煽り気味なタイトルですが、今日のLinux関係のニュースサイトで話題になってますねー。何でもリーナス・トーバルズ氏が「NVIDIAは私たちが関係を持った中で最悪の企業だ」と吐き捨て、カメラに向かって中指を突き立てたとか:-(
私もビデオを見ましたが、確かに突き立ててましたね。カメラ目線で……。まぁ口調は冷静で淡々としたモノでしたけど。以前からのLinuxユーザーならば、誰でも知っている事だとは思いますが、正直言って現在のLinux環境におけるGPUドライバーの問題は頭の痛い話題なんですよね。私も、このブログで何度か取り上げている話題なんですけど:-(
およそ2年前の記事で、いずれこうなるのではないかと内心、心配していたのですが、とうとう現実の問題となってしまったようですね。まぁリーナス氏の煽り芸? は今に始まった事ではないのですけど、流石に今回はパフォーマンスが過ぎる気がしますね。
とはいえNVIDIAのLinux対応が、あまり良くないというのは事実ですし、これから先の「Wayland」移行の事も考えると、リーナス氏の心情もわかりますけどね。私のリサーチ不足かもしれませんが、Waylandの投入間近という現在においても、未だにプロプライエタリなドライバーの対応がハッキリしていませんし。これはNVIDIAに限らずAMDもですけど…。
実は今回のリーナス氏の一件が起こる前に、似たような内容で記事にしようかと思っていたのです。発端は先日の「The Humble Indie Bundle V」。先日も書いた「LIMBO」が、どうしてもUNITY(3D)環境で上手く動作しないというのを調べていた時でした。
どうもUNITYのベースとなっている「Compiz」が悪さをしているのではないかと。ググって見ると、Compizの開発者がUNITY開発の為にCanonicalに雇われて、専属で勤務しているらしいですね。で、その開発者のブログを見に行ったら、最新の記事が、まさにプロプライエタリなGPUドライバーについてだったんです。
斜め読みしてみた所、どうやらCompiz/UNITYの開発者としては、プロプライエタリなGPUドライバーを推奨したくないらしいです。実際、彼自身もここ数年NVIDIAのオープンソースなGPUドライバーである「nouveau」で開発しており、特にNVIDIAのプロプライエタリなドライバーとUNITYは、あまり良い相性ではないと……。
同様にLinuxコミュニティは、AMDのプロプライエタリなGPUドライバーよりも、オープンソースなGPUドライバーである「radeon」を使用する段階にあるのではないかと述べています。まぁNVIDIAほど自体は深刻では無さそうではありますが……。
基本的にNVIDIAは一切のドキュメントすら無い、まさに手探りなGPUドライバー開発なのに対して、AMDは出せる部分だけとはいえ、一応詳細なドキュメントをコミュニティへ開放していますからね。この差はかなり大きいと思います。
とはいえ、GPUドライバーの開発というのは、あまりに専門的過ぎてフリーな開発者の手に負えるのか? という疑問もあります。理想はINTELのような、完全なオープンソースドライバーへの一本化ですが、現実問題として、GPUメーカーでもある両社のオープンソースドライバーへの一本化というのは難しいのではないかなぁと個人的には思います。せめて、Waylandへの移行は、スムーズな形で行なって欲しいモノです:-(
書きたかった内容と全然違う気がしますが面倒臭いので、このまま終了します。また暇な時にでも書きなおすかもしれません。では。
#外部リンク
4Gamer.net ― リーナス・トーヴァルズ氏がNVIDIAを「最低の企業」と呼ぶビデオが話題に。中指を突き立てるに到ったその理由とは
http://www.4gamer.net/games/017/G001762/20120618029/
[Phoronix] Linus Torvalds Calls NVIDIA The Worst Company Ever
http://www.phoronix.com/scan.php?page=news_item&px=MTEyMTc
On the future of Graphics Drivers | be careful, he might break your display
http://smspillaz.wordpress.com/2012/06/08/on-the-future-of-graphics-drivers/
#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: NVIDIAとLinux
http://blog.minawa.net/2010/03/nvidialinux.html
2012/06/19
2012/06/14
Opusの活躍は案外早いかも?
最近気になっている万能オーディオコーデック「Opus」ですが、ここに来て各アプリケーションの対応が急ピッチで進行中なようです:-P
まずは、先日も書いたオープンソースなSIPクライアント「SFLPhone」です。対象バージョン「1.1.2」に「Integrate opus codec」が実装目標に追加されているようです。ちなみに1.1.2のリリース予定が今月末なようです。
まぁSIPクライアントが対応しても、サーバー側であるAsteriskの方が実装しないと意味が無いですが、既にOpusのベースになっている「SILK」と「CELT」に対応しているので、Opusの正式版がリリースされれば、実装はそう遅くないと思いますけど……。多分。
他のSIPクライアントも恐らく続いてくれると思いますが、SIP関係以外のアプリケーションも気になるところです。言わずもがな、ウェブブラウザーのFirefoxも対応中ですし、恐らくWebRTC関係でGoogle Chromeも早い段階で対応してくれると思っています。
少し違いますが、Chromeのマルチメディア担当である「FFMPEG」の派生版である「Libav」も、今年のGSoCで「Opus Decoder」を申請しているようですし。まぁChromeがLibavを使うのか知りませんけど:-(
今回調べてみて個人的に一番気になっているのは「Icecast2」の対応なんですよね。つい先日、数年ぶりとなる「2.3.3」がリリースされたのですが、それに伴って「libshout」も「2.3.1」がリリースされたようなんですが、どうやらこのバージョンで、Opusへの対応が実装されたようなんです:-P 素晴らしい。
libshoutというのは、Icecast2のソース供給? の為のクライアントを作成の為のライブラリー? らしいんですが、よく判っていません。数年前に私が玄箱で試した時は「ices2」を使っていたのですけど。
Icecast2でOpusを使ったライブストリーミングが可能になれば、今まで以上に(音声の)ライブストリーミングが盛り上がるかもしれませんね。ストリーミングに必要な帯域が大幅に節約出来ますし、FirefoxやChrome(将来的に)単体で簡単に聴くことが出来るようになりますからね。
例えばradiko(ラジコ)のようなサービスもFlashプレイヤーを使う必要が無くなる訳ですし。軽く調べた所、ラジコはHE AACの48kbpsみたいですね。これならOpusの方が良さそうですし。まぁラジコの場合、ストリーミングの保護や所在地確認等でFlashが必要なのかも知れませんけど:-( 正直、無駄過ぎるので個人的には止めて欲しいのですけどね……。 法律や商売上、そう簡単にはいかないのでしょうけど。
まぁ別にラジコに頼らずとも、どこかが似たようなサービスを始める際に、是非この新しい仕組み(Opus + ウェブブラウザー)でサービス提供して貰いたいですね。個人的には、アニメや舞台なんかの宣伝用のラジオみたいなのを期待したいところです。まぁ今だとニコニコ動画やユーストリーム、ユーチューブなんかの方が良いのかもしれませんけど。
#外部リンク
Icecast.org
http://www.icecast.org/index.php
[Icecast-dev] libshout-2.3.1 release with Opus support
http://lists.xiph.org/pipermail/icecast-dev/2012-May/002028.html
SFLphone - Story or Feature #11884: Integrate opus codec - Savoir-faire Linux
https://projects.savoirfairelinux.com/issues/11884
Libav
http://www.libav.org/
Opus Decoder
http://www.google-melange.com/gsoc/project/google/gsoc2012/fatbag/5001
radiko.jp
http://radiko.jp/#
#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: グラタン
http://blog.minawa.net/2005/12/blog-post_28.html
BLOG.MINAWA.NET: 玄箱いじり
http://blog.minawa.net/2006/03/blog-post_18.html
BLOG.MINAWA.NET: 玄箱でストリーミング
http://blog.minawa.net/2006/03/blog-post_1980.html
BLOG.MINAWA.NET: BansheeとかLast.FMとか
http://blog.minawa.net/2006/07/bansheelastfm.html
BLOG.MINAWA.NET: PenguinTV
http://blog.minawa.net/2006/10/penguintv.html
BLOG.MINAWA.NET: Icecast Release 2.3.2
http://blog.minawa.net/2008/06/icecast-release-232.html
まずは、先日も書いたオープンソースなSIPクライアント「SFLPhone」です。対象バージョン「1.1.2」に「Integrate opus codec」が実装目標に追加されているようです。ちなみに1.1.2のリリース予定が今月末なようです。
まぁSIPクライアントが対応しても、サーバー側であるAsteriskの方が実装しないと意味が無いですが、既にOpusのベースになっている「SILK」と「CELT」に対応しているので、Opusの正式版がリリースされれば、実装はそう遅くないと思いますけど……。多分。
他のSIPクライアントも恐らく続いてくれると思いますが、SIP関係以外のアプリケーションも気になるところです。言わずもがな、ウェブブラウザーのFirefoxも対応中ですし、恐らくWebRTC関係でGoogle Chromeも早い段階で対応してくれると思っています。
少し違いますが、Chromeのマルチメディア担当である「FFMPEG」の派生版である「Libav」も、今年のGSoCで「Opus Decoder」を申請しているようですし。まぁChromeがLibavを使うのか知りませんけど:-(
今回調べてみて個人的に一番気になっているのは「Icecast2」の対応なんですよね。つい先日、数年ぶりとなる「2.3.3」がリリースされたのですが、それに伴って「libshout」も「2.3.1」がリリースされたようなんですが、どうやらこのバージョンで、Opusへの対応が実装されたようなんです:-P 素晴らしい。
libshoutというのは、Icecast2のソース供給? の為のクライアントを作成の為のライブラリー? らしいんですが、よく判っていません。数年前に私が玄箱で試した時は「ices2」を使っていたのですけど。
Icecast2でOpusを使ったライブストリーミングが可能になれば、今まで以上に(音声の)ライブストリーミングが盛り上がるかもしれませんね。ストリーミングに必要な帯域が大幅に節約出来ますし、FirefoxやChrome(将来的に)単体で簡単に聴くことが出来るようになりますからね。
例えばradiko(ラジコ)のようなサービスもFlashプレイヤーを使う必要が無くなる訳ですし。軽く調べた所、ラジコはHE AACの48kbpsみたいですね。これならOpusの方が良さそうですし。まぁラジコの場合、ストリーミングの保護や所在地確認等でFlashが必要なのかも知れませんけど:-( 正直、無駄過ぎるので個人的には止めて欲しいのですけどね……。 法律や商売上、そう簡単にはいかないのでしょうけど。
まぁ別にラジコに頼らずとも、どこかが似たようなサービスを始める際に、是非この新しい仕組み(Opus + ウェブブラウザー)でサービス提供して貰いたいですね。個人的には、アニメや舞台なんかの宣伝用のラジオみたいなのを期待したいところです。まぁ今だとニコニコ動画やユーストリーム、ユーチューブなんかの方が良いのかもしれませんけど。
#外部リンク
Icecast.org
http://www.icecast.org/index.php
[Icecast-dev] libshout-2.3.1 release with Opus support
http://lists.xiph.org/pipermail/icecast-dev/2012-May/002028.html
SFLphone - Story or Feature #11884: Integrate opus codec - Savoir-faire Linux
https://projects.savoirfairelinux.com/issues/11884
Libav
http://www.libav.org/
Opus Decoder
http://www.google-melange.com/gsoc/project/google/gsoc2012/fatbag/5001
radiko.jp
http://radiko.jp/#
#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: グラタン
http://blog.minawa.net/2005/12/blog-post_28.html
BLOG.MINAWA.NET: 玄箱いじり
http://blog.minawa.net/2006/03/blog-post_18.html
BLOG.MINAWA.NET: 玄箱でストリーミング
http://blog.minawa.net/2006/03/blog-post_1980.html
BLOG.MINAWA.NET: BansheeとかLast.FMとか
http://blog.minawa.net/2006/07/bansheelastfm.html
BLOG.MINAWA.NET: PenguinTV
http://blog.minawa.net/2006/10/penguintv.html
BLOG.MINAWA.NET: Icecast Release 2.3.2
http://blog.minawa.net/2008/06/icecast-release-232.html
2012/06/08
HuluをLinuxで堪能する方法 Ubuntu 12.04版
値下げの影響からか、最近「Hulu」のキーワードでこのブログに来てくれる方が増えてきています:-P 残念ながらUbuntu 12.04になっても、デフォルトの状態では日本語字幕が文字化けしているようです:-( 復習の意味も兼ねて、もう一度UbuntuでHuluの文字化けを修正する方法を描き直してみたいと思います。まぁやる事は前回と、ほぼ同じなんですけども。
一応ですが、デフォルトの状態でHuluのウェブサイトにあるデモ動画を再生してみて下さい。多分文字化けしてしまうと思うのですが、もしかしたら、修正されている場合もありますので……。今日現在は残念ながら修正されていませんけど、将来的には修正が入るかもしれませんからね:-P
具体的な文字化けの修正方法ですが、基本的には以下のパッケージをインストールするだけで直ります。
これで、文字化け自体は修正されたと思いますが、残念ながらフォントの見栄えがあまり良くありません。そこで以下の作業を追加します。具体的な作業方法は「ttf-kochi-mincho」を別のフォントで上書きするだけです。ただし、少々イレギュラーなやり方なので、もしかしたら不具合が生じるかも知れません。その場合は一度「ttf-kochi-mincho」をアンインストールした後に、再度インストールすれば元に戻ると思います。まぁ手動でフォントを上書きしても良いんですけど。
前回はM+フォントとIPAフォントの合成フォントである「MigMixフォント」を使用したのですが、今回はもっと手軽にUbuntuに収録されているフォントを使って見ました。Android 4.0からデフォルトの日本語フォントになった「モトヤフォント」です。
IPAフォント系でも良いんですが、せっかくオープンソースで使える商用フォントですからね。使わないと勿体無いですし:-P Ubuntu12.04では「モトヤLシーダ3等幅」と「モトヤLマルベリ3等幅」が使用可能です。2つの違いですが、シーダが角張った感じで、マルベリが丸い柔らかい感じですかね:-P まぁ好みで選べば良いと思います。個人的にはマルベリの柔らかさが好きですが、シリアスなドラマだと少し違和感があるかも……。
具体的な方法は、まずモトヤフォントのパッケージをインストールします。せっかくなので両方インストールしても良いかもしれませんね。上書きするフォントは「kochi-mincho-subst.ttf」なので注意して下さい。
これで一応終了なのですが、実はGoogle Chromeだと文字化けが直っていない場合があります。恐らくGoogle ChromeのBeta以上を使っている人は文字化けのままだと思います。何故なのかというと、ご存じの方も多いと思いますが、Google ChromeのLinux版Flashプレイヤーの開発体制が変更されて、これからはGoogle Chromeのみ最新版が使える体制になったようです。
その影響でChrome 20以上? だと、内蔵Flashが「NPAPI」から「PPAPI」に変更されているようです。どうやら「PPAPI」版は上記のフォント設定とは別のルールで動いているようで上記の設定が反映されていないようです:-( ついでに日本語の取り扱いも変更されていれば良かったのですが、現在のところ、Huluの文字化けはそのままなようです。
解決方法としては、Chromeの「chrome://plugins/」から「PPAPI」版Flashプレイヤーを無効にするくらいですかね。Flashの構造に詳しければ他にやり方があるのでしょうが、生憎ただのおっさんですので……。GoogleとAdobeとHuluの中の人達に頑張って貰うしか今の所は解決策が無さそうです:-(
#追記
なんかPicasaの写真表示が変わってしまった……。変更されたのかな……。まさかFirefox13だからとか:-(
#追記
ChromeのPPAPIですが、適当にBeta以上とか書いちゃいましたが、もっと前からだったかも……。ずっとBetaしか使ってなかったので未確認です。
#Picasa
前回から拝借
Huluデフォルト。文字化け中。
Hulu+東風フォント。文字化け修正。
Hulu+TakaoPゴシック。だいぶ綺麗になった
Hulu+MigMixフォント。見やすい:-)
今回の成果
Chrome 20だと文字化け:-(

こんな感じで、PPAPI版を無効にする

「モトヤLシーダ3等幅」

「モトヤLマルベリ3等幅」

#外部リンク
Hulu - 人気映画やテレビ番組がお手軽に見放題
http://www.hulu.jp/
#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: HuluをLinuxで堪能する方法
http://blog.minawa.net/2011/10/hululinux.html
一応ですが、デフォルトの状態でHuluのウェブサイトにあるデモ動画を再生してみて下さい。多分文字化けしてしまうと思うのですが、もしかしたら、修正されている場合もありますので……。今日現在は残念ながら修正されていませんけど、将来的には修正が入るかもしれませんからね:-P
具体的な文字化けの修正方法ですが、基本的には以下のパッケージをインストールするだけで直ります。
sudo apt-get install ttf-kochi-minchoちなみに、以下のパッケージでも代用できます。
sudo apt-get install ttf-kochi-mincho-naga10どちらか一つ入れればOKなようです。まぁ「ttf-kochi-mincho」の方が無難だと思いますけど。ちなみに、以前は「ttf-kochi-mincho」をインストールすると、自動で「ttf-sazanami-mincho」もインストールされたのですが、12.04ではインストールされなくなったようです。
これで、文字化け自体は修正されたと思いますが、残念ながらフォントの見栄えがあまり良くありません。そこで以下の作業を追加します。具体的な作業方法は「ttf-kochi-mincho」を別のフォントで上書きするだけです。ただし、少々イレギュラーなやり方なので、もしかしたら不具合が生じるかも知れません。その場合は一度「ttf-kochi-mincho」をアンインストールした後に、再度インストールすれば元に戻ると思います。まぁ手動でフォントを上書きしても良いんですけど。
前回はM+フォントとIPAフォントの合成フォントである「MigMixフォント」を使用したのですが、今回はもっと手軽にUbuntuに収録されているフォントを使って見ました。Android 4.0からデフォルトの日本語フォントになった「モトヤフォント」です。
IPAフォント系でも良いんですが、せっかくオープンソースで使える商用フォントですからね。使わないと勿体無いですし:-P Ubuntu12.04では「モトヤLシーダ3等幅」と「モトヤLマルベリ3等幅」が使用可能です。2つの違いですが、シーダが角張った感じで、マルベリが丸い柔らかい感じですかね:-P まぁ好みで選べば良いと思います。個人的にはマルベリの柔らかさが好きですが、シリアスなドラマだと少し違和感があるかも……。
具体的な方法は、まずモトヤフォントのパッケージをインストールします。せっかくなので両方インストールしても良いかもしれませんね。上書きするフォントは「kochi-mincho-subst.ttf」なので注意して下さい。
sudo apt-get install fonts-motoya-l-cedar
sudo apt-get install fonts-motoya-l-maruberiその後は「ttf-kochi-mincho」を「fonts-motoya-l-cedar」か「fonts-motoya-l-maruberi」で上書きします。どちらか一つだけです。
sudo cp /usr/share/fonts/truetype/motoya-l-cedar/MTLc3m.ttf /usr/share/fonts/truetype/kochi/kochi-mincho-subst.ttf
sudo cp /usr/share/fonts/truetype/motoya-l-maruberi/MTLmr3m.ttf /usr/share/fonts/truetype/kochi/kochi-mincho-subst.ttfこれでHuluの日本語フォントがモトヤフォントに変更されたと思います。もう一度Huluのデモ動画で確認して見て下さい。特に問題は無いと思いますが、万が一、動作がおかしかったら「ttf-kochi-mincho」をアンインストールして下さい。
これで一応終了なのですが、実はGoogle Chromeだと文字化けが直っていない場合があります。
解決方法としては、Chromeの「chrome://plugins/」から「PPAPI」版Flashプレイヤーを無効にするくらいですかね。Flashの構造に詳しければ他にやり方があるのでしょうが、生憎ただのおっさんですので……。GoogleとAdobeとHuluの中の人達に頑張って貰うしか今の所は解決策が無さそうです:-(
#追記
なんかPicasaの写真表示が変わってしまった……。変更されたのかな……。まさかFirefox13だからとか:-(
#追記
ChromeのPPAPIですが、適当にBeta以上とか書いちゃいましたが、もっと前からだったかも……。ずっとBetaしか使ってなかったので未確認です。
#Picasa
前回から拝借
Huluデフォルト。文字化け中。
Hulu+東風フォント。文字化け修正。
Hulu+TakaoPゴシック。だいぶ綺麗になった
Hulu+MigMixフォント。見やすい:-)
今回の成果
Chrome 20だと文字化け:-(

こんな感じで、PPAPI版を無効にする

「モトヤLシーダ3等幅」

「モトヤLマルベリ3等幅」

#外部リンク
Hulu - 人気映画やテレビ番組がお手軽に見放題
http://www.hulu.jp/
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BLOG.MINAWA.NET: HuluをLinuxで堪能する方法
http://blog.minawa.net/2011/10/hululinux.html
2012/06/06
Village Telco
先日書いたオープンソースな音声コーデックである「Codec2」ですが、更に調べてみると面白いプロジェクトを発見しました。その名も「Village Telco」。名前から何となく推測出来ると思いますが、オープンソースなソフトウェアとハードウェア! を組み合わせて、アフリカや東ティモールといった発展途上国向けに一地域をカバーする内線電話網を構築しようという壮大なプロジェクトなようです。
具体的にどうやるのかというと「Mesh Potato」というオープンハードウェアな小型無線機器(中身はLinux)を複数配置し、いわゆるメッシュネットワークな無線LAN網を構築し、その上でAsteriskベースのVoIP網を展開するというモノらしいです。私も無線については素人レベルですが、数年前にメッシュネットワークが話題になった時に似たような企画を発見してブログの記事にした事がありました。
究極的とも思われるメッシュネットワークですが、実際の運用は相当難しく、数年経った今でも成功しているプロジェクトというのは皆無に近いと思うのですが、最近の技術の進歩により、以前よりは現実的なプロジェクトになってきているのかもしれませんね。まぁ日本みたいに高層ビル群や密集した住宅地のような複雑な地形な上に人口密度が高い地域だと運用はかなり難しいとは思いますが、アフリカの集落のような平原が延々と続くような場所をカバーする事は可能なのかもしれません。
特に最近はスーパーWiFi(IEEE 802.22)と呼ばれる数十キロメートル離れた地域をカバーする無線LAN規格も発表されていますし、これらをスーパーノードとして活用出来れば、実用性はかなり上がるのかもしれません。またハードウェア自体も、Raspberry Piのような格安な機器が登場し始めていますしね。まぁ「オープンハードウェア」といっても、ソフトウェアのように気軽に開発出来る代物ではないですけど……。
ちなみにこのVillage Telcoですが、Ubuntuで有名な「Shuttleworth財団」の援助を受けて、南アフリカで実際に運用され始めているようです。実際に上手く行っているのか迄はわかりませんけど。OLPCもそうですが、こういった安価なLinux機器を使ったプロジェクトが増えてくると良いのですけどね。最近、世界規模で経済が不安定なので、そう上手くは行かないでしょうけども:-(
#追記
このMesh Potatoですが、基本的には昔のFONのような無線LAN機器にVoIP機能を搭載したモノで、別途SIPフォンを用意する事なくモジュラーケーブルで普通の固定電話を繋げられるようです。感覚的にはADSLモデムに固定電話を繋げるみたいな感じですかね。実際、SIPフォンだと1台、100ドルくらいしちゃいますからね。普通の固定電話なら20ドルくらいで用意出来そうですし。まぁその分、凝った機能は追加出来ませんけども。
#Amazon
こんな感じのシンプルなヤツも良いですよね。ナンバーディスプレイは無いですけど。ちなみに1,665円。安いですな:-P
#YouTube
Village Telco - A Communication Revolution - YouTube
http://youtu.be/Z3BgVknO9c8
#外部リンク
Village Telco
http://villagetelco.org/
Village Telco | Shuttleworth Foundation
http://www.shuttleworthfoundation.org/projects/village-telco/
オープンハードウェアによる119ドル無線メッシュ端末「Mesh Potato」製品化 -INTERNET Watch
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120314_518604.html
Mesh Potato Features / Specs - VillageTelco
http://wiki.villagetelco.org/index.php?title=Mesh_Potato_Features_/_Specs
Mesh potato プレゼンテーション
http://www.slideshare.net/copstalk/mesh-potato
IEEE、「スーパーWi-Fi」を正式標準化 - ホワイトスペース利用の実現に一歩前進 - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)
http://wirelesswire.jp/Watching_World/201107281148.html
#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: Meshnode
http://blog.minawa.net/2006/02/meshnode.html
BLOG.MINAWA.NET: もう一つの100ドルPC?
http://blog.minawa.net/2006/09/100pc.html
BLOG.MINAWA.NET: FON
http://blog.minawa.net/2006/10/fon.html
BLOG.MINAWA.NET: WRT54GとOSS
http://blog.minawa.net/2006/11/wrt54goss.html
具体的にどうやるのかというと「Mesh Potato」というオープンハードウェアな小型無線機器(中身はLinux)を複数配置し、いわゆるメッシュネットワークな無線LAN網を構築し、その上でAsteriskベースのVoIP網を展開するというモノらしいです。私も無線については素人レベルですが、数年前にメッシュネットワークが話題になった時に似たような企画を発見してブログの記事にした事がありました。
究極的とも思われるメッシュネットワークですが、実際の運用は相当難しく、数年経った今でも成功しているプロジェクトというのは皆無に近いと思うのですが、最近の技術の進歩により、以前よりは現実的なプロジェクトになってきているのかもしれませんね。まぁ日本みたいに高層ビル群や密集した住宅地のような複雑な地形な上に人口密度が高い地域だと運用はかなり難しいとは思いますが、アフリカの集落のような平原が延々と続くような場所をカバーする事は可能なのかもしれません。
特に最近はスーパーWiFi(IEEE 802.22)と呼ばれる数十キロメートル離れた地域をカバーする無線LAN規格も発表されていますし、これらをスーパーノードとして活用出来れば、実用性はかなり上がるのかもしれません。またハードウェア自体も、Raspberry Piのような格安な機器が登場し始めていますしね。まぁ「オープンハードウェア」といっても、ソフトウェアのように気軽に開発出来る代物ではないですけど……。
ちなみにこのVillage Telcoですが、Ubuntuで有名な「Shuttleworth財団」の援助を受けて、南アフリカで実際に運用され始めているようです。実際に上手く行っているのか迄はわかりませんけど。OLPCもそうですが、こういった安価なLinux機器を使ったプロジェクトが増えてくると良いのですけどね。最近、世界規模で経済が不安定なので、そう上手くは行かないでしょうけども:-(
#追記
このMesh Potatoですが、基本的には昔のFONのような無線LAN機器にVoIP機能を搭載したモノで、別途SIPフォンを用意する事なくモジュラーケーブルで普通の固定電話を繋げられるようです。感覚的にはADSLモデムに固定電話を繋げるみたいな感じですかね。実際、SIPフォンだと1台、100ドルくらいしちゃいますからね。普通の固定電話なら20ドルくらいで用意出来そうですし。まぁその分、凝った機能は追加出来ませんけども。
#Amazon
こんな感じのシンプルなヤツも良いですよね。ナンバーディスプレイは無いですけど。ちなみに1,665円。安いですな:-P
Uniden ( 2010-12-10 )
#YouTube
Village Telco - A Communication Revolution - YouTube
http://youtu.be/Z3BgVknO9c8
#外部リンク
Village Telco
http://villagetelco.org/
Village Telco | Shuttleworth Foundation
http://www.shuttleworthfoundation.org/projects/village-telco/
オープンハードウェアによる119ドル無線メッシュ端末「Mesh Potato」製品化 -INTERNET Watch
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120314_518604.html
Mesh Potato Features / Specs - VillageTelco
http://wiki.villagetelco.org/index.php?title=Mesh_Potato_Features_/_Specs
Mesh potato プレゼンテーション
http://www.slideshare.net/copstalk/mesh-potato
IEEE、「スーパーWi-Fi」を正式標準化 - ホワイトスペース利用の実現に一歩前進 - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)
http://wirelesswire.jp/Watching_World/201107281148.html
#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: Meshnode
http://blog.minawa.net/2006/02/meshnode.html
BLOG.MINAWA.NET: もう一つの100ドルPC?
http://blog.minawa.net/2006/09/100pc.html
BLOG.MINAWA.NET: FON
http://blog.minawa.net/2006/10/fon.html
BLOG.MINAWA.NET: WRT54GとOSS
http://blog.minawa.net/2006/11/wrt54goss.html
2012/06/04
The Humble Indie Bundle V 開催中
最早、年中行事になっているインディーズゲームのチャリティー企画「The Humble Indie Bundle」の第五弾である「The Humble Indie Bundle V」がスタートしました。まぁ5回目といいつつ、亜種を含めるともっと多いんですけどね。今回のバンドルは結構良いタイトルが揃っているので、お買い得かも:-P
気になるタイトルですが、「Amnesia: The Dark Descent」「LIMBO」「Psychonauts」「Superbrothers: Sword & Sworcery EP」の4つに加えて、平均額以上で買うと「Bastion」も付いてくるみたいです。Bastionは以前、Google Chromeのウェブアプリ版を紹介した事がありますね。あちらの出来も中々のものでしたが、今回はウェブアプリ版ではなく、普通のアプリケーション版みたいですね。
一応、好きな値段(といっても、Google Wallet経由だと手数料で0.3ドルが最低額ですが)で買えますが、前回から設けられた規定で1ドル以上払わないとSteamに登録するキーが発効されないみたいです。残念な変更ですが、以前悪用する人がいたので仕方ないのかもしれませんね。まぁ仮に1ドルで買ったとしても、1ゲーム、25セントと破格ではありますけど:-P
最近のバンドルは、Steamキーだけで、以前有ったDesuraキーがなくなってなってしまうという残念な仕様なのですが、今回はSteamキー以外に、何とUbuntuのソフトウェアセンター経由で管理する事が可能になっています! 素晴らしい。まぁUbuntuユーザー以外には、何の恩恵もないのですが、最近Ubuntuもゲームに力を入れてきていますからね。先日のSteamのLinuxクライアントやEAとUbuntuの提携等で……。
実際、私もバンドルを購入して、「LIMBO」というゲームをUbuntuのソフトウェアセンター経由でダウンロードしてみました。初回にUbuntu One? のユーザー確認を行う必要があり、更に「8ドルかかりますが宜しいですか?」的なメッセージが出て躊躇してしまいましたが、バンドルの注意書きで、「警告出るけど、お金掛からないから心配しないでね!」って書かれていたので、そのままOKしてみました。
正直、バンドル側で用意されているDebファイルをDLする方が圧倒的にスピードが出たのですが、バンドル経由だとDebファイルが「ローカル」扱いになるのに対し、ソフトウェアセンター経由だとCanonicalのリポジトリで管理されるので、万が一バージョンアップ等があった場合は楽ですからね。
また、このLIMBOパッケージは他のバンドルのゲームと違い、なんと「WINE」でラッピングしたバイナリなんですね。しかも、担当業者があの「CodeWeavers」らしいです。素晴らしい:-P 私が以前、Steamの妄想ネタで推奨していたWINEの活用とCodeWeaversとの提携がTHIBで現実のものになるとは……。
ただし、Ubuntuコミュニティの中には、WINEを使用する事に関して嫌悪感を示す輩が一定数いるみたいです:-( 確かに、他のゲームのようにOpenGLを用いたようなLinuxネイティブな移植というのは素晴らしい事だと私も思います。ただ、ネイティブな移植だけしか認めないという事が、Ubuntu、いやLinuxのゲーム業界の為になるとは限らないと個人的には思います。
まぁこのLIMBOパッケージも、実際問題としてサウンドが出なかったり、描画パフォーマンスが悪いといった不具合が出ているみたいですが、これをもって、WINEを使った手抜き移植だからと頭ごなしにWINEを否定するのは、あまり良い事ではないと思います。それに、この不具合? は、私も実際に体験しましたが解決策はあります。
askubuntuだと、winetricks経由でDirectX9を入れれば直ったというアドバイスもありますが、私の場合はデスクトップ環境を「Unity3D」から「Unity2D」に変更したら、上記2つの問題は解決しました。実は、Ubuntu 12.04にしてから、Wineを使用したゲーム、例えば以前も紹介した「信長の野望 烈風伝」を起動して暫く経つと、Wineアプリケーションのウィンドウ装飾? が、消失するといった不具合が多発していました。試しに安定版である1.4から、最新版の1.5に変更したりしたのですが、結果は同じでした。
諦めかけていたところ、ダメ元でUnity3DからUnity2Dに変更したところ、この現象がピタリと収まったのです。また、軽く調べたところ、どうもUnity3D使用時にWine経由で3Dを使ったゲームのパフォーマンスが著しく悪くなるといった報告がチラホラありましたし。この場合、Wineが悪いのかUnity3Dが悪いのかは、一概には言えませんが、少なくともQtを使っているUnity2Dでは不具合が起きないという事は事実です。
これから先、Unity2Dが廃止されて、Unity3Dに一本化されるらしいのですが、Ubuntuでゲームを楽しみにしている私としては、正直言って多少不安ではあるのですよね……。SteamクライアントのLinux版も、3Dのパフォーマンスが悪いという噂を聞いた事がありますし……。おまけに、Unity3Dは、使用しているGUIツールキットもQtやGTK+といった既存のモノでは無くて、「Nux」という独自ツールらしいですし……。聞いた話では、このNuxと日本語の入力等の実装が、既存のツールキットと比べると、かなりお粗末らしいのも気になりますし。まぁまだ出来て間もないツールなので、致し方が無いとは思うのですが、基本的にUbuntuしか使わないようなツールキットが、どこまでコミュニティを巻き込んだ開発体制を確立出来るか、かなり不安な気もするんですよね……。まぁ今更言うことでは無いんですけど:-(
何か、後半からUnity3Dに対する愚痴みたいになってしまいましたが、このLIMBOのようにWine、ひいてはその開発企業であるCodeWeaversとの提携によるクロスプラットフォームなゲームが今後更に増えてくれると面白い事になるんですけどね。その為にも、このLIMBOの移植は是非とも成功して貰いたいものです。ちなみにUnity2Dを使用してのLIBMOですが、ちゃんと音も出ますし動きもスムーズです。だいたい中盤くらいまで進めましたが、一度もフリーズする事無くフルスクリーンで安定して遊べています:-P
このThe Humble Indie Bundle Vは、あと11日くらい開催してるので、興味のある方は是非とも購入してみてはいかがでしょうか:-P 正直、LIMBOだけでも十分元が取れると思いますよ。
#追記
ちなみに、何故LIMBOだけWINE経由なのかと言うと、公式ではLIMBOで使っているサードパーティ製のミドルウェアの一部が、どうしてもネイティブ移植出来なかったかららしいですが、どうもバンドル運営側とCodeWeaversが提携して、WINEを使ってのゲーム移植のテストケースも兼ねているようです。この移植の評判が良ければ、これから先のウィンドウズゲーム移植の道が開けてくるのかもしれません。
ただし、上でも述べたようにWINE経由の移植に対して、かなり嫌悪感を持っているユーザーが少なからずいるので、副作用が大きすぎれば続行は不可能になるのかもしれません:-( あくまで私の推測レベルの話ですけども……。個人的には上手くいって欲しいのですけどね。
#YouTube
ナレーションがダンディーな声に変わってますね:-P この人について、また今度書くかもしれません。
Humble Indie Bundle V - YouTube
http://youtu.be/zwANFc7D1ac
#外部リンク
The Humble Indie Bundle V (pay what you want and help charity)
http://www.humblebundle.com/
Ubuntu本家でも宣伝してますね:-P
Ubuntu
http://www.ubuntu.com/
CodeWeavers: Windows on Mac and Linux with the easiest and most affordable emulation - CodeWeavers
http://www.codeweavers.com/
各ゲームの推奨スペック
Humble Bundle | Humble Indie Bundle V System Reqs
http://support.humblebundle.com/customer/portal/articles/559718-humble-indie-bundle-v-system-reqs
Limboの不具合について
"Limbo" game has no sound - Ask Ubuntu
http://askubuntu.com/questions/144915/limbo-game-has-no-sound/145237#145237
#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: The Humble Indie Bundle
http://blog.minawa.net/2010/05/humble-indie-bundle.html
BLOG.MINAWA.NET: The Humble Indie Bundle のその後 -Lugaru HD-
http://blog.minawa.net/2010/05/humble-indie-bundle-lugaru-hd.html
BLOG.MINAWA.NET: The Humble Indie Bundle のその後 -Penumbra:Overture-
http://blog.minawa.net/2010/06/humble-indie-bundle-penumbraoverture.html
BLOG.MINAWA.NET: The Humble Indie Bundle のその後 -Gish-
http://blog.minawa.net/2010/06/humble-indie-bundle-gish.html
BLOG.MINAWA.NET: The Humble Indie Bundle のその後 -Aquaria-
http://blog.minawa.net/2010/06/humble-indie-bundle-aquaria.html
BLOG.MINAWA.NET: The Humble Indie Bundle のその後 -総括-
http://blog.minawa.net/2010/06/humble-indie-bundle.html
BLOG.MINAWA.NET: AquariaがPSPで動く?
http://blog.minawa.net/2010/07/aquariapsp.html
BLOG.MINAWA.NET: Humble Indie Bundle 2
http://blog.minawa.net/2010/12/humble-indie-bundle-2.html
BLOG.MINAWA.NET: The Humble Frozenbyte Bundle
http://blog.minawa.net/2011/04/humble-frozenbyte-bundle.html
BLOG.MINAWA.NET: Humble Indie Bundle 3
http://blog.minawa.net/2011/07/humble-indie-bundle-3.html
BLOG.MINAWA.NET: Desura Linux Beta を試す
http://blog.minawa.net/2011/10/desura-linux-beta.html
BLOG.MINAWA.NET: The Humble Indie Bundle #4
http://blog.minawa.net/2011/12/humble-indie-bundle-4.html
BLOG.MINAWA.NET: DosBoxとGOG.comのイイ関係
http://blog.minawa.net/2011/12/dosboxgogcom.html
BLOG.MINAWA.NET: Wine 1.4 & CrossOver 11 リリース!
http://blog.minawa.net/2012/03/wine-14-crossover-11.html
BLOG.MINAWA.NET: Steam Box の謎 その2
http://blog.minawa.net/2012/03/steam-box-2.html
BLOG.MINAWA.NET: WineでPSO2
http://blog.minawa.net/2012/04/winepso2.html
BLOG.MINAWA.NET: Wineで烈風伝
http://blog.minawa.net/2012/02/wine_27.html
BLOG.MINAWA.NET: Wineで烈風伝 その2
http://blog.minawa.net/2012/03/wine-2.html
BLOG.MINAWA.NET: Chrome版Bastion
http://blog.minawa.net/2011/12/chromebastion.html
BLOG.MINAWA.NET: WebとGameとGoogleと……ときどき、Linux
http://blog.minawa.net/2012/02/webgamegooglelinux.html
気になるタイトルですが、「Amnesia: The Dark Descent」「LIMBO」「Psychonauts」「Superbrothers: Sword & Sworcery EP」の4つに加えて、平均額以上で買うと「Bastion」も付いてくるみたいです。Bastionは以前、Google Chromeのウェブアプリ版を紹介した事がありますね。あちらの出来も中々のものでしたが、今回はウェブアプリ版ではなく、普通のアプリケーション版みたいですね。
一応、好きな値段(といっても、Google Wallet経由だと手数料で0.3ドルが最低額ですが)で買えますが、前回から設けられた規定で1ドル以上払わないとSteamに登録するキーが発効されないみたいです。残念な変更ですが、以前悪用する人がいたので仕方ないのかもしれませんね。まぁ仮に1ドルで買ったとしても、1ゲーム、25セントと破格ではありますけど:-P
最近のバンドルは、Steamキーだけで、以前有ったDesuraキーがなくなってなってしまうという残念な仕様なのですが、今回はSteamキー以外に、何とUbuntuのソフトウェアセンター経由で管理する事が可能になっています! 素晴らしい。まぁUbuntuユーザー以外には、何の恩恵もないのですが、最近Ubuntuもゲームに力を入れてきていますからね。先日のSteamのLinuxクライアントやEAとUbuntuの提携等で……。
実際、私もバンドルを購入して、「LIMBO」というゲームをUbuntuのソフトウェアセンター経由でダウンロードしてみました。初回にUbuntu One? のユーザー確認を行う必要があり、更に「8ドルかかりますが宜しいですか?」的なメッセージが出て躊躇してしまいましたが、バンドルの注意書きで、「警告出るけど、お金掛からないから心配しないでね!」って書かれていたので、そのままOKしてみました。
正直、バンドル側で用意されているDebファイルをDLする方が圧倒的にスピードが出たのですが、バンドル経由だとDebファイルが「ローカル」扱いになるのに対し、ソフトウェアセンター経由だとCanonicalのリポジトリで管理されるので、万が一バージョンアップ等があった場合は楽ですからね。
また、このLIMBOパッケージは他のバンドルのゲームと違い、なんと「WINE」でラッピングしたバイナリなんですね。しかも、担当業者があの「CodeWeavers」らしいです。素晴らしい:-P 私が以前、Steamの妄想ネタで推奨していたWINEの活用とCodeWeaversとの提携がTHIBで現実のものになるとは……。
ただし、Ubuntuコミュニティの中には、WINEを使用する事に関して嫌悪感を示す輩が一定数いるみたいです:-( 確かに、他のゲームのようにOpenGLを用いたようなLinuxネイティブな移植というのは素晴らしい事だと私も思います。ただ、ネイティブな移植だけしか認めないという事が、Ubuntu、いやLinuxのゲーム業界の為になるとは限らないと個人的には思います。
まぁこのLIMBOパッケージも、実際問題としてサウンドが出なかったり、描画パフォーマンスが悪いといった不具合が出ているみたいですが、これをもって、WINEを使った手抜き移植だからと頭ごなしにWINEを否定するのは、あまり良い事ではないと思います。それに、この不具合? は、私も実際に体験しましたが解決策はあります。
askubuntuだと、winetricks経由でDirectX9を入れれば直ったというアドバイスもありますが、私の場合はデスクトップ環境を「Unity3D」から「Unity2D」に変更したら、上記2つの問題は解決しました。実は、Ubuntu 12.04にしてから、Wineを使用したゲーム、例えば以前も紹介した「信長の野望 烈風伝」を起動して暫く経つと、Wineアプリケーションのウィンドウ装飾? が、消失するといった不具合が多発していました。試しに安定版である1.4から、最新版の1.5に変更したりしたのですが、結果は同じでした。
諦めかけていたところ、ダメ元でUnity3DからUnity2Dに変更したところ、この現象がピタリと収まったのです。また、軽く調べたところ、どうもUnity3D使用時にWine経由で3Dを使ったゲームのパフォーマンスが著しく悪くなるといった報告がチラホラありましたし。この場合、Wineが悪いのかUnity3Dが悪いのかは、一概には言えませんが、少なくともQtを使っているUnity2Dでは不具合が起きないという事は事実です。
これから先、Unity2Dが廃止されて、Unity3Dに一本化されるらしいのですが、Ubuntuでゲームを楽しみにしている私としては、正直言って多少不安ではあるのですよね……。SteamクライアントのLinux版も、3Dのパフォーマンスが悪いという噂を聞いた事がありますし……。おまけに、Unity3Dは、使用しているGUIツールキットもQtやGTK+といった既存のモノでは無くて、「Nux」という独自ツールらしいですし……。聞いた話では、このNuxと日本語の入力等の実装が、既存のツールキットと比べると、かなりお粗末らしいのも気になりますし。まぁまだ出来て間もないツールなので、致し方が無いとは思うのですが、基本的にUbuntuしか使わないようなツールキットが、どこまでコミュニティを巻き込んだ開発体制を確立出来るか、かなり不安な気もするんですよね……。まぁ今更言うことでは無いんですけど:-(
何か、後半からUnity3Dに対する愚痴みたいになってしまいましたが、このLIMBOのようにWine、ひいてはその開発企業であるCodeWeaversとの提携によるクロスプラットフォームなゲームが今後更に増えてくれると面白い事になるんですけどね。その為にも、このLIMBOの移植は是非とも成功して貰いたいものです。ちなみにUnity2Dを使用してのLIBMOですが、ちゃんと音も出ますし動きもスムーズです。だいたい中盤くらいまで進めましたが、一度もフリーズする事無くフルスクリーンで安定して遊べています:-P
このThe Humble Indie Bundle Vは、あと11日くらい開催してるので、興味のある方は是非とも購入してみてはいかがでしょうか:-P 正直、LIMBOだけでも十分元が取れると思いますよ。
#追記
ちなみに、何故LIMBOだけWINE経由なのかと言うと、公式ではLIMBOで使っているサードパーティ製のミドルウェアの一部が、どうしてもネイティブ移植出来なかったかららしいですが、どうもバンドル運営側とCodeWeaversが提携して、WINEを使ってのゲーム移植のテストケースも兼ねているようです。この移植の評判が良ければ、これから先のウィンドウズゲーム移植の道が開けてくるのかもしれません。
ただし、上でも述べたようにWINE経由の移植に対して、かなり嫌悪感を持っているユーザーが少なからずいるので、副作用が大きすぎれば続行は不可能になるのかもしれません:-( あくまで私の推測レベルの話ですけども……。個人的には上手くいって欲しいのですけどね。
#YouTube
ナレーションがダンディーな声に変わってますね:-P この人について、また今度書くかもしれません。
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http://youtu.be/zwANFc7D1ac
#外部リンク
The Humble Indie Bundle V (pay what you want and help charity)
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Ubuntu
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Limboの不具合について
"Limbo" game has no sound - Ask Ubuntu
http://askubuntu.com/questions/144915/limbo-game-has-no-sound/145237#145237
#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: The Humble Indie Bundle
http://blog.minawa.net/2010/05/humble-indie-bundle.html
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2012/06/02
OpusとCodec2
早いもので、もう6月ですね。もうすぐ暑い日々が続くと思うと、今からウンザリしてしまいます:-( 去年に続いて電力不足が予想されてますしね。夏の間だけでも何とかならないものでしょうかね……。なんて暗い書き出しですが明るい話題を一つ。
最近、ハマっている「FUSION IP-Phone SMART」ですが、これは「SIP」と呼ばれる仕組みを使った電話システムです。とか、偉そうに書いてますが全然詳しくはないです。まぁ自分のメモがわりに書いているので、内容が間違っていても怒らないで下さいね:-(
話を続けます。以前も書きましたが現在の所、FUSION IP-Phone SMARTで使われている音声コーデックは「Speex」「iLBC」「GSM」「G.711」「G.722」の5つみたいです。SIP自体はどのコーデックを使うか迄は規定されていないようですが、基本的にはG711が使われているようです。ちなみにG.711は、μ-law(北米・日本で使用)およびA-law(欧州その他で使用)の二つあるそうです。日本だと前者のμ-lawですね。
私がUbuntuで使用している「SFLPhone」だと、GSMが13.0 kbpsと最もビットレートが低く、次いでSpeex(8KHz)が24 kbps、同じくSpeex(16kHz)が42 kbps、PCMU(G.711 μ-law)が64 kbpsと表示されています。基本的にはビットレートが低い方がインターネット回線の負荷が低いので、遅延等が発生しにくくなると思います。その分、音声の明瞭さが失われているのでクリアな通話が出来なくなるという事でもあるのですが。
実際、GSMはかなり音質は悪いです。ただ、通話というのは音質よりも遅延の方が悪影響が出ますので、実際に使用する分にはビットレートが低いほうが有利だと個人的には思います。まぁ光レベルの安定した回線ならば、わざわざ音質を犠牲にしてまで、コーデックを気にする必要もないとは思いますけどね。
個人的にオススメなコーデックはSpeexの16kHzなんですが、出来ればもっと良いコーデックも使いたいなというのも本心です。例えばG.729とか。一応、Asteriskにも対応しているのですが、基本的に有料なコーデックですのでSIPクライアントの対応もそれ程多くないです。そこで出てくるのが「Opus」という新しいコーデックです。
このブログを以前から見ている人なら、聞き覚えがあるかも知れませんが、このOpusというコーデックはSkypeで使われている「Silk」というコーデックと、Ogg Vorbis等で有名な「Xiph.Org」が開発中の「CELT」を掛け合わせた、いわば夢の万能コーデックなんですね。このコーデックはVoIPからMP3で行われているようなオーディオストリーミング迄カバーすると言われています。しかも、オープンソースですので、G.729のように有料という訳でもないですし。まぁ現在だとG.729も無料で使える場合もあるみたいですが。
このOpusですが、長い開発期間を経て、ようやく実用化されそうな段階まで来ているみたいです。実際にFirefoxの最新版では既に実装されているそうですし。まぁOpusの開発者(Speexの開発者でもある人)が、現在はMozillaで働いているので当たり前と言えば、当たり前なんですけど:-P ただSilkのCPUの使用率がG.729のおよそ3倍らしいのが多少気になります。まぁ最近のハードウェアの機能向上は目覚しいものがあるので、大した問題にはならないと思いますけどね。
#Picasa
Opusのグラフ。低遅延ではG.729に匹敵しつつ、MP3のようなオーディオクオリティもカバー:-P
そんな感じで、来年辺りには実際に使われてきそうな感じのOpusですが、実はもう一つ気になっている音声コーデックがあったりします。それが、タイトルにも書いた「Codec2」です。名称からしてかなりストレートな感じですが、このCodec2というのは、Opusよりも更に低いビットレートでの利用が可能なコーデックなようです。
GSMで13kbps、G.729で8kbps、Opusですら最低で6kbpsと言われていますが、このCodec2は何と1.2と2.4kbpsがターゲットらしいです。しかも、将来的には最低値を1.0kbpsにするかもしれないとの事! 凄いですね。人間の声に特化しているとはいえ、2.4kbpsで通話が可能とは……。まぁその分、通話品質はOpus等と比べて下がってしまいますけども。
ちなみにこのCodec2は当初の目的として、アマチュア無線向けの音声コーデックをプロプライエタリなモノからリプレイスするモノとして開発が進められていたようです。最近になってSIPトランキングも使用例として挙げられるようになっているそうですが。って、SIP トランキング自体よく判ってませんけど:-( SIPクライアント向けじゃなくて、サーバーで使うのかな? 変換用? よく判りません。
最低で1.2kbpsで使えるといっても、SIPだと、どうしてもオーバーヘッド(0.8kbpsくらい?)が発生するので、Codec2の開発者としては、あまりSIPクライアント向けではないと解説しているようですが、実際にSIPクライアント向けのコーデックとして期待している人達もいるようです。この辺り、まだ全然調べていないので適当ですが:-(
ちょっと長くなってしまったので、今日はここ迄にしておきます。中途半端で申し訳ないです。あ、一応最後に付け足しておくと「FUSION IP-Phone SMART」の推奨アプリになっている「Chiffon(シフォン)」の開発元の中の人も、Codec2に関心があるようで、公式メーリングリストに投稿しているようです。もしかしたら、ChiffonでCodec2が使えるようになる日が来るのかも知れませんね:-P
#YouTube
Opus, the Swiss Army Knife of Audio Codecs - Jean-Marc Valin - YouTube
http://youtu.be/iaAD71h9gDU
Codec 2 - Open Source Speech Coding at 2400 bit/s and Below - David Rowe - YouTube
http://youtu.be/KsywWf8dQgU
#外部リンク
Opus Audio Codec
http://opus-codec.org/
[Phoronix] Opus Audio: Pairing Skype's SILC With CELT
http://www.phoronix.com/scan.php?page=news_item&px=MTExMDI
FirefoxのOpusサポート
https://bugzilla.mozilla.org/show_bug.cgi?id=674225
Codec2 - Next-Generation Digital Voice for Amateur Radio
http://codec2.org/
Codec 2 « Rowetel
http://www.rowetel.com/blog/?page_id=452
Asteriskは既にCELTとSilkに対応中?
Asterisk 10 Codecs and Audio Formats - Asterisk Project - Asterisk Project Wiki
https://wiki.asterisk.org/wiki/display/AST/Asterisk+10+Codecs+and+Audio+Formats
Asterisk Codec 2 support
https://freetel.svn.sourceforge.net/svnroot/freetel/codec2-dev/asterisk/README
SourceForge.net: Free Telephony Project: freetel-codec2
http://sourceforge.net/mailarchive/forum.php?thread_name=4FC725F2.2030200%40souldsp.jp&forum_name=freetel-codec2
csipsimpleも?
Issue 597 - csipsimple - Codec 2 support - SIP application for Android devices - Google Project Hosting
http://code.google.com/p/csipsimple/issues/detail?id=597
#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: CELT + SILK = Opus
http://blog.minawa.net/2011/01/celt-silk-opus.html
BLOG.MINAWA.NET: Opus Codecのウェブサイトが出来てた
http://blog.minawa.net/2011/02/opus-codec.html
BLOG.MINAWA.NET: MPEGがロイヤリティフリーのビデオコーデックを計画中?
http://blog.minawa.net/2011/02/mpeg.html
BLOG.MINAWA.NET: GoogleがOpusをテスト中?
http://blog.minawa.net/2011/08/googleopus.html
BLOG.MINAWA.NET: OpusのWebRTC入りは確実?
http://blog.minawa.net/2011/09/opuswebrtc.html
最近、ハマっている「FUSION IP-Phone SMART」ですが、これは「SIP」と呼ばれる仕組みを使った電話システムです。とか、偉そうに書いてますが全然詳しくはないです。まぁ自分のメモがわりに書いているので、内容が間違っていても怒らないで下さいね:-(
話を続けます。以前も書きましたが現在の所、FUSION IP-Phone SMARTで使われている音声コーデックは「Speex」「iLBC」「GSM」「G.711」「G.722」の5つみたいです。SIP自体はどのコーデックを使うか迄は規定されていないようですが、基本的にはG711が使われているようです。ちなみにG.711は、μ-law(北米・日本で使用)およびA-law(欧州その他で使用)の二つあるそうです。日本だと前者のμ-lawですね。
私がUbuntuで使用している「SFLPhone」だと、GSMが13.0 kbpsと最もビットレートが低く、次いでSpeex(8KHz)が24 kbps、同じくSpeex(16kHz)が42 kbps、PCMU(G.711 μ-law)が64 kbpsと表示されています。基本的にはビットレートが低い方がインターネット回線の負荷が低いので、遅延等が発生しにくくなると思います。その分、音声の明瞭さが失われているのでクリアな通話が出来なくなるという事でもあるのですが。
実際、GSMはかなり音質は悪いです。ただ、通話というのは音質よりも遅延の方が悪影響が出ますので、実際に使用する分にはビットレートが低いほうが有利だと個人的には思います。まぁ光レベルの安定した回線ならば、わざわざ音質を犠牲にしてまで、コーデックを気にする必要もないとは思いますけどね。
個人的にオススメなコーデックはSpeexの16kHzなんですが、出来ればもっと良いコーデックも使いたいなというのも本心です。例えばG.729とか。一応、Asteriskにも対応しているのですが、基本的に有料なコーデックですのでSIPクライアントの対応もそれ程多くないです。そこで出てくるのが「Opus」という新しいコーデックです。
このブログを以前から見ている人なら、聞き覚えがあるかも知れませんが、このOpusというコーデックはSkypeで使われている「Silk」というコーデックと、Ogg Vorbis等で有名な「Xiph.Org」が開発中の「CELT」を掛け合わせた、いわば夢の万能コーデックなんですね。このコーデックはVoIPからMP3で行われているようなオーディオストリーミング迄カバーすると言われています。しかも、オープンソースですので、G.729のように有料という訳でもないですし。まぁ現在だとG.729も無料で使える場合もあるみたいですが。
このOpusですが、長い開発期間を経て、ようやく実用化されそうな段階まで来ているみたいです。実際にFirefoxの最新版では既に実装されているそうですし。まぁOpusの開発者(Speexの開発者でもある人)が、現在はMozillaで働いているので当たり前と言えば、当たり前なんですけど:-P ただSilkのCPUの使用率がG.729のおよそ3倍らしいのが多少気になります。まぁ最近のハードウェアの機能向上は目覚しいものがあるので、大した問題にはならないと思いますけどね。
#Picasa
Opusのグラフ。低遅延ではG.729に匹敵しつつ、MP3のようなオーディオクオリティもカバー:-P
そんな感じで、来年辺りには実際に使われてきそうな感じのOpusですが、実はもう一つ気になっている音声コーデックがあったりします。それが、タイトルにも書いた「Codec2」です。名称からしてかなりストレートな感じですが、このCodec2というのは、Opusよりも更に低いビットレートでの利用が可能なコーデックなようです。
GSMで13kbps、G.729で8kbps、Opusですら最低で6kbpsと言われていますが、このCodec2は何と1.2と2.4kbpsがターゲットらしいです。しかも、将来的には最低値を1.0kbpsにするかもしれないとの事! 凄いですね。人間の声に特化しているとはいえ、2.4kbpsで通話が可能とは……。まぁその分、通話品質はOpus等と比べて下がってしまいますけども。
ちなみにこのCodec2は当初の目的として、アマチュア無線向けの音声コーデックをプロプライエタリなモノからリプレイスするモノとして開発が進められていたようです。最近になってSIPトランキングも使用例として挙げられるようになっているそうですが。って、SIP トランキング自体よく判ってませんけど:-( SIPクライアント向けじゃなくて、サーバーで使うのかな? 変換用? よく判りません。
最低で1.2kbpsで使えるといっても、SIPだと、どうしてもオーバーヘッド
ちょっと長くなってしまったので、今日はここ迄にしておきます。中途半端で申し訳ないです。あ、一応最後に付け足しておくと「FUSION IP-Phone SMART」の推奨アプリになっている「Chiffon(シフォン)」の開発元の中の人も、Codec2に関心があるようで、公式メーリングリストに投稿しているようです。もしかしたら、ChiffonでCodec2が使えるようになる日が来るのかも知れませんね:-P
#YouTube
Opus, the Swiss Army Knife of Audio Codecs - Jean-Marc Valin - YouTube
http://youtu.be/iaAD71h9gDU
Codec 2 - Open Source Speech Coding at 2400 bit/s and Below - David Rowe - YouTube
http://youtu.be/KsywWf8dQgU
#外部リンク
Opus Audio Codec
http://opus-codec.org/
[Phoronix] Opus Audio: Pairing Skype's SILC With CELT
http://www.phoronix.com/scan.php?page=news_item&px=MTExMDI
FirefoxのOpusサポート
https://bugzilla.mozilla.org/show_bug.cgi?id=674225
Codec2 - Next-Generation Digital Voice for Amateur Radio
http://codec2.org/
Codec 2 « Rowetel
http://www.rowetel.com/blog/?page_id=452
Asteriskは既にCELTとSilkに対応中?
Asterisk 10 Codecs and Audio Formats - Asterisk Project - Asterisk Project Wiki
https://wiki.asterisk.org/wiki/display/AST/Asterisk+10+Codecs+and+Audio+Formats
Asterisk Codec 2 support
https://freetel.svn.sourceforge.net/svnroot/freetel/codec2-dev/asterisk/README
SourceForge.net: Free Telephony Project: freetel-codec2
http://sourceforge.net/mailarchive/forum.php?thread_name=4FC725F2.2030200%40souldsp.jp&forum_name=freetel-codec2
csipsimpleも?
Issue 597 - csipsimple - Codec 2 support - SIP application for Android devices - Google Project Hosting
http://code.google.com/p/csipsimple/issues/detail?id=597
#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: CELT + SILK = Opus
http://blog.minawa.net/2011/01/celt-silk-opus.html
BLOG.MINAWA.NET: Opus Codecのウェブサイトが出来てた
http://blog.minawa.net/2011/02/opus-codec.html
BLOG.MINAWA.NET: MPEGがロイヤリティフリーのビデオコーデックを計画中?
http://blog.minawa.net/2011/02/mpeg.html
BLOG.MINAWA.NET: GoogleがOpusをテスト中?
http://blog.minawa.net/2011/08/googleopus.html
BLOG.MINAWA.NET: OpusのWebRTC入りは確実?
http://blog.minawa.net/2011/09/opuswebrtc.html
2012/05/25
FUSION IP-Phone SMARTを試す その4
しつこく第4弾:-P 昨日引っ張り出してきたハードウェアのSIPフォン。特に問題なく待受出来ています。通話も数回だけですがパソコンのソフトウェアクライアントよりも安定しているようです。残念ながら対応コーデックがG.711とGSM(他にも対応してますが、FUSION IP-Phone側の対応も必要なので)しかないですが固定電話も同じG.711なので回線速度さえ安定していれば特に問題が無いと素人な私は思っているのですが、実際の処理はどうなってるのかは知りません。
両端がG.711ならばFusion側(サーバー)は変換せずにそのままダイレクトで繋げるのかな……。SIPの仕組み自体よく知らないのですけど。携帯電話(FOMA)はamrってヤツですよね? その場合はこちらがG.711あるいはspeexなどで発信した場合にサーバー側でAMRに変換して繋げるのかな? だとしたら発信側はG.711に拘らずに効率が良いspeex、iLBC辺りで送り出した方が具合が良いんですかね?
ちなみに私が使用しているソフトフォン「SFLPhone」はG.711、GSM、speex(8、16、32kHz)、iLBC、G.722に対応しているのですが、UbuntuのパッケージだとiLBCは非対応な状態みたいです。どうもライセンスの関係でSFLPhoneではiLBCは非推奨みたいです:-( それとspeexの32kHzは対応しているのですが実際には使えませんでした。これはFusion側が未対応なのかSFLPhone側のバグなのかは判りません。ただSFLPhoneの設定を見ると32kHzだけビットレートが0になっているので、何処かおかしいのかもしれません……。それとG.722も実際には使えませんでした。
携帯電話に電話した時に一応全てのコーデックで試してみたのですが、この前書いたようにG.711は微妙に音トビしていたように感じました。GSMとspeexの8、16kHzはマシでしたが個人的にはそれ程の音質の差は感じませんでした。しかし今日調べてみると、この3つの中だとspeexの16kHzが頭一つ、音質では優れているらしいですね。Asteriskの説明サイトにspeexのサンプルがあったのですが、8と16では聞いて判るくらいの差がありました。16と32は違いはありましたが、速度を犠牲にする程の変化とまでは思いませんでした。GSMはspeexの8kHzよりも評価が低いので、回線速度が厳しい時以外は、敢えて選ぶ必要性もないと個人的には思っています。
話がズレました。何が書きたかったかというと、固定電話の代わりとして使いたいならば、やはりハードウェアのSIPフォンがベストなのではないかという事です。上でコーデックについて書きましたが、個人的には古臭いG.711しか使えないとしても、やはり専用ハードウェアの方が電話としては使いやすいですし、実際の通話音質としてもハードウェアの方が上だと思いました。
私が使っているSIPフォンは古いので、カタカナしか日本語表示出来ませんが、昨日紹介したパナソニックのSIPフォンは漢字にも対応しているみたいですし、使用電力も約1.8Wとパソコンと比べると、圧倒的に省エネですしね:-P
まぁ実際にFUSION IP-Phone SMARTで使えるかの確証はありませんが、パナソニックの説明を読むとAsterisk準拠なので、おそらく大丈夫なのではないかと。コーデックもFusionで対応しているG.711と高音質なG.722にも対応しているらしいので、固定網で使う分には問題ないかなと思いますし。
現在の市場価格が約1万円と通常の固定電話機と比べたら割高ですが、日本語が表示出来るSIPフォンかつ、日本語で設定、マニュアルもある事を考えれば、なかなかのお値段ではないかと思います。安心のパナソニックブランドですし:-P
ただ、1万円といっても電源コードが無いんですよね。別売りのコードを買うと全部で1万5千円くらいしちゃうので、ちょっと高いなぁなんて思っているのですが、この電話機は「PoE」にも対応しているらしいので、PoE機器で代用することも可能みたいです。と、思ってググってみたのですが、正直あんまり安くないんですね。PoE機器って……。
Amazonで検索してみると、以下の商品が一番安いのかな? 対応ワット数が一番下のランクで、対応数も一個しかないですけど。まぁこのSIPフォンの電力が最大で6Wらしいので、このPoE機器(15W)でも十分だとは思いますけど。ちなみに送料込みで2,112円らしいです。て、偉そうに書いてますが、実際に使えるのかは判りません:-(
#Amazon
これでも1万2千円くらいしちゃいますが、LANケーブル一本で使えるので、レイアウト的には電源ケーブルよりは楽かもしれませんね。とか、書いてたら某ブログ記事で、耳寄りな情報を発見。なんとKX-UT123Nで使える格安の電源ケーブルが売られているらしいです。ちなみに480円+送料420円。使えるからといって、勿論、保証外ですけど。
正直に書くと、誰か実際にFUSION IP-Phone SMARTで使えるか教えて欲しいだけなんです:-( 私が買いたい気持ちもあるのですが、今使っているSIPフォンで十分といえば十分なもので……。唯一漢字表記が出来ないくらいですし。誰かチャレンジしてみて下さい……。
#外部リンク
Home | SFLphone - SIP/IAX2 softphone and VoIP client for GNU Linux
http://sflphone.org/
KX-UT123N | 商品一覧 | SIP電話機 | Panasonic
http://panasonic.biz/netsys/sipphone/products/ut123n/
コレが使えるらしい
SH ( サウンドハウス ) >DC9V 1A 1.7mm 【サウンドハウス】
http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=656^DC9V1A1.7^^
参考ブログ記事
KX-UT123N|team genesis
http://ameblo.jp/kazu335i/entry-11184721330.html
32kHz Speex Supportの欄にそれぞれのサンプルがあります。Ubuntuだと聞けないけど……
Asterisk 10 Codecs and Audio Formats - Asterisk Project - Asterisk Project Wiki
https://wiki.asterisk.org/wiki/display/AST/Asterisk+10+Codecs+and+Audio+Formats
両端がG.711ならばFusion側(サーバー)は変換せずにそのままダイレクトで繋げるのかな……。SIPの仕組み自体よく知らないのですけど。携帯電話(FOMA)はamrってヤツですよね? その場合はこちらがG.711あるいはspeexなどで発信した場合にサーバー側でAMRに変換して繋げるのかな? だとしたら発信側はG.711に拘らずに効率が良いspeex、iLBC辺りで送り出した方が具合が良いんですかね?
ちなみに私が使用しているソフトフォン「SFLPhone」はG.711、GSM、speex(8、16、32kHz)、iLBC、G.722に対応しているのですが、UbuntuのパッケージだとiLBCは非対応な状態みたいです。どうもライセンスの関係でSFLPhoneではiLBCは非推奨みたいです:-( それとspeexの32kHzは対応しているのですが実際には使えませんでした。これはFusion側が未対応なのかSFLPhone側のバグなのかは判りません。ただSFLPhoneの設定を見ると32kHzだけビットレートが0になっているので、何処かおかしいのかもしれません……。それとG.722も実際には使えませんでした。
携帯電話に電話した時に一応全てのコーデックで試してみたのですが、この前書いたようにG.711は微妙に音トビしていたように感じました。GSMとspeexの8、16kHzはマシでしたが個人的にはそれ程の音質の差は感じませんでした。しかし今日調べてみると、この3つの中だとspeexの16kHzが頭一つ、音質では優れているらしいですね。Asteriskの説明サイトにspeexのサンプルがあったのですが、8と16では聞いて判るくらいの差がありました。16と32は違いはありましたが、速度を犠牲にする程の変化とまでは思いませんでした。GSMはspeexの8kHzよりも評価が低いので、回線速度が厳しい時以外は、敢えて選ぶ必要性もないと個人的には思っています。
話がズレました。何が書きたかったかというと、固定電話の代わりとして使いたいならば、やはりハードウェアのSIPフォンがベストなのではないかという事です。上でコーデックについて書きましたが、個人的には古臭いG.711しか使えないとしても、やはり専用ハードウェアの方が電話としては使いやすいですし、実際の通話音質としてもハードウェアの方が上だと思いました。
私が使っているSIPフォンは古いので、カタカナしか日本語表示出来ませんが、昨日紹介したパナソニックのSIPフォンは漢字にも対応しているみたいですし、使用電力も約1.8Wとパソコンと比べると、圧倒的に省エネですしね:-P
まぁ実際にFUSION IP-Phone SMARTで使えるかの確証はありませんが、パナソニックの説明を読むとAsterisk準拠なので、おそらく大丈夫なのではないかと。コーデックもFusionで対応しているG.711と高音質なG.722にも対応しているらしいので、固定網で使う分には問題ないかなと思いますし。
現在の市場価格が約1万円と通常の固定電話機と比べたら割高ですが、日本語が表示出来るSIPフォンかつ、日本語で設定、マニュアルもある事を考えれば、なかなかのお値段ではないかと思います。安心のパナソニックブランドですし:-P
ただ、1万円といっても電源コードが無いんですよね。別売りのコードを買うと全部で1万5千円くらいしちゃうので、ちょっと高いなぁなんて思っているのですが、この電話機は「PoE」にも対応しているらしいので、PoE機器で代用することも可能みたいです。と、思ってググってみたのですが、正直あんまり安くないんですね。PoE機器って……。
Amazonで検索してみると、以下の商品が一番安いのかな? 対応ワット数が一番下のランクで、対応数も一個しかないですけど。まぁこのSIPフォンの電力が最大で6Wらしいので、このPoE機器(15W)でも十分だとは思いますけど。ちなみに送料込みで2,112円らしいです。て、偉そうに書いてますが、実際に使えるのかは判りません:-(
#Amazon
これでも1万2千円くらいしちゃいますが、LANケーブル一本で使えるので、レイアウト的には電源ケーブルよりは楽かもしれませんね。とか、書いてたら某ブログ記事で、耳寄りな情報を発見。なんとKX-UT123Nで使える格安の電源ケーブルが売られているらしいです。ちなみに480円+送料420円。使えるからといって、勿論、保証外ですけど。
正直に書くと、誰か実際にFUSION IP-Phone SMARTで使えるか教えて欲しいだけなんです:-( 私が買いたい気持ちもあるのですが、今使っているSIPフォンで十分といえば十分なもので……。唯一漢字表記が出来ないくらいですし。誰かチャレンジしてみて下さい……。
#外部リンク
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http://sflphone.org/
KX-UT123N | 商品一覧 | SIP電話機 | Panasonic
http://panasonic.biz/netsys/sipphone/products/ut123n/
コレが使えるらしい
SH ( サウンドハウス ) >DC9V 1A 1.7mm 【サウンドハウス】
http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=656^DC9V1A1.7^^
参考ブログ記事
KX-UT123N|team genesis
http://ameblo.jp/kazu335i/entry-11184721330.html
32kHz Speex Supportの欄にそれぞれのサンプルがあります。Ubuntuだと聞けないけど……
Asterisk 10 Codecs and Audio Formats - Asterisk Project - Asterisk Project Wiki
https://wiki.asterisk.org/wiki/display/AST/Asterisk+10+Codecs+and+Audio+Formats
2012/05/24
FUSION IP-Phone SMARTを試す その3
最近のマイブームである「FUSION IP-Phone SMART」の無料期間が、そろそろ終わりそうです。何となくですが、自分なりの使い方を掴めてきた気がします。本来なら、スマートフォン向けのサービスな訳なんですが、正直言ってバッテリーと通信回線が不安定なスマートフォン(主にAndroid)では、残念ながら常用するのは厳しいかもしれないと思っています。
通信回線はプランによっては、それ程問題無いかもしれませんが、バッテリーに関しては、どうしようもない部分もありますからね……。Android2.3から、デフォルトの機能としてSIPクライアントが取り込まれているので、発信に関しては一部の機種を除いて難しくはないのですけど。軽く調べてみた感じだと、C2DM(Cloud to Device Messaging)という仕組みを使ったSIPクライアントだと、通常よりもかなりバッテリー消費(というか、無駄な通信)を抑える事が可能らしいです。
ただ、この仕組みはGoogleに申し込みした上で外部サーバー? 等を導入しないといけないらしいので、まだまだ一般的とは言えなさそうですし……。いずれはSIPがスマートフォン通話の主力になるとは思うのですが、もう暫くかかりそうな予感がします。技術的にも既存キャリアの思惑的にも……。
という事でFUSION IP-Phone SMARTは無料で050番号を取得出来るという点にメリットを見いだせるかどうかで評価が別れると思います。固定電話相当の機能を無料で手に入れられるって事ですね。まぁ今時、待ち受け専用番号ならプリペイドやポストペイドの携帯電話の最低限のコースだけで手に入れられる訳ですけども。特に各キャリアの家族割りに加入すれば、身内、あるいは同キャリア内なら通話料すら無料になる訳ですしね。月々1000円以上はかかりますけど。
それに「電話番号」に拘らなければ、SkypeやViber、LINE等のIM系サービスがPC、スマートフォン共にありますしね。ただ携帯電話の家族割り等で無料通話に含まれない番号からの通話は相当割高になりますし、そもそもSkype以外のIM系サービスでは、同一サービス外からの通話手段が無いですからね。
その点、FUSION IP-Phone SMARTを始めとするSIP系050サービスは、外部からも通話可能ですし。しかも、大半の外部番号からの通話料も安いですし。例えば、NTTの固定電話からFUSIONに電話する際に掛かる通話料は、3分間で10.8円みたいです。また、同じFusion系のIP電話からは無料になるみたいですしね。
残念な事にIP電話の性質上インターネット回線の状況に左右されますし、スマートフォンのクライアントを使わない場合は、Windows等のデスクトップOSを使わざるを得ないので常時起動させないと着信すら不可能という自体に陥ってしまいます。これでは相手からしたら不安定ですしね。ここは頭の痛い部分です。
まぁ「FUSION IP-Phone SMART」以外の有料サービスの場合、留守電機能が追加されているので、上手く設定しておけば最悪、不通通知と着信履歴は残りますので使い物にならないという訳では無いと思います。残念ながらFusionには、ありませんけど……。個人的には、この留守電機能、最悪でも圏外通知的なお知らせは是非とも実装して頂きたいですね。
出来ればウェブ上での着信履歴も。あと、どのクライアントで着信するかの順位付けが欲しいです。現状だと、一番最近のサーバーへ登録したクライアントが最優先の着信になるみたいですが、複数のクライアントを併用している場合、任意的に登録出来ないと、イザという時困りますし。
何故かというと私、スマートフォンやUbuntuのSIPクライアント以外にハードウェアのSIPフォンも持ってたりします:-P これは数年前にG-LEX用に手に入れたブツなんですが、肝心のG-LEXが終了してしまって、使い道が無いまま死蔵していたのです。今回、久しぶりに火を入れてみてダメ元でFusionのアカウント設定をしてみたのですが、今のところ認識してくれているようです:-P 実際に携帯電話と固定電話に通話してみましたが、Ubuntu上のソフトウェアクライアントよりも、クリアに通話が出来ました。
また上記のソフトウェアクライアントの欠点、デスクトップやスマートフォンを立ち上げていないと着信が不可能という点もハードウェアフォンならば、クリア可能ですし。ちょっと古い機種なので日本語の着信履歴等が厳しい部分がありますが、一応、電話番号の履歴も残りますしね。設定が少し怪しいところと消費電力がどのくらいなのか微妙な所を除けば、普通の固定電話と同じ運用法が可能です。
というか、ナンバーディスプレイ機能も使える上に、相手からの通話料も安い(全国一律でしょうし)ので、良い事尽くめなんですよね。まぁIP電話である以上、固定電話と同じレベルの安定性(通信回線に左右される等)は見込めない訳ですけど。他に残念な点としては、既存の電話番号(東京なら03等)とのポータビリティが確立していない為、社会的には完全な固定電話の代替とは成り得ない点があります。
例えばローン審査の対象になったり(噂レベルですが)、何かしらのサービスの会員になる時に固定電話の番号を求められたり……。まぁ10年前と比べたら、影響力はかなり低下しているとは思いますけど。また両親との同居だったりすると、心情的にも固定電話とのリプレイスは難しいですしね:-( 親からしたら数十年使い続けている愛着のある番号な訳ですし。
話がズレてきました。スマートフォンやデスクトップのSIPクライアントとハードウェアのSIPフォンを併用した場合、どちらがサーバーに最後に登録したのかが判断しにくいのが難点なんです。同じ部屋にSIPフォンがある場合は、音で判別可能ですが必ず自室で過ごしているとは限りませんし。この点を解決出来れば、個人的にはかなり本格的に固定電話の代わりとして使えるんですけどね……。是非とも着信の優先順位を任意で指定出来るようにして頂きたいです:-P
ちなみにハードウェアのSIPフォンですが、現状だと余り種類が選べない上に、多少割高なのが残念ですね。ここまでスマートフォンが定着してくると据え置き型の電話は割高になってしまうのは仕方が無いのでしょうけど……。バッテリーの事を考えなければヤフオク等で古いスマートフォンを買ってきてソフトウェアSIPクライアントをインストールすれば、SIP電話機にはなりますし。ググってみるとパナソニックからSIPフォンが出てるようですね。日本語対応や入手性も考えると、このシリーズが一番簡単かもしれませんね。使えるのかどうか、正直わかりませんけど:-(
ちなみに「FleaLine Light」というSIPサービスは、月額400円掛かりますが、通話料もFUSION IP-Phone SMARTより安いですし、050Plusのように専用クライアントではないので、FUSION IP-Phone SMARTと同じような運用が可能です。本格的に使うなら、こちらのサービスの方がいいのかもしれませんね。
#Amazon
上記のはACアダプターが無いみたいですね。セットだとこっちみたい
値段的には、こっちの方がいいのかな?
#外部リンク
株式会社 コヴィア・ネットワークス - トップページ
http://www.covia.jp/net/
SIP電話機 | Panasonic
http://panasonic.biz/netsys/sipphone/
株式会社アクセンス・テクノロジー 大阪オフィス — ATI Osaka Website.
http://osaka.accense.com/index.html
通信回線はプランによっては、それ程問題無いかもしれませんが、バッテリーに関しては、どうしようもない部分もありますからね……。Android2.3から、デフォルトの機能としてSIPクライアントが取り込まれているので、発信に関しては一部の機種を除いて難しくはないのですけど。軽く調べてみた感じだと、C2DM(Cloud to Device Messaging)という仕組みを使ったSIPクライアントだと、通常よりもかなりバッテリー消費(というか、無駄な通信)を抑える事が可能らしいです。
ただ、この仕組みはGoogleに申し込みした上で外部サーバー? 等を導入しないといけないらしいので、まだまだ一般的とは言えなさそうですし……。いずれはSIPがスマートフォン通話の主力になるとは思うのですが、もう暫くかかりそうな予感がします。技術的にも既存キャリアの思惑的にも……。
という事でFUSION IP-Phone SMARTは無料で050番号を取得出来るという点にメリットを見いだせるかどうかで評価が別れると思います。固定電話相当の機能を無料で手に入れられるって事ですね。まぁ今時、待ち受け専用番号ならプリペイドやポストペイドの携帯電話の最低限のコースだけで手に入れられる訳ですけども。特に各キャリアの家族割りに加入すれば、身内、あるいは同キャリア内なら通話料すら無料になる訳ですしね。月々1000円以上はかかりますけど。
それに「電話番号」に拘らなければ、SkypeやViber、LINE等のIM系サービスがPC、スマートフォン共にありますしね。ただ携帯電話の家族割り等で無料通話に含まれない番号からの通話は相当割高になりますし、そもそもSkype以外のIM系サービスでは、同一サービス外からの通話手段が無いですからね。
その点、FUSION IP-Phone SMARTを始めとするSIP系050サービスは、外部からも通話可能ですし。しかも、大半の外部番号からの通話料も安いですし。例えば、NTTの固定電話からFUSIONに電話する際に掛かる通話料は、3分間で10.8円みたいです。また、同じFusion系のIP電話からは無料になるみたいですしね。
残念な事にIP電話の性質上インターネット回線の状況に左右されますし、スマートフォンのクライアントを使わない場合は、Windows等のデスクトップOSを使わざるを得ないので常時起動させないと着信すら不可能という自体に陥ってしまいます。これでは相手からしたら不安定ですしね。ここは頭の痛い部分です。
まぁ「FUSION IP-Phone SMART」以外の有料サービスの場合、留守電機能が追加されているので、上手く設定しておけば最悪、不通通知と着信履歴は残りますので使い物にならないという訳では無いと思います。残念ながらFusionには、ありませんけど……。個人的には、この留守電機能、最悪でも圏外通知的なお知らせは是非とも実装して頂きたいですね。
出来ればウェブ上での着信履歴も。あと、どのクライアントで着信するかの順位付けが欲しいです。現状だと、一番最近のサーバーへ登録したクライアントが最優先の着信になるみたいですが、複数のクライアントを併用している場合、任意的に登録出来ないと、イザという時困りますし。
何故かというと私、スマートフォンやUbuntuのSIPクライアント以外にハードウェアのSIPフォンも持ってたりします:-P これは数年前にG-LEX用に手に入れたブツなんですが、肝心のG-LEXが終了してしまって、使い道が無いまま死蔵していたのです。今回、久しぶりに火を入れてみてダメ元でFusionのアカウント設定をしてみたのですが、今のところ認識してくれているようです:-P 実際に携帯電話と固定電話に通話してみましたが、Ubuntu上のソフトウェアクライアントよりも、クリアに通話が出来ました。
また上記のソフトウェアクライアントの欠点、デスクトップやスマートフォンを立ち上げていないと着信が不可能という点もハードウェアフォンならば、クリア可能ですし。ちょっと古い機種なので日本語の着信履歴等が厳しい部分がありますが、一応、電話番号の履歴も残りますしね。設定が少し怪しいところと消費電力がどのくらいなのか微妙な所を除けば、普通の固定電話と同じ運用法が可能です。
というか、ナンバーディスプレイ機能も使える上に、相手からの通話料も安い(全国一律でしょうし)ので、良い事尽くめなんですよね。まぁIP電話である以上、固定電話と同じレベルの安定性(通信回線に左右される等)は見込めない訳ですけど。他に残念な点としては、既存の電話番号(東京なら03等)とのポータビリティが確立していない為、社会的には完全な固定電話の代替とは成り得ない点があります。
例えばローン審査の対象になったり(噂レベルですが)、何かしらのサービスの会員になる時に固定電話の番号を求められたり……。まぁ10年前と比べたら、影響力はかなり低下しているとは思いますけど。また両親との同居だったりすると、心情的にも固定電話とのリプレイスは難しいですしね:-( 親からしたら数十年使い続けている愛着のある番号な訳ですし。
話がズレてきました。スマートフォンやデスクトップのSIPクライアントとハードウェアのSIPフォンを併用した場合、どちらがサーバーに最後に登録したのかが判断しにくいのが難点なんです。同じ部屋にSIPフォンがある場合は、音で判別可能ですが必ず自室で過ごしているとは限りませんし。この点を解決出来れば、個人的にはかなり本格的に固定電話の代わりとして使えるんですけどね……。是非とも着信の優先順位を任意で指定出来るようにして頂きたいです:-P
ちなみにハードウェアのSIPフォンですが、現状だと余り種類が選べない上に、多少割高なのが残念ですね。ここまでスマートフォンが定着してくると据え置き型の電話は割高になってしまうのは仕方が無いのでしょうけど……。バッテリーの事を考えなければヤフオク等で古いスマートフォンを買ってきてソフトウェアSIPクライアントをインストールすれば、SIP電話機にはなりますし。ググってみるとパナソニックからSIPフォンが出てるようですね。日本語対応や入手性も考えると、このシリーズが一番簡単かもしれませんね。使えるのかどうか、正直わかりませんけど:-(
ちなみに「FleaLine Light」というSIPサービスは、月額400円掛かりますが、通話料もFUSION IP-Phone SMARTより安いですし、050Plusのように専用クライアントではないので、FUSION IP-Phone SMARTと同じような運用が可能です。本格的に使うなら、こちらのサービスの方がいいのかもしれませんね。
#Amazon
上記のはACアダプターが無いみたいですね。セットだとこっちみたい
値段的には、こっちの方がいいのかな?
株式会社アクセンス・テクノロジー
#外部リンク
株式会社 コヴィア・ネットワークス - トップページ
http://www.covia.jp/net/
SIP電話機 | Panasonic
http://panasonic.biz/netsys/sipphone/
株式会社アクセンス・テクノロジー 大阪オフィス — ATI Osaka Website.
http://osaka.accense.com/index.html
2012/05/22
FUSION IP-Phone SMARTを試す その2
先日登録した「FUSION IP-Phone SMART」ですが、まだ弄ってます。前回はSIPクライアントとして、「Linphone」と「QuteCom」を試してみたのですが、今回は「SFLphone」というのを試してみます。残念ながらUbuntuには「定番」と言われるようなSIPクライアントは存在していないようですが、少し調べた限りでは「SFLphone」は、なかなかの評価を得ているようです。
その理由としては、現在のところ唯一? PulseAudioに正式対応しており、またカナダのSavoir-Faire Linux社が開発支援をしているようで、かなり安定した開発体制のように見受けられました。まぁ「Linphone」と「QuteCom」も、それぞれ企業がバックアップしているようですけどね。
特に「QuteCom」は、かつて「WengoPhone」と呼ばれていたソフトウェアで、私もかなり期待していたのですけどね。どうやら支援していた企業が手を引いてしまって紆余曲折あったようです:-( ちなみに、その頃のライバルとされていたのが、「Gizmo5」だったのですが、こちらは、ご存知のようにGoogleに買収されて、「Google Voice」の原型となっているようです。
「Linphone」は、最近AndoroidやiPadといったモバイル版の開発を頑張っているようで、そこそこ活気があるようですが、「QuteCom」の方は、かなり前から、あまり進展していないようです。一応ロードマップも公開されており、開発も少しづつ前に進んでいるようではあるのですけどね。
その点「SFLphone」は、2,3日前に安定版となる「version 1.1.0」がリリースされたばかりという活きの良さです。早速、導入してみましたが、実際かなり安定している印象を受けました。見た目的には、まだまだこなれていない感じですが、PulseAudio対応のお陰なのか、公衆網との発着信の反応は、かなり機敏です。Linphoneも、なかなかいい感じですが、QuteComは、ワンテンポ遅れた感じがしました。実際は切断しているのに呼び鈴が3,4回鳴り続けていたり……。
#Tweet
実際に「SFLphone」を使って、固定電話と携帯電話に通話してみたのですが、一応通話は出来ました。ただ、固定電話の場合、通話が始まった数秒間が上手く聞き取れなかったそうです。携帯電話(ドコモのガラケー)の場合は、話は出来ましたが、正直かなり聞き取りづらい場面もありました。この点は選択したコーデックにも問題があったのかもしれません。ただ、同条件で通話した携帯電話(au)の場合は、そこまで聞き取りづらくは感じなかったので、回線状態などによって、かなり上下するのかもしれません。
まぁ私が使っているマイクは1000円くらいの安物なのも多少影響しているのかもしれませんけど。そのうち、また弄ってみるつもりです。あと、下のスクリーンショットにあるシステムトレイですが、デフォルトだと出て来ません。ちょっと今日は時間無いので、また改めて設定等を書いてみようと思っています。暇だったらですけど:-(
#Picasa
以下のように通知されますが、何かタグがおかしい?
コーデックをG.722にしたのですが、何故か無音になってしまいました。一応、Fusionでも対応しているはずなんだけどなぁ。
こんな感じでシステムトレイに出ます。けど、ちょっと設定を弄らないとダメみたいですね:-(
#外部リンク
Home | SFLphone - SIP/IAX2 softphone and VoIP client for GNU Linux
http://sflphone.org/
Savoir-faire Linux : Experts Open Source, Linux et FLOSS. Consultation, Formation et cours, Développement et Centre d'expertise et de support. Montréal, Québec, Ottawa/Gatineau, Toronto, Paris, Londres (UK) , Bruxelles, Rimouski. - Savoir-faire Linux
http://www.savoirfairelinux.com/home
SIP phone app for Linux - SFLphone |
http://transcode.com/content/sip-phone-app-linux-sflphone
#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: Skypeキラー?
http://blog.minawa.net/2006/05/skype.html
その理由としては、現在のところ唯一? PulseAudioに正式対応しており、またカナダのSavoir-Faire Linux社が開発支援をしているようで、かなり安定した開発体制のように見受けられました。まぁ「Linphone」と「QuteCom」も、それぞれ企業がバックアップしているようですけどね。
特に「QuteCom」は、かつて「WengoPhone」と呼ばれていたソフトウェアで、私もかなり期待していたのですけどね。どうやら支援していた企業が手を引いてしまって紆余曲折あったようです:-( ちなみに、その頃のライバルとされていたのが、「Gizmo5」だったのですが、こちらは、ご存知のようにGoogleに買収されて、「Google Voice」の原型となっているようです。
「Linphone」は、最近AndoroidやiPadといったモバイル版の開発を頑張っているようで、そこそこ活気があるようですが、「QuteCom」の方は、かなり前から、あまり進展していないようです。一応ロードマップも公開されており、開発も少しづつ前に進んでいるようではあるのですけどね。
その点「SFLphone」は、2,3日前に安定版となる「version 1.1.0」がリリースされたばかりという活きの良さです。早速、導入してみましたが、実際かなり安定している印象を受けました。見た目的には、まだまだこなれていない感じですが、PulseAudio対応のお陰なのか、公衆網との発着信の反応は、かなり機敏です。Linphoneも、なかなかいい感じですが、QuteComは、ワンテンポ遅れた感じがしました。実際は切断しているのに呼び鈴が3,4回鳴り続けていたり……。
#Tweet
Stable version 1.1.0 released. It now builds with either GTK+2.0 or GTK+3.0. The KDE client is also fully up-to-date.
— SFLphone さん (@sflphone) 5月 18, 2012
実際に「SFLphone」を使って、固定電話と携帯電話に通話してみたのですが、一応通話は出来ました。ただ、固定電話の場合、通話が始まった数秒間が上手く聞き取れなかったそうです。携帯電話(ドコモのガラケー)の場合は、話は出来ましたが、正直かなり聞き取りづらい場面もありました。この点は選択したコーデックにも問題があったのかもしれません。ただ、同条件で通話した携帯電話(au)の場合は、そこまで聞き取りづらくは感じなかったので、回線状態などによって、かなり上下するのかもしれません。
まぁ私が使っているマイクは1000円くらいの安物なのも多少影響しているのかもしれませんけど。そのうち、また弄ってみるつもりです。あと、下のスクリーンショットにあるシステムトレイですが、デフォルトだと出て来ません。ちょっと今日は時間無いので、また改めて設定等を書いてみようと思っています。暇だったらですけど:-(
#Picasa
以下のように通知されますが、何かタグがおかしい?
コーデックをG.722にしたのですが、何故か無音になってしまいました。一応、Fusionでも対応しているはずなんだけどなぁ。
こんな感じでシステムトレイに出ます。けど、ちょっと設定を弄らないとダメみたいですね:-(
#外部リンク
Home | SFLphone - SIP/IAX2 softphone and VoIP client for GNU Linux
http://sflphone.org/
Savoir-faire Linux : Experts Open Source, Linux et FLOSS. Consultation, Formation et cours, Développement et Centre d'expertise et de support. Montréal, Québec, Ottawa/Gatineau, Toronto, Paris, Londres (UK) , Bruxelles, Rimouski. - Savoir-faire Linux
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SIP phone app for Linux - SFLphone |
http://transcode.com/content/sip-phone-app-linux-sflphone
#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: Skypeキラー?
http://blog.minawa.net/2006/05/skype.html
2012/05/20
FUSION IP-Phone SMARTを試す
ご無沙汰です。何かより一層、夏に近づいた雰囲気ですね。というか、暑すぎます:-( まぁいいや、いつも通りEngadget Japaneseを見ていたら、面白そうな記事が載っていました。
その代わりと言ってはなんですが、通話料は全国一律8.4円/30秒と比較的割高ですが:-( ただ、携帯電話も同じ料金なので、携帯向けと考えると、そう高くもないですね。あと、通話対象が日本国内に限られるようです。これは残念ですが、詐欺的な国際電話に誘導する輩がいたりするので、仕方ないのかなぁ……。あ、あとクレジットカード必須で、基本的にはクレジットカード1枚に対して、電話番号も一個しか借りられないようです。こちらも残念。
エンガジェットの記事にも書いてありますが、基本的にはスマートフォン向けのサービスなようです。しかし、専用クライアントではなく、標準的なSIPアカウントのレンタルサービスなので、クライアントは特に選ばないという長所があります。残念ながら、050plusは専用クライアントのみなので、LinuxではWindows向けクライアントをWineで動かすといったような、トリックを使わないと動きませんからね。いや、050plusがWineで動くのか知りませんけど。
という事で、早速Fusionに登録して、Ubuntu上のSIPクライアントで動作するのか試してみました:-P 結果から書くと動きました。実際の通話は、まだ試してませんが、固定電話、ドコモの携帯電話(ガラケー)からの着信、逆にUbuntuからの発信ともに、認識してくれました。しかも、Ubuntu上のSIPクライアント、固定電話、携帯電話全てで着信番号の表示が可能でした:-P 素晴らしい!
人間相手の通話は、まだ試してませんが一応、有料電話番号のインフォメーションは試してみました。ぶっちゃけ、「リカちゃん電話」です:-( おっさんなのに……。仕方ないね……。以下がその時のスクリーンショット。
#Picasa
Linphone
QuteCom
QuteComは日本語対応。 着信があるとポップアップ。 LinPhoneも通知はありますが、ここまで洗練されてない印象。
いやぁ、本当に素晴らしい。何と言っても、月額基本料がゼロ円というのが素晴らしい:-P SIPクライアントがイマイチこなれてないのが難点ですが、この画期的なサービスによって、利用者が増えてくれば、日本語対応含めて、いろいろと改善されてくるかもしれませんね。
正直、まだまだ解らない事だらけなので、偉そうな事は書けませんが、「FUSION IP-Phone SMART」は画期的なサービスになる可能性が十分にあると思いました。少なくとも、Linux上では、ほぼメンテナンス状態のSkypeよりも面白い存在である事は間違いないと思います:-P これからに期待します。
#追記
通話品質ですが、リカちゃん電話で一方的に聞いてみた感じだと、固定電話より、ちょっと悪いくらいですかね。短い間しかテストしていませんが、若干LinPhoneの方がクリアに聞こえたような気がします。コーデックの設定や、インターネット回線の状況に左右されるとは思うのですけど。そのうち、またテストしてみたいと思います。
#外部リンク
スマートフォンの通話料をトコトン安くする | FUSION IP-Phone SMART βサービス
http://www.fusioncom.co.jp/kojin/smart/
月額基本料0円のスマートフォン向けIP電話サービス FUSION IP-Phone SMART 開始、050番号を提供・SIP互換 - Engadget Japanese
http://japanese.engadget.com/2012/05/18/0-ip-fusion-ip-phone-smart-050/
#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: 050 plus 良さそう
http://blog.minawa.net/2011/07/050-plus.html
"楽天グループのフュージョン・コミュニケーションズが、スマートフォン向けIP電話サービス「FUSION IP-Phone SMART」のベータ版サービスを開始しました。"これだけ見ると、NTTコミュニケーションズが展開している「050plus」と大差ないんですが、「FUSION IP-Phone SMART」が面白い点は、以下の二点です。
"特徴は月額基本使用料が0円であること。050で始まる電話番号を取得することができ、通話料金は固定電話・携帯・PHSのどれにかけても全国一律8.4円/30秒と非常にわかりやすくなっています。また一般的なIP電話サービスと同じく、IP-Phone SMARTのユーザーどうしの通話は無料です。"素晴らしい! この二点は、050plusの記事を書いた際に触れた今は無き「G-LEX」と似ています。いや、G-LEXが無料だったのは050番号の「内線」相当番号だったのに対し、FUSIONは050番号「そのもの」一個を貸与してくれるという太っ腹なサービスなようです。しかも、毎月の使用料は「無料」! 他の類似サービスは最安でも300円くらいなので、年間通してだと結構コストに差が出てきますからね。
"スマートフォンで利用する際に、専用アプリが存在しないのも大きな特徴です。サービス自体がSIPプロトコルに準拠したVoIP通話のみなので、SIP対応のIP電話アプリなら何を使ってもいいという、なんとも潔い仕様となっています。"
その代わりと言ってはなんですが、通話料は全国一律8.4円/30秒と比較的割高ですが:-( ただ、携帯電話も同じ料金なので、携帯向けと考えると、そう高くもないですね。あと、通話対象が日本国内に限られるようです。これは残念ですが、詐欺的な国際電話に誘導する輩がいたりするので、仕方ないのかなぁ……。あ、あとクレジットカード必須で、基本的にはクレジットカード1枚に対して、電話番号も一個しか借りられないようです。こちらも残念。
エンガジェットの記事にも書いてありますが、基本的にはスマートフォン向けのサービスなようです。しかし、専用クライアントではなく、標準的なSIPアカウントのレンタルサービスなので、クライアントは特に選ばないという長所があります。残念ながら、050plusは専用クライアントのみなので、LinuxではWindows向けクライアントをWineで動かすといったような、トリックを使わないと動きませんからね。いや、050plusがWineで動くのか知りませんけど。
という事で、早速Fusionに登録して、Ubuntu上のSIPクライアントで動作するのか試してみました:-P 結果から書くと動きました。実際の通話は、まだ試してませんが、固定電話、ドコモの携帯電話(ガラケー)からの着信、逆にUbuntuからの発信ともに、認識してくれました。しかも、Ubuntu上のSIPクライアント、固定電話、携帯電話全てで着信番号の表示が可能でした:-P 素晴らしい!
人間相手の通話は、まだ試してませんが一応、有料電話番号のインフォメーションは試してみました。ぶっちゃけ、「リカちゃん電話」です:-( おっさんなのに……。仕方ないね……。以下がその時のスクリーンショット。
#Picasa
Linphone
QuteCom
QuteComは日本語対応。 着信があるとポップアップ。 LinPhoneも通知はありますが、ここまで洗練されてない印象。
いやぁ、本当に素晴らしい。何と言っても、月額基本料がゼロ円というのが素晴らしい:-P SIPクライアントがイマイチこなれてないのが難点ですが、この画期的なサービスによって、利用者が増えてくれば、日本語対応含めて、いろいろと改善されてくるかもしれませんね。
正直、まだまだ解らない事だらけなので、偉そうな事は書けませんが、「FUSION IP-Phone SMART」は画期的なサービスになる可能性が十分にあると思いました。少なくとも、Linux上では、ほぼメンテナンス状態のSkypeよりも面白い存在である事は間違いないと思います:-P これからに期待します。
#追記
通話品質ですが、リカちゃん電話で一方的に聞いてみた感じだと、固定電話より、ちょっと悪いくらいですかね。短い間しかテストしていませんが、若干LinPhoneの方がクリアに聞こえたような気がします。コーデックの設定や、インターネット回線の状況に左右されるとは思うのですけど。そのうち、またテストしてみたいと思います。
#外部リンク
スマートフォンの通話料をトコトン安くする | FUSION IP-Phone SMART βサービス
http://www.fusioncom.co.jp/kojin/smart/
月額基本料0円のスマートフォン向けIP電話サービス FUSION IP-Phone SMART 開始、050番号を提供・SIP互換 - Engadget Japanese
http://japanese.engadget.com/2012/05/18/0-ip-fusion-ip-phone-smart-050/
#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: 050 plus 良さそう
http://blog.minawa.net/2011/07/050-plus.html
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