じゃなくて"コジxケン"だったんですねー。……そうです。キャプテン翼の"日向小次郎"と"若島津健"のカップリングの略称だったんです! 腐女子恐るべし!

今は昔、日本にグーグルなど無かった頃のお話です。

#外部リンク
そうだったのかっ! キャプテン翼の「チャンバも走る」の意味、実は解明されてた - ねとらぼ
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1211/28/news060.html

キャプテン翼の「チャンバも走る」の意味がついに解明される - NAVER まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2135375783597493001

2012/11/08

Steam の Linux 版ベータがリリース

最近、あんまり書く事が思いつかないので放置気味ですが、久々に良いニュースがあったので書いときます。ついにValveのSteamクライアントのLinux版がリリースされたようです。といっても、ベータ版かつ、限られたユーザーのみですけど:-(

話によると、現時点での対応ゲーム数が約20タイトルとWindows版の2000タイトルと比べると1%に過ぎませんが、Valveのタイトルは基本的に遊べるようになると思うので、徐々に増えていくかもしれませんね。個人的にはベセスダ系が対応してくれると嬉しいのですけど……。

それと、今回のベータ版公開に合わせてか、NVIDIAから「GeForce 310.14 Driver Beta」という特別なGPUドライバーがリリースされてますね。早速入れてみましたが、心なしキビキビしているような……。

ある記事によると、この310ドライバーはゲームによっては約2倍スピードアップしているらしいです。少なくとも"Left 4 Dead 2"は相当速くなっているらしいです:-)

プロプライエタリなドライバーという点は残念ですが、Valveが橋渡しになってくれたお陰で、こうやってLinuxのドライバーも改善されているという良い例ですね。これから、ますます目が離せません。

ちなみに今回のベータテストは1000名の募集のところ、約6万件の応募があったらしいです:-) Windows版を含めた登録ユーザー数が約5000万という話ですから、大した事がないと言われればそうですけど……。

聞いた話によると、正式版のリリースも年内には行われるらしい? ので、長くとも2ヶ月くらいですかね。楽しみに待ちたいと思います。

#YouTube
Steam Beta running on Ubuntu 12.10 - YouTube
http://youtu.be/J1m3Ad2gG7k



#Picasa


以下の写真については真偽を含めて、一切お答え出来ません……。






#外部リンク
ニュース - Steam for Linux Beta Now Available
http://store.steampowered.com/news/9289/

4Gamer.net ― 「Steam」Linux版のβテストがスタート。これに合わせてNVIDIAからはLinux向けの最新β版ドライバも
http://www.4gamer.net/games/038/G003821/20121107035/

NVIDIA gets a little help from Valve, tweaks GeForce drivers just as Steam for Linux beta launches -- Engadget
http://www.engadget.com/2012/11/06/nvidia-valve-geforce-linux-drivers-r310/

[Phoronix] The Steam Linux Beta Begins...
http://www.phoronix.com/scan.php?page=news_item&px=MTIyMzA

Nvidia heralds Steam for Linux debut with 'double-speed' drivers • The Register
http://www.theregister.co.uk/2012/11/06/nvidia_heralds_steam_for_linux/

2012/10/30

CodeWeavers の CrossOver が一日限定で無料配布

このブログでも何度か取り上げている"CodeWeavers"社の"CrossOver"が、明日(31日)限定で無料配布するそうです:-)  一応説明するとCrossOverというのは、Windows APIの互換レイヤーである"WINE"をベースとしたプロプライエタリなソフトウェアです。

CodeWeaversは、そのWINEの開発者を多く抱えている企業で実質的なWINEの開発グループです。CrossOverはプロプライエタリなソフトウェアですが、開発で得られた技術を積極的にWINEにも還元しており、またCrossOverで得られた収入の一部をWINEプロジェクトに寄付したり、サーバー資源を提供したりといったボランティアも行なっているようです。ある意味、理想的なOSSプロジェクトとプロプライエタリ企業との関係性であったりします。

実は以前、この無料配布キャンペーンの記事を書いていたのですが、ようやく実現したみたいですね。とはいっても、実際には100,000のpledgeノルマを達成出来なかったようですが、それでも無料配布を決定してくれたみたいです:-)

CrossOverは、結構半額セールとかしているのですが、完全無料キャンペーンは2008年を最後に行われていない(と思う)ので、実に4年ぶりのお祭りといったところでしょうか。

無料と言っても12ヶ月の更新を受けられるので、普通に購入した場合と同じ扱いですね。これは本当に太っ腹です。前回のキャンペーン時は、人が殺到して上手く登録出来なかったりしたそうなので今回も始まったら直ぐに登録した方がいいかもしれませんね。まぁ大丈夫だとは思いますけど……。何しろ一日限定なので欲しい人は忘れずに。

#YouTube
↓勝手に無料配布を決めて、社員に袋叩きにされるCEOの図(棒)
Flock The Vote Software Giveaway Announcement! - YouTube
http://youtu.be/vkKiMJFvXbc



#外部リンク
Flock The Vote
http://flock.codeweavers.com/

Run Windows on Mac and Linux, easily and affordably
http://www.codeweavers.com/

#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: CodeWeavers CrossOver 無料キャンペーン?
http://blog.minawa.net/2012/08/codeweavers-crossover.html

BLOG.MINAWA.NET: ANGLEがOpenGL ES 2.0にフル対応
http://blog.minawa.net/2011/12/angleopengl-es-20.html

BLOG.MINAWA.NET: Wineで東方
http://blog.minawa.net/2012/02/wine.html

BLOG.MINAWA.NET: CrossOver Mac/Linux が50%オフ
http://blog.minawa.net/2012/03/crossover-maclinux-50.html

BLOG.MINAWA.NET: Wine 1.4 & CrossOver 11 リリース!
http://blog.minawa.net/2012/03/wine-14-crossover-11.html

BLOG.MINAWA.NET: Steam Box の謎 その2
http://blog.minawa.net/2012/03/steam-box-2.html

BLOG.MINAWA.NET: The Humble Indie Bundle V 開催中
http://blog.minawa.net/2012/06/humble-indie-bundle-v.html

BLOG.MINAWA.NET: 今日一番驚いた事
http://blog.minawa.net/2012/07/blog-post.html

BLOG.MINAWA.NET: Ubuntu 12.10 からUnity 2D が削除される
http://blog.minawa.net/2012/08/ubuntu-1210-unity-2d.html

2012/10/29

Steam Linux クライアントのベータテスター募集中?

個人的に追いかけているValveのSteam Linux版ですが、現在ベータ版のテストをしてくれるユーザーを募集しているようです。といっても、選抜制みたいですが:-(

取り敢えず、私も応募してみましたが多分漏れるだろうなぁ……。噂によると1000人程度が選抜されるらしいですが、幅広い環境から選ぶと思うので、少し変わった構成のユーザーとかの方が選ばれやすかったりして:-) Steam全体で日本のユーザー数自体が、かなり少ないでしょうから日本のLinuxユーザーも数人くらいは選ばれたりして……。

ちなみに明日? 開かれる"Ubuntu Developer Summit(UDS)"で、Valveの中の人が講演するらしいので、おそらくその間に詳細が語られるのではないかとの噂です。関係無いですが、明日はGoogleのAndroidの発表会も予定されていたのですが、残念ながらハリケーンの影響で延期されてしまったそうですね。いま話題の"Nexus 4"や"Nexus 10"といった新機種がお披露目されるはずだったらしいので、ガジェット好きとしては残念でなりません:-(

Steamの方ですが、既に今のところ予定されているLinux対応ゲームのリストがリークされているのですが、Valveの公式ゲームとしては、既に発表されている"LEFT 4 DEAD 2"以外に、以下のゲームも挙げられています。
Portal
Team Fortress 2
Valve製以外では、以前取り上げた"Serious Sam 3"や"Humble Indie Bundle"で発売済みのゲームなんかがリストアップされていますね。

まだ判りませんが、最近増えてきた"Unity 3D"製のライトなゲームも対応してくれるかもしれませんね。例えば、開発中の"Wasteland 2"なんかは期待できるかと。既にLinxu対応は宣言していますしね。まぁまだ当分先でしょうが。まぁ明日には判る事なので、もう暫く待ちたいと思います:-)

#外部リンク
Valve Linux Beta Survey
http://www.valvesoftware.com/linuxsurvey.php

Drew Bliss - Valve - | The Summit Scheduler
http://summit.ubuntu.com/uds-r/meeting/21297/drew-bliss-valve/

CDR Database - 17746 - Steam Linux UDS Beta
http://cdr.thebronasium.com/sub/17746

Want to Test Steam for Linux? Now’s Your Chance… | OMG! Ubuntu!
http://www.omgubuntu.co.uk/2012/10/want-to-test-steam-for-linux-nows-your-chance

Valve to Launch ‘Steam Linux Beta’ at UDS? | OMG! Ubuntu!
http://www.omgubuntu.co.uk/2012/10/valve-to-launch-steam-linux-beta-at-uds

Wasteland 2 - inXile entertainment
http://wasteland.inxile-entertainment.com/

#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: ValveがLinux版Steamを正式にアナウンス
http://blog.minawa.net/2012/07/valvelinuxsteam.html

BLOG.MINAWA.NET: SteamのLinuxクライアント開発は順調らしい
http://blog.minawa.net/2012/08/steamlinux.html

BLOG.MINAWA.NET: Electronic Artsの発表って、コレ? と、おまけ情報
http://blog.minawa.net/2012/05/electronic-arts.html

2012/10/22

Ubuntu 12.10 雑感

めっきり秋めいてきましたね。というか、少し肌寒いくらいです:-( 最近は何故か、あんまりブログを書く気が無いというか、コレはというネタが思いつかなかったのですが、せっかくUbuntuの新板がリリースされたので、インストールした印象でも書こうかと思います:-)

本当はLTS(12.04)をもう少し使うつもりだったのですが、どうも12.04の出来がイマイチというか、Unity(Compiz)の出来が微妙だったのが気になりまして……。

調べてみると12.10はUnityのバージョンが一つ大きくなって、それなりの進化を遂げているようなので、コレは試してみないとと……。

結果から言うと、かなりイイ感じです。少なくともUnityについては、かなり改善されているように見受けられました。12.04では、ちょっと動作がモッサリしているというか、ワンテンポ遅れて反応していたのが、かなり気になっていたのですが、12.10では、そこまで気にならない印象です。勿論、まだ完璧というレベルではないのですが、感覚的なストレスは、かなり減少しました。

また、12.04ではWINEを使って「信長の野望 烈風伝」をプレイすると、Unity3D環境下でウィンドウ装飾のトラブルが発生していたのですが、12.10では今のところ、特に問題無いようです。ただ、ゲーム内のウィンドウの拡大縮小が出来ないのが残念です。12.04のUnity2Dでは出来たんですけどね:-(

実はUnity2Dの替りに導入された「LLVMPipe」というのに興味があったのですが、コレは明示的に選択出来る訳じゃないのですかね? あくまでフォールバックって感じなんでしょうか? まぁ今のところ、3Dで困るという事は無いので問題ないのですけど。

その3Dですが、今回からNVIDIAのプロプライエタリドライバーの取り扱いが改善されて、素の状態でnvidia-experimental系のドライバパッケージも導入可能になったのも、ゲームファンとしては嬉しい改善点ですね。早速、「nvidia-experimental-310」を使っていますが、今のところ問題ないようです。ちなみに、今回の変更でNVIDIAのGPUドライバーは以下のような構成を選べるようになっているようです。
xserver-xorg-video-nouveau コミュニティによるオープンソースなドライバー(デフォルト)
nvidia-current        プロプライエタリドライバー安定版
nvidia-current-updates   プロプライエタリドライバー安定版のアップデート版?
nvidia-experimental-310   プロプライエタリドライバーの実験的最新版
ふーむ、これはある意味でWindowsよりも、進んでいる? かもしれませんね:-) 贅沢にも4つから選択可能な訳ですから……。

#Picasa


他に気になった点というと"Canonical Partner"リポジトリが、だいぶ縮小している? 事でしょうか……。今のところ、AdobeのAdobe Readerが含まれていないみたいです。他にもFluendoのGStreamer向けの高品位MP3デコーダーも削除されてるみたいですね。残念ですけど。



それと、Huluの字幕が文字化けしてしまいますね。このブログで書いたやり方でも駄目なようです:-( というか、いつの間にかHuluのプレイヤーが新しいモノになっているみたいですね。もしかしたら、デフォルトで文字化け対応してくれたのかと期待していたのですが、どうやら逆に残念な結果になってしまいました:-( そのうち、対応してくれると嬉しいのですけど……。

取り敢えず、気になった点としては、それくらいかなぁ。といっても、まだ1日しか使ってませんけど:-( あぁそうだ、以前まで書いていたフォントの不具合ですが、今回は特に感じませんでした:-) インストール時には、相変わらず中華フォントみたいなのが出てウンザリしたのですが、いざインストールが完了してみると、特におかしな点は見つかっていません。あくまで1日使ってみただけですけど。

ついでに書くと、Mozcがかなり進化してますね。"Mozc-1.5.1090.2"ですね。実は12.04でも自分でビルドしたモノを使っていたのですが、かなり良くなってて気に入ってました。残念ながら、現在はソースからDebパッケージを作成するスクリプト? が廃止されてしまって、私のような素人が手軽にインストール出来る訳では無くなってしまったのですが、公式リポジトリのバージョンでも、特に問題ないと思います。

贅沢を言えば、ビルド時に郵便番号を補完してくれる機能を追加出来たのですが、公式リポジトリのMozcでは、その機能が含まれていないので使えないのが残念です:-( 

郵便番号ファイルの扱いが、問題なのかもしれませんが、一応私が調べた範囲では、自由に使えるファイルだと思うので、公式リポジトリに使用しても問題ないのではないかと思います。現に、Android版のGoogle 日本語入力にも使われているようですし。少なくとも使用リソースにクレジットされているのは確認しています。次回の更新時には是非とも追加を検討していただきたい所です:-)

あともう一つ、先日書いた"CDEMU"や"SFLPhone"、"Audacious"のシステムトレイの追加方法ですが"dconf-editor"で弄れる内部構造が変化してしまったらしく、以前書いたやり方が通用しなくなっていました。CDEMUに関しては、"gCDEmu Indicator"というアプリを起動させれば、特に何もしなくとも表示可能でした。これは以前からそうだったのかもしれません。

他のアプリに関しては、"dconf-editor"を起動させた後に、以下のスクリーンショットの場所にアプリ名を書き込むと表示可能でした。ただし、このやり方が本当にあっているのかは判りません。いずれ詳しい情報が出てくると思いますので、気になる方はそれまで待ったほうが良いと思います。



長くなりましたが、取り敢えずこんなところですかね。全体的な印象としては、Ubuntu 12.04と大きく変わりはないが、地味にながら確実に各所がブラッシュアップされているという感じですかね。正直、12.04よりは、かなり良い感じです:-) もう暫く、待ってからインストールするか判断した方がいいとは思いますけど。

#外部リンク
Ubuntu
http://www.ubuntu.com/

Homepage | Ubuntu Japanese Team
http://www.ubuntulinux.jp/home

検索機能などやクラウド対応が強化された「Ubuntu 12.10」(Quantal Quetzal)、ついにリリース - SourceForge.JP Magazine : オープンソースの話題満載
http://sourceforge.jp/magazine/12/10/18/2110235

Ubuntu Weekly Topics:2012年10月19日号 Ubuntu 12.10 “Quantal Quetzal”のリリース・12.10日本語RemixのRC・Ubuntu 13.04のコードネーム決定・Juju-GUI|gihyo.jp … 技術評論社
http://gihyo.jp/admin/clip/01/ubuntu-topics/201210/19

#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: Ubuntu 12.04 Beta 1 を試す
http://blog.minawa.net/2012/03/ubuntu-1204-beta-1.html

BLOG.MINAWA.NET: 本家Ubuntuの日本語表示問題 Ubuntu 12.04編
http://blog.minawa.net/2012/04/ubuntu-ubuntu-1204.html

BLOG.MINAWA.NET: Ubuntu 12.10 からUnity 2D が削除される
http://blog.minawa.net/2012/08/ubuntu-1210-unity-2d.html

BLOG.MINAWA.NET: HuluをLinuxで堪能する方法 Ubuntu 12.04版
http://blog.minawa.net/2012/06/hululinux-ubuntu-1204.html

BLOG.MINAWA.NET: Ubuntu で音楽CDをアレコレする その3
http://blog.minawa.net/2012/09/ubuntu-cd-3.html

BLOG.MINAWA.NET: 自分メモ #Mozc
http://blog.minawa.net/2010/07/mozc.html

2012/10/13

iControlPad 2 がKickstarter での資金調達に成功

久々に投稿。以前書いたOpenPandoraの開発者の一人であるCraig氏が手がけるスマートフォン・タブレット向けの小型ゲームコントローラー「iControlPad 2」ですが、無事Kickstarterで目標額の調達に成功した模様。残り1日弱ありますが、目標額を超えた後にEngadgetに取り上げられたらしく、更に伸びているみたいです。

直接は関係ないですが、以前iControlPad 2の話題の時に書いたKickstarterの英国進出も正式に発表されたみたいですね。今までは米国の銀行に口座がないと駄目みたいでしたが、これからは英国を皮切りに諸外国でも面白いアイデアを持つスタートアップがチャンスを掴めるようになるかもしれませんね:-P

#外部リンク
iControlPad 2 - The open source controller by Product 3 LLC — Kickstarter
http://www.kickstarter.com/projects/1703567677/icontrolpad-2-the-open-source-controller

iControlPad 2 gets funded, adds QWERTY keypad and smartphone mount -- Engadget
http://www.engadget.com/2012/10/11/icontrolpad2-gets-funded/?a_dgi=aolshare_twitter

スマホにゲームパッドをつけるだけでなくキーボードとしても使えるようにした「iControlPad 2」 - GIGAZINE
http://gigazine.net/news/20121012-icontrolpad-2/

Kickstarter、海を越える。英国拠点プロジェクトが可能に、海外配送も便利に
http://jp.techcrunch.com/archives/20121010kickstarter-crosses-the-pond-with-uk-based-projects-simplifies-international-shipping/

#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: OpenPandora の "Product 3"
http://blog.minawa.net/2012/08/openpandora-product-3.html

BLOG.MINAWA.NET: iControlPad 2 の Kickstarter 告知ページが出来てた
http://blog.minawa.net/2012/09/icontrolpad-2-kickstarter.html

2012/09/30

Ubuntu で音楽CDをアレコレする その3

昨日の続きです。前回導入した「Audacious」と「CDEMU」ですが、実はシステムトレイに収納する事が出来ます。Unityだと旧来型のシステムトレイはデフォルトで使えない状態なのですが「dconf-editor」というアプリを使って設定する事が出来ます。ちなみにdconf-editorはデフォルトでインストールされています。

dconf-editorを起動させて以下のように設定すれば、システムトレイに表示する事が可能になります。
['JavaEmbeddedFrame', 'Wine', 'Update-notifier', 'sflphone-client-gnome', 'gcdemu', 'audacious', 'desura']
デフォルトでは'JavaEmbeddedFrame'と 'Wine'と'Update-notifier'が設定されているのですが、私はSFLPhoneとGCDEMUとAudaciousとDesuraを追加しています。

#Picasa








あと前回の記事を書いてから気付いたのですが、FlacとCueの取り合わせと仮想ディスク化したモノとだと、Audaciousに読み込んだ際のトータルの再生時間が微妙に違うのですね。仮想ディスクと実際のCDとは同じなんですけど。プリギャップとかが関係してるのですかね。

AudaciousにCDを読み込ませた場合


AudaciousにリッピングしたFlacファイルをCueシートで読み込ませた場合
一番下の表示が"CD"から"Flac"に変化しています


AudaciousにCDEMUで仮想化したディスクを読み込ませた場合
下の表示がCDになっていますが、実ファイルはFlacです


今日を目安にだいぶ急いでCDとDVDのアレコレを書きましたけど、正直時間が足りなかったです。本当はもう少し練ってから書きたかったのですが、時間切れになりそうなのでコレで良しとします。誰かの訳に立てたのならば幸いです:-P

#外部リンク
UbuntuのデスクトップUnityでタスクトレイ・アイコンを表示する - BK class
http://www14.ocn.ne.jp/~bkclass/doc_unity_taskicon.html

Ubuntu でDVDをアレコレする

前回は(音楽)CDをアレコレする話を書きましたが、今回はDVDをアレコレする方法です。前回も書きましたが10月から法律が変更されて、これから行う行為が法律違反になってしまうらしいです。というか既にマズいかすらよく解っていませんが、一応注意書きしておきます。

まず最初にUbuntuというかLinuxでDVDを再生する方法について軽く書きたいと思います。DVDを再生するには最低限、MPEG2とAC-3やMP2といったコーデックの再生とDVDメニュー等の操作が可能な事、商用DVDの場合はCSSによる暗号化の解除も必須です。

この中で一番厄介なのが最後のCSSによる暗号化なのですが、有難い事にLinuxでも対策可能です。DeCSSという解除プログラムを元にした「libdvdcss」がそうです。

ただし、このlibdvdcssは国によって解釈が違うので、残念ながらUbuntuのデフォルトリポジトリには収録されていません。使いたいならば個人の判断によってローカルからインストールするか「Medibuntu」のようなリポジトリを追加してインストールする必要があります。

ちなみにメディアプレイヤーとしては「VLC」が一番使いやすいと思います。このVLCはクロスプラットフォームなのでWindowsやMacと同じように使えるのも大きなメリットだと思います。

このVLCはシステムに「libdvdcss」がインストールされていれば自動的に認識してDVDを再生する事が可能になっています。Ubuntuで商用DVDを再生したい場合はlibdvdcssを手動でインストールしVLCもインストールすれば簡単に見られるようになります。

次にDVDをリッピングして好きなようにエンコードする方法ですが、これもクロスプラットフォームな「Handbrake」が一番手っ取り早いと思います。

このHandbrakeもVLCと同じく単独でCSSによる暗号化を解除出来ませんが、libdvdcssをインストールすればシームレスにリッピングからエンコードまで行えるようになります。

しつこいようですが10月からは暗号化されたコンテンツを解除して保存する事が法律で禁止されるようなので、このHandbrakeとlibdvdcssの組み合わせでのリッピングは違法という事になるようです:-(

しかもレンタル等だけでなく、自らが所有しているDVDでもリッピングする事が違反となるらしいので注意が必要です。正直、ユーザーの権利を侵害しているとしか思えないのですが、今更言ってもどうしようもない事なのかもしれませんね……。どうみてもおかしいですけど:-(

Handbrake自体の使い方ですが、これはLinux特有という訳ではないので検索すれば、もっと詳しく解説されているウェブサイトがあると思います。ですので敢えて説明しません。

ただHandbrakeには「HandBrakeCLI」というコマンドラインで操作出来るインターフェースもあるので、そちらを簡単に説明したいと思います。

まずDVDをDVDドライブにセットします。あるいはDVDのISOイメージをHDDに用意します。最初にDVDの内容を表示します。
$ HandBrakeCLI -i /dev/dvd -t 0
$ HandBrakeCLI -i Movie.iso -t 0
上がDVDドライブからで、下がHDDに保存してあるISOファイルからの読み込みです。
+ title 1:
+ Main Feature
+ vts 1, ttn 1, cells 0->13 (2441827 blocks)
+ duration: 01:49:38
+ size: 720x480, pixel aspect: 853/720, display aspect: 1.78, 23.976 fps
+ autocrop: 58/62/0/0
+ chapters:
+ 1: cells 0->0, 132021 blocks, duration 00:05:54
+ 2: cells 1->1, 126876 blocks, duration 00:06:25
+ 3: cells 2->2, 147231 blocks, duration 00:07:00
+ 4: cells 3->3, 257751 blocks, duration 00:11:16
+ 5: cells 4->4, 108529 blocks, duration 00:05:36
+ 6: cells 5->5, 298975 blocks, duration 00:13:06
+ 7: cells 6->6, 73934 blocks, duration 00:03:46
+ 8: cells 7->7, 373033 blocks, duration 00:16:26
+ 9: cells 8->9, 360527 blocks, duration 00:15:49
+ 10: cells 10->10, 235804 blocks, duration 00:10:21
+ 11: cells 11->11, 175811 blocks, duration 00:08:14
+ 12: cells 12->12, 151148 blocks, duration 00:05:43
+ 13: cells 13->13, 187 blocks, duration 00:00:00
+ audio tracks:
+ 1, English (AC3) (5.1 ch) (iso639-2: eng), 48000Hz, 384000bps
+ 2, Japanese (AC3) (5.1 ch) (iso639-2: jpn), 48000Hz, 384000bps
+ subtitle tracks:
+ 1, English (Closed Caption) (iso639-2: eng) (Bitmap)(VOBSUB)
+ 2, Japanese (iso639-2: jpn) (Bitmap)(VOBSUB)
+ 3, Japanese (iso639-2: jpn) (Bitmap)(VOBSUB)
+ title 5:
+ vts 4, ttn 1, cells 0->0 (9310 blocks)
+ duration: 00:00:28
+ size: 720x480, pixel aspect: 853/720, display aspect: 1.78, 29.970 fps
+ autocrop: 68/76/98/100
+ chapters:
+ 1: cells 0->0, 4957 blocks, duration 00:00:16
+ 2: cells 0->0, 4166 blocks, duration 00:00:12
+ 3: cells 0->0, 187 blocks, duration 00:00:00
+ audio tracks:
+ 1, Unknown (AC3) (5.1 ch) (iso639-2: und), 48000Hz, 448000bps
+ subtitle tracks:
+ 1, Closed Captions (iso639-2: und) (Text)(CC)
すると、こんな感じで結果が表示されると思います。DVDによってはやたらと長い結果、例えば「アイアンマン2」とかだと、タイトルが99個もあったりして、ほぼ選別不可能だったりします。明らかにリッピング対策が施されているタイトルも多いのでHandbrakeではリッピング出来ない物もあります。

読み方ですが"title"から次の"title"までが一つの区切りとなっています。上記の例では"title 1"と"title 5"の2つの区切りがあります。title 1の次はtitle 2のような気がしますが、DVDによってバラバラなので注意が必要です。

"duration"は文字通り"再生時間"。これは本編を探る重要な手がかりなので見逃さないようにしましょう。"title 1"では"01:49:38"もあり、"title 5"では"00:00:28"しかありません。

"size"もそのものズバリですね。両方共"720x480"ですが、フレームレートが"23.976 fps"と"29.970 fps"と明らかに違いがあります。

"chapters"もそのものズバリ"チャプター"ですね。この例だとtitle 1は"1-13"、"title 5"は"1-3"までしかありません。ちなみにチャプター単位でエンコードする事が出来ます。ですから、"3-5"のように指定してあげれば、自分の好きなチャプターだけ切り出してエンコードが可能になったりします。

"audio tracks"も文字通り"音声"ですね。この例だと英語と日本語のAC3、5.1chの音声が収録されています。title 5は国籍不明でAC-3、5.1chの音声が一つだけ収録されているようです。

最後に"subtitle tracks"ですが、これも"字幕"の事ですね。title 1だと英語と日本語が2つの計3つの字幕が収録されているようです。映画の場合、一つはセリフでもう一つ監督のコメントだったり、必要最低限だけの日本語解説だったりするようです。"title 5"の"クローズドキャプション"は、具体的にどうなのか判りません。

取り敢えず、そんな所ですかね。続いて実際のエンコード方法ですが、私はプリセットを利用して手抜きしています。以下が主なプリセットの内容です。
#Devices
+ Universal: -e x264 -q 20.0 -a 1,1 -E faac,copy:ac3 -B 160,160 -6 dpl2,auto -R Auto,Auto -D 0.0,0.0 -f mp4 -X 720 --loose-anamorphic -m -x cabac=0:ref=2:me=umh:bframes=0:weightp=0:8x8dct=0:trellis=0:subme=6

+ iPod: -e x264 -b 700 -a 1 -E faac -B 160 -6 dpl2 -R Auto -D 0.0 -f mp4 -I -X 320 -m -x level=30:bframes=0:weightp=0:cabac=0:ref=1:vbv-maxrate=768:vbv-bufsize=2000:analyse=all:me=umh:no-fast-pskip=1:subme=6:8x8dct=0:trellis=0

+ iPhone & iPod Touch: -e x264 -q 20.0 -a 1 -E faac -B 128 -6 dpl2 -R Auto -D 0.0 -f mp4 -X 480 -m -x cabac=0:ref=2:me=umh:bframes=0:weightp=0:subme=6:8x8dct=0:trellis=0

+ iPhone 4: -e x264 -q 20.0 -r 29.97 --pfr -a 1 -E faac -B 160 -6 dpl2 -R Auto -D 0.0 -f mp4 -4 -X 960 --loose-anamorphic -m

+ iPad: -e x264 -q 20.0 -r 29.97 --pfr -a 1 -E faac -B 160 -6 dpl2 -R Auto -D 0.0 -f mp4 -4 -X 1280 --loose-anamorphic -m

+ AppleTV: -e x264 -q 20.0 -a 1,1 -E faac,copy:ac3 -B 160,160 -6 dpl2,auto -R Auto,Auto -D 0.0,0.0 -f mp4 -4 -X 960 --loose-anamorphic -m -x cabac=0:ref=2:me=umh:b-pyramid=none:b-adapt=2:weightb=0:trellis=0:weightp=0:vbv-maxrate=9500:vbv-bufsize=9500

+ AppleTV 2: -e x264 -q 20.0 -r 29.97 --pfr -a 1,1 -E faac,copy:ac3 -B 160,160 -6 dpl2,auto -R Auto,Auto -D 0.0,0.0 -f mp4 -4 -X 1280 --loose-anamorphic -m

+ AppleTV 3: -e x264 -q 20.0 -r 30 --pfr -a 1,1 -E faac,copy:ac3 -B 160,160 -6 dpl2,auto -R Auto,Auto -D 0.0,0.0 -f mp4 -4 -X 1920 --decomb="7:2:6:9:1:80" --loose-anamorphic --modulus 2 -m -x b-adapt=2

+ Android Mid: -e x264 -q 22.0 -r 29.97 --pfr -a 1 -E faac -B 128 -6 dpl2 -R Auto -D 0.0 -f mp4 -X 480 -x cabac=0:ref=2:me=umh:bframes=0:weightp=0:subme=6:8x8dct=0:trellis=0

+ Android High: -e x264 -q 22.0 -r 29.97 --pfr -a 1 -E faac -B 128 -6 dpl2 -R Auto -D 0.0 -f mp4 -X 720 --loose-anamorphic -x weightp=0:cabac=0

#Regular
+ Normal: -e x264 -q 20.0 -a 1 -E faac -B 160 -6 dpl2 -R Auto -D 0.0 -f mp4 --strict-anamorphic -m -x ref=1:weightp=1:subq=2:rc-lookahead=10:trellis=0:8x8dct=0

+ High Profile: -e x264 -q 20.0 -a 1,1 -E faac,copy:ac3 -B 160,160 -6 dpl2,auto -R Auto,Auto -D 0.0,0.0 -f mp4 -4 --decomb --loose-anamorphic -m -x b-adapt=2:rc-lookahead=50

#Legacy
+ Classic: -b 1000 -a 1 -E faac -B 160 -6 dpl2 -R Auto -D 0.0 -f mp4

+ iPod Legacy: -e x264 -b 1500 -a 1 -E faac -B 160 -6 dpl2 -R Auto -D 0.0 -f mp4 -I -X 640 -m -x level=30:bframes=0:weightp=0:cabac=0:ref=1:vbv-maxrate=1500:vbv-bufsize=2000:analyse=all:me=umh:no-fast-pskip=1:psy-rd=0,0:subme=6:8x8dct=0:trellis=0
"Devices"は、iPhoneやiPad向けのプリセットで"Regular"はPC等の汎用性重視のプリセット、"Lagacy"は名前の通り古い端末? 向けのプリセットなので、あまり使う事は無いと思います。

私は基本的に"Regular"の"Normal"プリセットを使っています。"High Profile"でも良いのですが、一応互換性重視という事で:-P

基本的に、このプリセットをベースに自分で足りないオプションや変更したいオプションをコマンドラインで追加して使用します。それぞれのオプションの説明は、複雑すぎてここでは説明出来ませんが、Handbrakeのウェブサイトで説明されているので、自分で確認してみて下さい。

試しに上記のDVDのタイトル1をリッピングしてエンコードする場合は、以下のような感じになります。
$ HandBrakeCLI -Z "Normal" -i /dev/dvd --markers -t 1 -a 2,1 -s 1,2,3 -o ./Movie.mp4
-Z "Normal"がプリセットの指定、"-i"でDVDドライブの指定、"--markers"で再生時のチャプター再生設定、これはVLC等の一部のメディアプレイヤーにしか適用されません。"-t"でタイトルの指定、これを"-t 5"とすると、タイトル5がリッピング対象になります。"-a"で音声指定。コンマで区切る事で複数選択可能です。"-a 2,1"でデフォルトの再生音声が2番目の日本語になります。"-s"で字幕指定。こちらも音声と同様にコンマで区切って複数指定、最初の数字が優先的に表示されます。"-o"で出力先の指定です。

他にも色々とオプションがありますが、余りにも膨大なので、ここでは割愛します。上記のDVDはもともとプログレッシブなので、特にフィルターを掛けていませんが、"29.970 fps"のソースなんかは"--deinterlace"や"--decomb"等のフィルター補正が必要になる事もあるので注意して下さい。

大雑把な目安として、古いアニメなんかは"--decomb"、大人同士の裸のぶつかり合い(えっ)なんかは"--deinterlace"じゃないと激しいシーンで取りこぼしがあるかもしれません。この辺りはソースに依存するので、自分で判断して下さい……。

駆け足で説明しましたが、普通はGUI版のHandbrakeを使用すると思うので、こんなややこしい事は必要ないかと思います。ただ、慣れてくるとHandbrakeCLIの方がテンプレ化出来て楽ではあります。個人的意見ですけど。

さて、勢いで書いてしまいましたが、果たして書いて良かったのだろうか……。危なかったら即消しますのでご容赦下さい……。

#外部リンク
HandBrake
http://handbrake.fr/index.php

CLIGuide – HandBrake
https://trac.handbrake.fr/wiki/CLIGuide

VideoLAN - Official page for VLC media player, the Open Source video framework!
http://www.videolan.org/vlc/

VideoLAN - developers - libdvdcss
http://www.videolan.org/developers/libdvdcss.html

DeCSS - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/DeCSS

Medibuntu :: Multimedia, Entertainment & Distractions In Ubuntu
http://medibuntu.org/

HandBrake Releases : John Stebbins
https://launchpad.net/~stebbins/+archive/handbrake-releases

このように対策されているDVDもあります
HandBrake and the 99 title DVD mystery | Macworld
http://www.macworld.com/article/1154702/99_title_dvd.html