2009/04/19

Chip氏の独占インタビュー

調子にのってPandoraの開発者インタビュー第二弾です。前回にもましていい加減な日本語訳なので適当に割引いて読んでみてください。しかも途中途中、原文そのままになってます。面倒くさいので途中で放置しました。暇な時に修正しておきます。おっさんになると集中力が続かなくなるもので。例によって内容の正確性は一切保証出来ません。あしからず。

ちなみに内容ですがPandoraの広報担当であるChip氏がPandoraの現状を簡単に説明してくれています(多分)。情報としては、ほとんど既出のものばかりなので新たに得られることは特には無いですね。唯一おもしろかったのは第三者からの問い合わせの件ですかね。

簡単に書くと、大半が零細のゲームプロダクションからの問い合わせらしいのですが、2つほど大きな企業からの問い合わせがあったらしいです。1つはUbuntuの開発元であるCanonical、もう一つは何とあの超大企業かららしい……。まぁフォーラムでの会話なのでどこまで本当の話かはわかりませんけどね。ネタとしては十分楽しめます。フォーラムでは、その問い合わせはPandora自体への興味じゃなくて某フォーマットのライセンス違反を警告しに来たんじゃないかといった笑い話になっていますけど(笑)。

#外部リンク
Interview: Chip Andre – OpenPandora | One Last Continue
http://www.onelastcontinue.com/4958/guest-interview-chip-andre-open-pandora/

Guest Interview - Chip Andre, Open Pandora - MINAWA.NET
http://www.minawa.net/pandora/guest-interview---chip-andre-open-pandora

2009/04/16

PandoraのTV出力

何やらMWeston氏がPandoraのテレビ出力のテスト動画を公開してました。正直Pandoraの欠点と言ってもいいだろう外部出力ですが、こうやって実際のビデオを見てみると、おまけ程度と認識されているPandoraのテレビ出力も十分魅力的な機能の一つになるだろうなと思えてきます。

考えてみれば、Pandoraの主力であろう各種エミュレーターもほとんどがTVゲーム。という事は大半(というか全部?)がテレビ出力を前提にして作られたゲームばかりという事です。ぶっちゃけ、HDTVにHDMIで繋げたとしても、ファミコンやスーファミ、果てはプレステのゲームが綺麗に出力される訳などない訳です。むしろ粗が目立って見辛くなる? そう考えると、PandoraのS-Video端子というのは理に適った選択なのかもしれませんね。テレビ出力そのものは十分な品質を保っているらしいですから。

それに、Pandoraはテレビ画面と液晶画面の出力を別々に持つことが出来るらしいので、その機能を上手く生かせば、また違った利用法が出てくるかもしれません。例えばカラオケみたいな感じのシチュエーションとか。よくわかりませんけど(笑)。後はクイズとかの進行とか。テレビ画面に問題画面で、操作画面をPandoraの液晶に出力するとか。何にせよ、まだ完全な機能は実装されていないので実際に利用出来るようになるにはもう少し時間がかかりそうです。

#YouTube
TV OUT TEST, New Attempt #1 - YouTube
http://youtu.be/Cf-7zT6LODk

今週の小ネタ

今週はちょっとバタバタしていて、あんまり時間がありません。とりあえず小ネタだけ。どうやらPandoraのアナログスティック部分(nubs)を発注していた企業が潰れたらしいです。nubsの設計・開発は既に終了していて実際の部品は組み立て工場(テキサス?)に納入済みらしいので、時間的には一切遅れは発生しないらしいです。ただ、現在のnubsのファームウェアにはバグがあり、修正されたファームウェアを受け取る為には、もう一度料金を払わないといけないらしい。

ちょっとややこしい話ですがPandoraチームがnubsを発注した会社と実際にnubsを生産した会社とは別々らしく、Pandora側が支払ったお金が実際に生産した会社まで回らなかったみたいです。つまり間に入っていた会社が潰れてしまいPandora側のお金ごと消えてしまったらしい。これは痛いですね。支払わなくちゃいけない金額は3万ドルらしいです。

ちなみにバグというのは長時間nubsを使用しているとランダムでコントロールが効かなくなるというものらしいです。お金を支払わなければそのバグ有りで出荷するしかないのですがCraig氏としてはそれは避けたい模様。まぁ当たり前ですけど。この時期での追加投資は痛いですね。何とか乗り切ってもらいたいですけど。

それとMWeston氏に新しいCNCケースが発送されるらしいです。これはこの前のCNCケースで見つかったバグ(といっても、小さい修正で済むらしい)を修正したモノらしいです。ちなみにカラーは透明らしい。何故かというとMWeston氏がヒンジ(蝶番)の実際の動作をじっくりと調査する為らしいです。これは今週中に届くかも。

ついでにケースについて、何かCNCになったら、予想していたよりも重量が重くなったらしい……。まぁ数十グラム程度ですが、ちなみに今は335gらしいです。多分。ついでに書くと実際のケースのプラスチックは結構頑丈らしいです。これはMWeston氏がPandoraの使用方法上、ユーザーが誤ってPandoraをモノにぶつけたり、床に叩きつけられる可能性があると判断した為らしい。何か長くなったので今日はここまでにしときます。また動きがあったら書こうと思います。では。

2009/04/10

XreaL

Phoronixの記事にあったXreaLという3Dゲームエンジンの出来が凄そうです。記事によるとXreaLはQuake3エンジンの改良版で、Quake系エンジンでは今のところ唯一のGLSLに対応しているらしい。それだけでなく他の最新技術も野心的に取り入れており、既にこの分野で一番有名なioQuake3よりも性能的には上らしい。それだけに留まらず、何とOpenGL ES 2.0にも対応済みで商用含めて、どのエンジンも対応していないOpenGL 3.0/3.1すら計画中らしい……。俄には信じ難い内容ですが、これが事実としたらとても素晴らしい事ですね。

何といってもPandoraでお馴染みのOpenGL ES 2.0に対応しているのが大きいです。ioQuake3もNanoGLというラッパーをかましてPandora上で動作させているのですが、これが3Dエンジン側に予め統合されているとなると、それだけで移植性が上がりますし、この記事では読み取れませんでしたが、Quake3エンジンを一からOpenGL ESに対応させるような書き方がされていたら、NanoGLのようなラッパーに比べて、大幅に性能が上がっている可能性が無い訳ではないですしね。素人の当てずっぽうですけど……。しかも以下の文から分かる通り、多くのゲームをロードする事が出来るらしいです。
Beyond offering wonderful graphics capabilities, the XreaL engine is also able to load game content from Quake 3, Doom 3, Unreal Tournament 2004, and even Unreal Tournament 3! There is not even an Unreal Tournament 3 client for Linux yet, but this open-source engine can read the game’s content.
目玉は公式Linuxクライアントが未だ無いUnreal Tournament 3すら起動可能らしい。って、私はFPSなんて全然知りませんけどね。一度もやった事すら無いし。

#追記
Unreal Tournament 3で使用されているPSK modelの読み込みに対応しているだけでした。ただ欠点もあって肝心のXreaL自体のゲームの出来はいまいちらしい。まだ若いプロジェクトって言うことあるみたいですが、決定的にグラフィック系の人材が足りないらしい。絶賛募集中みたいです。特にBlender使い。XreaLの開発者がかなりのオプソ野郎らしくMayaや3D Studio Maxといったソフトを使いたくないそうです。現在Blenderからデータをインポート出来るツールを開発中らしいです。楽しみですね。

ちなみにPandora側でもPickle氏が早速目を付けた模様。もう少ししたらテストするかもしれないみたいです。ただPickle氏の開発ボードは128MB版なので本来の性能は生かしきれないのが残念ですね。なお、いつも通り、いい加減な駄文なので鵜呑みはしないで下さい。あしからず。

#外部リンク
ETXreaL mod for Wolfenstein: Enemy Territory - Mod DB
http://www.moddb.com/mods/etxreal

[Phoronix] XreaL: The Most Advanced Open-Source Game Engine?
http://www.phoronix.com/scan.php?page=article&item=xreal_engine&num=1

2009/04/09

UbuntuでChromium

某所を見ていたら既にUbuntu用のChromiumがパッケージ化されていたのを発見。早速インストールしてみることに。結果としては、まだまだアルファ版なので常用は無理そうですね。デイリービルドらしくて昨日なんか起動しなかったし。今日は起動できました。私の環境では日本語入力しようとしたら落ちました。日本語の表示は出来ますけど。

それとFLASHの再生も出来ませんね。確かwebkitそのものはFirefoxのプラグインを使用出来ると言う話を聞いていますので、そのうち再生出来るかも。というか現に同じwebkit系のmidoriでは再生出来てますし。こちらは日本語も入力出来ますし、そもそもメニューも日本語化されてますけどね。最近はかなり安定していますので、常用出来るレベルになってきていると思います。お勧めです。

Chromiumに話を戻すとV8の性能が知りたくて、例のBall Poolというデモを試してみました。が、落ちました。まだまだ未知数です。関係ないですけどLinux版のGUIってGTK+何ですよね? それでも日本語入力出来ないのか。って、全然詳細は知らないのですけどね。SCIMだから? それともChromium側で受け付けてないのかな。分からない事だらけです。ちなみにUAは以下の通りでした。
Mozilla/5.0 (Linux; U; en-US) AppleWebKit/525.13 (KHTML, like Gecko) Chrome/0.2.149.27 Safari/525.13
#外部リンク
Chromium - Daily Builds : “Chromium Builds” team
https://launchpad.net/~chromium-daily/+archive/ppa

"Ball Pool" by Mr.doob
http://www.chromeexperiments.com/detail/ball-pool/

Google Chrome、Linux版にGtkを採用 - Mac OS XはネイティブUI実装 | エンタープライズ | マイナビニュース
http://news.mynavi.jp/news/2009/02/17/012/index.html

Pandoraのライバル登場?

まぁネタなんですけど、何やらBeagleBoardを無理やり携帯機に改造した人がいるらしいです。まだ記事を読んでいないので、見た目で判断ですけど(笑)。正直ライバルではないですけどね。でも、あと1年くらいしたら本当にいろいろと登場して来そうな気はしています。何にせよ公正な競争は消費者からしたら大歓迎ですけどね。開発側からしたら冷や汗モノでしょうけど……。

#YouTube
Hand held device from a Beagle Board - YouTube
http://youtu.be/Y-AlAt8p78E



#外部リンク
Beagle MID: DIY mobile internet device - SlashGear
http://www.slashgear.com/beagle-mid-diy-mobile-internet-device-0840545/

HY Research - Beagle MID
http://www.hy-research.com/beagle_mid.html

Craig氏の独占インタビュー

Pocket Gamerというウェブサイトで、昨日公開されたCraig氏の独占インタビュー記事を下手くそなりに日本語訳してみました。正直、機械翻訳と勝手な妄想ででっち上げた内容なので、原文とかけ離れた内容になっている可能性が高いです。単なる暇つぶしだったので、途中で集中力も切れましたし。

正確な内容が知りたい方は是非とも原文を直にお読み下さい。話半分程度でいいやという方は以下のリンクから辿ってみて下さい。本当に適当プラス私自身がPandora擁護派なので、だいぶCraig氏に有利に解釈しています。その点差っ引いて読んでみて下さい。余談ですが、Googleサイトってデフォルトだと字がだいぶ小さいですね。しかも、あんまり使い勝手良くないし。まだまだ改良の余地がありそうです。面倒だからデフォルトのままで暫く使いますけど。

#追記
括弧内()は、私の勝手な解釈です。原文にはありません。適当な補完です。

#外部リンク
Pandora interview | Multiformat | Pocket Gamer
http://www.pocketgamer.co.uk/r/Multiformat/Pandora/news.asp?c=12567

#内部リンク
Craig talks to PocketGamer - MINAWA.NET
http://www.minawa.net/pandora/craig-talks-to-pocketgamer

2009/04/06

パイソン入ってる

今週はあんまりネタ無いのですけど、とりあえず一つ。まぁタイトル通りなんですが、どうやらPandoraのstock firmware(NANDに入っているPandoraのオリジナルOS)に、Pythonが含まれているらしいです。素晴らしい。って私はPythonすらまともに使えないヘタレですけど。

更に言うとPandoraには初期状態でSDL等も含まれる予定なので、PyGameもついでに含まれるらしい……。これまた素晴らしい。何故かAngstromのウェブサイトに繋がらないので、確認出来ませんでしたが、Python以外にもRubyもパッケージ化されてたはずなので、もしかしたら、Rubyその他の軽量プログラミング言語も組み込まれるかもしれませんね。あくまで妄想ですが。

全然関係ないですけど、「インテル入ってる」っていうフレーズが何故か頭に浮かんで、つい使っちゃったのですけど、今調べてみたら、このフレーズって「Intel Inside」を和訳したものじゃなかったのですね。実はインテル入ってるの方が先にあって、それを英訳したのがIntel Insideらしい……。へぇ、全然知りませんでした。って、ただそれが言いたかっただけなんですけどね(笑)。

2009/04/04

OpenWnn

何やらAndroid関連でOpenWnnというIM(IME)がリリースされていたらしい。今は何故かアクセスできないみたいですけど……。OpenWnnという名前からわかるようにWnnの仲間みたいです。しかも某所の書き込みからすると最新シリーズのiWnn("iWnn Version 1.1.2")らしい……。ライセンスはApache Licenseらしいし、これはかなりオイシイですね。

正直、Androidについて全然理解していない訳ですが、とりあえずJavaが動けばアプリケーションは移植出来るのかな……。Dalvik VMっていうヤツですよね。これはAndroidに止まらずLinux全体のIMにも影響があるかも。ひいてはPandoraにも関係してきたりして(笑)。とりあえず今は再リリースされる事を願うしかないですね。そのうち詳しい人がブログなり何なりで教えてくれるでしょうし。果報は寝て待てです。

#外部リンク
OpenWnn - 日本Androidの会 | Google グループ
https://groups.google.com/group/android-group-japan/browse_thread/thread/2550b7b38c18f9c6?hl=ja&pli=1

IPAフォントのライセンス変更

ようやくIPAフォントのライセンスが変更された模様。まぁ何度か変更になってますけど、今回の変更でOSI(Open Source Initiative)認定されてIPAフォント「単体」での「再配布」、または「改変」が認められたので、より自由なライセンスになったらしいです。ただこの辺りに詳しい人の説明を見ると、そう簡単な話でもないみたいですね。以下、引用文。
Re: IPA フォントがオープンソース・ライセンスに by daisuke

新しいIPAフォントライセンスは一応OSI認証にはなっていますが、改変フォントを再配布することができませんね。改変差分を分離しないといけませんので、残念ながらいわゆる混合フォントは自由に再配布できないことになっています。
fontconfigなどで自動補完させるか、インストール時に入手した側で合成させるかという手段をとるしかない感じです。せっかくライセンスが更新されたのに大変残念な感じです。

Re: IPA フォントがオープンソース・ライセンスに by coz

「改変と再配布」が「自由」だけど「改変後の再配布」には制限がある、ということですね。「改変差分を分離」とは具体的にどんな作業となるのでしょうか? 

Re: IPA フォントがオープンソース・ライセンスに by daisuke

そうですね。「改変したものは再配布できない」ですが、改変差分 ようするに変更点をパッチの形で配布することはできるという感じですね。ですので利用者はこのパッチと本体を持ってきて自分でパッチの適用くっつける作業をしないといけません。
また、一部の部品をもらってくることもできないので、流用は不可能に近いですね。
名前をかえれば改変物の再配布が可能 というライセンスだとうれしいというのは伝えたことはありますが、叶わなかったですね。。
以下は素人の戯れ言なので、勘違いしている部分もあるかもしれません。あくまで私の認識って事でお読み下さい。

各ディストリビューションはオリジナルのIPAフォントを再配布可能。及び、IPAフォント使用者はIPAフォントの改変が可能。しかし、ディストリビューションはIPAフォントを改変した(独自)フォントを再配布する事は出来ない。各ディストリビューションがIPAフォントを改変したフォントをディストリビューションに含めたい場合は、各ユーザー自らがオリジナルのIPAフォントと改変部を合成させるような「仕組み」を提供させるしかない?

形としてはMP3とかXvidとかと似ているのかな。「午後のこーだ」も、ソースだけ配布してバイナリは各自に作らせていた気がしますし。って生半可な知識ですけど。何ていうかGentooちっく? これだとUbuntuといった通常のデスクトップ環境用ディストリならばギリギリ使えなくもない(面倒臭いけど)、ちょっと特殊な環境(組み込みだったり、スタンドアローン端末だったり、携帯系だったり)だと使い辛いライセンスな気がします。そういった場合はオリジナルのIPAフォントで我慢するしか無いですかね。またはIPAフォントじゃなくてAndroid派生物のDroidフォントとか……。

#追記
ふと思ったのですが、改変フォントの単独での再配布が出来ないとなると、IPAモナーフォントも単独配布無理って事になるんじゃ? 少なくともユーザー側で合成しないといけないって事ですよね。上の解釈だと。どうなんだろ。

#追記
今、リンク先を見たら、以下の文が追記されていました。どうやら、最悪な状態は回避されそうです。確かに上の解釈じゃ、改変フォントの再配布に問題がありますものね。そのうち、詳細が明らかになると思うので、それまで待つしかないですね。
Re: IPA フォントがオープンソース・ライセンスに by coz

なるほど、ありがとうございました。Vera のようにはならない、ということは ITpro が IPA モナー・フォントに言及している部分は期待し過ぎですね。

Re: IPA フォントがオープンソース・ライセンスに by daisuke

よく読んでみると、、パッチを再配布すれば変更済みのフォントを公開してもいいかもしれません。(読みまちがった気がします)
#外部リンク
IPAフォントが2009年4月中旬にもオープンソース・ライセンスへ,改変と再配布が自由に:ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090403/327784/

M+ LOG
http://mplus-fonts.sourceforge.jp/cgi-bin/blosxom.cgi/2009/04/04#mplus_fonts-090403-2